立山(一の越山荘―雄山間天候悪化途中撤退)

2015年10月01日(木) [日帰り]

• GPS: 06:24
• 距離: 5.4km
• 登り: 435m
• 下り: 449m

コースタイム

日帰り

• 山行: 3:29
• 休憩: 2:55
• 合計: 6:24

8:56 室堂ターミナル
9:03 9:03 立山室堂山荘前
9:49 10:05 一の越山荘
10:51 11:00 一の越→雄山間推定2860ｍ
11:34 12:24 一の越山荘
12:37 12:37 祓堂
13:17 13:22 立山室堂山荘
13:33 15:08 室堂ターミナル
15:18 15:18 みくりが池
15:20 みくりが池温泉

天候

晴れから曇りのち雨と強風

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

・北陸道立山ICより県道6号線経由でアクセス

・駐車場→立山駅無料第1駐車場（駅から距離100m〜200m）
　http://www.alpen-route.com/access_new/access/parking.html

・立山黒部アルペンルート　
　http://www.alpen-route.com/
　立山駅−美女平駅−室堂の片道料金は　大人：2,430円　子供：1,220円
　ケーブルカー→立山ケーブルカー（立山駅−美女平駅7分）
　バス→立山高原バス（美女平−室堂50分）

コース状況／危険箇所等

・室堂から一の越山荘までは整備された登山道で晴天時には支障はありませんが、雨天時には路面が石で作られているためか滑りやすい部分があります。

・一の越山荘から雄山までは岩場やザレ場で滑りやすい部分がありますので、特に下山時には注意が必要です。
　強風時には結構地形的に風が吹き抜けやすい地形でありますので、体が持って行かれないよう注意が必要です

その他周辺情報

・前日宿泊地→立山山麓温泉里の湯雷鳥（県道6号線、県道43号線経由でアクセス）
　http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/14126/14126.html
（上記↑URLは楽天トラベルの里の湯雷鳥の情報です）

・おにぎりの志鷹　おにぎり2個￥350−
　http://www.yasundekare.jp/%E9%A3%B2%E9%A3%9F%E5%BA%97/5133　（→休んでかれ）
　http://www.shokoren-toyama.or.jp/~tatefuna/kigyou/data/sitaka.html　（→立山舟橋商工会）
　http://tabelog.com/toyama/A1603/A160301/16004768/　（食べログ）

・立山そば（室堂ターミナル構内）
　http://h-tateyama.alpen-route.co.jp/shop/
　白海老かき揚げそば￥850−　山菜きのこそば￥850−　ますの寿司￥250−

・ティーラウンジりんどう （室堂ターミナル2階（ホテル立山3階））
　http://h-tateyama.alpen-route.co.jp/shop/
　黒部ダムシフォン￥850−（ドリンクセット￥1,300−）

・当日宿泊地→みくりが池温泉
　http://www.mikuri.com/
　http://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/39555/39555.html
（上記↑URLは楽天トラベルのみくりが池温泉の情報です）

写真

10/1 6:31

朝の立山駅の様子です。
現時点では天候に問題は無いのですが…。

10/1 6:40

「おにぎりの志鷹」で購入したおにぎり、梅＆おかか￥350−

10/1 6:42

立山駅前にある「おにぎりの志鷹」の店舗です。

10/1 6:45

ケーブルカーは長蛇の列です。

10/1 6:49

Web予約をしてありましたのでスムーズに購入できました。

10/1 6:56

しかし本音ならばこの時期でも平日AM6:00発の設定をしてほしかった。
まあ経営上仕方がない事なのかもしれません。
（そして、この事が後の状況に繋がることになった）

