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記録ID: 7159950
全員に公開
ハイキング
栗駒・早池峰

霧に包まれた栗駒山

2013年06月08日(土) [日帰り]
情報量の目安: A
都道府県 岩手県 宮城県
 - 拍手
GPS
04:25
距離
7.9km
登り
537m
下り
537m

コースタイム

日帰り
山行
4:00
休憩
0:25
合計
4:25
6:50
30
7:20
25
7:45
7:50
45
8:35
20
8:55
9:15
35
9:50
50
10:40
35
天候
過去天気図(気象庁) 2013年06月の天気図
アクセス 往:一関市内−須川温泉登山口(レンタカー)
復:須川温泉登山口−仙台空港(レンタカー)
名残ヶ原に立てられていた登山道案内図。
登りは昭和湖経由の須川コース、下りは産沼経由の自然観察路を歩く予定。
名残ヶ原に立てられていた登山道案内図。
登りは昭和湖経由の須川コース、下りは産沼経由の自然観察路を歩く予定。
6時50分に駐車場を出発。
6時50分に駐車場を出発。
登山口は源泉の湯が流れる須川高原温泉の入り口の前。
登山口は源泉の湯が流れる須川高原温泉の入り口の前。
湯気を立てながら流れる源泉の川。
湯気を立てながら流れる源泉の川。
北方の眺め。うっすらと焼石岳が見える。
北方の眺め。うっすらと焼石岳が見える。
名残ヶ原とその向こうに雲に覆われた栗駒山。
名残ヶ原とその向こうに雲に覆われた栗駒山。
名残ヶ原を行く。前方に栗駒山。
花の時期には少し早いがイワカガミやタテヤマリンドウ、ワタスゲなど見られた。
名残ヶ原を行く。前方に栗駒山。
花の時期には少し早いがイワカガミやタテヤマリンドウ、ワタスゲなど見られた。
ワタスゲ(?)咲く名残ヶ原の彼方に焼石岳が浮かぶ。
ワタスゲ(?)咲く名残ヶ原の彼方に焼石岳が浮かぶ。
名残ヶ原から少し行くと残雪が現れた。ここは苔花平というところ。
名残ヶ原から少し行くと残雪が現れた。ここは苔花平というところ。
残雪を登り詰めたところから振り返る。
中央に名残ヶ原が見える。右に苔花平の小さな湿原も見える。帰りはあちらからの予定。
残雪を登り詰めたところから振り返る。
中央に名残ヶ原が見える。右に苔花平の小さな湿原も見える。帰りはあちらからの予定。
有毒ガスが吹き出す地獄谷もこのあたりは雪の下。
有毒ガスが吹き出す地獄谷もこのあたりは雪の下。
登山口から1時間弱で7時45分に雪を浮かべた昭和湖に着く。ここで小休止。ここから上は雲に覆われており、まわりの眺めが得られるのもここまでのようです。
登山口から1時間弱で7時45分に雪を浮かべた昭和湖に着く。ここで小休止。ここから上は雲に覆われており、まわりの眺めが得られるのもここまでのようです。
昭和湖から登って行くとやがて残雪が現れるととtもに、あたりは霧に閉ざされてしまう。
昭和湖から登って行くとやがて残雪が現れるととtもに、あたりは霧に閉ざされてしまう。
残雪の上を歩き、さらにミネザクラ咲く灌木帯を登って霧の中の天狗平に着く。
残雪の上を歩き、さらにミネザクラ咲く灌木帯を登って霧の中の天狗平に着く。
天狗平からは左に折れて稜線に沿って山頂を目指す。登山道脇にはムラサキヤシオツツジやミネザクラが咲いていた。
天狗平からは左に折れて稜線に沿って山頂を目指す。登山道脇にはムラサキヤシオツツジやミネザクラが咲いていた。
以下は山頂までの途中で咲いていた花。
イワカガミ
以下は山頂までの途中で咲いていた花。
イワカガミ
リンドウ
ヤシオツツジ
ミネザクラ
8時55分に栗駒山の山頂に着く。霧の中で何も見えず。
8時55分に栗駒山の山頂に着く。霧の中で何も見えず。
山頂の祠に無事登頂のお礼をする。
このあと天候の様子を見たが特に変化はなかったので9時15分に山頂を辞した。
山頂の祠に無事登頂のお礼をする。
このあと天候の様子を見たが特に変化はなかったので9時15分に山頂を辞した。
帰途は自然観察路を下ったが、産沼あたりまでは特に目立ったものもない変化の少ない道だった。
帰途は自然観察路を下ったが、産沼あたりまでは特に目立ったものもない変化の少ない道だった。
産沼はまだ雪の下。
産沼はまだ雪の下。
産沼からの下り道。
産沼からの下り道。
三途の川を渡る。
三途の川を渡る。
三途の川の付近は残雪もあり、道自体が湿地帯になっていた。その道のまわりにはサンカヨウやミズバショウが咲いており、自然観察路らしくなってくる。
三途の川の付近は残雪もあり、道自体が湿地帯になっていた。その道のまわりにはサンカヨウやミズバショウが咲いており、自然観察路らしくなってくる。
道端に咲くミズバショウ。
道端に咲くミズバショウ。
下ってきた方向を振り返る。あのピークの左肩を越えてきたようです。
下ってきた方向を振り返る。あのピークの左肩を越えてきたようです。
樹林の道を下って行くと不意に小さな湿原に飛び出した。苔花平に戻ってきのだった。
樹林の道を下って行くと不意に小さな湿原に飛び出した。苔花平に戻ってきのだった。
苔花平のゼッタ沢を渡ろうと思ったが、足がかりが見られなかったので安全のため左の残雪をキックステップで登った。
苔花平のゼッタ沢を渡ろうと思ったが、足がかりが見られなかったので安全のため左の残雪をキックステップで登った。
苔花平の湿原を振り返る。
苔花平の湿原を振り返る。
名残ヶ原を戻る。もう少しすれば色とりどりの花々が咲き競うことだろう。
名残ヶ原を戻る。もう少しすれば色とりどりの花々が咲き競うことだろう。
11時15分に須川温泉に戻ってきました。
11時15分に須川温泉に戻ってきました。
11時45分に須川温泉を出発し国道342号を一ノ関に向かう。途中で展望台のようなものがあったので寄ってみると、ようやく雲が晴れた栗駒山を望むことができた。
11時45分に須川温泉を出発し国道342号を一ノ関に向かう。途中で展望台のようなものがあったので寄ってみると、ようやく雲が晴れた栗駒山を望むことができた。
しかしながら、この展望台は栗駒山の展望台ではなかった。今から5年前の平成20年6月14日に発生した”岩手・宮城内陸地震”により崩落した”祭畤(まつるべ)大橋”の展望台だったのだ。災害の記憶をとどめるために当時のままで保存されている。
しかしながら、この展望台は栗駒山の展望台ではなかった。今から5年前の平成20年6月14日に発生した”岩手・宮城内陸地震”により崩落した”祭畤(まつるべ)大橋”の展望台だったのだ。災害の記憶をとどめるために当時のままで保存されている。
発生した地震の震源地はこの近くで、そのとき生じた地滑りにより落橋したものだった。写真は記念のため橋の一部を切り取ったもの。
発生した地震の震源地はこの近くで、そのとき生じた地滑りにより落橋したものだった。写真は記念のため橋の一部を切り取ったもの。
被災の状態を説明した図。思いがけないものを思いがけないところで見ることができました。
被災の状態を説明した図。思いがけないものを思いがけないところで見ることができました。
仙台空港で車を返し、仙台での予定を終えて飛行機で関空に戻ったのは夜の10時過ぎだった。
仙台空港で車を返し、仙台での予定を終えて飛行機で関空に戻ったのは夜の10時過ぎだった。
第二ターミナルの様子。
今回の山行は残念ながら天候に恵まれなかったが、それはそれで思い出になるものだった。機会があれば再挑戦することにしよう。
第二ターミナルの様子。
今回の山行は残念ながら天候に恵まれなかったが、それはそれで思い出になるものだった。機会があれば再挑戦することにしよう。

