黄門様の旅★水戸街道5（府中宿→水戸城下）

2015年09月20日(日) [日帰り]

• GPS: 09:05
• 距離: 34.4km
• 登り: 37m
• 下り: 44m

コースタイム

日帰り

• 山行: 8:56
• 休憩: 0:00
• 合計: 8:56

6:53 水戸街道 府中宿
8:29 8:29 水戸街道 竹原宿
9:45 9:45 水戸街道 片倉宿
11:07 11:07 水戸街道 小幡宿
12:52 12:52 水戸街道 長岡宿
13:20 13:20 茨城町東インター付近
15:49 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車

★スタート地点
JR常磐線 石岡駅徒歩7分

★ゴール地点
JR常磐線 水戸駅徒歩20分
　

コース状況／危険箇所等

　
水戸街道は日本橋から水戸城下を結ぶ街道で
明治以降は岩城街道とまとめて陸前浜街道として扱われています。

水戸藩は参勤交代を行われず藩主は江戸に滞在が常でした。
このため水戸と江戸を行き来する役人が多く街道は立派に整備され
五街道に準ずる脇街道の扱いとなっていました。

今回は5回目。府中宿から水戸城下までの区間です。
ルート的にはわかりにくい分岐は少なく気楽に歩けます。
JR常磐線と離れてしまうので多少不便な場所ではありますが
その分、良い風情が残る区間でもあります。

ゴールに関してですが水戸城大手門、魂銷橋高札場、
今回の陸前浜街道（仙台方面）起点といくつか候補がありますが
正確には魂銷橋は街はずれの高札場で、宿場を含めた終点としては
陸前浜街道（仙台方面）起点の場所で良いかと思います。
　

