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Yamareco

記録ID: 655371
全員に公開
フリークライミング
赤城・榛名・荒船

子持山獅子岩 なんとか全ピッチOS♪

2015年06月07日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
05:07
距離
2.9km
登り
435m
下り
421m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
1:17
休憩
3:45
合計
5:02
天候 季節のわりに少々肌寒いが、爽やかなクライミング日和な晴天!
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
関越道渋川伊香保ICから鯉沢バイパスを北上10分の「道の駅こもち」で前泊。
道の駅からさらに北上、子持神社方面へ。
林道に入り、一番奥の7号橋駐車場までは道の駅から30分程度。
7号橋駐車場には15台ほど駐車可能。仮設トイレもあります。
7号橋駐車場に停められなくても、すぐ下の6号橋駐車場はもっと広いので駐車スペースに苦慮することはないかと思います。
コース状況/
危険箇所等
7合橋駐車場から屏風岩、獅子岩方面への登山道を登ると滑りやすい木道を歩いてすぐ、逆層ハングが素晴らしい屏風岩にでます。
登山道の通り右手の沢を登り、30分ほど歩くと6合橋からの登山道と合流するポイントがあります。道標がすぐ近くに2つあり、上にある道標にはピンク文字で「この先危険」とあります。
「この先危険」という方向のとおり、左方向にある顕著な踏み跡に入り、5分ほど歩くと右手に岩壁が見えてきます。その辺で右手に登っていく踏み跡が見えるので、登っていくと南東壁取付となります。まっすぐ行ってしまうと、難しい南西壁に出てしまうようです。

トポには核心ピッチの4Pのみ5.8、ほかのピッチは5.7とありますが、体感的には全ピッチ1グレードは上だと思います。5.7って普通は階段じゃないの〜って思ってしまいます。
1,2P間は短いので渋滞でもない限り継続して登るのが一般的かと思います。
1Pは傾斜の緩いスラブ、2P目から傾斜がきつくなり、左は縦ホールド、右はカチ、ハイステップできるスタンスに立ちこむ、という感じです。
3Pは右手にフレークが終了点まで続く異色なピッチ。
フレーク沿いに登り、最後はフレークの上部をエィ!と取りに行く感じ。ここが背の低い人にはつらいようで、カメはどハマリ・・・
トポには4Pが核心、5.8とあります。
傾斜が一番立っているからでしょうが、左に縦ホールド、右にカチ、ハイステップできるスタンスをさがす、という獅子岩ルールを守ればOKです。
終了点間近はちょっと怖いトラバースになるので慎重に。
5,6Pは継続するのが一般的なようで、自分たちもそうしました。
4Pに比べると傾斜は緩みますが、なんとなくコースが読みづらい。岩の色のせいか?
支点の流れにこだわり過ぎず、よーくホールドスタンスを見極めれば大丈夫。
6Pの終了点は獅子岩のピークの基部で、ピークへは鉄はしごを登っても行けますが、凹角を登ってピークにでたほうが最後まで登った!感があるかと思います。
半分気持ちが切れていたせいか、1ピン目をクリップしたあと悩んでしまいました・・・

獅子岩のピークからは関東平野が一望。気分がいいピークでした。
下山は一般道(意外と険しい)。例のピンク色の「この先危険」道標を通るので、取付に荷物デポしても回収は容易かと思います。
その他周辺情報 道の駅こもち
http://komochi.com/pc/
足湯あり。
可愛いツバメちゃんが絶賛子育て中♪
食堂は19時頃にはクローズですが、すぐ近くにコンビニがあるので、食料の調達は問題ないかと思います。

