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Yamareco

記録ID: 714743
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

富士山 吉田口から

2015年09月06日(日) 〜 2015年09月07日(月)
 - 拍手
hane24 その他2人
天候
過去天気図(気象庁) 2015年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
雨でスリップしやすい岩場に注意。
その他周辺情報 下山後の温泉は「溶岩の湯 泉水」日帰り800円
昼食は「ほうとう 不動」
雲はあるが
雨はまだ。
2015年09月06日 08:37撮影 by  SOL22, Sony
2
9/6 8:37
雲はあるが
雨はまだ。
めっちゃ雨。
足元注意。
2015年09月06日 11:50撮影 by  SOL22, Sony
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9/6 11:50
めっちゃ雨。
足元注意。
無念の雲海。
2015年09月07日 05:01撮影 by  SOL22, Sony
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9/7 5:01
無念の雲海。
今回の頂上。
お世話になりました。
2015年09月07日 06:56撮影 by  SOL22, Sony
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9/7 6:56
今回の頂上。
お世話になりました。
ブルドーザーかっこいい!
落石を止めるテクも披露。
2015年09月07日 07:59撮影 by  SOL22, Sony
9/7 7:59
ブルドーザーかっこいい!
落石を止めるテクも披露。
晴れたー。
2015年09月07日 09:38撮影 by  SOL22, Sony
2
9/7 9:38
晴れたー。
撮影機器:

装備

備考 荒天のため、ダウン系も用意すべきだった。

感想

富士山チャレンジ2015。
噴火する前に!ということで
友達に便乗して挑戦。


結果は…無念の撤退。
雨により写真を撮る余裕もあまりなく
タイムも計測する気力もなく
失意の登山でした。


集合、出発は、9/5の夜9時半。
予定では山梨まで8時間のロングドライブ。
仙台宮城より向こうは運転したことのない、自身初の試みです。

道中は各地のSA、PAで運転を交代しながら
メンバー3人楽しくドライブ。
福島以南の施設の立派さに驚きました。

朝6時、スバルラインに到着。
通行料の2060円を払って通ります。

しかしトラブル発生!
3合目付近でガソリンランプ点灯!
上までいって帰れなくなるのが怖いので
引き返して、最寄りのGSにて給油してきました。

スバルライン入口のおじさんに事情を説明していたので
レシートに判子をもらっていたのを見せて、再入場。
そして、いざ五合目!というところで
駐車の列が。
とりあえず指示に従い、駐車。
トイレ休憩と仮眠。

意識を失っている間に、どうやら友人が係員に五合目駐車場の空きを確認したようで
すかさず移動!
日曜早朝にも関わらず、都合よく一番上まで行けました。

五合目は人の賑わいがすごい。
地元のイオンより賑やか。

高度順応のため、売店を物色したり
準備したり。
土産のお菓子の、良心的な値段に感心したり
外国人観光客の多さに驚きます。

山小屋に予約を入れ、ぼちぼち準備を始め
9:55分。いよいよ出発。

天気はくもり。
体調は寝不足。
目指すは本8合目。

とても山とは思えない、まるで花火大会のような
ものすごい数の登山者とすれ違いながら
まずは6合目まで緩い坂道。
歩くうちに、やがて濃い霧のなかに入り
視界は悪くなります。

登り始めて間もなく、霧は雨に。
強さも増して、雨具を着用します。

しかしここで判断ミス。
登山で初めての雨でしたが、ズボンは撥水しているようなので
「これいけるなー」と上着だけ着用。
しかし、上着からの水滴で気がつけば濡れていて
結果、強風と冷気によって体力を奪われ
震えだす体。

雨具の下も着用し、ココアをみんなで分けあって微かな暖をとり
確実に薄い酸素を大きく吸い込んで歩き出します。

長い…。

登山道というには殺伐としていて、歩きやすいけど
そのスケールはけた違いの大きさ。

小屋を通りすぎる度、まだかまだかと
ガスの向こうの本8合目を見上げます。
足の筋力は残ってるし、高山病か寝不足か不明の頭痛も軽い。
しかし冷たい雨と風、かじかむ手、ただただ耐える長い単調な道のりに
メンタルはボロボロ。

雨の登山はするもんじゃないと痛感。

14:20分。辿り着いた山小屋に入ると、忙しなく着替え
布団にくるまりました。
次々と訪れるずぶ濡れの客に、鳴り止まぬスタッフの声。
戦いだあれは。

夕飯は7時ころ。小さなハンバーグとカレー。
女性メンバーは、道中、頭をぶつけ舌を噛み心が折れてイライラ。
食事の提供はありがたいけど、個人的には、やはり質素でも自炊の方が満足感がある気がしました。

