越前・経ヶ岳（銚子ヶ口展望台より往復：梅雨最中の北陸ツアー）

2015年06月21日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 7.4km
• 登り: 929m
• 下り: 933m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:22
• 休憩: 0:39
• 合計: 5:01

7:55 銚子ヶ口展望広場・駐車場
8:00 8:05 保月山コース登山口
8:34 8:34 アダムとイブ
9:00 9:05 保月山
9:46 9:51 杓子岳
10:08 10:09 中岳
10:18 10:18 切窓
10:49 10:50 経ヶ岳（頂上広場）
10:54 10:56 経ヶ岳
10:58 11:08 経ヶ岳（頂上広場）
11:31 11:31 切窓
11:45 11:46 中岳
11:57 11:57 杓子岳
12:20 12:29 保月山
12:54 12:54 保月山コース登山口
12:56 銚子ヶ口展望広場

天候

曇り一時薄日射す、のちガス・小雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

南六呂師より法恩寺林道を勝山方面へ上がり、銚子ヶ口展望台へ。10台強の駐車スペースあり、登山口は展望台から数分勝山方面へ下ったところ。

写真

6/21 6:55

昨夜は、勝山市内の旅館・板甚に素泊まり。未明からの雨のため、出発を遅らせます。

6/21 6:58

6時半過ぎより雨も上がり、青空も！予定通り経ヶ岳へ向かいます。

6/21 7:38

銚子が口展望台の駐車場着。当然ながら一番乗り…

6/21 7:39

未明からの雨が奇跡的に上がり、荒島岳も見えてきました！

6/21 7:40

越前大野方面も晴れてきました。

6/21 7:56

法恩寺林道を勝山方面に若干下ったところに登山口あり。（駐車場に表示がなく、少し分かりにくいです。）

6/21 8:15

ツツジとササユリが雨上がりの美林に映えます。

6/21 8:32

保月山名物・アダムとイブ。すぐ横に「子供」もいますね。

6/21 9:00

保月山到着。今朝も自撮り…

6/21 9:01

今のところ明るいガスで涼しく、大野市方面の展望も良好。

6/21 9:02

一応、三角点タッチ撮っときます。

6/21 9:10

ガスに煙る山肌。幽玄枯淡の趣。

6/21 9:22

岩とハシゴ。標高1,300m前後にしては、高山の趣です。

6/21 9:44

中岳の気持ちの良い笹道から、ようやく経ヶ岳の山腹が見えてきました！

6/21 9:51

ニッコウキスゲのプロムナードです。

6/21 9:55

中岳全景！

6/21 9:56

経ヶ岳の絶頂ももう少しで見えそうな…

6/21 10:02

杓子岳を振り返って。岐阜県側からガスが…

6/21 10:06

中岳山頂より。経ヶ岳の頂上がわずかに見えてきました！

6/21 10:09

今度は絶頂がかなりハッキリ。テンションアップ！！

6/21 10:54

無人の経ヶ岳山頂自撮り。何とか雨に降られず、ピークまで辿り着きました！

6/21 10:54

山頂から徒歩3分、三角点探訪にやって来ました。笹ヤブでビチョビチョです…！

6/21 10:57

ただいま〜！この標高は、三角点のところのはずですが、普通の登山者は気づかずにここで引き返しちゃうでしょう…

6/21 11:13

ガスの流れが早い。雨が降ってくる中、ダッシュで下山します。この後、杓子岳の手前で10人ぐらいのパーティとすれ違いました…。

6/21 11:17

お隣りの法恩寺山方面？

6/21 11:21

窪地にはまだ残雪あり。大野市方面も遠くに少し見えてます。

6/21 11:22

保月山につながるフンイキの良い尾根も全貌が…

6/21 11:37

怒濤の下りの後の強烈な登り返し。要所にロープあり、助かります！

6/21 12:55

無事ゴール！！途中ですれ違った団体さんは、どうやらチャーターバスツアーのようですね。

撮影機器：

EXILIM Hi-ZOOM EX-H15 カシオ

