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Yamareco

記録ID: 667231
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

梅雨の合間の暴風 富士山

2015年06月27日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
7.8km
登り
1,394m
下り
1,396m

コースタイム

日帰り
山行
7:10
休憩
0:30
合計
7:40
10:10
50
11:00
11:00
40
11:40
11:40
40
12:20
12:30
40
13:10
13:10
30
13:40
13:40
80
15:00
15:10
10
15:20
15:20
20
15:40
15:40
30
16:10
16:10
60
17:10
17:20
30
天候 晴れ 終日暴風
過去天気図(気象庁) 2015年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
富士宮登山口までレンタカーで
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありませんが、暴風のため、転倒・落石のリスクが格段に増えます。立っていられない時が頻繁にありました。引き返す人もいたようです。こんな風は、初めての体験でした。しゃがんでいる人が、ずるずる引きずられる風って、風速何メートルくらいでしょうか?
その他周辺情報 開山前なので、六合目までしか営業してません。
予約できる山小屋
八合目池田館
遅れて10時10分スタート。空いてます。
遅れて10時10分スタート。空いてます。
天気も良く、来てよかった。幸先良いスタート。
天気も良く、来てよかった。幸先良いスタート。
富士宮ルートを登っていきます。
富士宮ルートを登っていきます。
ここから3776まで4時間以内で登りたい。
ここから3776まで4時間以内で登りたい。
スタート地点から頂上方向を。
スタート地点から頂上方向を。
宝永山と同じ目線
宝永山と同じ目線
2300mを境に、下は雲の中。
2300mを境に、下は雲の中。
順調に進んでいるが、とにかく風がつよい。帽子が吹き飛ばされた‼草に引っかかり助かりました。
順調に進んでいるが、とにかく風がつよい。帽子が吹き飛ばされた‼草に引っかかり助かりました。
登っていく人がいない。下山者も少ない。
登っていく人がいない。下山者も少ない。
暴風は、立っていられない時が頻繁に。砂嵐のように風上から。小石もパラパラ。
暴風は、立っていられない時が頻繁に。砂嵐のように風上から。小石もパラパラ。
でもここまで来てしまっている。風に隠れて休憩。
でもここまで来てしまっている。風に隠れて休憩。
空気の薄さ未体験ゾーン。やたら息があがる。
空気の薄さ未体験ゾーン。やたら息があがる。
伊豆半島などが見えてきた。風は、いっこうに止まないが、雲が取れ、絶景が!
伊豆半島などが見えてきた。風は、いっこうに止まないが、雲が取れ、絶景が!
そして登頂!
火口を臨む。
登ってきた浅間大社方面
登ってきた浅間大社方面
そして剣ヶ峰を独占。というか、たった一人の山頂です。
2
そして剣ヶ峰を独占。というか、たった一人の山頂です。
振りかえって剣ヶ峰。
振りかえって剣ヶ峰。
九合目から山頂を望む。
九合目から山頂を望む。
苦しかった暴風域はまだ続く。
苦しかった暴風域はまだ続く。
雲がさらにとれていく。
雲がさらにとれていく。
日本平も視界に
六合目は営業
伊豆半島方面
静岡方面
南アルプス方面
帰って来ました。明日登る人がテントを張ってました。その他の方は車中泊でしょうか。
帰って来ました。明日登る人がテントを張ってました。その他の方は車中泊でしょうか。

感想

暴風との戦いの富士山初登頂でした。
富士山にはいつか登ってみたいと思っていたが、世界遺産になってますます混むだろうし。しかし今年は、雪解けが早く、登山道は夏道。交通規制もなく登山口まで行けるので、今しかないと思っていた。今週は雨という予報だったが、夜中目覚めると、曇り時々晴れに!空いてる登山するチャンスと、夜中にかみさんに自家用車を借りる陳情をしたが、あえなく却下。軽のレンタカーを借りて、名古屋から一路富士宮口へ。途中、ETCカードを忘れて自宅に戻るおまけつきで、登山口到着は9:50。駐車場は、急に天候が良くなったせいか、少ない。または、到着が遅すぎるからか。準備をして遅い登山をスタート。

気持ちは若干焦っていた。本来、標高に慣れるため、1〜2時間ほど5合目にいてから登りたかったが、登りはじめる時間が遅すぎるので、早速スタート。なんとなく、風が強いなあと思う程度で、高度順応が気がかりで、焦る気持ちはあるが、ゆっくり目のペースで登山開始。しかし、この時間、降りてくる人はいるが、登っていく人は数人程度。しかし、6合目でその数人は、引き返していった。
 理由はすぐわかった。恐ろしいまでの強風。高度を上げるたびに強くなっていく。しかし、雨は降りそうもないし、頂上方面は雲もない。一人寂しく登山をしている。
 帽子も飛ばされたが、かろうじて数メートル先の草に引っかかった。それがなければ、どこまでも飛んでいっただろう。登山者はいないが、下山者はいる。すれ違う人皆が「風が強いねえ。頂上は立っていられないよ」と言っている。風は、砂まじり、時に小石交じりになってきた。こんな時に自然落石が発生しやすいのだろうか?
 8合目ですれ違った人は、「朝はもっとひどかった。高校の山岳部が登頂をあきらめ途中で下って行った。」といっていた。もう少し行ってみようと思いながら、高度を重ねる。そんな中、僕以外の唯一の登山者が、トレランで駆け抜けていった。超人だなあ、あの人。
 高山病?ではないのだろうが、空気が薄くすぐ息切れする。3200mを超え、穂高より上の未体験ゾーンに入った。気温はおそらく数度レベル。いつもは薄着登山の僕も、着込んで、最後は雨具まで装着した。風が体感温度を相当下げていると思う。
 そして、ついに誰もいない神社到着。さて、剣ヶ峰はどうしよう。この暴風の中で。
 30m行ったら、引き返そうの繰り返しで剣ヶ峰方面へ。時には這いつくばりながら。そして、山頂へ到着!そうしたら、人が4人。外国の方々が、写真を撮っていた。僕だけじゃなかったみたい。
 彼らも下山。そして、誰もいなくなった山頂。ちょっと風が暴風から強風くらいになりました。下界は雲が取れ、湘南、箱根、伊豆半島、駿河湾、日本平などが見渡せた。反対側は、雲が多かったが、南アルプス方面を見ることができた。どの山がどれかはわからないが。
 本当は、御釜一周したかったが、風が強いこと、もう15:00回っていることなどから、あきらめ下山をした。また、今度、風が弱いかつ空いた日にきたいと思う。
 そして下山。九合目付近で2人の登山者とすれ違った。僕より遅い人がいたんですね。頑張ってください。
 相変わらずの暴風の中、下山。息切れも高度を下げてくるとなくなってきた。富士山レベルの弾丸ピストンは、せめて5合目で時間をとるとまだましだったかも。駐車場に着いた時17:30は、明日の登山予定の人たちが、テントを張ったりしていた。

 初、富士山登山は、大成功。景色もまずます。ただし、暴風の中の登山。ある意味、思い出深い貴重な登山でした。さて、レンタカー22:00までに返すんだった。温泉も富士宮焼きそばも断念。弾丸で名古屋方面に向かいます。下界におりてきたら、和やかな微風が吹いていました。
 
 後日、目が痛かったです。目や鼻の孔、耳の穴、髪の毛が砂だらけでした。眼鏡をかけてましたが、ゴーグルタイプじゃないとダメみたいです。

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