山行記録: interlude ( 13 )

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関東

interlude ( 13 )

2015年06月20日(土) [日帰り]

kamakaeru

過去天気図（気象庁）	2015年06月の天気図

感想

kamakaeru

【近況】
6/7、磯子～新杉田方面へ、3時間10分お散歩。
6/10、伊豆方面へのハイキングを企画するも寝付かれずに断念。上大岡方面へ、4時間0分お散歩。
6/12、幸浦～並木方面へ、2時間45分お散歩。
6/14、新杉田方面へ、1時間55分お散歩。
6/15、伊豆方面へのハイキングを企画するも寝付かれずに断念。
6/19、伊豆方面へのハイキングを企画するも前夜の天気予報で回避。精神的にも体調的にも調整が難しく、しばらくハイキングを断念することにした。
6/20、新杉田方面へ、1時間35分お散歩。

【蛇足なわたくしごと】

フェデリコ・フェリーニ「道」 ★★★★★＋★(↓98) (6/6再見31回目)
1954年
イタリア
104min.
ジャンル:人間ドラマ

画質がイマイチなので1点下げた。
リマスターがようやく発売されていたので要買い替え。

アンジェイ・ズラウスキー「私生活のない女」 ★★★★★＋★(99) (6/6再見8回目)
1984年
フランス
113min.
ジャンル:人間ドラマ

99.7点くらい。

ノーマン・ジュイソン「ローラーボール」 ★★ (6/7再見2回目)
1975年
アメリカ
125min.
ジャンル:SF

ツタヤでレンタル。
昔観たときは衝撃的だった記憶があるのだが…。

ザン・カサヴェテス「美しき獣」(R15) ★★☆ (6/7初見)
2015年
アメリカ
96min.
ジャンル:SF

ツタヤでレンタル。
冒頭は雰囲気がかなりあるのだが、妹登場以降はヴァンパイア映画である必然性が薄れ、基本的にドラマ部分がチープな人間ドラマ的憎愛劇になってしまっていて、超ガッカリ。
ラストも含めて、シーンとしての見所はあるのだが…。

ドミニク・モル「マンク破戒僧」 ★★★★★＋★(99) (6/7初見)
2011年
フランス・スペイン
101min.
ジャンル:SF

ツタヤでレンタル。
3週間ぶりに名作(90点以上の作品)に出逢えた。
未知の監督でノーマークだったが、いやはや脱帽である。
この展開であのラストだけはちょっと物足りないけど、うーん…、ディレクターズカット版はないのか？

ラデュ・ミヘイレアニュ「オーケストラ!」 ★★ (6/8初見)
2009年
フランス
124min.
ジャンル:コメディ

ツタヤでレンタル。
このシナリオでシリアスドラマとして撮影したら極悪なテイストになってしまうからコメディにしたのだろうか。
リアリティがゼロだから、演奏だけシリアスに感動しろと言われても無理。

クリストファー・スミス「ラビリンス:指輪が導く十字軍の決戦」 ★★★☆ (6/8初見)
2012年
南ア・フランス
195min.
ジャンル:ミステリ仕立てのSF

ツタヤでレンタル。
二つの時代平行して描き、ドラマでつなぐタイプの作品にはたして名作はあっただろうか？と憶い返しても見当たらないくらい、難題に挑戦した気概は買うが、あくまでも評価は別。
どうしても800年前のドラマを俯瞰しているようにしかみれず、現在方面のドラマに切り替わるたびに覚醒してしまうハメになりにけり。
終盤近くになってようやっと臨場感が出てくるが、映画としては完全に失敗している。
どちらかを主体にしたら傑作は間違いなかったと思われるが、このスタイルで完璧なものを創りあげることがもし出来たなら最低でも名作だったと思われるので無論、非難はしない。
惜しいな…。