感想

昨日は神室山に登ったあと一関まで行ってIC近くのホテルに泊まった。平地でも不安定な天気で夕方は雨が降っていた。
翌日の早朝4時半ごろに起きて外を見てみるとあいにく曇り空だった。支度をして5時前にホテルを出発し、国道342号で須川温泉に向かった。行く手には雪を残した栗駒山が見え隠れしていたがそのうち山頂部は雲に覆い隠されてしまった。ブナの木々に囲まれた真湯温泉を過ぎると道は右に左にと曲がりながら高度を上げて行く。早朝でもあり対向車も少ないが安全運転で広い駐車場のある須川温泉に着いたのはちょうど6時だった。
しばらくの間天候の様子を見ていたが、西の方から流れてきて山の中腹以上を覆う雲はなかなか晴れそうになかった。しかし上空には時々青空も広がり昨日のような雨は心配なさそうだったので予定どおり栗駒山をめざすこととし、支度をして6時50分に出発した。
結果としてこの栗駒山山行は天気に恵まれず、視界も悪くて印象の薄いものとなってしまったが、車で帰る途中で寄った展望台から晴れてきた栗駒山を見ることができたのはせめてもの救いだった。さらにその展望台では、今から5年前の平成20年6月14日に発生した”岩手・宮城内陸地震”により崩落した”祭畤(まつるべ)大橋”の状況を目の当たりにすることができた。思いがけないものを思いがけないところで見ることができ、今回の山旅の収穫の一つとなりました。

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