白井温泉こもちの湯
http://www.city.shibukawa.lg.jp/kankou/onsen/komochinoyu.html
道の駅より徒歩5分。
おどろきの1時間250円。
露天は少々塩素臭が強いですが源泉かけ流しの内湯はグーです。
隣接する食事処「こもち庵」は食べログなどの情報では20時までですが、
この日は営業してませんでした。ランチ時間だけのような。。要確認です。
前泊した道の駅こもちはツバメ天国
2015年06月06日 21:04撮影 by  iPhone 5, Apple
19
6/6 21:04
前泊した道の駅こもちはツバメ天国
7号橋駐車場には前泊のテントが・・・
身支度してすぐ出発です
2015年06月07日 05:28撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
6/7 5:28
7号橋駐車場には前泊のテントが・・・
身支度してすぐ出発です
入山します〜
2015年06月07日 05:38撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
6/7 5:38
入山します〜
く、くまがこわい・・・
2015年06月07日 05:38撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 5:38
く、くまがこわい・・・
超滑る木道を歩いてほどなく屏風岩に到着
お社に無事を祈願
2015年06月07日 05:40撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 5:40
超滑る木道を歩いてほどなく屏風岩に到着
お社に無事を祈願
役行者様、いってきまーす!
2015年06月07日 05:41撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/7 5:41
役行者様、いってきまーす!
鬱蒼とした林の中は肌寒いぐらい涼しい
2015年06月07日 06:02撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 6:02
鬱蒼とした林の中は肌寒いぐらい涼しい
30分ほど歩いて取付きへのポイントにきました
6号橋からの登山道と合流、ちょっと上にもう一つ道標があるところです
2015年06月07日 06:09撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
6/7 6:09
30分ほど歩いて取付きへのポイントにきました
6号橋からの登山道と合流、ちょっと上にもう一つ道標があるところです
この道標はすぐ上のもの
ピンク色の字で「この先危険」と書いてある方向の顕著な踏み跡に入ります
2015年06月07日 06:10撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8
6/7 6:10
この道標はすぐ上のもの
ピンク色の字で「この先危険」と書いてある方向の顕著な踏み跡に入ります
道標から5分ほど歩くと右手に岩壁が見えてきます
見えてきたらすぐ右のほうに登っていく踏み跡にはいると南東壁の取付きにでます
2015年06月07日 06:15撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 6:15
道標から5分ほど歩くと右手に岩壁が見えてきます
見えてきたらすぐ右のほうに登っていく踏み跡にはいると南東壁の取付きにでます
一番乗り!
ついに来ちゃったよ〜
2015年06月07日 06:15撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 6:15
一番乗り!
ついに来ちゃったよ〜
これは1Pの終了点
素晴らしく頑強な支点です
2015年06月07日 06:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 6:42
これは1Pの終了点
素晴らしく頑強な支点です
1P終了点から取付きを見下ろす
よく見ればさほど難しくないスラブですが、すでに結構な高度感
この先、だんだん立ってきます
2015年06月07日 06:42撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 6:42
1P終了点から取付きを見下ろす
よく見ればさほど難しくないスラブですが、すでに結構な高度感
この先、だんだん立ってきます
2Pの終了点間近のカメ
フォローなので荷物を背負ってもらってます
2015年06月07日 07:08撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 7:08
2Pの終了点間近のカメ
フォローなので荷物を背負ってもらってます
2Pの終了点から3Pを見上げる
事前情報通り、フレーク伝いに登ればよさそう
ヒバ的には一番楽しいピッチでした
2015年06月07日 07:15撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 7:15
2Pの終了点から3Pを見上げる
事前情報通り、フレーク伝いに登ればよさそう
ヒバ的には一番楽しいピッチでした
3P終了点の広く快適なテラスから遥か関東平野が一望できます
きもちいい〜
2015年06月07日 07:15撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 7:15
3P終了点の広く快適なテラスから遥か関東平野が一望できます
きもちいい〜
なーんて余裕かましてるヒバとは裏腹なカメ・・・
2015年06月07日 07:33撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
4
6/7 7:33
なーんて余裕かましてるヒバとは裏腹なカメ・・・
右のフレーク上端のガバがどうしても届かない!!
2015年06月07日 07:34撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
4
6/7 7:34
右のフレーク上端のガバがどうしても届かない!!
フレークの中にあるスタンスに上手く立ち込めない・・・
2015年06月07日 07:34撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
6/7 7:34
フレークの中にあるスタンスに上手く立ち込めない・・・
泣き言を言いかけたカメでしたが、なんとフレークの中に体を突っ込んでオフウィズス登り?をして傷だらけになりながら解決・・・
2015年06月07日 07:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
6
6/7 7:36
泣き言を言いかけたカメでしたが、なんとフレークの中に体を突っ込んでオフウィズス登り?をして傷だらけになりながら解決・・・
うひ〜
大変だったよ〜
2015年06月07日 07:37撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
6
6/7 7:37
