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Yamareco

記録ID: 6386898
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

神室連峰 東荒倉沢左岸尾根〜烏帽子山〜槍ヶ先

2024年01月20日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
09:44
距離
14.0km
登り
1,031m
下り
1,033m

コースタイム

日帰り
山行
8:54
休憩
0:51
合計
9:45
6:35
49
スタート地点
7:24
7:31
19
7:50
7:58
262
東荒倉沢左岸尾根取付き
12:20
12:42
58
主稜線合流p1040
13:40
13:44
23
14:07
14:15
95
15:50
15:52
28
16:20
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
薬師原地区除雪終了地点に駐車。
コース状況/
危険箇所等
登りに使った東荒倉沢左岸尾根は雪山バリエーションです。

■アプローチ
駐車地点から薬師原登山口まで雪の林道をツボ足で歩く。
刀場川の橋を渡り、ワカンを履いて刀場沢の左岸沿いの林道を歩き、堰堤を利用して対岸に渡渉。
この渡渉だが、刀場沢の沢幅はかなり広く、堰堤を利用しないと渡渉は不可能だ。堰堤にこんもり雪が積もってる場合はかなり危険な渡渉になると思われる。
対岸に渡ったら刀場沢と東荒倉沢の中間の尾根の末端に取り付く。

■東荒倉沢左岸尾根
取り付きから急登。下部は根雪になっておらず、20センチ程の腐った雪を拾いながら登る。藪はもちろん出てるがそれほど煩くない。
上に行くにつれ積雪は増すが、雪は締まっておらず急登のラッセルが続く。
岩場などの難所はないが、地形図では読み取れない二重尾根や細かいアップダウンあり。
800mを過ぎた辺りから雪は締まってきて沈み込みはなくなったが、斜度がキツい登りでは沈むのでワカンは脱げない。
稜線が近くなってくると雪庇が出てくるが、それ程大きくなく視界があれば問題ない。
稜線手前からは左に八森山、右に烏帽子山の東壁が眼前に迫り、最高の展望の中主稜線のp1040に到達する。

■p1040〜烏帽子山〜槍ヶ先
この区間は、火打岳から神室山の影に隠れて主稜線縦走路としては影が薄いが、神室連峰の主稜線縦走路としては屈指の区間である。
特に烏帽子山に至るまでのヤセ尾根は、東側はスッパリ切れ落ちており、雪庇が張り出して危険な区間だ。
今年はまだ雪庇がそれ程発達してはいないので、安全な所は雪庇側を歩き、危ない所は灌木側に入り急斜面のトラバースで通過した。

