大鹿川平ツ沢(ズミ沢)
天候 | 晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
8:00頃大鹿川入渓(道証地蔵)-二俣-ズミ沢-13:30頃遡行終了14:00頃-15:00頃道証地蔵 ※黒っぽい苔がヌルヌルして、とても滑りやすい。見た目には苔がないように見えるところもぬめる。 |
写真
感想
今年の沢始めということで、ズミ沢へ。
当初は単独で行くつもりでしたが、捻挫療養中のcherroさんがあまりの好天に我慢しきれなくなり、急遽参加してくれました。
溯行時間が短く、登山道が平行していてツメがないので、今年初めての沢登りとして丁度よかったと思います。
それにしても、この沢は滑りやすい!
初心者向けだからと言って、気を抜くと危ないです。
以前ラバーソールで大滝の水流ど真ん中をフリーソロしようとした強者もいるようですが、止めた方がいいです^^。
それはともかく、ズミ沢は短い中に小滝が沢山と、大滝あり、ナメ滝あり、スラブ滝ありといった感じで、なかなか面白い沢でした。
登山道がすぐそこにあるのは興ざめかもしれませんが、いつでもエスケープできるので楽ではありますね。
大滝の登攀はちょっと失敗でした。
滝全体を見ずに、左が簡単そうに見えたので取りついてみたものの、外傾した岩に泥がついていてグズグズ。
そんなところは早々に見切りをつければよかったのに、時間をかけてしまいました。
びっしり苔がついてぬるぬるした水流を登ろうとするcherroさんを引き止め、ようやくクライムダウン。
後から調べてみたら、左壁を登っている人たちもいるようですが、危なくないのかしら。
次に滝の真ん中、水流右の乾いた岩へ。
トポに書いてあったもっと右端のラインが簡単そうでしたが、それではつまらないので。
ということで登り始めたのですが、途中に一歩スメアしなければならないところがあり、手もやや甘いので無理をせず、バックアップ的懸垂下降をセットしつつ、クライムダウン。
残置ハーケンとスリングがありましたが、それを使ってしまうと、行き詰まって他人任せにしたことになるので、自前でハーケンを打ちました。
後から追いついて来たパーティも真ん中を登りたそうでしたが、我々がグズグズしているので、諦めて右端を登って行きました。スミマセン。
そんなこんなで、ようやく改めて下でロープをつけてから、そのハーケンをランナーにして登りました。
登ってみると、どうということもなかったのですが、安全第一でよかったと思います。
もっとも、本当の正解は始めからロープを出すということでしたが。
30mロープ一杯まで伸ばしてピッチを切り、その先はcherroさんにリードしてもらったのですが、簡単なトラバースラインではなく、男らしく水流をそのまま登って行きました。
フォローしてみると、実に滑りやすい、ぬめぬめのラインでしたね。
トポには2段12mの大滝と書いてありましたが、1P目だけで30mの全体としてつながった滝と考えた方がいいように思います。
大滝の先の多段滝が意外にリスキーでした。
滝の右端のちょっと高くなっているところを登ったのですが、滑りそうで気が抜けません。
沢登りって、こういう簡単なところが危ないんだよな〜と改めて思いました。
最後はナメ滝とスラブ滝。
ここまで一部の小滝を除き、すべての滝をご丁寧に登ってきましたが、スラブ滝だけは巻きました(右岸の登山道を使って、簡単に巻けます)。
右端のクラックが使えるかとも思いましたが、触ってみたら浅くて今一だったので、勘弁してやりましたよ^^。
色々反省点もありますが、沢登りは実戦経験を積まないと判断力やスキルが身につかないとので、よい経験になりました。
ありがとうございます。
町中は猛暑だったのでしょうか?(笑) 沢登りにぴったりの一日でした。
※大滝登攀に関する反省点
・登る前に全体をしっかりオブザベしてから、ラインを決める。取りあえず登れそうなところに取りつくのは、やめた方がいい。
・泥壁やぬめった苔のラインは早々に見切りをつける。
・フリーソロの場合は、(自分だけでなく、パーティ全体が)絶対に登りきれるという見極めをつけてから登り始める。中途半端に取りついてやめるなら、始めからロープを出した方がよい。
・いわゆる大滝は、原則としてロープを出した方がよい。フリーソロで登るなら、確実に登りきれる簡単なラインにすべき。
・リード中ビレイヤーから見えなくなる前に、ロープの残り長さを確認することを忘れずに。
・30mの滝でも、支点が奥にしか取れない場合もあるので、50mロープがあった方がいい。
・登るラインは必ず相談する。自分だけ勝手に登り始めない(自分が登れても、パートナーが同じラインをフリーソロで登れるとは限らない)。
・ホイッスルによる合図を事前に取り決めておいた方がいい。
・乾いた岩と同じ感覚で登れる、クライムダウンできるという判断をしがちなので要注意。特にぬめった滝のクライムダウンは危ない。
ドタ参加させていただきありがとうございました。
沢はホントに危険ですよね〜。ちょっとしたクライムダウンでも一つ間違えば滝までフリーフォールの可能性がありますよね。でも楽しいのでまた行きましょう!
ドタ参加していただいたおかげで、大滝の真ん中を登れました。
ありがとうございます。
(単独だったら、たぶん右端を登ったと思います。)
暑い日の沢登りは楽しいですね〜。
安全第一で、またよろしくお願いします。
街中は猛暑でしたよ(泣)
久しぶりの好天の週末なのに、ワタシときたら仕事ですよ、し・ご・と!
憤懣やるせない気持ちで、雷雨になればいいのに...ボソっ...、なんてこれっぽっちも思ってなかったですけど。
ズミ沢ってどこかなと調べたら滝子山の近くなんですね。
アクセスもいいし変化に富んで楽しそうですね。
cherroさんは水流にツッコんだり、滑るナメ滝に挑んだり、ウォータースライダーを楽しんだりと元気いっぱいですね。確か捻挫してたはずなのに
今週末も晴れるといいですが....
町にいたのですか?!
こんな沢日和に沢にも行かずに?!
いらない情報かもしれませんが、沢は全く暑くありませんでしたよ。
そうです。
滝子山の登山道沿いにある沢なのです。駐車スペースからすぐ入渓できてツメもないので、お手軽なんですが、何しろ滑りやすい沢でした。
今週末は、少なくとも雨が降らないといいんですけどね〜。
苔が多い沢(関東近郊の沢は、大半そうだという気もしますが)は、フェルトソールが滑りにくいですよ。
面白い沢の記録でした。
塾長、お疲れさまです。
今回はフェルトソールの沢足袋でした。
それでも滑りやすいほど、ぬめぬめしていたのです。
沢にもデジャヴルートというのがあるのですね。
泥壁をクライムダウンしながら、以前も似たようなことがあったな〜と気づきました。
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