北上駅~北上景勝地~陣ケ丘~みちのく民俗村~民俗資料館~北上市立博物館~北上駅


- GPS
- 02:37
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 68m
- 下り
- 58m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
北上市の歴史民俗探索
この日の早朝、東北新幹線の上り列車は、車両連結器が突如はずれ、走行中に車両が分離するという、前代未聞のトラブルが発生した。
幸い、大きな事故にはならなかったが、おかげで、下り列車まで影響を受けた。
東京駅から始発の新幹線に乗って北上駅には8時54分に到着予定だったが、なんと4時間20分近くも遅れて到着した。
一時は、復旧の見込み無しとの車内放送が何度も流れたので、もし開通したとしても、山はダメだろうから、施設のみの見学とするルートに全面変更しておいた。
北上駅からは、まず、北上景勝地を見てから「陣ケ丘」へ。
車道からちょっと登った陣ケ丘の手前の坂道で、いきなり大きなカモシカに遭遇した。さすが北上市、自然が豊かな訳だ。
ここからすぐの場所に「みちのく民俗村」と呼ばれる、北上川流域の茅葺民家を集めた広大な施設がある。
L字型の南部曲り屋や、長方形の直家(すごや)を見学することができるが、どの家にも広い厩があり、人が馬と同じ屋根の下で暮らす設計になっている。
盛岡藩(=南部藩)と言ったら、南部馬が有名。
諸大名が財を投じて欲しがった名馬であり、軍事用としても駄馬としても活躍した。
「民俗資料館」では、昭和10年あたりのこの地方における農業を再現したビデオをやっていたが、農家の人がいかに馬を可愛がっていたかがわかる。
夏は、馬が暑くならないように、川に連れ出して、川の水で馬の体を洗ってあげていた。
冬は、馬に寒い思いをさせないように「馬釜」でエサを柔らかく煮込み、同時に釜の熱気で厩を保温していた。
耕作地には、米、麦、ダイス、ゴマ、粟、麻などを作り、農作業の傍ら、男性は藁細工を、女性は織物をしていたが、あれだけ多くの農器具を使いこなし、何でもかんでも自分達で作ってしまう、その多才さには驚くばかりだ。
昔の百姓は、まさに百の知恵を持った人だった。
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