写真

9/20 6:44

石岡まつりの開催中ですが早朝はひっそりしています。

9/20 6:47

昨晩に出たゴミの収集に大忙し。

9/20 6:49

石岡の町は大火が繰り返しおきていて江戸期の建物はほとんど残っていません。1929年(昭和4年)の石岡大火のあとの看板建築が立ち並びます。

9/20 6:58

こちらは立派な見世蔵造りです。府中の町には松平家の陣屋がおかれていました。

9/20 6:59

街道はここで右に折れます。せっかくなので国分寺跡に寄り道しています。

9/20 7:06

国分寺跡。

9/20 7:16

常磐線を越えます。しばしのお別れ。

9/20 7:18

跨線橋にはかつての国分寺の光景が描かれています。

9/20 7:18

杉並木の案内板。

9/20 7:23

石岡の一里塚。

9/20 7:26

山車の回送と一里塚。

9/20 7:34

道路と歩道の間の空間には杉並木があったと思われます。

9/20 7:51

旧道入口。左へ。

9/20 7:53

左右の土手は杉並木が植わっていたものでしょう。

9/20 7:55

あちこちで彼岸花が咲いていました。

9/20 7:57

大きな長屋門！

9/20 8:24

アップダウンが続きます。

9/20 8:28

ここを左。竹原宿の入口です。

9/20 8:34

竹原宿。府中と片倉の間ではルートの付け替えがあったのですがその際に設置された宿場町です。本陣はなく主な役割は荷継ぎの中継地点だったと思われます。

9/20 8:42

左のふくらみは旧道の痕跡でしょう。

9/20 9:09

この駐車スペースも旧道の痕跡です。

9/20 9:14

さらに進んだここも旧道の痕跡。この付近はウネウネした道筋だったようです。

9/20 9:16

鬼子母神さん。この付近からよく見かけました。

9/20 9:21

だいぶ落葉していました。

9/20 9:32

ここを左へ。片倉宿の入口。

9/20 9:39

町はひっそりとしています。

9/20 9:45

片倉宿。脇本陣と問屋場が各1軒あって10軒前後の旅籠がありました。

9/20 9:48

この角を左。

9/20 9:49

角には元旅籠の「かと家」が旅籠らしい建て方であります。（営業は別の場所）

9/20 9:53

このうねりは枡形の跡でしょうか。

9/20 9:58

のどかな光景です。

9/20 10:07

国道と直交します。

9/20 10:13

石仏群。庚申さんや鬼子母神さんの石仏は関西では珍しいものです。

9/20 10:21

雰囲気の良い神社。狐が珍しいというのですが見つけれなかったです。

9/20 10:57

小幡宿入口。

9/20 11:04

小幡宿。宿内の法円寺が水戸藩主専用の旅館でホンジンの役割がありました。

9/20 11:09

小幡には戦国時代に城があった場所で跡が残っています。

9/20 11:22

ここを右へ。国道を進みます。とにかく交通量が多いので注意しましょう。

9/20 11:23

栗の実があちこちに。

9/20 11:44

インター付近は多少地形が変わっていますが右の歩道をそのまま進むと良いでしょう。

9/20 12:17

高橋を渡ります。右手に涸沼があります。

9/20 12:22

旧道入口。左へ。

9/20 12:26

立派なおもちゃ屋。

9/20 12:27

ここを右へ。

9/20 12:36

川を渡りますが左側の旧道を進みます。

9/20 12:37

車道の手前に歩道の端があるので利用します。

9/20 12:38

眼下に旧橋の橋脚跡が残っていました。

9/20 12:40

ここを右に曲がると長岡宿。

9/20 12:42

長岡宿の名物はみそ饅頭。

9/20 12:44

坂を上った先に長岡宿のメインストリートがあります。

9/20 12:49

長岡宿。脇本陣、問屋を兼ねていた木村家住宅があります。この日は見学不可でした。宿内には他に水戸藩の御殿があって別に本陣が置かれていました。これは隣の小幡宿と共に水戸藩領だったことが関係しています。

9/20 12:58

宿場の名前が残る街灯。

9/20 13:03

長岡宿から少し行くと巨大なヒノキがあり必見です。

9/20 13:09

国道に合流します。この先の信号で向こう側に渡っておきましょう。

9/20 13:20

高速道路のインターですが歩道には歩道橋があるので難なく抜けることができます。

9/20 13:31

ここを左へ。

9/20 13:40

ここを右へ。

9/20 13:44

コスモスが咲き誇ります。

9/20 14:21

一里塚跡。

9/20 14:31

この付近は歩道はあるものの狭いので車には注意が必要です。

9/20 14:34

ここを左へ。

9/20 14:35

ここには馬頭観音さんがおられましたが折れてしまっていました。

9/20 14:39

突き当りを右へ。

9/20 14:40

すぐに左へ。枡形です。

9/20 14:42

この先に横断歩道がないので右に曲がって横断歩道を渡ります。

9/20 14:50

突き当りを右へ。

9/20 14:51

すぐに左へ。

9/20 14:56

震災の影響なのでしょうか。補修中の旧家がありました。

9/20 15:01

この先、女坂（まっすぐ）と男坂（右）と分かれます。水戸へ向かう人は下り坂になります。真ん中の車道は新道です。

9/20 15:03

女坂。ここを右へ。

9/20 15:04

ここで男坂と合流します。

9/20 15:06

女坂の途中には吉田神社があります。

9/20 15:12

ここからの展望は茨城百景の一つですが眺望はよくありません。草木がなければ良いのですが。

9/20 15:18

男坂。左へ。

9/20 15:19

ずーと下って女坂と合流します。男坂は女坂に比べると距離が若干長い気がします。

9/20 15:21

左側が旧道。道なりに右へと曲がっていきます。

9/20 15:22

水戸城下に入りました。

9/20 15:28

備前堀の先に魂銷橋が架かります。

9/20 15:31

ここには高札場があったので街道のひとつの区切りではあります。

9/20 15:32

一応、起点の標識は立っています。

9/20 15:33

橋を渡った先のここを右へ。

9/20 15:34

個人商店が並ぶ商店街。この先の一つ目の角を左に曲がると水戸城へと進む道がありました。

9/20 15:44

水戸街道宿場跡の標識。

9/20 15:46

この先の交差点が陸前浜街道の起点であり水戸街道のゴール。無事踏破することができました。

撮影機器：

EOS M CANON

装備

個人装備

ザック(1) 手ぬぐい(3) 日焼け止め(1) 帽子(1) サングラス(1) 行動食(2) ペットボトル（500ml）(1) カメラ(1) iPhone（充電器含む）(1) 折り畳み傘(1) ザックカバー(1)

感想

yaonyaosuke2

　
日光街道と並行して進めてきた水戸街道。
ようやく踏破することができました。

全体の感想としては
我孫子宿までは市街地ばかりなので我慢しないといけませんが、
そこから先は意外と多くの街道風情が残っていて驚きました。
地形的には関東平野にも関わらずアップダウンが多く、
一里塚や松並木、本陣も残りなかなか見ごたえのあるものでした。

距離も手ごろですし
はじめての街道歩きされる方にお勧めしたい街道です。

なお、
今回の街道歩きの記録は
以下のブログでもまとめてみました。　　
http://borabora.seesaa.net/article/429854771.html

　　

コメント

KAKEKO

馬頭尊折れちゃったの〜？
連休中はいいお天気でしたね、お疲れ様です！
馬頭尊、車でもぶつかったのでしょうか。私が見たときは道の真ん中に堂々と立っていたのに…。 牛久−荒川沖間にあった道標も折れてるなと思ったら、新道が出来て撤去されていました。なんだか悲しいです。

私が見たときは2013年6月でした。

yaonyaosuke2

Re: 馬頭尊折れちゃったの〜？
おつかれさまです！
どうも切り口が新しかったのでここ最近に折れちゃったのでしょう
こういうのを見かけると悲しいですね、、、