富士山

コースタイム
(19日)01:00富士山7合目東洋館出発-04:30富士山9合目5勺御来光-05:45富士山山頂-06:30東京屋出発-09:30富士山6合目-10:15富士山5合目吉田口-11:45山中湖温泉紅富士の湯-
23:10大阪梅田
天候 | 文句なしの快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
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コース状況/ 危険箇所等 |
今回は2日間のツアーで参加したが、時間的に窮屈だったので余裕があれば3日間がおすすめかもしれない。 あとから剛力さんに聞いたが、ヘッドライトは頭に装着するよりも首に掛けた方が、 目線が固定されずに酔わなくて済むとの事であった。 トイレは早目早目に行く事。 下山時はマスク等の砂埃を防ぐ工夫がベター。 コンタクトはソフトがおすすめ。ゴーグルがあればハードでも問題ないが。 日差しは強烈。日除け対策。サングラス等は必需品。 水や酸素は山小屋で購入すると、非常に高価。少々無理をしてでも持参した方が安価。 ツアー参加は到着後、不要な荷物はバスに置いておけるので便利。 無料でレンタルが出来る金剛杖は、あまりおすすめ出来ない。 体調が悪くなれば勇気ある下山を。 |
感想
いよいよこの日がやってきた。日本一富士登山である。今日まで鍛錬をし、成果を出す時である。一番やきもきしていた事は天候であった。出発直前まで梅雨の長雨が続いた。その為に雨対策も入念にし、しかし予想に反し週間天気予報では、ちょうど梅雨明けの兆し。出発当日は夏を感じさせる日差しを受け、ツアーバスの待つ梅田へ向かう。流石に連休だけあって、多くのツアー客で賑わっていた。なかでも一際若い男女が多いツアーが富士登山であった。いろんな期待を膨らませ、梅田を出発。いきなり高速道路の渋滞に巻き込まれる。予定到着時間を大幅に過ぎ、富士山5合目吉田口に到着。雲上閣では1時間弱の時間で着替えと食事を済まし、御来光を拝むべく出発。しかし剛力さんからの説明では今からの時間では、強行軍になるから頂上での御来光は断念しないといけないとあり、些か残念であった。
ヘッドライトを装着し、二列縦隊で夜の登山道を泉ヶ滝から吉田口6合目へ向かう。
さほど高低差は無く、適度な休憩を挟みスムーズに進んだ。
6合目から頂上付近へ目をやると、ヘッドライトの筋と山小屋の灯りが確認出来た。すごい人の数である。
6合目は標高2390m。向かう7合目東洋館へはおよそ1時間の道程だが、つづら折れの登山道と岩場、そして渋滞。結局2時間を費やし東洋館へ着いたのが、午前0時前だった。東洋館は比較的奇麗で、山小屋にしては良い感じであった。1時間の仮眠をとり、慌しく出発。山小屋周辺は人の山で、自分の所属するツアーも見失う程で、あらかじめ指示を受けたリュックと登山靴への目印が頼りであった。いよいよ8合目は3000m超えであったので、ツアー客の中には気分が悪くなる方が続出し、最終的に9名が勇気あるリタイアをした。私自身も少々疲労と十分な仮眠がとれなかったせいなのか、気分
は優れなかった。手持ちの携帯酸素を吸引してみても、気分は優れなかったがとにかく進んだ。8合目から本8合目、8合5勺へ着く頃には西の空が明るみを増し、いよいよ感動の瞬間を待ち侘びた。
9合目を過ぎると、登山者の渋滞が激しくなり、思うように進めない状況で、結果的には9合目5勺にて大感動の御来光を拝むことが出来た。そして最後の力を振り絞り頂上へ到着した。この時の時間は午前5時半を回っていた。しかし寒い。日が差し込むまでは寒さに震えたが、日が昇ってからは気温が上昇。紫外線も強烈だった。
東京屋さんで小休止し、朝食のいなり寿司を食べた。今になって後悔したのは先に並んででもトイレを済ませるべきであった。ツアーの為、自由行動が出来ず、時間的に押していたのだろう、素晴らしい日本一の眺めもゆっくりと堪能出来ないまま下山。
延々と続いた砂場と悪臭にうんざりしながら進んだ。ツアーのペースに着いていけずはぐれてしまう。最終の集合時間を気にしながら下山。心配した剛力さんも私達を捜してくれ、一緒に下山してくれたのである。
体力も底を付き、持参した3.5リットルの水もゴール手前で飲み切り、なんとか10時過ぎに吉田口へ着いた。しかしこれからがまた大変であった。人の群れで自分のツアーが捜し出せず苦労した。ほんとうにツアーの良さと悪さが見えた富士登山であり、本来の富士山を見出せないまま終わった。
この後の山中湖温泉も言うまでもなく、芋洗い状態で疲労など回復せず、帰阪のバスでは熟睡した。当然のように高速道路は渋滞。大阪梅田到着は午後11時を回っていた。翌日は仕事。休みたい気持ちだったが出勤した。
ほんとうに疲労困憊のツアーだったのが感想で、唯一の救いは天候てまぁなの励ましだった。お疲れ様。
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