記録ID: 6909781
全員に公開
フリークライミング
東北
座頭石 ロープワーク訓練2日間
2024年06月08日(土) 〜
2024年06月09日(日)


体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 14:29
- 距離
- 2.9km
- 登り
- 345m
- 下り
- 338m
コースタイム
1日目
- 山行
- 30:10
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 30:10
15:51
ゴール地点
天候 | 1日目晴れ、2日目曇り一次雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今回は上から懸垂下降で降りてスタートしたが、正面岩と隣の逆層エリアの2面は下の駐車場から歩いてすぐ下部にアクセス可能。 ログに乗っていない(写真もないけど…)もう一面は、山頂の東屋を通り越してすぐの緑の柵を越えて懸垂下降で降りると辿り着ける。 ただし登り返さないと帰ってこられないので注意(初心者だけでは難しい) 1番東側の逆層エリアには、50mロープ1回では下降出来ない。50m×2本繋げたら1回で届く。 ただし途中でピッチを切った方が回収時の不安が少ない。(中間に良いテラスがある) 堰堤上流すぐの真正面の岩場は、これまでにもあった終了点のハンガーボルトの他に、中間地点にも去年はなかった新しいボルトが打たれていた。 ただし、そのうち向きが逆に取り付けられてしまっている物があるとのこと(sawayaさんより) |
写真
ダブルロープのビレイ初のふくろう。
以降は上からsさんがビレイ。セカンドは私、ロープAを中間手前で8ノットで自身と繋ぎ、ヌンチャク回収しながら登る。
続いてm&太蔵がロープAB各末端を自身に繋ぎ、2人時間差で登る。sさん2人を上からガイドモードでビレイ。
荷物のところまで約2時間弱で戻ってくる。
以降は上からsさんがビレイ。セカンドは私、ロープAを中間手前で8ノットで自身と繋ぎ、ヌンチャク回収しながら登る。
続いてm&太蔵がロープAB各末端を自身に繋ぎ、2人時間差で登る。sさん2人を上からガイドモードでビレイ。
荷物のところまで約2時間弱で戻ってくる。
続いて逆層エリア西側へ、荷物を背負って再び懸垂下降。50m1本でギリギリ。
ここは落石に注意。自然発生の落石がルーフ下にいたにも関わらず私の頭にヒットしました😅ヘルメット大事(小石だったので問題はなし)
ここは落石に注意。自然発生の落石がルーフ下にいたにも関わらず私の頭にヒットしました😅ヘルメット大事(小石だったので問題はなし)
最後に降りる太蔵さんは、ギリギリだったロープを敢えてすっぽ抜かせて、バックアップでロープがくっついたまま歩いて隣のエリアに行くことで、ロープが自然と回収される。要はその場で回収してロープを纏める時間を短縮。
その後正面岩を太蔵さんリードでダブルロープで登り返し、私とmさんを同時に引き上げ、ラストsさんが登る。
最後は東屋向こうの盗っ人エリアへ懸垂下降で降り、sさんが別にかけてくれたトップロープで登りの練習(ログなし)
登り返して本日の練習は終了!
その後正面岩を太蔵さんリードでダブルロープで登り返し、私とmさんを同時に引き上げ、ラストsさんが登る。
最後は東屋向こうの盗っ人エリアへ懸垂下降で降り、sさんが別にかけてくれたトップロープで登りの練習(ログなし)
登り返して本日の練習は終了!
ロープはもう少し伸びるので十分足りました。途中の藪などに絡まるので、敢えて末端は結んでいません。沢でも水底の岩に絡まったりするので結ばない方が良いことが多いとのこと。(すっぽ抜けるような状況にそもそもしないことが大事)
降りた逆層エリアのすぐ隣、正面岩を登る。50mロープで太蔵さんがリードで登り支点構築(アンカーボルト2点からスリングで固定分散支点を作った)
リードはかけるヌンチャクの向き(上下左右)に注意。
ガイドモードのセットはロープを巻き上げてから。
セカンドで私が中間手前を繋ぎ登り、末端でsさんが最後に登る。sさんはお尻に沢用8mm20mと30mのロープを繋いで引き上げてきた。
リードはかけるヌンチャクの向き(上下左右)に注意。
ガイドモードのセットはロープを巻き上げてから。
セカンドで私が中間手前を繋ぎ登り、末端でsさんが最後に登る。sさんはお尻に沢用8mm20mと30mのロープを繋いで引き上げてきた。
メインロープでsさんが懸垂下降し、隣で長さの違う沢用8mmロープ2本で私が懸垂下降。下降の途中にわざと結び目がくるようにしてあり、そこを通過する練習。バックアップをいくつも作りながら、工夫をして結び目の下に作ったムンターヒッチの方へ移動する。これを2回行った。
最後は再び正面岩を登る。トップロープで私が先行し、上からガイドモードで二人を順にビレイ。そのまま私と太蔵さんはゼロピンをかけながらつるべ式で4ピッチ登る。初めてのマルチピッチをここで経験。2ピッチ目の支点ではツーバイトで起こりえる重大事故について、3ピッチ目ではメインロープを使った支点(写真)でのビレイなどを学ぶ。
装備
備考 | 夏の岩場はかなり暑い。水分は多めに用意。 |
---|
感想
充実のロープワーク訓練二日間でした。
高度な技術や様々な方法のオンパレードで、ついていくのに頭フル回転でした。
ですが、ひとつひとつのやり方をよく考えてみると、必ず「基本」が応用されていることがわかります。
基本の点と点が、自分の頭の中で繋がった瞬間が何度もあり、そういう時には大きな喜びを得られました。
二日目のメイン練習となった、懸垂下降中に結び目を通過するやり方。
あれは、現実にはそんな事態にはまずならないとは思いましたが(そのような状況にしてはならない)、あの練習にはロープワークの基本がすべて凝縮されているように感じました。
テンションと距離感の重要性、ロープとギアの弱点、様々な結び方、常に保険を2重にかけておくこと、冷静にひとつひとつこなしていく強い心、等々。
極端な話、ああいった難しい練習をいつもしていれば、普段の行動中に頭の引き出しから素早く最善の方法を取り出せるのではないかな、と思います。
まだsさんの監督がないと、ミスを連発しそうな不安はありますが、これから率先して反復練習をしていきたいなと思います。
登りの方は、昨年は登れなかった正面岩の核心、スタートの直登が2日間で3回出来たことが、とても嬉しいです。
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