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Yamareco

記録ID: 665886
全員に公開
ハイキング
関東

群馬県境 その3の1 野峰山腹

2015年06月20日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 栃木県 群馬県
 - 拍手
mikan335 その他2人
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
08:38
距離
12.4km
登り
1,553m
下り
1,289m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
8:39
休憩
0:00
合計
8:39
距離 12.4km 登り 1,562m 下り 1,295m
7:47
516
スタート地点
16:23
3
16:26
ゴール地点
天候 高曇り
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
閉篭里は野外活動センター先の林道終点に駐車スペース
県道337線と三境林道の接合点にはかなり広い駐車スペース
梅田大橋西側に公衆トイレあり
コース状況/
危険箇所等
できるだけ県境に沿って進むというよほどの好事家にしかおすすめしない。県境に基本的に道はない。しかも、今回のコースは不規則に上がったり下がったり、尾根でも沢でもない単なる山腹のトラバースもある。ただし、下草がない自然林と植林地で藪もない。2か所の難所の沢下りとのぼり返しは土壁急坂で落ちたら止まらないかもしれない。地図読み技術必須。もしもの時のためにGPSも持参されるといいと思う。
その他周辺情報 富沢山旅クラブの企画です。 詳しくは http://yamanogaido-tommy.at.webry.info/
をご覧ください。参加者絶賛募集中とのこと。(県境シリーズ その2は、私は不参加のため、山レコに記録はありません。)

