記録ID: 6489498
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雪山ハイキング
栗駒・早池峰
早池峰剣ヶ峰ダイレクト 撤退
2024年02月23日(金) 〜
2024年02月24日(土)
- GPS
- 09:35
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 1,121m
- 下り
- 1,048m
コースタイム
天候 | 23日 曇り 24日 曇り時々晴れ(朝) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
そこから4.5キロ先の門馬登山口までは除雪はされてないが、雪の状態と車次第では登山口まで入れるようだ。今回も2台程門馬登山口まで車で入っていたが、圧雪、アイスバーンなので判断は慎重に。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登りに使った、早池峰剣ヶ峰ダイレクト(記録がないので勝手に命名したが握沢右岸尾根です)はバリエーションルートです。 林道から外れて尾根末端に取り付くが、少し登ると作業道のような林道が縦横無尽に出てきた。 林道を利用出来る所は林道を歩き、林道が尾根から外れてきたら尾根に復帰するを繰り返して登ったが、結局co1088辺りまで林道が走ってたように思う。 そして今回歩いた握沢右岸尾根であるが、早池峰山北面の植生や地形図を見てある程度予想はしていたが、それを遥かに上回る密林地帯であった。 地形図を見ると割と顕著な尾根であるが、尾根の判別もつかない程の密林であり、そこはまさにジャングルと言っても過言ではない。 尾根筋を真っ直ぐ登ればいいなんてのはまったく無理で、あらゆる物を迂回しながら登り、深い森林の中で視界も一切効かず、上部には岩尾根も目立つようになる。 何より密林のダンジョンに迷い込んだかのような錯覚に陥り、こんなに頻繁にGPSを見ながら登ったのは初めてであった。 今回唯一ラッキーだったのはラッセルがキツくなかった事。 2〜3日前に降ったサラサラの雪が15センチくらい積もっていたが、その下はガチガチのアイスバーン。 これのおかげで踏み抜きがほとんどなかった。 おそらくこの密林地帯は、雪が締まってないと一歩毎に踏み抜くまさに地獄の連続であり、倒木や這松、岩の段差のオンパレードなので、時には首まで落ちる事もあるだろう。 今回1360ピークの先で撤退したが、そこまで行けたのもこの雪質のおかげであり、もし雪が締まってなければもっとずっと下部で即撤退であったのは明白である。 撤退地点のコルから一気に500m標高を上げれば早池峰剣ヶ峰であるはずだが、密林に閉ざされ剣ヶ峰の一端も見えず、目の前の密林と岩尾根を眺めてたら登る気力が無くなってしまったので、ここまでとした。 厳しかったのは少雪の影響ももちろんあるだろうが、踏み入れてはいけない場所に踏み入れてしまった、そんな感覚が強い。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
幕営装備一式
ワカン
アイゼン
ピッケル
補助ロープ
|
---|
感想
厳しい道なき道であった。
「絶対登り切ってやる」
この気持ちが足りなかった。
実力不足でした。
次回北面から登る時は、素直に夏道沿いの門馬コースにします。
これで2月は3回山に入ったが、その3回全て撤退の不甲斐ない結果となりました。
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松長根、100年以上前の歴史がある道でしたか。教えて頂いてありがとうございます。
そして握沢左俣、やはりルンゼ登攀から稜線に抜けるのがベストですか。
実は今回の計画を立ててる段階で、早池峰剣ヶ峰のバリエーションなどの情報が皆無でしたので、早池峰山を網羅されてるmsさんなら何か情報をお持ちかと思い、お聞きしようかと悩んだりしてました。
やはり行く前にお聞きすれば良かったです。
貴重な情報ありがとうございます。また機会があればよろしくお願い致します。
想像するだけで気が狂いそうですね笑。
アイオン沢辺りはBCの方もたまに入るようですが、早池峰は北と南でこんなにも違いがあって、それも魅力でもありますね。
それにしても、密林を彷徨ってる時は樹海に迷い込んだような気分になって、メンタルがかなりやられましたよ😅
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