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Yamareco

記録ID: 6586576
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

残雪の聖岳と悠久の遠山谷

1977年04月30日(土) 〜 1977年05月03日(火)
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GPS
--:--
距離
45.7km
登り
3,530m
下り
3,963m

コースタイム

1日目:畑薙第1ダム-畑薙大吊橋-ウソッコ沢小屋-横窪沢小屋-茶臼小屋(泊)
2日目:茶臼小屋-茶臼岳-上河内岳-聖平-聖岳-聖平小屋(泊)
3日目:停滞
4日目:聖平小屋-薊畑-西沢渡-北又渡-本谷口
天候 4月30日:晴れ
5月 1日:晴れ
  2日:雨 
  3日:快晴
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往:京都-(新幹線)-豊橋-金谷-千頭-井川-畑薙第1ダム
復:本谷口-平岡-豊橋-(新幹線)-京都
1日目。早朝、金谷から千頭、井川経由で畑薙第1ダムまで来た。ダム湖畔からは雪を残した茶臼岳と上河内岳が見えました。畑薙第1ダムを午前7時30分に出発。
1日目。早朝、金谷から千頭、井川経由で畑薙第1ダムまで来た。ダム湖畔からは雪を残した茶臼岳と上河内岳が見えました。畑薙第1ダムを午前7時30分に出発。
午前8時30分。畑薙大吊橋から茶臼岳に向かう。
午前8時30分。畑薙大吊橋から茶臼岳に向かう。
写真は茶臼小屋からの笊ヶ岳。
ウソッコ沢小屋を午前9時45分、横窪沢小屋を午前12時5分に通過して茶臼小屋には午後3時35分に着く。2階の片隅を確保した。
写真は茶臼小屋からの笊ヶ岳。
ウソッコ沢小屋を午前9時45分、横窪沢小屋を午前12時5分に通過して茶臼小屋には午後3時35分に着く。2階の片隅を確保した。
2日目はまずまずの好天気だった。茶臼小屋を午前5時50分に出発。
まず茶臼岳に登って聖岳、赤石岳、悪沢岳の南アルプス南部の巨峰群を眺める。右は次に登る上河内岳。
2日目はまずまずの好天気だった。茶臼小屋を午前5時50分に出発。
まず茶臼岳に登って聖岳、赤石岳、悪沢岳の南アルプス南部の巨峰群を眺める。右は次に登る上河内岳。
茶臼岳で記念写真。
茶臼岳で記念写真。
茶臼岳からの上河内岳。
茶臼岳からの上河内岳。
茶臼岳から南の光岳方面の山々を眺める。主稜線を辿って手前から仁田岳、易老岳、イザルガ岳、光岳。右後方には加加森山や池口岳。
茶臼岳から南の光岳方面の山々を眺める。主稜線を辿って手前から仁田岳、易老岳、イザルガ岳、光岳。右後方には加加森山や池口岳。
午前6時20分に茶臼岳を発ち上河内岳に向かう。途中にあった池の畔から聖岳を眺める。なかなかいい雰囲気のところです。
午前6時20分に茶臼岳を発ち上河内岳に向かう。途中にあった池の畔から聖岳を眺める。なかなかいい雰囲気のところです。
同じ池から上河内岳を見る。結構な登りとなりそうだった。前方に歩いている人が見える。
同じ池から上河内岳を見る。結構な登りとなりそうだった。前方に歩いている人が見える。
池のあとはお花畑。しかしこの時はすべて雪の下。
池のあとはお花畑。しかしこの時はすべて雪の下。
午前8時に上河内岳に着く。風が強く立っておれない。山頂から茶臼岳(左手前)、仁田岳、光岳方面を振り返る。
左後方には信濃俣や不動岳、丸盆岳、黒法師岳。
午前8時に上河内岳に着く。風が強く立っておれない。山頂から茶臼岳(左手前)、仁田岳、光岳方面を振り返る。
左後方には信濃俣や不動岳、丸盆岳、黒法師岳。
上河内岳からの聖岳。
上河内岳からの聖岳。
上河内岳からの赤石岳。
上河内岳からの赤石岳。
上河内岳からの悪沢岳。
南アルプス南部の巨峰群を間近かに見ることが出来て感激です。
上河内岳からの悪沢岳。
南アルプス南部の巨峰群を間近かに見ることが出来て感激です。
上河内岳を発ち聖平を経て聖岳に向かう。途中、P2702で左に折れるところを直進してしまい、間違いに気づいて正規ルートに戻る。
聖平着は午前10時40分で、ここで50分ほど休んでいる。多分聖平小屋に行き、寝場所を確保して荷物を置いて来たものと思う。その後午前11時30分に聖岳に取り付く。
上河内岳を発ち聖平を経て聖岳に向かう。途中、P2702で左に折れるところを直進してしまい、間違いに気づいて正規ルートに戻る。
聖平着は午前10時40分で、ここで50分ほど休んでいる。多分聖平小屋に行き、寝場所を確保して荷物を置いて来たものと思う。その後午前11時30分に聖岳に取り付く。
午後2時に聖岳に到着。記念写真を撮りました。聖岳山頂も風が強かった。
午後2時に聖岳に到着。記念写真を撮りました。聖岳山頂も風が強かった。
聖岳山頂から富士山を眺める。その手前は、白峰南嶺の笊ヶ岳と布引山。
聖岳山頂から富士山を眺める。その手前は、白峰南嶺の笊ヶ岳と布引山。
聖岳から上河内岳を振り返る。間違って左の尾根を進んだようです。正解は中央右寄りの手前に下る尾根でした。
聖岳から上河内岳を振り返る。間違って左の尾根を進んだようです。正解は中央右寄りの手前に下る尾根でした。
聖岳からの赤石岳。
左遠くに仙丈ヶ岳、後ろは荒川三山、その後ろに塩見岳が少し。
聖岳からの赤石岳。
左遠くに仙丈ヶ岳、後ろは荒川三山、その後ろに塩見岳が少し。
聖岳の隣の兎岳。
聖岳の隣の兎岳。
大沢岳と中央アルプス。
大沢岳と中央アルプス。
聖平小屋には午後3時30分に戻りました。そこそこの数の登山者だったと思います。
3日目は予報どおりの悪天候で停滞日となった。
聖平小屋には午後3時30分に戻りました。そこそこの数の登山者だったと思います。
3日目は予報どおりの悪天候で停滞日となった。
4日目はスカッと晴れた好天気。聖平小屋を午前5時45分に出発した。途中の薊畑からは光岳とイザルガ岳の堂々とした山容を眺めることが出来た。
4日目はスカッと晴れた好天気。聖平小屋を午前5時45分に出発した。途中の薊畑からは光岳とイザルガ岳の堂々とした山容を眺めることが出来た。
薊畑から西沢渡に向けて高度を落として行く。途中で光岳を見納める。
薊畑から西沢渡に向けて高度を落として行く。途中で光岳を見納める。
午前9時に西沢渡に下り立ち、上河内岳の稜線と遠山川を眺める。
西沢渡からは本谷口まで遠山川沿いに延々と20kmの歩行が待っていた。
午前9時に西沢渡に下り立ち、上河内岳の稜線と遠山川を眺める。
西沢渡からは本谷口まで遠山川沿いに延々と20kmの歩行が待っていた。
易老渡付近から上河内岳の稜線を望む。
易老渡付近から上河内岳の稜線を望む。
易老渡付近から聖岳を振り返る。
易老渡付近から聖岳を振り返る。
柿の島あたりから聖岳遠望。見納めです。
西沢渡から歩くこと6時間ほどで午後3時に本谷口に着いた。疲れた体にこの長距離の歩行は大変厳しいものでした。
本谷口からバスで平岡に出て、平岡から豊橋経由で新幹線で京都に向かいました。
柿の島あたりから聖岳遠望。見納めです。
西沢渡から歩くこと6時間ほどで午後3時に本谷口に着いた。疲れた体にこの長距離の歩行は大変厳しいものでした。
本谷口からバスで平岡に出て、平岡から豊橋経由で新幹線で京都に向かいました。

