中山道69次を歩く （中津川宿〜大湫宿）十三峠越え

2024年03月15日(金) [日帰り]

• GPS: 08:01
• 距離: 20.7km
• 登り: 349m
• 下り: 336m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:54
• 休憩: 0:07
• 合計: 8:01

距離 20.7km 登り 350m 下り 340m

7:58 スタート地点
8:16 8:19 中津川宿
11:55 11:56 大井宿
14:11 14:12 槙ケ根一里塚
14:23 14:24 槙根 三角点
14:43 祝峠
15:31 15:32 紅坂一里塚
15:59 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

宿から車で中津川駅前駐車場へ、深萱バス停から武並駅までバス

写真

3/15 6:11

朝起きると窓から咲き始めた桜の向こうに恵那山が見えた。お願いして朝食を早めてもらい中津川駅まで車で出発

3/15 8:10

今日の出発点は中津川宿の四ツ目川に架かる四ツ目川橋

3/15 8:15

本陣跡

3/15 8:15

脇本陣跡は中津川市中山道歴史資料館となっており上段の間と土蔵が復元されている

3/15 8:15

中津川村庄屋居宅跡　
江戸中期の建物で明治26年(1893)には恵那山に登った登山家ウエストンが宿泊した

3/15 8:19

中津川宿の街並み

3/15 8:21

西（京口）の桝形

3/15 8:22

3/15 8:25

はざま酒造　創業者「間家」は慶長六年（1601）に中津川に移り住み江戸中期に造り酒屋を創業
建物は中津川市景観重要建造物指定

3/15 8:29

中津川を渡る

3/15 8:35

津島神社分岐

3/15 8:44

高札場跡　
高札が復元され、家屋の板壁に掛けてあるが、もう一工夫ほしいところ

3/15 8:55

双頭一身道祖神（中津川市文化財）のある塚

3/15 8:55

頭は二つ、体も二つにも見えるが？二人羽織の様にも見える

3/15 8:58

上宿の一里塚　江戸日本橋より85里　（小さめに復元）

3/15 8:59

地蔵祠

3/15 9:11

祠に地蔵尊と薬師如来像
祠の周囲には南無阿弥陀仏名号碑等の石仏石塔

3/15 9:20

小石塚の立場跡 恋し塚立場とも呼ばれていた

3/15 9:21

国道19号線の脇を通る
複雑な分岐も標識とゴマ塩模様の舗装で大丈夫

3/15 9:34

地蔵石幢（せきどう）明暦三年（1657）の造立
六体の地蔵ではなく、六面に地蔵を彫ってある、古いものには見えないが解説版に1657年造立と書いてある

3/15 9:43

千旦林村の高札場跡

3/15 9:45

民家の庭先に秋葉大権現常夜燈と小さな祠（個人の所有物か？）

3/15 9:48

左は風化が激しいが如意輪観音　右は馬頭観音

3/15 9:52

分岐も迷わずゴマ塩舗装路へ

3/15 9:55

中津川市坂本地区のマンホールはシデコブシ

3/15 9:57

中平弘法堂
祠の中に弘法大師が2体？

3/15 9:57

立派な馬頭観音、左の立像は出来が良い

3/15 10:00

付近のフクジュソウは花盛り

3/15 10:09

坂本地区には新しい案内看板が設置されている
外人さん向けに英語表記

3/15 10:11

三ツ家の一里塚跡　江戸日本橋より数えて八十六里目

3/15 10:12

県道を地下道で横断

3/15 10:19

坂本立場跡

3/15 10:21

建設進む濃飛横断自動車道
郡上八幡IC（東海北陸自動車道）と中津川西IC（中央自動車道）を結ぶ

3/15 10:27

茄子川（なすびがわ）村の高札場跡、茄子川村は「間の宿」

3/15 10:27

茄子川の街並み　街道はゴマ塩舗装が続く

3/15 10:30

尾州白木改番所跡
木曽川に流す重量材（丸太など）は「川並番所」、牛馬で運ぶ白木材（軽量材）には「白木改番所」が設けられ抜荷を取り締まった

3/15 10:35

茄子川御小休所篠原家　 茄子川村は間の宿で、当家は茶屋本陣を勤めた

3/15 10:36

左は遠州秋葉道（黄色矢印）　中山道は直進

3/15 10:36

秋葉道を示す「秋葉大権現常夜燈」

3/15 10:41

北に御嶽山が良く見える

3/15 10:42

北東方向には木曽駒や空木などだろうか

3/15 10:53

生垣にある地蔵尊、個人のものではなさそうだ

3/15 10:58

中津川市茄子川から恵那市大井町へ

3/15 10:59

広久手坂の馬頭観音　三面八臂で珍しい（三面六臂が多い

3/15 11:15

岡瀬沢の庚申塔

3/15 11:16

岡瀬沢では庚申講が盛んで今でも行われている所がある。庚申塔は文字塔で青面金剛の掛軸をかけて寄合をした

3/15 11:21

馬塚と犬塚　

3/15 11:22

街道筋には旅人を飽きさせない様々な伝説がある

3/15 11:25

甚平坂から御嶽山

3/15 11:26

3/15 11:36

関戸一里塚跡　江戸日本橋より87里　（標柱のみ）

3/15 11:48

【46番目　大井宿着】
上宿石仏群。宿内へ悪人や悪病の侵入を防ぎ無病息災を祈った
痰切地蔵や徳本碑、庚申塔、名号塔などがある

3/15 11:52

大井宿高札場　3/4の復元
宿場間の駄賃、キリシタン禁止、毒薬偽薬販売禁止、親子兄弟夫婦親戚は常に親しく、などなど幕府の御触書

3/15 11:56

本陣跡　本陣のところが桝形で直角に曲っている

3/15 11:57

中山道ひし屋資料館

3/15 12:00

下問屋場跡
問屋場は幕府の命により毎日用意している人足五十名と馬五十疋を使い、これでも不足するときは助郷村の人馬を集めて、隣宿の中津川宿や大湫宿まで、主として公用荷客の輸送にあたった

