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山滑走
白馬・鹿島槍・五竜

若栗の頭(白馬乗鞍温泉スキー場#11リフト)

2024年03月10日(日) [日帰り]
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過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
コルチナから転戦
2024年03月10日 11:42撮影 by  OPPO Reno9 A, OPPO
3/10 11:42
コルチナから転戦
これが噂のリフトか...
2024年03月10日 11:59撮影 by  OPPO Reno9 A, OPPO
3/10 11:59
これが噂のリフトか...
一通り滑ってからハイク
2024年03月10日 14:42撮影 by  OPPO Reno9 A, OPPO
3/10 14:42
一通り滑ってからハイク
1534まで来た
2024年03月10日 14:54撮影 by  OPPO Reno9 A, OPPO
3/10 14:54
1534まで来た
積雪を観察
2024年03月10日 15:01撮影 by  OPPO Reno9 A, OPPO
3/10 15:01
積雪を観察
下山
2024年03月10日 15:18撮影 by  OPPO Reno9 A, OPPO
3/10 15:18
下山

感想

季節外れの大量降雪により、何年かぶりにコルチナに来た。朝一で板を置きに行ったところ、6時過ぎで既に2人ほど並んでいる。一旦板を置いて車に戻り、再び戻ってきたら、私の板は端に置かれていおり、他に並んでる人がいる。人がいないと弾かれるルールなのかわからないが、しかたなく後ろに並び直した。その後、ザックや忘れ物を取りに何度か車と乗り場を往復することに。10君の友達と話せたことが唯一の収穫で、それ以外はただの長い待機時間であった。

リフトが動いて乗るが、降り場でザックのストラップがリフトに捕まり、リフトを止めてしまうことに...(やきもきしたみなさま、申し訳ございませんでした...)。上部リフトが動くと、いつも通り1本目からツリーに入る。下りてくると、第4ペアには長蛇の列が第2クワッドの降り場まで続いており、クワッドの運航を一時的に止めていた。2本のノートラックを楽しんでから、第五ペアへ移動。すぐ後に俳優の方(スノーボーダー)がいた気がするのだが、真相は藪の中。最後に裏コルへ入り、個人的に未体験の白馬乗鞍ゲレンデへ向かう。どうやら例の11番線リフトが動いているようだ。

チケット売り場で訊いてみると、リフト乗り場で登録することで腕章がもらえるそう。これにしたがって乗り場で同意書に記入し、500円払って腕章をもらう。無事リフトに乗車するも、とても低速。既に線下には複数のトラックが入っている。私の前に乗った中国話者たちは、上部の板がつきそうなほど低い箇所で、落ちたのか降りたのかしらんが、途中下車していった。なんだここは?以前は栂池から登って滑って、さらに登って来ていた若栗の頭にリフトで来るのは、何かとても変な感じであった。

その後、このリフトを使い、方位を変えて色んな斜面に滑り込んだ。リフトがなければ、おそらく滑ることもなかったであろう斜面だった。自分で歩いてくれば、それだけ苦労を伴うので、斜面選びはより慎重になる。歩いた分が報われるような斜面を滑りたいと思うからだ。おのずと北面を選ぶようになり、次も同じようなところを滑る。結果として、地図はなかなか広がらない。しかし、リフトで何度でも来れるとなると、軽い気持ちで「色んなところを滑ってみよう」いう気になり、その結果、滑走範囲は一気に広がる。

わずか数時間で、この山のだいたいの面を滑ってしまった気がした。それはものすごい効率性で快楽を貪る行為だった。しかし、同時にその背後に失われたものの存在を感じ、ぞっとした。このリフトが無ければ、もっと時間をかけて、じっくりとこの山を楽しめたのではないだろうか。その可能性に満ちた時間はギュッと凝縮され、無味乾燥な快楽の時間に置換された。時間は有限で大切だが、短縮することが常に善とは限らない。時間をかけた方が実りあるものになることも間々ある。

最後に、翌日に滑る予定の大崩落を下見するため、リフト降り場から北へ向かった。そこで栂池方面からハイクしてきたと思われるパーティが滑走準備をしており、彼らとすれ違った。私はトラバースをして登り返したが、ガスの中に彼らの歓声が響いた。リフトで無限パウダーを楽しめるようになった結果、みな一様に歩かなくなり、少しだけハイクしたところにはまだノートラックが残っていた。

大崩落はあいにく見えなかったが、積雪は思いのほか安定。翌日に向けていい材料となった。最後のノートラックをかみしめながら下山した。

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