おそらく雨のせいだと思いますが
食後はすぐに部屋に戻り、再び布団へ。
同室は四人。掛け布団は3枚分ですが、ゆったりと横になれます。

ここで明日の作戦会議。

山頂御来光プランは
夜2時に出発できた場合のみ。
帰りのリミットがあるので、もし悪天候で小屋前御来光の場合はそのまま撤退。
それを確認しましたが、天気は回復の兆しなし。
微かな望みに賭けながらも、一度寝たらなにやら頭痛がひどくなっている様子。

下も相変わらず騒がしいし
とりあえず、寝よう。と一同就寝。

短い眠りを繰り返し、目が覚める度に
徐々に悪化する体調。
吐き気まででてきて、胃の中のカレーが苦しめてきます。

2時。
起きると、屋根を叩く雨粒と切り裂くような風の音。
撤退決定。
体調は悪くなる一方。寝ます。

4時。
吐き気がピーク。
カレーが嫌いになりそう。

5時。
御来光を期待しつつ、小屋の外へ。
雲海は広がっているものの、太陽は厚い雲の向こう。

結局、御来光も山頂もゲットできず。
12時間以上を布団で過ごすこととなりました。

今回の頂上は、本8合目。
7:00に下山開始。

下山道は岩場もなく、ひたすらジグザグの赤土の道。
登ってくるブルドーザーを見送りながら、軽快に。
高度を下げると体調も良くなり、メンバー全員に余裕も出てきます。

登りの苦労など影もなく、9:10にあっさり下り
見上げれば山頂がくっきりと。
着替えを済ませて、こけももアイスで締めました。

お土産は自分用に富士山キーホルダー。
友達にワインと富士山の石(菓子)など。

温泉は河口湖IC近くの「泉水」へ。
昼食は「ほうとう不動」。
ほうとうは鉄鍋で出てきます。
油断しててしっかり3人前注文しましたが
鍋ひとつを3人でシェアして、鳥モツ煮を追加すべきでした。

帰路は安全運転で、ひたすら北上。
関越道に入り損ねて一度高速を下りたり
高速道路のランプで、目の前のトラックがスピンする場面もありつつ

佐野SAで餃子、安達太良SAでお土産、長者原SAで牛タンと
ドライブを満喫しつつ
家についたのは10時過ぎ。

夜勤~仮眠~サッカー~移動~富士山~移動。

ながーーーーーーい
一泊三日でした。

岩手山いきたい。
紅葉登山したい。
稲刈り終えて、10月のマラソン大会も終わったら

また山に行こう。

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訪問者数:284人

コメント

お疲れ様でした!
はじめまして。

同じく岩手在住のytk340です。
岩手山のレコに9月の富士山行のことが書いてあったので、そろそろ決行されたかな?と楽しみにしていました。
いろいろとハプニングもあり、さらに高山病にも悩まされたようで大変だったと思います。

岩手から往復1200キロ。(一口に「岩手」と言っても広いですが
自分が行った時も「もしも悪天候だったら?」、「高山病になったら?」・・・いろいろと考えました。模範解答はもちろん「撤退」でしょうが、カネと時間をかけて行った訳ですから、欲を出していたかもしれません。

「若さ」や「勢い」に任せることなく、適切な判断で撤退した勇気に大きな拍手を贈ります

どこかの山でお会いした時は宜しくお願いします。
2015/9/15 13:45
Re: お疲れ様でした!
ytk340さん、はじめまして!
コメントありがとうございます!

富士山レコ拝見しました。
計画、準備から当日。さらには帰路まで多大な苦労の末の富士山登頂おめでとうございます!
改めて、計画の大切さを感じました。
思い出に残るような素晴らしい写真もたくさんあって、とても羨ましいです!(*^^*)

私たちは、やや弾丸日程のうえ
当日は悪天候も重なり残念な結果になってしまいましたが
遠征の難しさ、楽しさを存分に味わえたことが良い収穫になったと思います。(^^)
遠慮なく話せる親しい友達と一緒だったこと、
事前に帰宅までの計画が固まっていたことが
安全第一の判断に繋がったと思います。

当日は、体力的な問題よりも
コンディション調整、そして経験の面から発生した
心理的な問題が多かったので
いつかリベンジを果たすために、準備していきます!

まだまだ登山シーズン!
どこかでお会いできた時はよろしくお願いします!m(__)m
2015/9/16 16:22
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