松阪の霊場「伊勢山上」路岩巡り

2015年08月23日(日) [日帰り]

• GPS: 03:42
• 距離: 4.2km
• 登り: 281m
• 下り: 286m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:42
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:42

9:16 スタート地点
12:58 ゴール地点

天候

猛暑ぶり返しの晴天

アクセス

利用交通機関：

自家用車

松阪農業公園に集合し、「飯福田寺（いぶたじ）」に移動

写真

8/23 9:23

飯福田寺は仁王門から入り200m程進み

8/23 9:24

この赤い橋を渡ると受付になります。表行場の巡礼は、受付で記帳し入山料（500円）を奉納します。

8/23 9:36

赤い橋の横には、行場個々の説明図もあります。伊勢山上は、飯福田山の別名で、標高390m余りの丘陵に出現する露岩が、怪石・奇岩を形成し、容易に人を寄せ付けない、修験者の霊場と成っています。表行場は、垂直に倒立する露岩上を巡る順路と成っており、自己責任で納得の上署名して、お巡り下さいとの、住職さんの説明があった。

8/23 9:39

この鳥居を潜ると表行場の入り口です。

8/23 9:42

順路のコーナーコーナーには仏像が祭ってあり

8/23 9:43

岩山を巻きながら進むと

8/23 9:44

最初の行場は、「油こぼし」である。

8/23 9:46

鎖が二筋下がっており

8/23 9:46

鎖を掴んで両足で登る限り

8/23 9:46

危険はなく

8/23 9:49

登り切って上から覗いても、ここは恐怖感はありません。

8/23 9:50

次に向かうのは

8/23 9:52

岩屋本堂の右壁面の行場は「鐘掛」

8/23 9:52

茸の笠のようにはみ出した屋根。

8/23 9:52

垂直に感じる壁面

8/23 9:53

手掛かり

8/23 9:54

足掛かりはあるが届かない。落ちたら怪我では済まない緊張感。一人クリアー。

8/23 9:55

続いて二人目。コンパス・リーチも長く

8/23 9:55

傍目にも危険を感じさせずにクリアー。

8/23 9:57

三番手は、本道の階段を利用するが

8/23 9:57

最後の詰めで手が届かず、ギブアップ。救援を求め、次の行場へ。

8/23 9:59

鎖があれば、チビな私でもクリアー。

8/23 10:02

登り切って小休止。

8/23 10:04

今度は「抱き付岩」。私はパスして回路へ。

8/23 10:05

悲しいかな、パスした私はここには立てず。

8/23 10:06

この先の、2mと10mの衝立をクリアーすれば

8/23 10:11

30分ほどの尾根道が続く。

8/23 10:42

「亀岩」も

8/23 10:42

難なくクリアーし

8/23 10:43

次の岩へ

8/23 10:48

この先ナイフエッジに見えたが容易に通過。

8/23 10:51

「蟻の戸渡り」も幅があり

8/23 11:04

ピークで休憩。多少雲が出て来たが、表業場には眺望もある。

8/23 11:10

ズルズル落下は危険と私はパスし

8/23 11:12

次の行場へ。

8/23 11:22

これ迄全てクリアーし、更に喜々と挑む二人

8/23 11:24

私は巻き道でシャッターを押すだけだが、次は先に下りて待つ。

8/23 11:28

鎖の取り付け位置をづらして居るので、最初の一歩に躰が流れて、バランスが崩れるが、それも楽しみの内か、この二人。

8/23 11:30

8/23 11:32

8/23 11:40

ボルダリングの岩屋本堂を対岸から眺められる所まで周回すると終わりに近づき

8/23 11:43

長い石段を下り切ると

8/23 11:45

表行場は終点ある。受付に寄り、無事帰還をご報告し、約2時間の修行は終った。

8/23 11:55

今度は裏行場である。

8/23 11:57

この鳥居が登山口で

8/23 11:57

最初は、表同様、「油こぼし」。裏は修行者が殆ど居ないのか、トレースも薄く、日陰の岩は苔むして居るが、鎖が付けてあるので安全。

8/23 12:02

8/23 12:04

8/23 12:06

眺望も裏は期待出来ず

8/23 12:12

最後はこの岩で、懸垂下降の練習をし、裏行場は30分余りで終了した。

8/23 12:57

飯福田寺に行くにはこの仁王門を潜り

8/23 12:57

仁王さんに挨拶し

8/23 12:57

本日の修行は全て終った。

8/23 12:58

門の先に見える 、この先の蕎麦屋で、十割新蕎麦（\970）を美味しく頂き、まだ日は高いが帰路につく。

撮影機器：

Caplio GX100 VF KIT リコー

感想

dedeppo5

南勢方面へは足を伸ばすことが無いので、「伊勢山上」と聞いても、地名やら何やら、全く知見が無かったが、行って見たら、かつては栄えて居た、僧侶の修験場で、身体を磨く行場なのだった。

今でも毎年、催事が行われて居るそうで、それを見学するのも、山の感覚を磨く一助に成りそうだと推察する。

この行場は、クライマーの方には全く物足らないだろうが、高所の絶壁に立つ緊張感は、心地よいとは言えないが、来て良かった。いい経験をした。

長野県は登山道のランク分けを行って居るが、自分の今日の結果を見ると、私には、どうも　岩稜帯に挑戦する資格は無いようである。今後も、身の丈を逸脱しないようにしなければ。