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Yamareco

記録ID: 6585692
全員に公開
ハイキング
近畿

南紀廃集落2 俵石集落

2024年03月22日(金) [日帰り]
 - 拍手
フレアス その他2人
体力度
1
日帰りが可能
GPS
03:35
距離
4.9km
登り
388m
下り
388m
歩くペース
ゆっくり
1.41.5
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:25
休憩
0:02
合計
3:27
8:24
8:26
130
10:35
10:35
55
11:30
11:31
1
11:32
ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2024年03月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
舗装路終点に路駐できる
コース状況/
危険箇所等
全体的に古道が残っていて歩きやすい。危険箇所なし
その他周辺情報 温泉…雲取温泉高田グリーンランド
トイレ…高田第二自然プール
この日は新宮市の俵石集落を探索しました。高田から舗装林道をずっと登って行き、100mくらい未舗装区間があってから山道になります。
2024年03月22日 08:04撮影
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3/22 8:04
この日は新宮市の俵石集落を探索しました。高田から舗装林道をずっと登って行き、100mくらい未舗装区間があってから山道になります。
林道終点の分岐です。右は烏帽子山方向、左は案内がありません。
2024年03月22日 08:24撮影
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3/22 8:24
林道終点の分岐です。右は烏帽子山方向、左は案内がありません。
初めに左の道に行ってみると、しっかりとした古道がありました。この道は川沿いの急斜面をトラバースして遠回りで俵石に至る道です。
2024年03月22日 08:20撮影
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3/22 8:20
初めに左の道に行ってみると、しっかりとした古道がありました。この道は川沿いの急斜面をトラバースして遠回りで俵石に至る道です。
次は分岐の右の道です。こちらも歩くのが楽しい古道があります。
2024年03月22日 08:28撮影
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3/22 8:28
次は分岐の右の道です。こちらも歩くのが楽しい古道があります。
ここで俵石集落の屋敷跡マップを載せました。この日探索したのは北側の家屋群だけで、南側の方は時間の関係で行けませんでした。屋敷跡に番号をふっています。
参考:和歌山県森林基本図(1/5000) https://x.gd/LhK9u (※urlを短縮した)
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ここで俵石集落の屋敷跡マップを載せました。この日探索したのは北側の家屋群だけで、南側の方は時間の関係で行けませんでした。屋敷跡に番号をふっています。
参考:和歌山県森林基本図(1/5000) https://x.gd/LhK9u (※urlを短縮した)
まずは1の屋敷跡です。
2024年03月22日 08:48撮影
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3/22 8:48
まずは1の屋敷跡です。
崩れていますが割と形が残っています
2024年03月22日 08:50撮影
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3/22 8:50
崩れていますが割と形が残っています
大きな箱があります
2024年03月22日 08:52撮影
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3/22 8:52
大きな箱があります
箱の中身は布団でした。朽ちずにのこっています。
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箱の中身は布団でした。朽ちずにのこっています。
ここから少し下の方も見に行きました。ここには電柱が埋まっていました
2024年03月22日 08:55撮影
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3/22 8:55
ここから少し下の方も見に行きました。ここには電柱が埋まっていました
所々大きな岩があります。当時の農地の中にどすんと巨岩が鎮座している様子が想像できます。今は杉が植えられて薄暗いですが、当時はよくある棚田の田園風景の様な明るい景色が広がっていたのでしょう。
2024年03月22日 08:58撮影
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3/22 8:58
所々大きな岩があります。当時の農地の中にどすんと巨岩が鎮座している様子が想像できます。今は杉が植えられて薄暗いですが、当時はよくある棚田の田園風景の様な明るい景色が広がっていたのでしょう。
登山道に戻ってしばらく行くと2の屋敷跡です。この石垣の奥に屋敷がありました。
2024年03月22日 09:12撮影
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3/22 9:12
登山道に戻ってしばらく行くと2の屋敷跡です。この石垣の奥に屋敷がありました。
石垣のすぐ内側に円形の穴があります。
2024年03月22日 09:12撮影
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3/22 9:12
石垣のすぐ内側に円形の穴があります。
テレビがありました。お茶の間で活躍したことでしょう
2024年03月22日 09:09撮影
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3/22 9:09
テレビがありました。お茶の間で活躍したことでしょう
次は3の屋敷跡をめざします。途中岩の前に地蔵がありました。花は造花です。
2024年03月22日 09:15撮影
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3/22 9:15
次は3の屋敷跡をめざします。途中岩の前に地蔵がありました。花は造花です。
前の写真の岩のすぐ下に3の屋敷跡がありました。
2024年03月22日 09:17撮影
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3/22 9:17
前の写真の岩のすぐ下に3の屋敷跡がありました。
時代を感じる洗濯機です。ローラーで脱水するやつですね
2024年03月22日 09:18撮影
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3/22 9:18
時代を感じる洗濯機です。ローラーで脱水するやつですね
次は4,5の建物ですが探したところそれっぽいものはありませんでした。代わりに4の場所になにか祀られているものがありました。写真の中央を参道みたいな道が通っていてサカキも植えてあるのではじめは神社跡かと思っていたのですが…
2024年03月22日 09:41撮影
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3/22 9:41
次は4,5の建物ですが探したところそれっぽいものはありませんでした。代わりに4の場所になにか祀られているものがありました。写真の中央を参道みたいな道が通っていてサカキも植えてあるのではじめは神社跡かと思っていたのですが…
このとき林業従事者の方と遭遇しました!!!なんとこの方は約50年前までここ俵石集落に住んでいたとの事で貴重な話を聞かせていただきました。(記事の感想の欄に詳しく書きました)
2024年03月22日 09:56撮影
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3/22 9:56
このとき林業従事者の方と遭遇しました!!!なんとこの方は約50年前までここ俵石集落に住んでいたとの事で貴重な話を聞かせていただきました。(記事の感想の欄に詳しく書きました)
元住人の方と別れて探索を続けます。ここは事前調査では知らなかったところです。石垣はありますが残骸はなかったので屋敷跡であるか判断できませんでした。
2024年03月22日 10:03撮影
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3/22 10:03
元住人の方と別れて探索を続けます。ここは事前調査では知らなかったところです。石垣はありますが残骸はなかったので屋敷跡であるか判断できませんでした。
そしてついに唯一の現存する建物である6の屋敷跡につきました。
2024年03月22日 10:12撮影
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3/22 10:12
そしてついに唯一の現存する建物である6の屋敷跡につきました。
といっても本当にもうすぐ崩れそうです。真ん中の雑誌類は、本棚に収めてあったのが倒れて出てきたのかもしれません。
2024年03月22日 10:14撮影
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3/22 10:14
といっても本当にもうすぐ崩れそうです。真ん中の雑誌類は、本棚に収めてあったのが倒れて出てきたのかもしれません。
1階建てのようです。
2024年03月22日 10:16撮影
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3/22 10:16
1階建てのようです。
ここから7の屋敷跡を目指します。この屋敷だけぽつんと奥の方に離れて建っていたようです。行きは谷から登っていくルートでアプローチし、帰りは地図に描いた古道でトラバースして戻りました。
2024年03月22日 10:44撮影
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3/22 10:44
ここから7の屋敷跡を目指します。この屋敷だけぽつんと奥の方に離れて建っていたようです。行きは谷から登っていくルートでアプローチし、帰りは地図に描いた古道でトラバースして戻りました。
7の屋敷跡につきました。そんなに木材も家具も残っていません。
2024年03月22日 10:45撮影
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3/22 10:45
7の屋敷跡につきました。そんなに木材も家具も残っていません。
コンクリートの構造物
2024年03月22日 10:49撮影
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3/22 10:49
コンクリートの構造物
遠景。左奥に屋敷が建っていました。
2024年03月22日 10:51撮影
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3/22 10:51
遠景。左奥に屋敷が建っていました。
帰りは東に伸びる道をみつけたのでこれで戻ります。
2024年03月22日 10:52撮影
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3/22 10:52
帰りは東に伸びる道をみつけたのでこれで戻ります。
終始雰囲気のいい山歩きでした
2024年03月22日 11:06撮影
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3/22 11:06
終始雰囲気のいい山歩きでした