10/1 6:56

ケーブルカーの後方にはバックパックや資材を積載する貨車が付いています。
これが立山ケーブルカーの特徴です。

10/1 6:57

ケーブルカーに乗車します。

10/1 6:57

既に誰かのバックパックが積まれております。

10/1 7:00

7:00立山駅を出発しました。

10/1 7:01

10/1 7:01

10/1 7:03

ケーブルカーとのすれ違いです。

10/1 7:07

7:07美女平に到着です。

10/1 7:12

7:40発のバスに乗車の為整列。

10/1 7:18

10/1 7:20

乗客が満員になったバスから出発です。
実際の出発が7:20になりました。
このサービスはうれしい限り◎

10/1 7:20

10/1 7:49

まだ天候はいい感じです。

10/1 7:57

10/1 8:22

8:10ごろに室堂ターミナルに到着し、登山届を提出。

10/1 8:22

10/1 8:24

早速朝食をとろうとターミナル内にある立山そばへ

10/1 8:24

白海老かき揚げそば…うまそう！

10/1 8:24

しかし8:30からの営業…う〜ん仕方がない◎

10/1 8:30

開店後さっそくますの寿司を注文

10/1 8:30

ますの寿司￥250−

10/1 8:32

白海老のかき揚げそば￥850−

10/1 8:32

山菜きのこそば￥850−
連れが注文しました。

10/1 8:47

立山山頂簡易郵便局の様子です。

10/1 8:48

立山そばの様子です。

10/1 8:50

今のところ天候はいいのですが…爆弾低気圧が迫っておりまして、これは時間勝負…天候によっては「条件付きの登山」です。

10/1 8:50

だいぶ遭難による怪我人も出ております。

10/1 8:50

10/1 8:52

立山の姿…今のところ天候は良いです。

10/1 8:53

室堂ターミナルとホテル立山の様子です。

10/1 8:56

8:56出発です。

10/1 8:57

10/1 8:58

今のところ立山は穏やかな様子。

10/1 8:59

草紅葉がきれいです。

10/1 9:00

10/1 9:01

10/1 9:01

浄土山を望みます。

10/1 9:01

立山までの道は整備されている道です。

10/1 9:03

立山室堂山荘前を通過します。

10/1 9:04

10/1 9:04

奥大日岳方面です。

10/1 9:09

真砂岳・別山方面です。

10/1 9:10

勾配がきつくなって来ます。

10/1 9:12

雄山休憩所の姿も見えてきました

10/1 9:23

万年雪

10/1 9:24

10/1 9:29

室堂方面を振り返ります。

10/1 9:43

14分後急に雲が出てきました。

10/1 9:45

早めに登頂した方か引返した方かわかりませんが下山していく登山客とのすれ違いが多くなりました。

10/1 9:45

一の越山荘が見えてきました。

10/1 9:47

10/1 9:49

まもなく一の越山荘ですが…

10/1 9:49

下界のガスが濃くなってきました。

10/1 9:49

9:49一の越山荘到着です。

10/1 9:49

一の越にある公衆トイレです（簡易水洗・チップ制）

10/1 9:50

雄山方面にもガスが出てきました。

10/1 9:50

一の越山荘の様子です。

10/1 9:52

10/1 9:53

10/1 9:55

更にガスが濃くなってきました。

10/1 9:55

東一の越方面の草紅葉です。

10/1 10:05

10:05雄山へ向けて出発。

10/1 10:22

しかし、標高が上がるほど視界が悪くなる。

10/1 10:22

さらに視界が悪くなる。

10/1 10:41

これは…どうかなあ？

10/1 10:51

かなり視界が悪くなり、風も強くなりだし雨も降り始める。
（天候の悪化は予測より倍以上早かった）
山頂方向から山岳警備隊員を先頭に集団登山客と共にで降りてきた。
隊員の方に状況を確認、そして隊員の一言。
「かなりの強風です。すぐに引き返してください。」

10/1 11:01

午前11時00分、一の越山荘−雄山間推定標高2850m地点において「この地点を私たちの山頂」として撤退を決断。
第一目標一の越山荘へ向けて下山を開始。

10/1 11:35

11時34分一の越山荘へ到着

10/1 11:35

雄山方面は濃いガスに包まれていましたが、この後激しい風と雨（みぞれ）が一の越に吹き荒れました。

10/1 11:52

一の越山荘へ退避し、そこでおにぎりの志鷹で購入したおにぎりで昼食です。
おにぎり1個がボリューミーです♪

10/1 11:53

一の越山荘の内部です。

10/1 12:25

12:24荒天も収まった様子なので一の越山荘を出発。
室堂へ向かって下山します。

10/1 12:37

祓堂を通り過ぎます。

10/1 12:41

大日岳方面は雲が垂れ込めていませんが、強風であると推測します。

10/1 12:49

母恋坂方面、草紅葉がきれいです。

10/1 12:49

大走り、別山方面も草紅葉がきれいです。

10/1 13:02

10/1 13:02

10/1 13:02

遠くの方からサイレンが聞こえ室堂山荘あたりにパトカーが止まり人がこちらに向かって走ってきました。
山岳警備隊の方々で、一の越・雄山方面へ走って行きました。
…たぶん遭難事故が発生したのかと推測しました。