県境がなぜ山腹を通っているか? 
昔は県道337号が走っている桐生川が県境・国境(昔の上毛野と下毛野の国境。ちなみに合わせて両毛)だったらしい。実際20万分の1の地図の国境の線はそこにひかれている。桐生川の下流左岸の現在の菱町は以前は栃木県であったが、桐生市に近く、生活は完全に桐生に依存しており、また桐生川の管理に金がかかって困ったこともあり、県を超えた合併により群馬県桐生市に身売り?し編入された。この上流に取り残された形になった栃木県旧田沼町入飛駒地区も、1968年に同じく群馬県桐生市に編入されることになったが、そのとき栃木県側は町有林だけは栃木県に残して集落だけを桐生市にあげたらしい。それで、山腹に県境ができたとのこと。山腹が境界というのは全国的にめずらしいらしいです。
閉篭里 野外活動センター先の 野峰登山口の駐車スペース
つめれば 4~5台は止められるのでは?
閉篭里 野外活動センター先の 野峰登山口の駐車スペース
つめれば 4~5台は止められるのでは?
お社で登山安全を祈ってスタート
お社で登山安全を祈ってスタート
駐車スペースから5分程歩き、林道沿いの川を渡って県境の尾根に取りつく
駐車スペースから5分程歩き、林道沿いの川を渡って県境の尾根に取りつく
しょっぱなからかなりの登り
しょっぱなからかなりの登り
登山道はないけど、いってみれば高速道路のような尾根道。
尾根道は天国
登山道はないけど、いってみれば高速道路のような尾根道。
尾根道は天国
尾根上小ピークの石祠
尾根上小ピークの石祠
ビニール杭は県境じゃないんだろうけど。
ビニール杭は県境じゃないんだろうけど。
「た」の字の意匠は 今は無き栃木県阿蘇郡田沼町の市章
2015年06月20日 09:22撮影 by  KASHMIR3D/9.160, KASHMIR3D.COM
6/20 9:22
「た」の字の意匠は 今は無き栃木県阿蘇郡田沼町の市章
立派な石柱杭 県境その1では、桐生市の杭だったが、今回はまたちょっと違う。 側面には○に山のマーク、ピークには太目
立派な石柱杭 県境その1では、桐生市の杭だったが、今回はまたちょっと違う。 側面には○に山のマーク、ピークには太目
斜面には 細めの石杭が。 太い石柱タイプと連番の様。同じく○に山のマークも入っている。
斜面には 細めの石杭が。 太い石柱タイプと連番の様。同じく○に山のマークも入っている。
かなりの急登。でもこのくらいならピッケルはいらない。
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かなりの急登。でもこのくらいならピッケルはいらない。
県境杭? はあるところにはうっとうしいくらいあるが、道標ではないので、迷いやすいところにあるわけではない。単なる安心材料にしかならない。
県境杭? はあるところにはうっとうしいくらいあるが、道標ではないので、迷いやすいところにあるわけではない。単なる安心材料にしかならない。
下草藪はないが、石がごろごろしていて歩きにくい。
下草藪はないが、石がごろごろしていて歩きにくい。
真新しい、熊のものと思われる足跡と、木の実食の糞。量が多いのでやっぱり熊だよね? ちょっと下痢気味?
鹿の糞はいたるところにある。
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真新しい、熊のものと思われる足跡と、木の実食の糞。量が多いのでやっぱり熊だよね? ちょっと下痢気味?
鹿の糞はいたるところにある。
気持ちの良い自然林ではある。
気持ちの良い自然林ではある。
第一の難所を下降する。
第一の難所を下降する。
振り返るとこのくらいの急坂。下りは木が多いのでどうにか。
振り返るとこのくらいの急坂。下りは木が多いのでどうにか。
降り切って沢床。沢床はゴルジェも滝もない穏やかなもの。これから第一の難所の登り。県境沿いは手ごわそうなので、北側に一本尾根をはずす。
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降り切って沢床。沢床はゴルジェも滝もない穏やかなもの。これから第一の難所の登り。県境沿いは手ごわそうなので、北側に一本尾根をはずす。
序盤はそこそこ
ちょっと危なそうなので、ロープを出してもらう。30m 3ピッチ。ピッケル大活躍
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ちょっと危なそうなので、ロープを出してもらう。30m 3ピッチ。ピッケル大活躍
やっと第一の難所が終了
やっと第一の難所が終了
しばし憩いの尾根道
しばし憩いの尾根道
ここから県境は山腹をトラバース。県境は妙な上り下りがあるけど、やってられないので、同じ高度でトラバース。ずっと同じ方向に足が傾いたまま進むので、足が痛い!
ここから県境は山腹をトラバース。県境は妙な上り下りがあるけど、やってられないので、同じ高度でトラバース。ずっと同じ方向に足が傾いたまま進むので、足が痛い!
第2の難所の下降開始
第2の難所の下降開始
最初は余裕
岩がでてきて面倒なので、懸垂下降(15m 2ピッチ)で突破。沢床は穏やかな感じ。
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岩がでてきて面倒なので、懸垂下降(15m 2ピッチ)で突破。沢床は穏やかな感じ。
沢床に下りて、ほっと一息して、今度は急登。県境は下降地点からやや下流に行くのだが、様子が悪いので、戻って手前の登りやすそうな尾根にトライ。それでも安全のためロープを出してもらう。 30m 3ピッチ 時間を食う。
沢床に下りて、ほっと一息して、今度は急登。県境は下降地点からやや下流に行くのだが、様子が悪いので、戻って手前の登りやすそうな尾根にトライ。それでも安全のためロープを出してもらう。 30m 3ピッチ 時間を食う。
この写真地図上784m地点だとおもうのですが。。
この写真地図上784m地点だとおもうのですが。。
石鴨林道におりるまで 穏やかな尾根道。ただし地図読み注意。下りで間違った尾根に降りないように。
石鴨林道におりるまで 穏やかな尾根道。ただし地図読み注意。下りで間違った尾根に降りないように。
林道まで無事到着。 P906を上り下りする第2レグをやるには時間が遅いため ここでギブアップ。壊れた県境杭を発見したので印にケルンを積む。
林道まで無事到着。 P906を上り下りする第2レグをやるには時間が遅いため ここでギブアップ。壊れた県境杭を発見したので印にケルンを積む。
目的地に到達できなかったので、県道を歩く。県道の脇には小仏が時折見送ってくれる。
目的地に到達できなかったので、県道を歩く。県道の脇には小仏が時折見送ってくれる。
ユキノシタや、マタタビが満開
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ユキノシタや、マタタビが満開
県道沿いの沢も景観がすばらしい。
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県道沿いの沢も景観がすばらしい。
不死熊橋手前 県道337線起点 三境林道起点(根本山登山口)にも十分な駐車スペースがある。
不死熊橋手前 県道337線起点 三境林道起点(根本山登山口)にも十分な駐車スペースがある。
撮影機器:

装備

個人装備
ピッケル(泥壁登りに必要) ハーネス 下降器
共同装備
ロープ 30m GPS

感想

富澤ガイド山旅クラブの企画でした。こちらもご覧ください。
https://yamanogaido-tommy.at.webry.info/201506/article_6.html

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