牛牧川(大箆柄沢)遡行・長尾沢下降

2024年05月04日(土) [日帰り]

• GPS: 07:11
• 距離: 7.2km
• 登り: 818m
• 下り: 1,026m

コースタイム

日帰り

• 山行: 9:03
• 休憩: 0:10
• 合計: 9:13

距離 7.2km 登り 818m 下り 1,026m

7:14 スタート地点
7:25 7:31 大箆柄岳（沢）登山口
16:14 16:18 大箆柄岳（沢）登山口
16:27 ゴール地点

天候

曇り時々雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

その他周辺情報

・長尾沢の遡行記録：https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1585475.html

写真

5/4 7:57

巨岩ゴーロを超えてゆく、スケールの大きな沢だ。

5/4 8:04

水量もそれなりに多い。支流との出合

5/4 8:19

豪快な連瀑、岩は硬く登りやすい　しかしヌメりもかなり手強い

5/4 8:25

連瀑の中の20m斜瀑　ヌメりに難儀

5/4 8:50

屋久島河川の下流部のような渓相。

5/4 9:21

黒滝20mを登るたな　水量が多く激シャワーとなる　抜けが悪い

5/4 9:51

黒滝の上はナメが続く素晴らしい景色　晴れてればさぞよかっただろうに…

5/4 10:18

第2大滝　フリーで取りつくが、上部はフリーでは危険である。ロープ出すべき
ポムチムは途中から藪に入って巻いた

5/4 10:48

Y字状の滝も一苦労した　霧で視界が悪い

5/9 19:38

遡行図（tamoshima記）

撮影機器：

TG-6 OLYMPUS CORPORATION

感想

fallove0413

高隈山周辺は沢登りのフィールドとして地元で親しまれている。
大隈に来たからには一本は本流筋を行きたいねってことで我々は天候と相談し、牛牧川(大箆柄沢)を選択。　結果的に天気は悪かったが仕方がない。

大箆柄沢は入渓後、そこそこ長く巨岩ゴーロが続くがCo500m付近から屋久島河川を彷彿させる巨岩と連瀑が現れる。
豊富な水量もあいまり、なかなかの大スケールではないか。
岩は総じて硬く、登りやすいがヌメりはかなり強目。
増水した黒滝はモヤに包まれ、悪絶な雰囲気を纏う。　たなが激シャワーをリード、危うげなく登り切る。フィックスで登るポムチムだが、でかいホールドが抜け落ちてポムチムも落下した。
あー、リードだったら詰んでたかも…

滝の上は綺麗で広いナメなのだが、ここで雲に包まれる。晴れていればかなりの美観であろうに

第2大滝なるものは一見水流右が簡単に登れそうに見えるが、取り付くとそう簡単ではなく。ロープを最初から出すべきであった。
ポムチムはフリーでは怖くなり、藪に逃げて巻いた。

滝は続くが、写真9枚目Y字状の滝はお助けをもらう悪さの滝であった。ともかくヌメるのだ

その後も滝はあるが問題になることはなく、ささやかな藪漕ぎのち登山道に抜けた。
沢の源頭付近で昼なのにヘッデンを灯して怪しい格好をした男性2人が彷徨っており実に不審であった。

ひどいモヤのため、すぐ近くの山頂にさえよらずポムチムは下山。
tamoshimaとたなは長尾沢を下降していった。
なかなか良い沢だったらしい。

大箆柄沢は豪快な滝と豊富な水量で、純沢登りとして非常に楽しめる沢だった。
市街地からも程近く、関東でいう奥多摩や丹沢のような距離感だがそのスケールは天と地ほどの差がある。
この界隈は大きな沢がまだまだある、今後機会があれば積極的に狙いたいねえ

大箆柄沢は良い沢だった、こんな天気の日ではなく晴れていれさらに思い出に残っただろうな。