「美しき哉!極彩色の雲上ルート」 御嶽山(継子岳)


- GPS
- 08:05
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,262m
- 下り
- 1,262m
コースタイム
- 山行
- 6:07
- 休憩
- 1:59
- 合計
- 8:06
五の池小屋からの周回トレッキングは、写真撮影やらガス晴れ待ちなどで凄く時間かかってます。
温泉入りたくて下りは少々食い気味の速度。
日が陰り風が出ると大変寒いです。防寒対策要。
天候 | 晴れのちガッスガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
飛騨小坂登山口無料駐車場40台程度 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道入口の登山届ポストあり 整備が行き届いていてとても歩きやすかったです(雨天時は木道がちょっとすべるかも) |
その他周辺情報 | 濁河温泉にいくつか日帰り温泉あります |
写真
感想
一昨日、近所の低山から珍しく御嶽山を望むことができた。
「うーん…これは山の神からの啓示かもしれん」と勝手な思い込みで、シルバーウィークの山行は御嶽山に決定。
昨年の痛ましい惨事からもうすぐ一年。山登りを始めたばかりの私にとって衝撃的な出来事でした。
さて、最新の情報を整理し検討した結果、今回は濁河ルートを選択。
グーグルさんに車所要時間を聞いてみると「3.5Hですよ〜」とのお返事。
登山初めた頃の私は「運転と山行の時間に大差ないってどうなのよ?」とブツブツ文句言ってましたよ。まったく慣れとは恐ろしいものです。少々距離あっても今ではあっさり決定。
いつも、山行日帰り強硬スケジュールに対し、家族の連中は飽きれ心配もする。でもね、お山の世界では普通の事ですから...お気持ちだけ頂き、まったく意に介しません。
日帰り登山のモットーはスタートを早くすること。だから登山口までの運転は暗闇が多くなる。周囲が見えないのでどんな所を走っているのか分からない。
今回の闇の林道は相当に長かった(しかもクネクネしてたし)。明るくなった帰路では、絶景かつ高度感満点の林道に早変わりしていた。まったく想像もつかない。
ともあれ、何とか目的の駐車場無事到着。
さぁいざ元気にスタート!
といきたいところだが、一昨日痛めた右足が結局治りきらず既に負傷兵という心もとない状態。しかも、苦手の下りでいつも助けられている最強の鉾(ストック)を忘れるという失態。ともかく足をいたわりながらテクテク歩くことにしよう。
登山道はよく整備されていてとても歩きやすかった。
アスレチックな山行を好む方には少々歯ごたえないかもしれないが、基本私は「山道は歩きやすい方が好き」との見解。歩きやすい道&とぼとぼ歩きの結果、いつになく心にゆとり&体に余裕のある登りとなった。
ついついせっかちに歩いてしまう私。いい感じでしたのでこれからもできる限りこれでいきたいと思う。
五の池小屋に到着。
小屋の前には早朝から働く従業員さんがいました(ご苦労様です)。
これから下山という宿泊登山者にも遭遇。
熟練登山者の雰囲気たたずむとてもダンディな御仁である。黒を基調としたファッションセンスも渋いくていい。
「お早いですねぇ。何時から登ってきたんですか?」とお声かけていただいた。
気後れして伏し目がちにお答えすると、「なかなか速いですねぇ」なんて世辞を言っていただいた。う〜ん早朝から有頂天。
健脚者の称号をいただいた私は、足取りも軽く、継子岳への周遊トレッキングコースへと向かう。
そしてこの周遊コース...
登山経験が浅くて短い私にとって、紅葉の極彩色、這松の深緑、岩の荒々しさ、それらのコントラストの景観は初体験だったのでとても感動した。いや〜この年齢になって年甲斐もなくウルっときた。
さらに『三の池』の何とも形容しがたいブルー。思わず吸い込まれそうです。そう、絶世の美女の淡く美しい瞳のように...。
何処を見ても美しい絵画のような空間はまさに桃源郷ですな。ちょっと遠かったけど、本当に来てよかった。
しかし、残念なことに継子岳到着目前に徐々にガスガス。先程までの晴天が嘘のようになった(山はこんなもんです)。
登山初心者の羨望の頂き=お槍様を未だ拝顔したことのない私。
ここからは眺望ありとの話だったので「今回こそは見たい」と諦めきれない。昼食&昼寝までして待つこと一時間。最後の一人まで粘るも、手もかじかむほど寒くなり、ガスで帰り道の見通しも悪くなってきた。急に心細くなってきたので、後ろ髪ひかれながら継子岳を後にしました。
下山前に五の池小屋でサイダーいただいた。暖炉もあってなかなかいい感じの小屋だ。
さて、市営露天風呂の閉店がたしか15:00までとなっていたような気がした。「頑張って下山すれば間に合うかも」と少々食い気味で下山開始。スタート前より右足の調子もよくなり、ギリギリ入浴を楽しめそうな時間に下山完了(でも実際の閉店時間は18:00。どの情報見て間違えたのか)。
継子岳山頂でお会いした親子と温泉で再会。
色々な山話を聞かせていただいて楽しかった。特に木曽殿山荘から空木岳登る途中で岐阜側(こちら側はOUTですな)にザック滑落させた事件は不幸ですが面白かった。
遠方の山々は拝めませんでしたが大満足の山行。
入山規制中箇所も多いということもあってなのか、SWにもかかわらず人も少なくてのんびり満喫できた。
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