飯道山《霊峰・甲賀忍者発祥の地》
- GPS
- 06:13
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 565m
- 下り
- 669m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
・S−紫香楽宮跡駅/信楽高原鉄道 ・G−貴生川駅/JR草津線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
〈駐車場〉 ・JR貴生川駅前駐車場 料金500円/日 スタート地点紫香楽宮跡駅/信楽高原鉄道で移動。運賃410円 〈道の状況〉 ・紫香楽宮跡駅〜宮町登山口 平坦な舗装道路歩き、遮るものがなく暑いので水分補給を心がける事。 ・飯道山登山口〜飯道神社〜飯道山 緩やかな登山道で歩き易い。行場巡りは変化があり楽しい。 ・飯道山〜杖の権現茶屋休憩所〜三大寺登山口 休憩所まで急坂の岩道。三大寺までは少し荒れた谷道。 ・三大寺登山口〜JR貴生川駅 樹林帯を抜け田園地帯、住宅地の舗装道路歩き。暑さ対策必要。 |
その他周辺情報 | ・JR貴生川駅や紫香楽宮跡駅周辺は飲食店がない。 ・登山道の要所要所にトイレが設置されている。 |
写真
感想
古来より修験道を修める山岳信仰の山、甲賀忍者の修業の場であったと言われている飯道山に登ります。
信楽高原鐵道の電車の便数が少ないためJR貴生川駅前に駐車し、紫香楽宮跡駅に向かう。
忍者を装飾した電車に乗ること15分ほどで紫香楽宮跡駅に到着する。
駅前は住宅地、店舗もない。ここが今日の山行の出発点だ。
紫香楽宮跡駅から北西へ約1km、松林に覆われた丘陵地に紫香楽宮跡がある。緑の松林に囲まれた参道をたどると、金堂跡があり背後を囲むように僧坊跡・経堂跡・鐘楼跡・塔院跡などの礎石(そせき)が並び寺院跡であることがわかる。この寺院は、聖武天皇が紫香楽宮で大仏造立をはじめた甲賀寺跡だと考えられている。
寺院跡を抜け暫く進むと宮町集落、長閑かで美しい田園風景が拡がっている。
この地域で宮殿跡を主とした宮町遺跡の遺構が多く発掘されている。
現在の滋賀県甲賀市信楽町に聖武天皇が遷都した関連遺跡群の遺構は北側の宮殿跡を主とし宮町遺跡、その南側に寺院跡があったことが想像できる。
長い舗装道路を歩き続けて約1時間、宮町登山口の鳥居が見えてくる。
ここから飯道神社・飯道山への登山道が始まる。
暫くタニウツギが群生するゴルフ場沿いの緩やかな坂道を歩く。
また目の前に飯道神社の鳥居と駐車場が現れる。そこには数台の車が止まっている。
飯道神社、飯道山登山口の標示がある。
鳥居の先は飯道神社への参道、長い急坂の石の階段が伸びている。
12時前、再び大鳥居を通り抜けると飯道神社本殿だ。祈願し昼食を摂り休憩する。
本殿裏の大岩、東の覗きからの景観は素晴らしい。
時間の余裕があるので行場巡りに挑戦する。
行場は東の覗きの大岩の下、周囲を巡るように大岩、奇岩が配置された変化に富んだ場所です。
今日の山行で一番楽しいイベントになりました。
しかし最後の胎内くぐりで大きな赤ガエルを飲み込んでいるマムシに遭遇。蛇の苦手の僕は胎内くぐりを避け大岩を超えて次に進むことになる。
これがチョットしたハプニングです。
行場巡りの後、山頂に向かう。
山中には飯道寺の坊跡の石垣が累々と残り、典型的な山岳寺院の構造をそのまま残す広大で貴重な遺跡群が点在している。
飯道山の山頂に位置する飯道神社は、中世にかけて修験道の一大聖地として信仰を集めた。明治の神仏分離で山頂に飯道神社、麓の水口町三大寺に飯道寺を移転し現在に至っている。
飯道山山頂は狭いが展望は良く、眼下に美しい宮町の田園風景が輝き、遠方には三上山と比良山系の山脈や琵琶湖を望むことができる。しかし今日は暖かく遠方が霞んでいる。
しばし休憩後、下山を開始する。
山頂から一気に急坂の尾根を下り、杖の権現茶屋休息所へ。
分岐から荒れた谷道を下り、広い緩やかな三大寺林道を下る。
林道を抜けると三大寺の田園風景が拡がる。
そして三大寺登山口に下山する。
16時前、無事に終点のJR貴生川駅に帰ることができました。
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