バトリス・ルコント「暮れ逢い」(PG12) ★★★☆ (6/9初見)
2013年
フランス・ベルギー
98min.
ジャンル:人間ドラマ

ツタヤでレンタル。
あまりにも綺麗事だけど映画だからアリだろう。

アレハンドロ・ホドロフスキー「リアリティのダンス」(R15) ★★ (6/9初見)
2013年
チリ・フランス
130min.
ジャンル:ファンタジー

ツタヤでレンタル。
ファンタジー映画に、リアリティがない、と文句を言う筋合いはないが。
無理矢理、本作品をストーリーものとして視れば、タイトル通りリアリティは別世界へあそびに行っていて、乖離している。
が、創り手からすれば、それこそが狙いなわけで。
魅せたいのは、物語などでは断じてなく、あくまでも自らの「想いの丈」だ。
筋書きなんぞ、まるで取るに足らない付属物でしかない、とでも言うように。
さておき、R15でよいのか？R24くらいが妥当ではないかと思われるほど、監督の、積年の怨みが、ふんだんに詰め込まれていて、心底、胸糞悪い。
ファンタジーのオブラートで巧みに包んであるが、ホドロフスキーは本気印だった。
作品性はともかくも、ファンなら絶対に観るべきだと思われる。
凄まじい作品だけど、わたしは二度と観たくない。

パーベル・ルンギン「ラフマニノフある愛の調べ」 ☆ (6/10初見)
2007年
ロシア・ルクセンブルグ
96min.
ジャンル:伝記

ツタヤでレンタル。
いくらなんでもひどすぎる。

バフマン・ゴバディ「ペルシャ猫を誰も知らない」 ★★★ (6/10初見)
2009年
イラン
107min.
ジャンル:音楽系社会＆人間ドラマ

ツタヤでレンタル(リクエスト)。
実際にあった事件が下敷きらしいがドラマとして相当にショボイのが難。
主演女優のヴォーカルが最低なのが致命的。
社会ドラマ的にはいつも通り。
彼女の歌以外の音楽シーンは、相当にすばらしかった。

ドミニク・モル「マンク破戒僧」 ★★★★★＋★(↓98) (6/11再見2回目)

ジャン＝リュック・ゴダール「気狂いピエロ」 ★★★★★(93) (6/11再見5回目)
1965年
フランス・イタリア
105min.
ジャンル:不条理劇

渡部高志「ブギーポップは笑わない Boogiepop phantom」 ★★★★★＋☆(94) (6/12再見5回目)
2000年
日本
289min.
ジャンル:SF

ロベール・オッセン「レ・ミゼラブル」 ★★★★★＋★(97) (6/13再見5回目)
1982年
フランス
219min.
ジャンル:人間ドラマ

エヴァ・イオネスコ「ヴィオレッタ」(R15) ★★★★★＋★(↑98) (6/13再見2回目)
2011年
フランス
106min.
ジャンル:人間ドラマ

ヤロスワフ・ジャモイダ「ドラックヒート」 ☆ (6/14初見)
2008年
ポーランド
122min.
ジャンル:マフィア

ツタヤでレンタル。
なぜか、英語吹き替えのみしかメニューになかった。いまどき口パクって、かなりしらける。
ま、内容的にも相当にショボイから残念ではないけど。

リュック・ベッソン「アデルファラオと復活の秘薬」(R12) ★☆ (6/14初見)
2010年
フランス
107min.
ジャンル:ドタバタ系SF

ツタヤでレンタル。
かくも思いっきり自己中で極悪非道な作品をシリアスに魅せずに喜劇にされてもな…。ってか、波長が合わず、まったく笑えないし…。

ティアオ・イーナン「薄氷の殺人」 ★★ (6/15初見)
2015年
中国
109min.
ジャンル:人間ドラマ

ツタヤでレンタル。
斬新に展開しようとする気概は買うが、それがスタイリッシュに昇華しているとは言い難い。

アンドレイ・タルコフスキー「僕の村は戦場だった」 ★★ (6/15初見)
1962年
ソ連
95min.
ジャンル:戦争

ツタヤでレンタル。
タルコフスキーの映画で未見の4本がすべてツタヤの発掘良品シリーズとしてレンタルアップされたので借りてきた。
さすがにデビュー作だけあって手放しでは褒められないし、作風自体も次回作とはまったく異なるものの、雰囲気はあった。

アンドレイ・タルコフスキー「ストーカー」 ★★★★☆ (6/15初見)
1979年
ソ連
164min.
ジャンル:SF

ツタヤでレンタル。
SFとしての概念がすばらしい限り。
情景を切り取って魅せる映像理論として卓越した部分はあるが、引きと寄り多様のカメラはほとんど回らず、やはり臨場感に乏しい。
映像で納得させてくれるドラマには至らず、言葉に頼りすぎるわりには、口パクがメインなのが残念。
ラストの超能力発現シーンは、やはり時代が時代だけに、かなりショボイ。リュック・ベッソンの「アデルファラオと復活の秘薬」みたいに室内をくるくる浮遊してくれれば、というのはないもの強請りだけど。

