新緑の若丹国境☆権蔵坂〜杉尾坂手前〜五波峠
- GPS
- 06:46
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 948m
- 下り
- 696m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■染ヶ谷・355から権蔵坂古道、林道に出合ったら南に進むのが正解 ■若丹国境稜線を杉尾坂峠手前まで踏み跡薄い、疎らに道標やマーキングあり ■権蔵坂から中山谷山間はマーキング見当たらないので複雑な地形ではルーファイ必要 ※五波峠に自転車をデポ |
写真
感想
若狭と丹波を分ける若丹国境尾根は、西は頭巾山から東の三国峠まで長大な尾根である。ほとんど踏破しているのだが、三国峠から杉尾坂までは昨秋に山猫さん達と歩くことができた。残るはあと少し、山深くアクセスが難しい権蔵坂から先の杉尾峠までが残っているのだ。名田庄の染ヶ谷からの古道を辿って権蔵坂峠に上がり、若丹国境を杉尾坂までなら単独でも歩けそうだ。
大飯名田庄の五波峠までは2時間を要する。五波峠に着くと京都側から単独登山者が上がって来られた。林道は全線が舗装路で掃除も綺麗にされている。チャリをデポしてから染ヶ谷の古道の取付きポイントの余地に車を停めた。
古道が分からないので尾根を直登すると堀割れた古道に出合うことができた。新緑の尾根をジグを切って上がって行くと林道と交差して山側が崖になっている。古道は南にトラバースすればよいはずだが、尾根を辿りたくなって取付きポイントを探す。尾根に道はなくユズリハの濃い藪が続いている。かき分けながら15分ほど進むと藪を抜ける。眼前にブナ疎林の綺麗な尾根が現れる。尾根を上がると国境尾根のP695ピークに出ることができた。
さてここからは楽しい稜線歩きが始まると思っていたら大間違い。ブナやカエデ、リョウブ等の自然林が美しい尾根なのだが30〜50mのアップダウンが幾度となく現れ体力を削がれて時間が過ぎていく。杉尾坂峠の杉林が見えるピーク(Ca730)まで上がって取り敢えずランチ休憩をする。時刻は13時、杉尾坂まで往復1時間以上かかる。ここは無理をせず引き返すことにした。
復路になると精神的に楽になる。同じようにアップダウンがあるのに自然と足が前に出る。ここまでマーキングが疎らに見受けられたが、権蔵坂からは中山谷山までは全く見当たらない。4年前に往復歩いているが広い尾根や複雑な地形が数ヶ所あってルーファイに忙しい。曲がりくねった変形ブナに何本も出会い印象的だった。何十年もの間、風雪に耐えた証なのだろう
若丹国境が花に恵まれないのは増えすぎた鹿の食害なのだろうか。ブナやミズナラ、カエデの見事な紅葉の時期にまたチャレンジしてみたいものだ。体力が衰えていなければの話である。
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