城ヶ倉沢〜逆川岳


- GPS
- --:--
- 距離
- 6.0km
- 登り
- 672m
- 下り
- 683m
コースタイム
天候 | 早朝大雨、遡行中曇り時々小雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
二日後にアルプス山行を控えているので軽めの山行をと思い、Oさんの大川沢行に参加を申し込んだが、前日の大雨で水位が下がらないとのことで中止となった。
同日にTさんが寒水沢を計画していたので、電話してみると、「城ヶ倉沢に変更した。」とのこと。遠征の前に怪我するといやだなと思いつつ、2週間ぶりの沢へ出かけることにした。6月に捻挫した足首が少しずつ快方に向かっていたのだが、2週間前の泊まり山行でまた痛みが増してしまったため、先週はゆっくり家にいたのだ。
目覚めて少したったら、雨が降り出してきた。それもだんだん強くなってくる。ワイパーも最速モードにしなければならないほどの雨だ。城ヶ倉のトイレに寄ったら、駐車場の路側帯脇には雨水が小川のように流れていて、「中止になるかもな。」と思いつつ、酸ヶ湯に向かう。
リーダー、少し遅めの到着。幸か不幸か、雨は止み始めていた。「とりあえず、いくが。」やっぱりね・・・。行くに決まってるよね。たがじょだもんね・・・と、思いながら支度を始める。
今は閉鎖になっている城ヶ倉渓谷の遊歩道を途中まで下りて、荒川へ。ゴーゴーとすごい水音が聞こえてきた。音のわりには水かさがとっても多いわけではなかったので、気をつけながら渡って城ヶ倉沢へ。
初っぱなにあるF1。いつもながら難儀する。Tリーダー、フェルトわらじをたがじょに装着し、登る。「左足真ん中。右手もっと上。」などとアドバイスするものの、いざ自分の番になると思うとおりにいかない。見るのとやるのでは大違い。
昨年はたがじょを履いたが、滑った記憶があったので、今回はフェルトにした。
ちょうど足を置きたい場所に苔が生えていて、フェルトが滑った。どうにか登ったが、最初から全身びしょ濡れ。城ヶ倉沢の洗礼なのだ。
F2は巻いた。巻き道の最後に少しハングになっているところを懸垂下降して、滝の頭に下りることになる。「懸垂下降したことありますよね?」とko-kanaさんに何の気なしに聞いてみたら、「いや、初めて。」とのこと。Tリーダーと顔を見合わせる。入会してから毎週山行に来ていたので、もう経験済みかと思っていた。とりあえず、自分の知っていることを簡単に教えた。ko-kanaさん、とても落ち着いて、うまく降りる。
城ヶ倉沢はこの2つの滝が大きいだけで、あとは小さい滝がたくさんでてきて、とてもおもしろい。
EL930の二股登場。リーダーから、「どっちでしょう?」と質問され、地図上で逆川岳に近い「右」と答えたが不正解だった。なぜかというと、左のほうが沢が奥まで続いているから藪を漕がなくてもよいとの答え。なるほど、急がば回れということね。
次の二股も左。EL1100の三つめの二股は、私にとっては地図ではぜんぜんわからないが、Tさんには見えるらしい。コンパスを当てて右と判明。
最後の二股は、Tさんも迷ったが、右にした。進むと、な〜んか去年の時と違うなあ・・・と感じる。こんなに急な藪漕ぎあったかな?こんなんじゃなかったよなあと思いながら登り、平坦になったら根曲がり竹の藪漕ぎが始まった。時間的には長くなかったが、湿原を見つけるのに少し手間取った。左に行くとよかったみたい。
頂上からの展望はなかった。ずぶ濡れになったので、止まると寒い。雨は降っていなかったが、リーダーがしきりに、「タープ、張るか?」と気を遣ってくれた。
帰りは、懸垂下降のオンパレード。ko-kanaさん、リーダーから懸垂下降の正しい基本を教えてもらう。リーダーの正しい操作方法を聞き、自分の操作が適当なことを反省する。ko-kanaさん、さっきはごめんなさい。
登るときは、楽しかった小さな滝も、帰りは、滑らないようおそるおそる下りる。危ないと判断すると、すぐザイルを出してくれて助かった。そして、男性陣がいろいろな芸当を披露して、楽しい帰り道となった。
最後のF1は、ザイルが引っかかり回収できず、リーダーが登り返した。疲れているところを、ありがとうございます。
「あ〜、楽しかった。」と、もう終わった気分で荒川に出たところ、来たときよりも水かさが増していた。自分の中で洪水警報発令!ルートを探すのに右往左往する。水の勢いが強くて、ジャンプしたいがためらっていると、リーダーは岩に体をもたせかけ、万が一滑っても受け止められるような姿勢をとってくれる。最後の最後まで、ありがとうございます。
結局、帰りの方が時間がかかったが、帰りも沢だったし、水も多くてドキドキした分、いつもより3倍楽しめた沢行だった。
コメント
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とても楽しそうな沢です。
個人的なことですが、私は沢が怖くなりました。
4年前の事故が思い出されて仕方ありません。
気持ちが癒えるまで、しばらくの間、山にもぐります。
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