アンドレイ・タルコフスキー「ノスタルジア」 ★★★☆ (6/15初見)
1983年
イタリア・ソ連
126min.
ジャンル:ドラマ

ツタヤでレンタル。
すでに売り払ってしまった「鏡」と構成要素、雰囲気がとても似ている。
ドラマを俯瞰したところから作品を構築するスタイルは、多くの映像作家に多大な影響を与えたタルコフスキーだが、彼の理念は偉大なる通過点だったことが現在になってみればよく理解できる。

アンドレイ・タルコフスキー「サクリファイス」 ★★★★ (6/16初見)
1986年
スウェーデン・イギリス・フランス
149min.
ジャンル:SF

ツタヤでレンタル。
せっかく亡命したのに、あっと言う間に亡くなってしまわれた。
映像手法が発達する現在を生きていれば、というのはやはりないもの強請り。

クリスティアン・ムンジウ「4ヶ月、3週と2日」 ★★★☆ (6/17初見)
2007年
ルーマニア
113min.
ジャンル:人間ドラマ

ツタヤでレンタル。
「汚れなき祈り」が素晴らしかったのでこちらも借りてみた。
心理描写が圧倒的にすばらしかった。

フォルカー・シュレンドルフ「シャトーブリアンからの手紙」 ★★★ (6/17初見)
2011年
フランス・ドイツ
91min.
ジャンル:戦争

ツタヤでレンタル。
「ブリキの太鼓」が大好きなので借りてみたのだが。
ストーリーばかりが先走り、ドラマに重みが不足していた。

アニエスカ・ホランド「ソハの地下水道」(R15) ★★★★★＋☆(95) (6/17初見)
2011年
ポーランド・ドイツ・カナダ
144min.
ジャンル:戦争

ツタヤでレンタル。
戦争映画を探しまくっていて流れ着いた。
が、鑑賞後に「敬愛なるベートーベン」の監督さんだと気づき、灯台下暗し。
序盤、展開が性急すぎて登場人物を把握しきれないままの状態でドラマが進行してしまい、理解しきれてないため要再見であるが、地下へ潜ったあたりから作品世界へようよう浸りこめた。
気がつけば、大雨のシーンで、彼と一緒に祈っている自分がいた。
久々に速攻購入。翌18日にアマゾンで注文して19日午前中に届いた。

マリウス・ホルスト「孤島の王」(R12) ★★★★★(92) (6/17初見)
2010年
ノルウェー・フランス・スウェーデン・ポーランド
117min.
ジャンル:社会＆人間ドラマ

ツタヤでレンタル。
映画としてはシナリオ面での不備も多く突っ込みどころ満載で、リアリティが損なわれてしまい残念な部分も多々ある。
ジュブナイルとして描きたかった気持ちも理解できるけど、それでももう少し突っ込んでほしかった。
少年たちのアイデンティティに胸が張り裂けた。

パク・チャヌク「JSA」 ★★★★★＋☆(↑96) (6/18再見3回目)
2000年
韓国
110min.
ジャンル:戦争

アナイス・バルボー＝ラヴァレット「クロエの祈り」 ★★★★★＋★(↑99) (6/18再見2回目)
2012年
カナダ・フランス
102min.
ジャンル:戦争と社会

押井守「スカイ・クロラ」 ★★★★★＋★(↑99) (6/18再見3回目)
2008年
日本
102min.
ジャンル:SF・戦争と恋愛

グレン・スタンドリング「パーフェクト・クリーチャー」 ★★★★★＋☆(94) (6/19初見)
2004年
ニュージーランド・イギリス
93min.
ジャンル:SF・種族と恋愛

アクションシーンがこなれてなく迫力不足だったことが残念。
既成の吸血鬼スタイルに囚われず新構築した世界観がすばらしい。
概念が最高だった。
ツタヤでリクエスト(370円)予定だったが、アマゾンのバーゲンで480円になっていたので購入したら、珍しく大当たり。

