高原山塊鹿股川 スッカン沢・桜沢
- GPS
- 08:17
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,002m
- 下り
- 1,002m
コースタイム
0650山の駅たかはら発-0735雷霆ノ滝-0800咆哮霹靂ノ滝
-0810 二俣で入渓-0905雄飛の滝-0920仁三郎の滝見学-0930薙刀岩
-1000咆哮霹靂ノ滝で入渓-1005咆哮ノ滝-1040らいていの橋- 1125雷霆ノ滝
-1310二俣-1400おしらじの滝-1435県道-1500山の駅たかはら
天候 | 2015/7/25(土) 薄曇→晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆コース状況 雄飛の滝遊歩道の薙刀岩の崩落により、桜沢沿いの登山道と雄飛の滝の橋をつなぐ登山道が通行禁止となっています。(実際は崩落箇所を横断して普通に行き来できます。くれぐれも事故を起こさないよう気を付けましょう) 桜沢: 咆哮ノ滝、雷霆ノ滝は手がかりが多くフリーで登れましたが、そこそこ高さがありますので、超初心者が含まれる場合はロープがあったほうが安心でしょう。全体的にヌメリ多い。930の二俣を左俣に入ると、「山の神」というところで登山道に上がれるらしいですが取付きはわかりづらいそうです。一方右俣は、おしらじの滝から県道に向かって(多分北方向)歩いて15分程度の明瞭な踏み跡があるらしいです。 スッカン沢: 桜沢よりも若干水量の多い印象。雄飛の滝から北方向に登山道へ上がれる明瞭な踏み跡あり。 |
その他周辺情報 | 山の駅たかはらで食事を取る場合は14:30頃までに戻る必要あり。 |
写真
感想
梅雨明け好天予報の週末は、沢に行くしかないでしょう!ってことで近場で検索し、自宅から片道100kmのスッカン沢桜沢へ。
金曜日の仕事中に検索ヒットしたスッカン沢桜沢。耳にしたことのある沢名のわりに遡行記録があまりないものの、メインの滝はフリーで登れそうな感触が得られたので、急ぎ遡行図と地形図を印刷。
自宅から下道2時間で山の駅たかはら到着。この時間と距離で到着できる沢があるなんて知らなかった。ネット検索の遡行記録は7月のシャワーが多く、沢野郎どもが駐車場に集結しているかと身構えて県道から山の駅に右折すると、静かな駐車場。準備を整え、きれいなトイレ脇の先に東屋。アウトドアコンテナボックスが視界に入ったので近付くと、登山届用ボックスだった。山の駅にはポストがなかったのでどうしたものかと思っていたら、ここにあった。キンキンに削りたてに尖った鉛筆と、切り離し持ち歩き用の周辺概念図つき登山届用紙。必要事項を記入して切り離して残置。一般用遊歩道も兼ねた登山道から入山だが、万一のために登山届提出は必須です。本日入山の登山者のために、記入用のえんぴつを削った人がいる、と思うと、感謝の念と、下山時にまたここに来ますね、という気持ちが湧く。
しばらくは穏やかな登山道を降る。初めて履くフェルト靴は、地面への密着感が薄く、なんだか歩きづらいな〜という印象で先が心配になる。順調に登山道を降り、スッカン沢〜桜沢の二俣に到着。まずスッカン沢に入渓。水量多く、出だしから苦労する。なるべく水線沿いを心掛けながら進み、雄飛滝橋が見えてきた。右岸の見事な柱状節理の滝を通り過ぎると、雄飛の滝。左岸沿いの遊歩道を登山道へ上がり、落ち口へ降りずそのまま登山道を上流へ向けて進む。スッカン沢をどうするか悩んだが、この水量と時間を考えると、車道まで詰めると桜沢遡行の体力気力は無くなるだろうと予想し、次の仁三郎の滝は登山道より見学し、そのまま登山道を桜沢方面へ降る。スッカン沢沿いには滝の写真を狙うカメラマンが多く、沢屋に出会うことはなかった。
咆哮霹靂ノ滝へ戻る。右側の咆哮滝をフリーで登ることは計画時から決めていたので向かう。じっくりとラインを見定めて登攀開始。スタンスホールド十分ながらヌメリがあり、気を抜けない。上段を抜けると先に幅広ナメが目の前にひろがる。これは凄い!圧巻だ。緊張感から解放され、しばらくおだやかなナメを楽しむ。らいていの橋を潜り、雷霆ノ滝へ到着。検索したネット記録には登攀ラインが詳細に記載されており、予習は十分。ここもヌメリが多く、タワシで擦ってみた。無難に登り雷霆ノ滝終了。ここから上は通常の渓相で、検索遡行記録通りの進行となる。全体的に苔が多く湿っぽい印象で、大岩ゴロゴロ地帯は忍耐の遡行となる。二俣で左俣に抜けて早々に登山道復帰しようかと思っていたが、結果的には二俣を見逃し、右俣のおしらじの滝方面へ進むこととなる。水流は伏流となり、苔の大岩を越えていくのは忍耐が必要だ。おしらじの滝は水流がなく、深いブルーの水たまりとなっていた。神秘的な色だ。ここから県道への近道が延びていて、一瞬そちらへ行こうかと考えるが、遡行続行することに。ここから先は完全に伏流となり、苔に覆われた谷間を黙々と進むと、県道が見えた。容易に上がれる。ガードレールをまたいで県道に出て、20分ほど歩くと山の駅たかはらに到着。登山届を引き取りに行って終了。お疲れ様でした。
●沢初心者の感じた、アクアステルス靴とフェルト靴の違い
自分は最初からゴム底沢靴(caravan大峰アクア)を使用しており、たまたま安かったのでフェルト靴(caravan大峰)を購入して今回初めて使用してみた。
「ゴム底はツルっと滑るが、フェルト靴はじわじわ滑るので初心者にはフェルト靴」と一般的にはよくいわれる。
自分の率直な感想は、「たしかに滑ることに関しては、ゴム底は前触れなくツルッとなりリカバーできないまま尻餅となるし、フェルトはシュ〜〜という感じに擦れるような滑り方なのでリカバーしやすい」と感じた。
フェルト靴は靴底全体に均等に荷重するように踏めば、結構な斜度の苔斜面でもうまく登れる。凸凹の少ない乾いた岩などは滑りやすい。常に微妙に滑りながら歩いている感覚。
ゴム底靴は地面の接地感がよく安心感があり、小さなスタンスや脆い土斜面などでの立ち込みが圧倒的にフェルトに勝る。
結論としては、「苔っぽかったりヌメリの多いところではフェルトに分があり、これ以外ならゴム」といったところか。スッカン沢桜沢はヌメリ・苔系だったので、今回フェルトで正解だったかもしれない。
ゴム靴の、下山靴の不要な点も大きな利点と思う。
コメント
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綺麗だし、楽しそうだし、涼しそうだし・・・泳いだー?
やっぱり岩じゃなくて、沢だねー!
外岩は灼熱地獄でした。
で、咆哮の滝はどこから攻めたの?
この時期に外岩なんて。。。しかも標高差600mも登ってから外岩なんて。。。。。
年寄りは自分が熱中症を発症していることに気付かないらしいですから、お互い気を付けましょー
咆哮の滝の攻め方はナイショです。
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