烏帽子山から槍ヶ先は視界があれば危険個所はないが、二重尾根になってるので、視界がない時は東側に引っ張られないように注意。

■槍ヶ先〜薬師原登山口
槍ヶ先からは夏道がある親倉見方面へ進む。まだ灌木が出てる区間はあるが、積雪はそれなりにあり、下山時はモフモフの雪の斜面を駆け下りる事が出来る。
p677まで来たら、親倉見方面へは下らず、南側の支尾根に入り刀場沢方面へ進む。
途中から雪に覆われた林道が出てくるが、遠回りになるのでそのまま尾根を下り、刀場沢左岸の林道に合流。
あとは朝歩いた林道を戻り駐車地点へ帰還。
薬師原の除雪最終地点。明るくなってから出発。
2024年01月20日 06:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
1
1/20 6:36
薬師原の除雪最終地点。明るくなってから出発。
薬師原登山口目指して林道を歩きます。
2024年01月20日 06:38撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
2
1/20 6:38
薬師原登山口目指して林道を歩きます。
途中で車に水を忘れた事に気付き、30分ロスでようやく薬師原登山口。夏道は左だが、右の橋を渡ります。
2024年01月20日 07:24撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 7:24
途中で車に水を忘れた事に気付き、30分ロスでようやく薬師原登山口。夏道は左だが、右の橋を渡ります。
奥に白いのが見えています。
2024年01月20日 07:25撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 7:25
奥に白いのが見えています。
ワカン装着。結局この日はずっとワカンのままでした。
2024年01月20日 07:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 7:31
ワカン装着。結局この日はずっとワカンのままでした。
さぁ、主稜線目指しますよ。
2024年01月20日 07:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 7:36
さぁ、主稜線目指しますよ。
烏帽子山は真っ白!
2024年01月20日 07:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 7:40
烏帽子山は真っ白!
刀場沢の渡渉。ワカン履いたまま渡ります。ここが雪がこんもりだと敗退の可能性もあったので、とりあえず一安心。
2024年01月20日 07:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 7:44
刀場沢の渡渉。ワカン履いたまま渡ります。ここが雪がこんもりだと敗退の可能性もあったので、とりあえず一安心。
東荒倉沢左岸尾根末端です。急過ぎるのでちょっと回り込んで登ります。
2024年01月20日 07:50撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 7:50
東荒倉沢左岸尾根末端です。急過ぎるのでちょっと回り込んで登ります。
一登りしたら林道が走ってて尾根が途切れてました。
2024年01月20日 07:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 7:58
一登りしたら林道が走ってて尾根が途切れてました。
回り込んで尾根に再合流。
2024年01月20日 08:14撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 8:14
回り込んで尾根に再合流。
雪は腐ってます。
2024年01月20日 08:40撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 8:40
雪は腐ってます。
左手には八森山へ続く尾根。
2024年01月20日 08:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 8:44
左手には八森山へ続く尾根。
この辺りは踏み抜き。
2024年01月20日 08:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 8:51
この辺りは踏み抜き。
奥の白いのは槍ヶ先。
2024年01月20日 08:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 8:51
奥の白いのは槍ヶ先。
東荒倉沢の右岸尾根。こちらも検討したが、下部に岩場ありました。
2024年01月20日 09:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 9:06
東荒倉沢の右岸尾根。こちらも検討したが、下部に岩場ありました。
烏帽子山がめちゃかっこいい。
2024年01月20日 09:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 9:08
烏帽子山がめちゃかっこいい。
ラッセルはキツいが、先週の那須朝日に比べれば全然楽しい。
2024年01月20日 09:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 9:23
ラッセルはキツいが、先週の那須朝日に比べれば全然楽しい。
一服しながらハゲ禿を眺める。今冬も行きたいな。
2024年01月20日 09:42撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 9:42
一服しながらハゲ禿を眺める。今冬も行きたいな。
凄いやかましい鳴き声が聞こえて空を見ると、何十羽の白い鳥が飛来してました。写真中央の縦の白い点々が鳥の群れですが、もしかして白鳥でしょうか。
2024年01月20日 10:18撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 10:18
凄いやかましい鳴き声が聞こえて空を見ると、何十羽の白い鳥が飛来してました。写真中央の縦の白い点々が鳥の群れですが、もしかして白鳥でしょうか。
東荒倉沢の大滝が見えますね。第3ルンゼかな。
2024年01月20日 10:27撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 10:27
東荒倉沢の大滝が見えますね。第3ルンゼかな。
休んでは登りを繰り返します。
2024年01月20日 10:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 10:36
休んでは登りを繰り返します。
振り返って。だいぶ歩きやすくなってきました。
2024年01月20日 11:29撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:29
振り返って。だいぶ歩きやすくなってきました。
八森山。
2024年01月20日 11:36撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:36
八森山。
振り返って。振り返ってばっかり。
2024年01月20日 11:37撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:37
振り返って。振り返ってばっかり。
尾根上部に突入します。
2024年01月20日 11:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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尾根上部に突入します。
綺麗な地形。
2024年01月20日 11:46撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:46
綺麗な地形。
右手を見ると烏帽子山の東壁が見えてきました。素晴らしい。
2024年01月20日 11:47撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:47
右手を見ると烏帽子山の東壁が見えてきました。素晴らしい。
これが主稜線合流ピークだと思ってたら全然違った。
2024年01月20日 11:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:48
これが主稜線合流ピークだと思ってたら全然違った。
うぉー、ヤバい。
2024年01月20日 11:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:51
うぉー、ヤバい。
まっさら!
2024年01月20日 11:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:51
まっさら!
奥に小さく火打岳見えました。
2024年01月20日 11:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:52
奥に小さく火打岳見えました。
振り返って。
2024年01月20日 11:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:52
振り返って。
これこれ、この角度から烏帽子山東壁を見たくてこの尾根を選んだんです。
2024年01月20日 11:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:53
これこれ、この角度から烏帽子山東壁を見たくてこの尾根を選んだんです。
ようやく主稜線合流ピーク見えた!もうちょい。
2024年01月20日 11:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:55
ようやく主稜線合流ピーク見えた!もうちょい。
これでも雪は少ないが、さすが神室。このへんは標高たった1000mですよ。
2024年01月20日 11:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 11:58
これでも雪は少ないが、さすが神室。このへんは標高たった1000mですよ。
何回も撮っちゃう。
