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Yamareco

記録ID: 6751091
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
赤目・倶留尊高原

【日本三百名山】倶留尊山 ~お亀池と大蛇伝説~

2024年05月04日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:14
距離
5.2km
登り
562m
下り
559m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
2:36
休憩
0:39
合計
3:15
11:34
6
スタート地点
11:40
11:40
23
12:03
12:03
12
12:15
12:16
13
12:29
12:30
11
12:41
12:41
3
12:44
12:49
23
13:12
13:43
20
14:03
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10
14:13
14:13
10
14:23
14:24
21
14:45
14:45
4
14:49
ゴール地点
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2024年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
<駐車スペース>
◆曾爾高原近くの駐車スペース
・曾爾高原駐車場(800円)の100mくらい手前に2台分駐車スペースがあります。
※午前中に三峰山でお会いした地元の方に教えて頂きました。
コース状況/
危険箇所等
・よく整備されています。危険箇所、不明瞭箇所はありません。
その他周辺情報 <日帰り温泉>
◆曽爾温泉 お亀の湯 900円
・曾爾高原の近くにある有名な温泉です。
・泉質はナトリウム系の炭酸水素塩泉で、重曹が多く含まれているそうです。
・浴槽はそこそこ広いですが、とにかく混雑していました。
三峰山からのダブルヘッダー登山で曾爾高原に来ました。道路脇に2台分駐車スペースがあり、幸い1台分空いていました。
2024年05月04日 11:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
1
5/4 11:36
三峰山からのダブルヘッダー登山で曾爾高原に来ました。道路脇に2台分駐車スペースがあり、幸い1台分空いていました。
有料駐車場(800円)までは100mほどの距離です。
2024年05月04日 11:39撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 11:39
有料駐車場(800円)までは100mほどの距離です。
満車にはなっていませんが、かなり埋まっています。
2024年05月04日 11:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 11:40
満車にはなっていませんが、かなり埋まっています。
少し歩くと曽爾高原の素晴らしい景色が飛び込んできます。池の向こうが目指す俱留尊山の方面です。
2024年05月04日 11:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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5/4 11:43
少し歩くと曽爾高原の素晴らしい景色が飛び込んできます。池の向こうが目指す俱留尊山の方面です。
お亀池の水は雨水と伏流水によって蓄えられているようです。さりげなく「大蛇伝説」とか書かれています。
2024年05月04日 14:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 14:43
お亀池の水は雨水と伏流水によって蓄えられているようです。さりげなく「大蛇伝説」とか書かれています。
やや遠回りになりますが、最初は亀山を目指します。少しずつ標高が上がっていきます。
2024年05月04日 11:53撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 11:53
やや遠回りになりますが、最初は亀山を目指します。少しずつ標高が上がっていきます。
昼になっても抜けるような青空が広がっています。この日は連休中で最高の天気でした。
2024年05月04日 11:53撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 11:53
昼になっても抜けるような青空が広がっています。この日は連休中で最高の天気でした。
亀山までは急な階段が続きます。最初が一番のハードモードです。
2024年05月04日 11:57撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 11:57
亀山までは急な階段が続きます。最初が一番のハードモードです。
亀山(849m)に到着しました。俱留尊山(1038m)との標高差は200mを切っていますが、この先はかなりアップダウンがあるので、倍以上に見る必要があります。
2024年05月04日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 12:02
亀山(849m)に到着しました。俱留尊山(1038m)との標高差は200mを切っていますが、この先はかなりアップダウンがあるので、倍以上に見る必要があります。
亀山の山頂は開けていて、なかなか良い景色が広がっています。
2024年05月04日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 12:02
亀山の山頂は開けていて、なかなか良い景色が広がっています。
亀山は地味な山ですが、寄ってみる価値はあると思います。
2024年05月04日 12:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 12:02
亀山は地味な山ですが、寄ってみる価値はあると思います。
「お亀池」と言う割に亀には見えません。後で調べたら、お亀池の由来は「亀の形に見えるから」ということではありませんでした。
2024年05月04日 12:04撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 12:04
「お亀池」と言う割に亀には見えません。後で調べたら、お亀池の由来は「亀の形に見えるから」ということではありませんでした。
俱留尊山に向かいます。一度下ったあとに急坂の登り返しが始まります。
2024年05月04日 12:12撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 12:12
俱留尊山に向かいます。一度下ったあとに急坂の登り返しが始まります。
スタート地点の反対側に来ました。この先(俱留尊山)へ向かう人は1割もいない感じでした。
2024年05月04日 12:29撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 12:29
スタート地点の反対側に来ました。この先(俱留尊山)へ向かう人は1割もいない感じでした。
少し進むと私有地になり、入山料(500円)が必要となります。管理しているのは柳原林業という会社です。
2024年05月04日 12:40撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 12:40
少し進むと私有地になり、入山料(500円)が必要となります。管理しているのは柳原林業という会社です。
管理小屋は無人で、投函ポストが設置されていました。「必ず入れて下さい」と言葉が強いですね。500円を投函して先に進みます。
2024年05月04日 12:42撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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5/4 12:42
管理小屋は無人で、投函ポストが設置されていました。「必ず入れて下さい」と言葉が強いですね。500円を投函して先に進みます。
小屋の先は二本ボソ(980m)という山の山頂です。珍しい山名ですが、昔は山頂に二本のホウソ(コナラの別名)があったことが由来とされています。
2024年05月04日 12:49撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 12:49
小屋の先は二本ボソ(980m)という山の山頂です。珍しい山名ですが、昔は山頂に二本のホウソ(コナラの別名)があったことが由来とされています。
二本ボソからは大きく下って登り返します。俱留尊山の山頂手前はなかなかの急登です。
2024年05月04日 13:10撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 13:10
二本ボソからは大きく下って登り返します。俱留尊山の山頂手前はなかなかの急登です。
俱留尊山(1037.6m)の山頂に到着しました。俱留尊山は「くろそやま」と読みます。
2024年05月04日 13:13撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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5/4 13:13
俱留尊山(1037.6m)の山頂に到着しました。俱留尊山は「くろそやま」と読みます。
山頂はさほど広くないですが、10人以上が休憩していました。
2024年05月04日 13:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 13:14
山頂はさほど広くないですが、10人以上が休憩していました。
視界が開けているのは一方向のみで、眺望は亀山の方が良かったですね。
2024年05月04日 13:14撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 13:14
視界が開けているのは一方向のみで、眺望は亀山の方が良かったですね。
山頂でゆっくり休憩した後に曾爾高原まで戻って来ました。ここはススキの時期がハイシーズンですが、新緑の時期も良いですね。
2024年05月04日 14:11撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 14:11
山頂でゆっくり休憩した後に曾爾高原まで戻って来ました。ここはススキの時期がハイシーズンですが、新緑の時期も良いですね。
帰りは亀山に迂回せず、そのままお亀池に下りて行きます。
2024年05月04日 14:30撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
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5/4 14:30
帰りは亀山に迂回せず、そのままお亀池に下りて行きます。
カルスト地形ではないですが、この辺りは四国カルストのような雰囲気を感じます。
2024年05月04日 14:32撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 14:32
カルスト地形ではないですが、この辺りは四国カルストのような雰囲気を感じます。
よく晴れていますが、そこまで暑くもないので運動をするには良い日です。
2024年05月04日 14:36撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 14:36
よく晴れていますが、そこまで暑くもないので運動をするには良い日です。
池を半周してスタート地点に戻ってきました。名残惜しいですが、車に戻ります。
2024年05月04日 14:43撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 14:43
池を半周してスタート地点に戻ってきました。名残惜しいですが、車に戻ります。
下山後は近くの「曽爾高原温泉 お亀の湯」で汗を流しました。かなり混雑していましたが、良いお湯でした。
2024年05月04日 16:02撮影 by  iPhone 12 Pro Max, Apple
5/4 16:02
下山後は近くの「曽爾高原温泉 お亀の湯」で汗を流しました。かなり混雑していましたが、良いお湯でした。