感想

今回は未踏の南アルプス3000m峰である農鳥岳、塩見岳、聖岳のうち最南端の聖岳を目指した。
前日、新幹線で豊橋まで来て東海道本線の夜行普通列車で深夜に金谷に着く。しばらく仮眠してから大井川鉄道で千頭まで行き、そこでトロッコのような可愛い汽車に乗り換える。大井川の深い渓谷を走って井川まで行き、さらにバスに乗継いで早朝畑薙第1ダムに着く。既に夜は明け、畑薙湖の向こうに茶臼岳から上河内岳にかけての白い稜線が見える。支度をしてから畑薙湖に沿って歩いて行き、長い吊橋を渡って登山道に入る。
1日目はウソッコ沢や横窪沢を経た茶臼小屋までの標高差1500mの登りだった。しかし登りの途中はあまり記憶にない。多分南アルプスらしい樹林の中の単調な登りだったのだろう。雪の斜面を登って辿り着いた茶臼小屋は無人で開放されていた。2階の片隅を確保して1泊する。
翌日は晴れてはいるが少し霞がかかっており、それほど見通しは良くなかった。それでも南アルプス南部の山々の眺めは豪快で素晴らしい。茶臼岳からお花畑をとおって上河内岳に向かい頂上に登ったが風が強くて長居は出来なかった。聖平へ行く途中、下る尾根を間違えてが、すぐに気がついて登山道に復帰した。聖平に着いたのは昼前だった。予報では明日の天気は芳しくなさそうだったので、時間もあるのでその日のうちに聖岳を往復することにした。急登を終えて登り着いた山頂からは赤石、大沢、兎などの山々を始め富士山も望まれたが、やはり風は強かった。
翌日は予報通りの天気で聖平小屋での停滞を余儀なくされた。
4日目はすっきりとした晴天だった。薊畑から朝日に輝く光岳を眺めて下りにかかる。樹林の中の道を順調に下って西沢渡に降り立ったが、ここから本谷口までの20kmの道のりは長く辛かった。上河内岳や聖岳を振り返りながら遠山川沿いに6時間ほども歩き続けてバス停に着いた時はくたびれ果てた状態だった。今では見られなくなった女性の車掌が乗務するバスで和田まで行き、そこで乗り換えて平岡に向かった。車窓から風に泳ぐ鯉幟を見て既に5月という季節になっていることに気がついた。

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