AQUOS PHONE Xx mini 303SH SoftBank シャープ

感想

さとなお

北陸ツアー二日目、経ヶ岳登山に備え、勝山市内の古い旅館に宿泊するも、前夜の天気予報は最悪。未明まで強い雨が降り続き、今日はさすがに山は諦めて、当地名物・恐竜博物館や近くの永平寺観光で久し振りにまったり過ごそうか、と腹を決め二度寝。ところが、朝6時前に目覚めてみると、雨は上がり、あろうことか青空も覗きやおらテンションアップ。早速車を飛ばし、銚子ヶ口の展望台へ駆け上がると、大野市方面や荒島岳の展望も拓け、「戦闘モード」に切り替えて当初計画より約3時間遅れで登山開始。
　登り始めると、さすがに梅雨時とあってルート周辺はガスに包まれますが、時折薄日も漏れるまずまずの天候、暫くは雨の心配もなさそう、と勇んで歩を進めます。思わず微笑まされる名物・アダムとイブを過ぎ、一登りで保月山頂到着。ここからは、標高の割に高度感のある岩稜混じりの尾根歩き。向かいの山肌にガスが流れる幽玄枯淡の趣に、ガスガスの一人歩きの無聊も慰められます。やや急登の木ハシゴ・木段を越えると、眼前に気持ちの良い笹道斜面の拡がる杓子岳到着。この景色が見られただけでも、曇天を突いて登ってきた甲斐がありました。
　ここからは周囲の展望も拓け、晴れていれば更にテンションも上がるところ、中岳を越えると一転して切窓まで滑りやすい急な下り、帰りの登り返しはさぞかしと少しブルーになりますが、ガスが薄くなって目指す経ヶ岳の絶頂もチラリと姿を見せ、気を取り直し登りモードに切り替えます。コルからはいよいよ最後の笹斜面の急登。要所にはしっかりロープもあって助かりますが、ところどころ「ここはロープ要るでしょう」というツッコミポイントで手掛かりが切れ、両手で笹を掴んで四肢の力を総動員してよじ登ります。ついに目標の午前11時より少し早く無人の経ヶ岳山頂広場着。
　証拠写真を自撮り後、ザックを置いて少し奥の三角点ポイントへ。（経ヶ岳の先人ヤマレコで「三角点を踏み損ねた！」という記事を出発直前に拝見し、このトラップに気付きました。先輩諸氏の貴重な教訓がすぐに活かせるのはヤマレコの強みで、本当に有り難く思います！）途中からは笹藪も深く、この先に本当に三角点ありや？と不安になる頃、やっと道端で笹に埋もれた三角点発見。これでは測量も大変でしょ！と一人ツッコミを入れ、山頂広場に戻ってしばしの腹拵え＆休憩。
　そうこうするうち、やや雨粒も大きくなってきて、そそくさと下山開始。今日も経ヶ岳独り占めか、と急斜面をロープと笹に掴まりながら下っていくと、中岳手前で団体さんパーティと遭遇。この悪天で皆さん好きですねぇ、と心で呟き、お前もだろ！と心の相方がツッコミ返します。ともかくも、下りも雨脚は幸いさほど強まらず、時折ガスが晴れて拡がる法恩寺山や大野市街方面の展望をチラ見しながら、快調に歩を進めます。保月山を越え、帰りはアダムとイブもあっさりスルーして、目論見通り、午後イチで駐車場帰着。さして雨にも降られず、近傍の展望も得られた幸運に感謝しつつ、この時間なら福井県に残るもう一座の未踏峰、冠山もギリで行けるのでは、とチャレンジャーの血がにわかにたぎります。今日は父の日ですが、ムスコ達よ、我が家の父ちゃんの冒険の旅はまだまだ続きます！

コメント

TESSYUU

ようこそふくいへ
　遅くなりましたが、はじめまして。２日間の登山おつかれさまでした。わが故郷ふくいは晴れ間の見える日が通年で日本一すくないところだった記憶があります。３００名山の他にも里山が一杯ございますので、いつしかご案内できたらと思っております。てつしゆうは案内だけで、のろますぎてご同行はやめておきます。

さとなお

Re: ようこそふくいへ
温かいメッセージ、有り難うございます。経ヶ岳は、標高の割に岩場あり、気持ち良い笹原のトレールありと変化に富んでおり、これで展望が開けていれば最高の山歩きができたはず、と感じました。
　福井県は百名山産みの親の深田久弥氏との深いご縁もあり、北陸新幹線開通で首都圏からのアクセスも劇的に改善されたので、これから里山も含めて福井の山々の人気が盛り上がるのでは、と思います。小生も、評判の恐竜博物館見学などと併せ、また家族を連れて再訪したく思っております。その折には、また最新情報のご教示を宜しくお願い致します！