864mピーク

- GPS
- --:--
- 距離
- 8.0km
- 登り
- 768m
- 下り
- 770m
コースタイム
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 9:04
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自転車
|
写真
感想
山行前、交通費の負担がなく、読図力を試せる山が身近にないか地図で周辺の山を探していた。すると座頭石より南に位置する標高864mピークの無名の山に興味を持ち、この山を登ることに決定した。
アプローチは大学からかなり近場なので自転車で麓の林道まで移動する。座頭石からさらに奥に入ると林道が荒れ始めたため、砂防ダムの手前で自転車を置き、ここから歩き始める。林道から離れて沢を渡渉し尾根の取り付きを探す。地図上では点線がピークまで書かれているため、かなり薄い踏み跡は確認できたが、あてにせず、かなりの急斜面を登る。尾根にのるとその踏み跡は既に無くなっていた。しばらく針葉樹林の薄暗く涼しい尾根を辿っていくと、急に幅広い道の跡のようなものが左手から合流し、辿っていくと北側の視界が開け、久渡寺山や弘前の街並みが見渡すことが出来た。523mピークを通過して、次のピークにたどり着いたとき、先の尾根が急に不明瞭となり、(背丈の高い藪に尾根が隠されていて分かりずらかった)暫く立ち止まりルート確かめる。偵察のために藪の中に入っていった時、かぶっていた帽子が無くなっていることに気づき、ルートも探していたが、自分の帽子も必死に探すはめになってしまった。結局いくら探しても帽子は見つからず、ルートは試しに南東側に延びている尾根を行く事に決めた。暫く尾根を進んでみたが明らかに地図上のルートからずれているのが明らかとなり、途中から南へトラバースしてルート上の尾根を目指した。トラバース中、一年生の一人が藪の跳ね返りが耳に直撃し悲鳴をあげたので、見てみると耳から出血していた。止血のため消毒とガーゼで耳を押さえるなどの処置をする。幸い彼の耳に異常は無かったので取り敢えず安心である。彼の状態を確認し山行を続ける。そこからすぐにルート上の尾根に合流でき、こちらも安心である。669mピークを通過し暫く尾根を辿ると、針葉樹林から徐々に広葉樹林へと変化し、加えてネマガリタケが少しずつ出てきた。ネマガリタケの藪漕ぎは去年に八甲田山でさんざん体験してあまり良い記憶がないので、この地点で先が怖く思えてきた。山頂には11時30分の予定であったが既に12時近くだったので、広いところで昼休憩とする。まだ尾根が東へ折れる地点すら来ていないので、帰りの行程時間が心配になる。
休憩を終え先を急ぐと、今までちらほらとしか生えていなかったネマガリタケが一気に藪へと変化し、我々の行く手を遮ぎ始める。尾根が東へ折れたころには藪が非常に濃くなり、更にツルが出てきたので、前に進むに非常に困難であった。ここから先、この藪が無くなるとは思えず、ここで12時45分を過ぎていたこともあって、山頂を諦め下山する事にした。無念である。帰りは同じ所を戻るのだが、行きの場面で尾根道が不明瞭であったピークを今回は間違えず正しい尾根を進む。しかしピークまで倒木と濃い藪あり、かなり苦戦した。いつになったらピークに着くのかと考えていたら、先頭が落ちている帽子を見つけたらしく、まさかと思って見てみると自分の帽子であった。奇跡だと思った。ここからはひたすら来た尾根を戻り、無事林道に降りたった。
最初計画している際は、藪は覚悟していたがネマガリタケがこの高度で存在しているとは予想していなかった。藪山でネマガリタケが在るか無いかでかなりタイムが変わってくる事を実感できたので、今後は注意したいと思う。
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