【日本三百名山】倶留尊山 ~お亀池と大蛇伝説~


- GPS
- 03:14
- 距離
- 5.2km
- 登り
- 562m
- 下り
- 564m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
◆曾爾高原近くの駐車スペース ・曾爾高原駐車場(800円)の100mくらい手前に2台分駐車スペースがあります ※午前中に三峰山でお会いした地元の方に教えて頂きました |
コース状況/ 危険箇所等 |
・よく整備されています。危険箇所、不明瞭箇所はありません。 |
その他周辺情報 | <日帰り温泉> ◆曽爾温泉 お亀の湯 ◇料金:900円 ◇種類:内湯、露天風呂 ◇泉質:ナトリウムー炭酸水素塩温泉(重曹が多く含まれているそうです) ◇備考 ・曾爾高原の近くにある有名な温泉です ・浴槽はそこそこ広いですが、とにかく混雑していました |
写真
感想
日本三百名山の一座である俱留尊山(1038m)。
俱留尊山は「くろそやま」と読み、釈迦以前の仏の一人である倶留孫仏(くるそんぶつ)が山名の由来とされています。
失礼ながらこの山のことを下調べするまで「倶留孫仏」という存在を知らなかったのですが、少なくとも日本では非常にマイナーな仏様です。そのため、何か新たな知見が得られるのではないかと期待してこの山に登りましたが、倶留孫仏の本尊どころか山頂までの間に伽藍や石像の類は一切ありませんでした。
山頂付近は私有地になっていて、入山料(500円)が必要と聞いたので、拝観料的なものかと思っていましたが、入山料の管理を行っているのは「柳原林業」という会社で、環境整備の目的で徴収されていたものでした。
倶留孫仏は期待外れでしたが、この日は一日中抜けるような快晴で、曽爾高原の青々とした草原が非常にキレイでした。曽爾高原というと晩秋のススキが有名ですが、新緑の時期もベストシーズンと言って良いくらい魅力的です。
なお、お亀池は上から見ると池の形が亀のように見えるのかと思っていましたが、上から見下ろしても、亀には見えませんでした。実は、お亀池はお亀という女性が由来となっており、大蛇伝説とも関連がありました。お亀池の由来はおおむね下記のようなものです。
・ある家の前で「お亀」という(他の村の)娘が病で倒れていた
・看病によって回復した後、お亀はこの家の息子の嫁となった
・お亀は池の主(大蛇)に魅入られ、夜な夜な徘徊するようになった
・お亀は男の子を出産すると姿を消した
・夫はお亀を探して池のほとりに来たところ、お亀が現れて「二度と探さないで」と言われた
・赤子が泣き止まないので、夫が再び池に来たところ、お亀が大蛇の姿になって襲いかかってきた
・夫はそのあとすぐ亡くなったが、子供は無事に成長した
よくわからない話です。まあ、昔話には理不尽なものも多いので、道徳や教育を目的とした創作ではなく、自然発生的な言い伝えなのかもしれません。
しかし、人助けをしたのに早死にした夫が気の毒なのと、人間を辞めて大蛇の伴侶となったお亀が幸せになれたのかどうかは気になるところです。
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