うひ〜
大変だったよ〜
4P目の終了点から
ますます遠望が効くようになってきました
2015年06月07日 08:04撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 8:04
4P目の終了点から
ますます遠望が効くようになってきました
トポには4Pが確信とありましたが、確実に登ってくるカメ
2015年06月07日 08:13撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 8:13
トポには4Pが確信とありましたが、確実に登ってくるカメ
3Pの苦しさに比べればなんてことなかったそうです♪
2015年06月07日 08:16撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 8:16
3Pの苦しさに比べればなんてことなかったそうです♪
5、6Pを見上げる
傾斜は少々緩むものの、まっすぐ登ると難しくなる
ルートファインディング命です
2015年06月07日 08:31撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
2
6/7 8:31
5、6Pを見上げる
傾斜は少々緩むものの、まっすぐ登ると難しくなる
ルートファインディング命です
6P目も無事登ってきたよ〜
2015年06月07日 09:01撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8
6/7 9:01
6P目も無事登ってきたよ〜
おまけの7P、なんていろんなブログに書いてあったけど、ヒバ的には1ピンを掛けたあと悩みまくって、カメのアドバイスがなかったらヤバかった・・・
2015年06月07日 09:04撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
9
6/7 9:04
おまけの7P、なんていろんなブログに書いてあったけど、ヒバ的には1ピンを掛けたあと悩みまくって、カメのアドバイスがなかったらヤバかった・・・
獅子岩のてっぺんとったよ〜!!
2015年06月07日 09:19撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 9:19
獅子岩のてっぺんとったよ〜!!
いえい!
2015年06月07日 09:19撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
42
6/7 9:19
いえい!
子持山頂上はまたの機会に・・・
体力的には全然だけど、精神的な疲労が・・・
2015年06月07日 09:20撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/7 9:20
子持山頂上はまたの機会に・・・
体力的には全然だけど、精神的な疲労が・・・
うーん
絶景だのう
2015年06月07日 09:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/7 9:36
うーん
絶景だのう
赤城山もよく見えたよ〜
2015年06月07日 09:36撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 9:36
赤城山もよく見えたよ〜
帰りは登山道から
鉄ハシゴちょっとこわい
2015年06月07日 09:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 9:47
帰りは登山道から
鉄ハシゴちょっとこわい
天然記念物?マジっすか?
2015年06月07日 09:47撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 9:47
天然記念物?マジっすか?
下山中、山伏さんとすれ違う
このあと、ぶおー って聞こえました 
2015年06月07日 09:52撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/7 9:52
下山中、山伏さんとすれ違う
このあと、ぶおー って聞こえました 
下山中、獅子岩の方が見えました
2015年06月07日 09:57撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/7 9:57
下山中、獅子岩の方が見えました
こうして見ると、結構な岩壁ですね・・・
よーく見ると取り付いてるパーティーが見えました
2015年06月07日 09:58撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 9:58
こうして見ると、結構な岩壁ですね・・・
よーく見ると取り付いてるパーティーが見えました
3、4人のパーティーっぽい
駐車場でテント泊してた方たちかなあ
2015年06月07日 09:58撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
5
6/7 9:58
3、4人のパーティーっぽい
駐車場でテント泊してた方たちかなあ
取付きに入った分岐まできました
2周目?
温泉と焼肉が待ってるんでまたね〜
2015年06月07日 10:06撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
1
6/7 10:06
取付きに入った分岐まできました
2周目?
温泉と焼肉が待ってるんでまたね〜
こ、こわい生物だ・・・
2015年06月07日 10:20撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
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6/7 10:20
こ、こわい生物だ・・・
無事を感謝!
2015年06月07日 10:32撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
8
6/7 10:32
無事を感謝!
屏風岩の上の方を見るとボルトが打たれてる・・・
なかなかハードな人工登攀になりそうだなあ〜
2015年06月07日 10:32撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
3
6/7 10:32
屏風岩の上の方を見るとボルトが打たれてる・・・
なかなかハードな人工登攀になりそうだなあ〜
ハイカーの方もたくさんいて、実は人気スポットな子持山でした
2015年06月07日 10:35撮影 by  PENTAX Optio WG-1, PENTAX
6/7 10:35
ハイカーの方もたくさんいて、実は人気スポットな子持山でした
がんばったご褒美は「あおぞら」の上州牛定食♪
旨すぎる!!!!!!
2015年06月07日 12:18撮影 by  iPhone 5, Apple
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6/7 12:18
がんばったご褒美は「あおぞら」の上州牛定食♪
旨すぎる!!!!!!