感想

南紀廃集落ツアー2日目は俵石集落に行ってきました。本当は南側の家屋群も探索したかったのですが、時間が無くて北側だけしか探索できませんでした。
途中で出会った元住人の方の話を載せておきます(個人情報もあるので全部は書けません)
・この方は約5,60年前に俵石から離村され、この日は俵石で林業作業をしに来られた
・当時は田んぼが広がって、その広さは一町(どこの範囲かは分からないですが)
・子供は4kmくらいあるいて町の小学校に通っていた
・当時子供は3人くらいいた
・僕たちが神社跡だと思っていたところは墓地だった

探索中は廃屋の写真ばかり撮っていて、肝心の棚田の様子をあまり撮影していませんでした。登山道からかなり下の方まで農地が作られていて、とても範囲の広い集落だなと驚いていたのですがそれも記録すべきでした。
ところで廃集落でありがちな、杉が植えられている状態の農地跡は、撮影しようと思ってもピントが杉の方にあってしまってただの杉林の写真にしか見えないので難しいですね( ̄▽ ̄;)

南紀廃集落ツアーは本当はあと4箇所ほど行く予定だったのですが、この日から1週間くらいずっと雨予報というツキのない天候だったので、しぶしぶこの日までの2箇所だけ探索して終了することになりました。
南紀廃集落ツアーを終えてですが、帰って古地図を見直したり写真を整理したりする中で、事前調査が足りなかったというのを痛感しました。僕の場合古地図を一度見るだけでは不十分で、たいてい2日くらい経って見直してみると新しく発見することがあります。今回は、ツアーから帰ってきてはじめて気づいたことがいくつかあったので、勿体ないことをしたなという気持ちです。

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