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Yamareco

記録ID: 679273
全員に公開
フリークライミング
ヨーロッパ

アルコ、ビュークス、ベルドン、モンセラ、モンタネホ

1988年08月17日(水) 〜 1988年10月05日(水)
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アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車

感想

シャモニでの山登りのパートナー探しも難しくなってきた。
近くのゲレンデに出かけて登ってみる。
仕方なくフランス人捕まえて

プベヴ エスカラー アンサンブル シルブプレ
クライミングご一緒していただけませんか?  のつもりなんだけど??

なんて適当に話しかけて見ると、
クライマーは割合に親切にも付き合ってくれる。
オルリーに着いた時も、ザック背負ったクライマーが
「俺ヨセミテ行ってきたんだけど、シャモニ行くんならリヨン駅に行きなよ。あっちだよ。」と教えてくれた。

8/17〜22まで2日しか晴れなかった。オラージュ
それでもブカブカのフィーレで
最高7aがフラッシュできた。気を良くして最新のシューズ「MEGA]
買ってイタリアのアルコに登りに行くメンバーにまぜてもらった。
リーダーはカブトムシのAさん、日本一のビレーヤーIさん、
十一カネコロンのKさんに私の4人

レンタカーでモンブラントンネルを通りイタリアへ

アルコは石灰岩、磨かれていてつるつる。ピンが遠く6a〜6cがオンサイト限界。
8pの大きな壁も1本(6a)登った。80度くらいの傾斜でプアプロ、40mに2,3本のピンしかない。日本の本番ルートとは全く趣が違ってスゴイ緊張した。
カネコロンさんと登れて楽しかった。

雪が来たらドリュ北東クーロワール一緒に行きませんか?と誘われた。
ジョラスの代わりに行きたかったが、そんなに帰国を延ばせない。

マッソーネ エリアを自転車のおばさんに尋ねると「着いてきな!」と自転車で案内してくれた。クライミングの町なのでクライマーに親切。
第2回世界選手権のポスター、ステッカーが配られていた。
1週間登りまくった。筋力が戻ってきた気がした。
29日にシャモニへ戻った。
Aさんはピラミッドとキリマンジャロを登りに、Iさんは帰国、Kさんは旅へ

私は今度は31日から南仏のビュークス、ベルドンへ
男性Kさん、女性のKさん、Tさんと14日間、
ビュークスとベルドンを登りまくり、バテバテ。
6,7クラスを36本トライ、6cのオンサイトが最高だった。

南仏は暑く、キャンプ場の水がスゴイカルシウム量!
表面に幕が出来ている。べつに下痢するほどじゃなかった。

途中中日に1日一人で過ごそう、そういう日も必要だよね。
と言うことで各人街に出かけて行った。
14日間もたまたま一緒になった4人が一緒に過ごす。
なんて、なんか変なテレビ番組みたいだ。
お互い、リフレッシュしたようで、又ガンガン登った。
ベルドンは500mの垂壁、上から覗くと、
目がくらむ、
高度感で体が動かなくなってしまう。

すべてトップロープで上の20〜30mを登った。
JE SUIS UNE LEGENDE 7a
他5〜6クラスを中心に登った。
JE SUIS 〜7aは楽しく粘ってノーテンとした。

9/13
650kmを走りシャモニに戻った。シャモニは雨、
帰りたくなったのだが、チケットのFIXが外せない。
カラチで連続日でフライトOKとならないと飛べないときた。
リクエストで飛ぶのはダメだそうだ。
連続日が取れたのは28,29日

こうなったら仕方無い。シャモニのみんなは海がみたいと
カランクに出かけて行った。
僕は一人でバルセロナのモンセラ、とモンタネホスへバックパッカーになった。
Tさん登るのならとお付き合いしてくれそうだったが、僕は一人旅がしたくなっていた。

9/15
スペインでは僕は南米から来た日系スペイン人になってしまった。
とにかく1日位ベッドとシャワーが使いたい。と宿探し。5件目で500円
ホテル 玉城 沖縄からのぺルー移民だそうだ。2世で日本語は話せない。
久しぶりに落ち着いてぐっすり寝た。

モンセラ、修道院の山
翌日全装備もってピッケル、バイルも有るので大変。
電車とロープウェイで山の上に着いた。
修道院〜20分歩いて250円のヒュッテに泊まる。
凄く質素。ネパールのバッティ、ロッジみたいだ。
ギギーと戸を開け 「オラ!」「・・・」  
マカロニウエスタンみたいだ。みんなかっこがすごくラフ。
ひげぼさ、髪ぼさ
自分が一番すごくひどい。

小屋は土間で寝るスタイル。電気もない。

挨拶して、プエデス エスカラ コンミーゴ
早速、5.11a. 11c 10cdとオンサイト。幸先が良い。
此処では5、11cは6b シスベだそうだ。

頼めば大抵は相手をしてくれる。
が平日は居なくなってしまう。
Tさん居てくれたらなー。仕方ない


一人のイギリス人が小屋に来た。
声をかけられ登りに行く。
5pの4,5級の岩塔を2本登った。
彼は常に私の意思を尊重してくれる。
最近こういう感覚無かったな。
イギリス人手こういうところが在るのかな。と思った。

ショートルートに移って11cを何本か登った。
日本人の修道士が小屋に来た、こんにちは、コンニチハ
私は長いキャンプ生活で日本人には見えないらしい。
粗食とクライミングで体重は2カ月弱で8kg落ちた。
パン、トマト、チーズ、牛乳、マカロニ、パプリカ、ハム、オレンジ
ほとんどこれしか食べなかった。
周辺を登ったのでモンタネホの移動、
ヴァレンシアに行くにはやはり一度バルセロナに出ないといけないようだ。

9/20
バルセロナへ、そしてヴァレンシア、バスでモンタネホへ

車が無いので行けるとこは限られるが、まあまあ良い処が組めたと思う。
モンタネホは峡谷の岩場、ヒュッホが在り滞在は快適。
ただ、クライマーは少ない。
イギリス人3人、とローカルの週末クライマー、そして管理人とその彼女
着いて2日は、ローカルが車で案内してくれて助かった。
2日で切り立った渓谷の中の岩場を登ることが出来た。
イギリスpは峡谷のロングルートをやっていたが、
「お前の英語じゃ、一緒に登れない。」
「スペイン語も出来ないみたいだけど、いったいどうやってやってきてるんだ?」
『余計なお世話だ』
『お前も日本に来てみろよ。かわいがってやるからよ』

やっぱりTさんと来ればよかったか?
でも、もう遅い。
2週間二人ボッチって疲れるにきまってるし。

近くの河原で管理人たちと登る、いい8a (5.13a)が在る。
抜けるだけなら行けるぞ。
と勧められる、体重が落ちて軽くて切れはいいが、
強い力と持久力はまだそのレベルではなかった。
このときは7aOS位が精一杯

モンタネホを離れるときに管理人さん達とハグ
「サヨナラ」親切なクライミング友達「チャオ」

9/25
ヴァレンシアからバルセロナ、パリまで夜行で行く、
途中、列車のデッキから見えた。
砂丘と地中海が素敵だった。

カラチ、バンコク経由で
川越の家に着いたのは10/4だった。
長い、山の一人旅、楽しかったのだろうか?










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