装備

個人装備
エイト環 飲料 トポ 計画書 ヘッドランプ ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ ロープ クライミングシューズ ハーネス ヘルメット チョーク 確保機 ロックカラビナ カラビナ クイックドロー スリング セルフビレイランヤード
共同装備
行動食

感想

マルチピッチ練習のため子持山獅子岩に行ってきました。
講習の先生やブログで情報収集。
グレードは5.7〜5.8となっていますがどなたもグレードより渋いとの感想。
ウソかまことか、開拓した地元のクライマーさんがグレーディングの際に
県外の方に馬鹿にされないように低めにグレーディングしたとか、
しなかったとか。
まぁ我々はグレーディングをとやかく言うレベルではないので数字に惑わされずに
集中して登るだけですが。

早めのスタートを目指し、道の駅で車中泊。
チキンのkameは緊張のためか眠り浅く何度か目覚めました。
hibaはこういう時図太いので大丈夫だったかと思いましたが今回はオールリード
ということでさすがに緊張してぐっすり快眠とはいかなかったそうです。

4時過ぎに起床。朝ご飯をきちんと食べて登山口へ向かいます。
7号橋駐車場にはテント2張りと宴のあと。クライマーさんですね。
幸いまだ出発されていない様子なので素早く支度をして出発します。
駐車場のトイレは非常によく管理されていてきれいでした。感謝。

早朝でまだ気温も低く、沢沿いの樹林帯歩きなのでまだ肌寒いくらい。
でも見上げると木々の間から見える空は青くてお天気は問題ないようです。
緩やかな沢沿いの道をつめていくと30分ほどで一般ルートとの分岐です。
そこから獅子岩の取り付きへトラバースしていくと木の間から岩壁が見えました。

取り付きに無事到着。
バリエーションルートは取り付きまでがわかり辛いことが
結構ありますがここは非常にわかりやすいです。
先行パーティなし。後もまだまだ人の来る気配はないようです。
まだひよっこのkamehiba隊にはよそ様に迷惑を掛けないで済むのでこれはありがたいです。
装備をザックから出してクライミングの準備。
今回はhibaのオールリード。クライミングに集中してもらうために
hibaのサブザックにヘッデンやらの小物、ふたりの下山用の靴に行動食&水1Lはkameが20Lのサブザックで担ぎました。
お恥ずかしいのですが、
この位のグレードのマルチピッチでザックを背負って登ったことがなかったので
大した重さではないのですがカチでバランスを取るようなシビアな場面では
ザックがちょっと気になりました。
今後の練習にザックを背負ってのクライミングを追加しないといけません。

クライミングスタート。1,2ピッチ目は短いのでつなげて。
出だしは比較的緩やかなスラブ。
支点はこまめにあり、基本直上のすっきりしたルートでhibaは確実にロープをのばしていきます。
後半傾斜が増していき、狭いテラスでハンギングビレイ。
支点と各ピッチの終了点はうわさ通りしっかりしていて素晴らしいです。
hibaの「登っていいよ〜」のコールでkameスタート。
緩やかなスタートですが逆層気味なので見た目ほど楽ではありません。
手足をきちんと見つけて登ります。後半の傾斜が強くなったところは登り応えがありました。
テラスは狭くすでに高度間抜群。まだ高さに慣れずちょっとこわい。