2024年01月20日 11:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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何回も撮っちゃう。
登ってきた尾根をまた振り返る。
2024年01月20日 12:00撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:00
登ってきた尾根をまた振り返る。
また撮る。
2024年01月20日 12:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:06
また撮る。
また振り返る。
2024年01月20日 12:07撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:07
また振り返る。
さぁ、主稜線に乗ります。
2024年01月20日 12:16撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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さぁ、主稜線に乗ります。
うわー!全開鳥海山!
2024年01月20日 12:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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うわー!全開鳥海山!
左手、八森山。
2024年01月20日 12:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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左手、八森山。
右手、火打岳への稜線。最高過ぎるよこれ。
2024年01月20日 12:21撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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右手、火打岳への稜線。最高過ぎるよこれ。
こちらは一杯森への稜線。主稜線合流ピークは一杯森の分岐ピークです。
2024年01月20日 12:22撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:22
こちらは一杯森への稜線。主稜線合流ピークは一杯森の分岐ピークです。
登ってきた尾根。
2024年01月20日 12:39撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:39
登ってきた尾根。
ここでピストンで戻るか周回するか悩みました。予定では周回ですが、時間と体力がギリギリです。
2024年01月20日 12:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:43
ここでピストンで戻るか周回するか悩みました。予定では周回ですが、時間と体力がギリギリです。
ん〜、これ見たら行くでしょ。
2024年01月20日 12:48撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:48
ん〜、これ見たら行くでしょ。
雪庇はまだ小さい。
2024年01月20日 12:52撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:52
雪庇はまだ小さい。
まだ1月なのにもう割れてる。
2024年01月20日 12:53撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:53
まだ1月なのにもう割れてる。
振り返って。綺麗。
2024年01月20日 12:55撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:55
振り返って。綺麗。
樹林帯トラバースを織り混ぜながら進むます。
2024年01月20日 12:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:58
樹林帯トラバースを織り混ぜながら進むます。
烏帽子山。登りがエグい。
2024年01月20日 12:58撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 12:58
烏帽子山。登りがエグい。
雪庇から攻めます。
2024年01月20日 13:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 13:23
雪庇から攻めます。
振り返って。ここの区間は神室屈指だと思う。
2024年01月20日 13:26撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 13:26
振り返って。ここの区間は神室屈指だと思う。
霧氷と青空。
2024年01月20日 13:31撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 13:31
霧氷と青空。
烏帽子山山頂到着!疲れたー。
2024年01月20日 13:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 13:41
烏帽子山山頂到着!疲れたー。
火打岳。今日は誰か登った人いたかな?
2024年01月20日 13:41撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 13:41
火打岳。今日は誰か登った人いたかな?
槍ヶ先は目の前です。
2024年01月20日 13:43撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 13:43
槍ヶ先は目の前です。
烏帽子山を振り返って。
2024年01月20日 13:44撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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烏帽子山を振り返って。
槍ヶ先到着。登り切ったー。
2024年01月20日 14:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 14:06
槍ヶ先到着。登り切ったー。
烏帽子山。複雑な地形です。視界がない時は写真左側の尾根に誘われないように。
2024年01月20日 14:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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烏帽子山。複雑な地形です。視界がない時は写真左側の尾根に誘われないように。
いや〜、よく歩きました。
2024年01月20日 14:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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いや〜、よく歩きました。
鳥海山に見送られながら下山します。
2024年01月20日 14:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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鳥海山に見送られながら下山します。
また来ますね。多分すぐに。
2024年01月20日 14:06撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 14:06
また来ますね。多分すぐに。
下山する尾根。モフモフで駆け下ります。
2024年01月20日 14:08撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 14:08
下山する尾根。モフモフで駆け下ります。
これは中岳。
2024年01月20日 14:17撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 14:17
これは中岳。
あのリッジ。
2024年01月20日 14:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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あのリッジ。
薬師原へ続く尾根は藪尾根でした。
2024年01月20日 15:23撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 15:23
薬師原へ続く尾根は藪尾根でした。
林道帰還。
2024年01月20日 15:34撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 15:34
林道帰還。
予想通り今日は誰とも会わずトレースも動物だけでした。
2024年01月20日 15:51撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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予想通り今日は誰とも会わずトレースも動物だけでした。
と思ったら駐車地点に写真家さんがいました。
2024年01月20日 16:19撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 16:19
と思ったら駐車地点に写真家さんがいました。
帰りの道中から。登った尾根が見えました。ありがとうございました。
2024年01月20日 16:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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帰りの道中から。登った尾根が見えました。ありがとうございました。
こちらは小又山。
お疲れ様でした。
2024年01月20日 16:30撮影 by  TG-5 , OLYMPUS CORPORATION
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1/20 16:30
こちらは小又山。
お疲れ様でした。