感想

日本三百名山の一座である俱留尊山(1038m)。
俱留尊山は「くろそやま」と読み、釈迦以前の仏の一人である倶留孫仏(くるそんぶつ)が山名の由来とされています。

失礼ながらこの山のことを下調べするまで「倶留孫仏」という存在を知らなかったのですが、少なくとも日本では非常にマイナーな仏様です。そのため、何か新たな知見が得られるのではないかと期待してこの山に登りましたが、倶留孫仏の本尊どころか山頂までの間に伽藍や石像の類は一切ありませんでした。
山頂付近は私有地になっていて、入山料(500円)が必要と聞いたので、拝観料的なものかと思っていましたが、入山料の管理を行っているのは「柳原林業」という会社で、環境整備の目的で徴収されていたものでした。

倶留孫仏は期待外れでしたが、この日は一日中抜けるような快晴で、曽爾高原の青々とした草原が非常にキレイでした。曽爾高原というと晩秋のススキが有名ですが、新緑の時期もベストシーズンと言って良いくらい魅力的です。
なお、お亀池は上から見ると池の形が亀のように見えるのかと思っていましたが、上から見下ろしても、亀には見えませんでした。実は、お亀池はお亀という女性が由来となっており、大蛇伝説とも関連がありました。お亀池の由来はおおむね下記のようなものです。

・ある家の前で「お亀」という(他の村の)娘が病で倒れていた
・看病によって回復した後、お亀はこの家の息子の嫁となった
・お亀は池の主(大蛇)に魅入られ、夜な夜な徘徊するようになった
・お亀は男の子を出産すると姿を消した
・夫はお亀を探して池のほとりに来たところ、お亀が現れて「二度と探さないで」と言われた
・赤子が泣き止まないので、夫が再び池に来たところ、お亀が大蛇の姿になって襲いかかってきた
・夫はそのあとすぐ亡くなったが、子供は無事に成長した

よくわからない話です。まあ、昔話には理不尽なものも多いので、道徳や教育を目的とした創作ではなく、自然発生的な言い伝えなのかもしれません。
しかし、人助けをしたのに早死にした夫が気の毒なのと、人間を辞めて大蛇の伴侶となったお亀が幸せになれたのかどうかは気になるところです。

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