3ピッチ目スタート。見上げるとウワサのフレークが見えます。
hibaはフレークを「あぁなるほどね〜。」「それでここでレイバックねぇ」
などと言いながらさっくり越える。。
うちは身長差が大きいのでhibaの感想やムーブはあまりあてにはできません。
気を引き締めてkameスタート。
フレークまでは問題なしでしたが、やっぱり、やっぱりフレークのところでドはまり。
頭では「右手でフレークをピンチ持ちして、右足フレーク下の少し外傾したスタンスに乗せて、左足きって、右手でフレーク上部のガバをとる」とすぐにわかったのですが、スタンスが少し高い位置で外傾しているので怖くって立ち込めない!
何度もトライしようとしてもだめ。そのうち右足はミシンを踏み始める始末。。
涙目になりながらビレーしているhibaに「A0していい?」と言ったり、
他のムーブを考えたりするがもう登れないと若干パニくる。
テンション掛けるのも仕方ないとあきらめ、フレーク内の右側にアンダーのカチを見つけフレーク内になんと突進!
腕やら肘やら全身のフリクションを使ってフレーク内に体を入れてにじにじ登るという荒業でなんとかクリア。
もう、思い返す度に可笑しくって自分で自分に吹き出してしまう解決法!
っていうか、解決してない。。
hibaは「最悪1/3で引き上げか?」と思いながらビレーをしていたそうです。

地獄の3ピッチ目が終わり、次は核心と言われる4ピッチ目。
カチや、ここぞという時に現れる左手のサイドプルを丁寧にひろって登ります。
手が小さいのでもともとカチが苦手でないのと、チビなのでハイステップは
普段からよくあるのでこのピッチは楽しめた!

5,6ピッチもつなげて。
ここは少しルートファインディングが必要かな。
あっ、でも高グレードが登れる人はボルド通りに直上すればきっと必要なし。
ここは少しロープが重かったとhibaの感想。
今回hibaは全てのピッチきっちりルートを見極めてナイスクライミングだった。
比較的わかりやすいルートだけど他の方のブログを読むとやっぱり「ルート読み間違えて行き詰った」り、「うわさより頼りない支点だなぁと思ったら少し横にしっかりした支点があった」とかあるみたい。
5,6ピッチ目、気を抜かずにしっかり手掛かり、スタンスをきめて登る。
このピッチ、楽しい!な〜んて思っていたら最後の最後のテラスに乗っ越す
ところで砂が岩にたっぷり乗っていてざらざらで怖い!
「うひょ〜ザラザラ〜怖い〜」と文句をいいながらどうにか指を引っ掛けられるところを見つけて6ピッチ目終了!

最後の7ピッチ目は右に回りこむと一般道と合流して鉄ハシゴを登って行けるのですがhibaが「ここはもちろん登るでしょ」というのでラストの登り。
ボルトが左、中央、右と3ルートあるようですが中&右はhibaが「無理無理」と即却下。
左の凹角を登ることに。
「足もあるし普通に登れるっしょ」って思ったのにここにきてhibaが「怖い、怖い」と言って1クリップ目の次の手が出ない!
「さんざん登ってきて、ここが怖いんですか!」「なんだだったらここは私がリードすればよかった〜」と思いながらビレー。
kameの番になって登ったけどやっぱりそんなに怖くなかったよ〜

そして感動の獅子岩頂上では最高の眺望がお出迎えしてくれました!
群馬は本当にいいお山がたくさんありますね〜
それに関越がすいていれば、都内の自宅から渋川伊香保ICまで2時間かかりません。
新緑のこの日も気持ちのいいお山日和でしたが紅葉の時期もよさそうだなぁ〜
と思いながら山頂でまったりしました。

登攀時間は2時間45分くらい。まだ10時前でしたが二人とも身も心もお腹いっぱい。
子持山へ歩く、もう一周登攀などできましたが気持ちのいい山頂で装備を片付け、の〜んびりパンなど食べていたらもうすっかり気が抜けて下山の一択しか残りませんでした。
帰りはたくさんのハイカーさんとすれ違いながら一般ルートから下山しました。
懸垂で登ってきたルートを降りることもできるのですが人気ルートなので歩いて降りたほうがおすすめかも。
我々はしませんでしたが、歩いて下山しても取り付きに不要なものをデポって帰りに回収することはできます。