装備

個人装備
ビバーク装備 ワカン アイゼン ピッケル 行動食 補助ロープ

感想

冬の神室は静寂に包まれている。

標高を上げるにつれ、聞こえるのは自分の荒い息遣いと雪を踏みしめる音くらいである。
そんな中黙々と登っていると、上空からけたたましい鳴き声が聞こえて思わず空を仰いだ。

白い鳥が何十羽も縦に編列を組んで飛来している。
「白鳥?」
思わず呟いたが、この時期に白鳥が飛来するのかも知識がないので分からないが、その群れは何隊にも編列を作り北に向かって飛び立って行った。

思わず写真を撮り、その姿、その鳴き声が聞こえなくなるまで空を見上げていたが、そのうち、また山は静寂に包まれた。

特に鳥が好きでもなく、白鳥だろうがなかろうが特別な感動がある訳ではないが、今目の前で見た神室連峰の上空を飛び去って行った群れから、何故か強いパワーみたいなエネルギーを感じて、立ち止まっていたその場所からまた一歩を踏み出した。

この日は風も微風で暖かく、絶好の冬山日和であったが、神室連峰の主稜線に合流するころには体力も時間も限界が近付いており、予定していた烏帽子山から槍ヶ先の周回はやめにしようか悩んでいた。
合流ピークに腰をおろし、烏帽子山へ続く稜線を見ると、切れ落ちた東壁の迫力ある山容と雪庇を持つヤセ尾根が続き、吊尾根のような景観が続いている。
左に目を向ければなだらかな稜線が八森山まで優しく続いている。
八森山のピークを踏み周回する考えもあったが、気持ちは烏帽子山方面に向いている。

やめるならピストンで戻ろう。周回するなら烏帽子山へ。
烏帽子山、そしてその先の頭が見えた火打岳方面を見てると、ふと思った。
さっきの鳥の群れも北へ飛んで行ったんだろう。じゃあ私もそちらへ行こう。
時間も体力もギリギリではあったが、まっさらな雪庇の稜線に足を向け進んだ。

雪庇の迂回と灌木急斜面のトラバース、そして烏帽子山への急登と息も絶え絶えではあったが、冬の神室を歩いている充実感に満たされながら無事に槍ヶ先まで辿り着き、ようやく一安心。

槍ヶ先山頂から鳥の群れが飛び去って行ったであろう方角を眺めると、先ほどよりも少し近付いた火打岳が頭を覗かせていた。

「また来ます」

そう呟いて、モフモフの斜面を駆け下りた。

丸1日大好きな神室で戯れたこの日は、久々に雪山をやったと云う感じであった。
帰りの道中、稜線上からは見えなかった小又山が西陽に照らされ光り輝いていた。


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コメント

昨秋に歩いたときは全然意識出来ていませんでしたが、一杯森分岐に繋がるこんな尾根があったんですね❗
31,35の写真が素晴らしいです🏔勿論稜線も😍
雪たっぷりに見えますが例年に比べるとここもやはり少ないんでしょうね…😣
今シーズンから雪山歩きを始めたので神室連峰の何処かの頂きに登りたいと思っておりました💪
2024/1/21 21:05
ao_hachiさん、コメントありがとうございます😊
神室も雪は少ないですね〜。これからまた降雪すると思うので、また状況は変わると思います。

いよいよaohachiさんも厳冬期突入ですね👍
冬の神室は夏とは違った素晴らしさがあるので、神室の1番好きな時期はやっぱり冬ですね私は❄
記録楽しみにしております😊
2024/1/21 22:06
やっぱり冬の神室も素敵ですね✨
いつか冬の神室を縦走してみたいけど、吐血しすぎて輸血が必要になりそうな予感がします。。。:( ;´ཫ`;):
2024/1/22 17:52
ばにこさん、コメントありがとうございます😊
沢もいいけど、冬の神室は本当に素敵ですね。何回登っても飽きません。
冬の縦走いいですね!輸血は酒で補いましょう笑😁
残雪期だと人もチラホラ入りますが、厳冬期はまず人がいないので、そこがまた魅力でもあります。
是非厳冬期縦走やっちゃって下さい👍
2024/1/22 19:34
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