3/15 12:00

大井宿の街並み　舗装はゴマ塩

3/15 12:01

橋本屋跡　尾州久々利・千村氏定宿　The ruins of Hashimoto-ya
カーポートの柱に表示板ご苦労様です

3/15 12:02

旅館いち川　以前は旅籠屋角屋

3/15 12:02

食事付きは旅籠、食事無しは木賃宿

3/15 12:03

左は大井村庄屋古屋家、突き当りは市神神社　で左に曲がる桝形

3/15 12:05

白木番所跡

3/15 12:06

3/15 12:09

大井橋から阿木川　大井宿の西口

3/15 12:10

3/15 12:12

「菊水堂」大正時代創業の「栗きんとん」の老舗
栗きんとんは秋にしか造らないので、栗トリュフをお土産に購入

3/15 12:45

恵那駅前の「ひかり食堂」で本日の昼食　ロースかつ定食（1400円）量が多くて食べきれなかった

3/15 13:00

この食堂はNHK朝ドラ「半分、青い。」の「つくし食堂」のモデルとなったそうだ

3/15 13:09

マンホールは旧恵那市の花ベニドウダンをデザイン

3/15 13:27

中野村庄屋の家

3/15 13:27

浸水防止壁用の石柱は道路の両側にあった
隣接する永田川は度々洪水を起こしたため、道路を横断するように石柱の溝に板をはめて道路からの浸水を防いだ

3/15 13:27

永田川に架かる長島橋

3/15 13:28

長嶋橋の袂にある中野観音堂

3/15 13:28

観音様で賑わう

3/15 13:39

続いて上町観音堂

3/15 13:52

十三峠入口

3/15 13:53

ここから先30km、幹線道路や鉄道とも離れ、商店や宿泊施設も無い。上り下りの連続が続く
行き交う外国人にもわかるよう英語表記も

3/15 13:54

十三峠入口の道上にある馬頭観音
京方面からここまで来るのに牛馬は苦労したのだろう

3/15 13:54

石畳が始まる

3/15 14:12

槙ケ根の一里塚（両塚とも現存）　江戸日本橋より数えて八十八里目（（中津川駅より　15.7km）
この辺りは西行の森と呼ばれ桜の名所

3/15 14:13

恵那山も良く見える

3/15 14:27

工場の脇道を通る

3/15 14:30

槙ケ根立場跡と伊勢神宮遥拝所跡　茶屋が九軒あった
伊勢神宮参拝の人はここで中山道と別れて下街道を西へ向かう、または、ここで遠く伊勢神宮を遥拝した

3/15 14:33

下街道追分道標
上に鳥居、下に「右西京大坂　左伊勢名古屋　道」と彫られている

3/15 14:34

名古屋への近道だが、中山道宿保護のため商用の通行を禁止したが、従わない者が多くいた。そりゃそうだろう！

3/15 14:35

3/15 14:45

姫御殿跡
皇女和宮下向の際、無節のヒノキの柱で御殿を建て休憩所とした。街道沿いでは休憩所の新築、道普請、井戸掘りなど様々な出役があった

3/15 14:48

首なし地蔵
ここにもエピソードが

3/15 14:51

乱坂（みだれざか）　
急坂で、大名行列が乱れ、旅人の息が乱れ、女の人の裾も乱れた

3/15 15:11

竹折高札場跡

3/15 15:12

家の間が殿様街道跡　岩村藩の参勤交代道
当時はこんな狭い道ではなかっただろうが・・

3/15 15:19

妻の神（さいのかみ）
道祖神の一種で塞（さい）の神、山の神では無い様だ

3/15 15:26

びやいと茶屋跡　枇杷湯糖（びわゆとう）は枇杷の葉に薬草を加えて煎じたもの、現代のアリナミンかリポビタンドリンクか？

3/15 15:33

紅坂の一里塚 江戸日本橋より数えて八十九里目、京へ四十五里　両塚（岐阜県史跡）が現存

3/15 15:37

3/15 15:38

紅坂の牡丹岩

3/15 15:38

花崗岩がタマネギ条に剝離したもの

3/15 15:50

黒すくも坂方面を振り返る
左に三社灯篭、右に深萱神明神社があり境内に芭蕉句碑「山路来て 何やらゆかし すみれ草」があ

3/15 15:53

【47番目　大湫（おおくで）宿着】
藤村高札場跡　ここが今日の終点

3/15 16:16

一日5便しかないバスで武並駅へ向かう、料金は300円均一

3/15 16:26

武並駅前三八屋旅館に宿泊

3/15 17:58

盛り沢山の家庭料理風の夕飯は美味しかった

3/15 18:01

今夜の客は昨晩に続き我ら二人きり

撮影機器：

RICOH WG-50 RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

感想

noyama141

　前日から街道で出会う人は外国の方ばかり、観光案内の方に伺うと
限られた日数で京都に来て南木曽・中津川間を歩く外国の人が多いそうです。早く歩けば1日のコースなので日本の歴史街道歩きには丁度良いのでしょう
　中津川を過ぎても数は少なくなりますが、外国人の方とすれ違いました
　スペイン巡礼の道を歩いた人が四国遍路に来るという話も聞きますのでヨーロッパの人は街道歩きが好きなようです
　自分も体力と日程に余裕があればスペイン巡礼の道を歩いて見たいと思う今日この頃であります