迦葉山



- GPS
- --:--
- 距離
- 2.3km
- 登り
- 401m
- 下り
- 391m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2013年06月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
※白樺湿原まで行ってますが地図では迦葉山までの往復になっています。
週末は群馬県の沼田市にある迦葉山へ行ってみました。
歩いた距離こそ短かったものの、日本一大きな天狗面のある弥勒寺から始まる登山道は、活き活きと芽吹く新緑の中に、彼岸の空虚感がひっそりと漂う、そんな霊場ならではの山でした。
朝、まずは弥勒寺へ。巨大な天狗面に、全てを見抜かれている感じがします。
5:54それでは、登山道へ参りましょう〜。中雀門の下を潜ります。中雀門の横には、クマよけの鈴が置かれていました。さて・・そんな、お寺からスタートする迦葉山ですが・・・元気な雑木が溢れ、森が活き活きとしています。
6:12折れた大木。
そして新緑の中に不自然に積まれた枯れ枝、枯れ草の大きなかたまり。熊棚かな。
6:25雑木の中に突然、巨大な岩が現れると、それが和尚台でした。ラピュタみたい?アノ言葉を叫んではいけませんよ。巨岩の細い裂け目にはチェーンが下がり、それに沿って上って行きます。
そして、岩の内部へ。いわゆる「胎内潜り」ですね。・・・という事は、ここはもう現の世ではありません。生命溢れる外界の景色とは一変した、空虚な彼岸の世界です。
それでは・・・新しい命となって生まれ変わりましょうーーー!オギャーーーー!(無事出産されました)元気なオッサンが誕生しました。
胎内を出て上を見上げると、なんと、また岩の上からチェーンがぶら下っているではありませんか!しかも、今度はかなり危険度が高そうな・・・。少しだけ挑戦してみるも、「これは、上るのはいいけれど、下りは絶対に恐い!」「上ったが最後、恐くて降りられなくて、一生岩の上で暮らすハメになるかもしれない・・」と妄想し、アッサリ断念。再び登山道へ戻ります。
和尚台の先が意外に急坂で参った〜〜。赤ん坊のように四足で登りますよ。
7:38迦葉山山頂到着!5人も座れば満員御礼の、こぢんまりとした山頂です。
山頂からの眺めは、のどかな日本の里山です。ここで、のんびり朝食タイム。景色を眺めながらオニギリを頬張っていると・・チクリ!!何かが三昧の鎖骨辺りに噛み付いた!服の中を覗いてみてみると、なんと!マダニくんがコンニチワ。「うーーん、こんなに防御しているのに・・・マダニ、オソルベシ」
噛み付きホヤホヤのマダニくんは、「見つかった!」と察したのか、皮膚の上を素早く逃走開始。潰さないよう紙に乗せて下に払い落とすと、(ウイルス保有の可能性があるので、むやみに潰すのは×)再びタイツの上を這い上がってくるド根性のマダニくん。よっぽと空きっ腹だったに違いない・・。
そんな腹ペコのマダニくんには申し訳ないけれど、もう這い上がって来られないほど遠くへすっ飛ばしてやりました。虫除けスプレーも念入りにシューシューしたのに・・・まぁ、こんなもんですよ。考えられる事は、朝食中に帽子を取って座っていたので、「木の上からマダニくんが飛びついて来た」説が有力かな〜。
8:09里山の景色を満喫した後は、再び先へ足を進めます。この先には尼ヶ禿山へ続く登山道が伸びているので、その途中にある白樺湿原まで行ってみるつもり。
真っ直ぐ伸びた美しいブナ林が続きました。きっと秋の紅葉も綺麗に違いない。
途中、子持山にもあった、タヌキのトイレがありました。新旧のタヌ糞が、こんもりと。うーーん、なんで登山道をトイレにしちゃうかな〜〜。
8:37白樺湿原。コバイケイソウの大群が凄い事になっていました。印象的だった三本木。その後は歩いてきた登山道を引き返し、
9:58再び弥勒寺に戻って来ました。
初めて歩いた迦葉山は、美しい新緑と、歩き応えある急坂、そして胎内潜りと
バラエティ豊かに楽しさが詰まった、幕の内弁当のような里山でした。
その後は、定番の鶏肉と、温泉を楽しんで帰宅〜。
さぁ、次はどこへ行こう?
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