下りは沢沿いまでは結構な急斜面で足元もすべるところが少しあります。
途中ルートを少しはずれて獅子岩が眺められるところがあるのでそこに寄りました。
そこから眺めると結構な傾斜の壁で「あれ〜あんなに立ったところだったっけ〜??」と思いましたが丁度クライマーさんが登っているのが見えたので思わず「おぉ〜あそこ登ったんだぁ。」とちょっとびっくり。
登攀中や下山中、ほら貝の音が何度もしましたが途中山伏さんとすれちがいました。
信仰のお山なんですねぇ。

hibaと二人で「あそこはああ登った」とか「ピッチの最後が怖かった」とかあれやこれや話していたらあっという間に登山口に戻ってこれました。
出発時は3台しかなかった車が戻ってみると満車御礼。6号橋駐車場もほぼ満車でした。
この辺りのお山は私たちは始めてきましたが人気のお山なんですねぇ。
でも1時間ちょっとで獅子岩からのあの眺望なので人気なのもよくわかります。

下山後、こもちの湯でさっぱりして、あおぞらで上州肉を食べて大満足。
帰りもIC近くのあおぞらから2時間掛からず帰宅できました。

今回はhibaの頑張りでよいクライミングができました。
kameは3ピッチ目のフレークの処理がお粗末で情けないけど、他はとりあえずノーテンで登れたので次はつるべで登れたらいいなぁ。
ロープワークは支点がしっかりしていることや直上ルートのため比較的スムーズにできました。
ただ今回はkamehiba課題の懸垂下降がなかったのでスムーズに感じたのかも。

それにしても子持山獅子岩、楽しかった〜〜
hibaと二人で来れてよかった。
もっと精進してまた来ます!
ありがとうございました、山の神様!

以上kame

一年前はマルチのまの字もわからなかった我々が、まがりなりにも獅子岩登れちゃったのは手前味噌ですが驚きです。
きっちり講習受けて復習してきたかいがありました。
2時間40分ほどで抜けられたのも、「アルパインはスピード命。スピードこそ安全の第一歩」という大先生の教えが頭にあったからこそ。

一応全ピッチOSでしたが、散々いろんなネット上の情報を調べまくって望んだのでOSという感じはしてません。
事前情報があったにせよ、楽しくて楽しくてしょうがない登攀でした!
またこんなクライミングができるよう頑張ろう。

以上hiba

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コメント

思い出した!
kameちゃま、hibaちゃま、こんばんは〜

ここはどこじゃ
ん、ししゃもか?
と思いつつ、子持山も道の駅こもちも聞いたことがあるなぁ〜と。
太古の昔、湯沢によくスキーに行ってた時に そういえばここの道の駅で、
17号を走っていて、急におなかが痛くなってトイレに駆け込んだ記憶がよみがえってきました。
日曜日はどこもいいお天気だったようですね
上州牛が食べたいです〜

P.S.
今度の戸隠の予定が延期になってしまったので、
襲撃できなさそうです
戸隠キャンプ場で上州牛を食べたかったな〜
2015/6/9 21:06
Re: 思い出した!
100さん、こんにちは!
おなかが痛くなって駆け込んだ道の駅ですか
まぁそういうことの方がよく覚えているのですよね〜
土曜日は予報よりも悪かったのでちょっと心配しましたが日曜日は快晴でよかったです

上州牛、美味しかったですよぉ

あれ〜、戸隠延期ですかぁ
襲撃楽しみにしてたのになぁ
2015/6/10 11:36
あこがれ
ご無沙汰しています。
一般道はもちろん登っていますが、この壁、登りたいですね。
何か考えたいですね。
2015/6/9 22:38
Re: あこがれ
devilmanさん、こんにちは!
池袋デパ地下でいつお会いできるか楽しみにしてるんですが
なかなかお会いできませんね〜

獅子岩、すっきりしたいいルートでした
地元のクライマーさん達のお陰で整備が行き届いていて素晴らしいです。
ここだとdevilmanさんのお宅からとっても近いですよね。
よいパートナーと組んで是非登ってください!
2015/6/10 11:40
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