塚本晋也「鉄男」(R15) ↓★★★★☆ (6/19再見9回目)
1989年
日本
67min.
ジャンル:SF・カルト

大好きだが、さすがに粗く、名作指定から除外した。
前半はすばらしいのだが、後半はパターンにはまりこみカタルシスを維持しきれなくなる。

塚本晋也「鉄男Ⅱ」(R15) ↓★★★☆ (6/19再見3回目)
1992年
日本
82min.
ジャンル:SF・アクションドラマ

塚本晋也「鉄男 THE BULLET MAN」(R15) ★★★★☆ (6/19初見)
2009年
日本
71min.
ジャンル:SF・ドラマ

90点にしようか悩んだが、今回は保留。
3作中、出来はいちばんよいが、なぜ英語劇にしたのか理解に苦しむ。
アクションシーンはやはりカメラ揺らしすぎ。

塚本晋也「東京フィスト」(R15) ↑★★★★★(93) (6/19再見3回目)
2005年
日本
87min.
ジャンル:人間ドラマ

塚本晋也「双生児」(PG12) ★★★★★＋★(97) (6/19再見6回目)
1999年
日本
84min.
ジャンル:ホラー・人間ドラマ

塚本晋也「バレット・バレエ」(R15) ★★★★★＋★(99) (6/19再見9回目)
1998年
日本
87min.
ジャンル:人間ドラマ

ジャン＝ステファーヌ・ソヴェール「ジョニー・マッド・ドッグ」 ★★★★★＋★(97) (6/20初見)
2008年
フランス・ベルギー・リベリア
98min.
ジャンル:戦争

ツタヤでレンタル。
今週は新作系には目もくれず、戦争映画特集とした。
戦争映画はあまりにも多過ぎて、すべてを鑑賞するのは無理なので、あらかじめネットの海を泳いで120本程度リストアップしてみた。
本日は、そのなかでもえらく気になった戦争映画中央評議会氏の「二度とみたくない戦争映画ランキング」より3本。
なぜ、えらく気になったかというと、紹介されていた10本のうち鑑賞済みの10位と9位が大好きだからという理由。
ちなみに、10位は「戦場のピアニスト」で、自己評価★★★★☆。9位は「カティンの森」で、自己評価★★★★★。　
いままでいろいろなベスト10を参考にさせていただいたが、「21世紀における至高のSF映画ベスト20」のベスト10が、★★★★☆以上5つだった例外を除けば、ストライクは10本中2本が最高だったからである。
「スターリングラード(初代)」と「セイヴィア」はツタヤ取り扱いなし、「ダルフールウォー熱砂の虐殺」は、最寄店に取り扱いなしなので、残り5作から3本をまずはセレクトしてみた。
で、この作品は第8位なわけだが、大当たりだったので、全部観ることにした。

シドニー・J・フューリー「アメリカン・ソルジャーズ」 ☆ (6/20初見)
2005年
カナダ
104min.
ジャンル:戦争

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第3位は大ハズレ(爆)。
あるゆる面でスキルが不足していて超退屈。
まるで小学生正義の友情ゴッコみたいな。
ある意味、二度と見たくない。
ところが、第3位は「アメリカン・ソルジャーズ真実の戦場」だった。
また、大歩危をかましてしまったな…。

ティム・ブレイク・ネルソン「灰の記憶」 ★★★★☆ (6/20初見)
2001年
アメリカ
109min.
ジャンル:戦争

ツタヤでレンタル。
第2位。
「ハンガリー語で話すな」とか「ドイツ語はわからない」とか、全部英語でやってるので、かなりしらける。
カメラワークと編集のせいもあるのだが、全体的に演技が軽く、重厚感を醸し出せていない。
作風的にエンタメ的オブラートがかかりすぎて、せっかくのモチーフを相殺しているところが残念。
これは、やはりドイツか東欧の監督に原語でリメイクしていただきたいと思う。
それにしても4本観て、4本とも超傑作ランク以上とは…。
1位の「炎628」は、戦争映画中央評議会氏に敬意を表して未見のままアマゾンで速攻注文した。

サミュエル・マオズ「レバノン」 ★★★★★(90) (6/20初見)
2009年
イスラエル・フランス・ドイツ
90min.
ジャンル:戦争

ツタヤでレンタル。
リアリティは究極。
ハリウッド的なエンタメ感がまったくないのがステキすぎる。
ドラマ的な花はまったくないけど、プロローグとエピローグの向日葵で代用。

(2015.6.24記・2015.8.25ヤマレコ登録)