10/1 13:10

10/1 13:10

10/1 13:15

先程すれ違った山岳救助隊のパトカーです。
おおごとにならない事を祈りつつ…。

10/1 13:17

日本最古の山小屋「立山室堂」です。

10/1 13:17

10/1 13:19

立山室堂山荘の正面玄関です。

10/1 13:20

立山室堂の反対側です。

10/1 13:22

立山室堂山荘の様子です。

10/1 13:31

室堂ターミナルが見えてきました。

10/1 13:33

13:33室堂ターミナルに到着です。

10/1 14:02

ティーラウンジりんどうに立ち寄りました。

10/1 14:07

撤退とはいえ、早く帰ってきたものですので、この際だから「名物食べないと♪

10/1 14:10

黒部ダムシフォンと水出しアイスコーヒーのセット（\1,300−）を注文しました。

10/1 14:10

直径15cmくらいですか…大きいので連れと半分に分けました。
クリームはダムの放水を表現していると思われます。

10/1 14:10

ティーラウンジりんどうの内部です。

10/1 14:13

ふっかふか…激ウマです◎

10/1 14:27

立山の景色…全然見えません◎
かなり荒れていると推測できます。

10/1 14:54

水出しコーヒーの器具です。
めちゃうまかったです。

10/1 15:08

15:08みくりが池温泉へ向けて出発です。

10/1 15:09

きれいに整備された石畳の道です。

10/1 15:10

10/1 15:11

10/1 15:12

みくりが池が見えてまいりました。

10/1 15:16

みくりが池温泉の建物も見えてまいりました。

10/1 15:18

みくりが池です。

10/1 15:18

10/1 15:19

10/1 15:20

15:20みくりが池温泉に着きました

10/1 15:21

日本一最高所にある天然温泉宿です。

10/1 15:43

こちらが今回泊まった相部屋の様子です。
2段ベッドの上段で過ごさせていただきました。

10/1 15:43

隣とはカーテンで仕切られています。

10/1 15:43

1人ずつライトの所にコンセントがあるので、携帯充電などに便利です◎

10/1 19:33

晩御飯の献立です。

10/1 19:02

お酒…進みそうです(^o^)

10/1 19:02

赤魚と渡り蟹の海鮮鍋

10/1 19:02

サーモンとアオリイカのお造り

10/1 19:02

郷土料理つぼ煮

10/1 19:58

つぼ煮の説明です。

10/1 19:02

鴨の自家製ブルーベリーソース添え

10/1 19:03

養老豆腐

10/1 19:03

茄子の南蛮煮

10/1 19:03

おしんこ

10/1 19:04

待望の生ビール♪

10/1 19:05

10/1 19:06

げんげの唐揚げ（別注文）これは本当においしい！
ビールによくあいます☆

10/1 19:21

調子に乗って、日本酒「立山」も注文。

10/1 19:22

あ〜これはもうたまらない状態です！(^o^)/

10/1 19:38

ホタルイカの沖漬け（別注文）
もう酒が進むばかりです〜♪

10/1 20:04

喫茶みくりの様子です。

10/1 20:04

食後は談話室として開放されます。

10/1 20:05

それにしてもこの夜、爆弾低気圧の影響で雨風が猛烈な状況でして、窓ガラスがしなって？いました…かなりヤバいです◎

10/2 6:23

朝食はバイキングです。

10/2 7:08

みくりが池温泉オリジナルTシャツです。
中央の紺色のTシャツは「モンベル製」です。
￥3,000−（税込）

10/2 9:04

夕べの強風で割れた窓ガラスはこの位置と推測◎

10/2 9:31

外を眺めてみましたが風はある程度やみましたが、天候が改善されているとは言えず◎

10/2 10:03

10:00には天候が改善され室堂に向けて出発です。
こちらは「地獄谷」昨日撮影できなかったので1枚◎

10/2 10:05

立ち入り禁止に関しては解除はされておりません。

10/2 10:05

みくりが池も見納めです。

10/2 10:39

室堂ターミナルの掲示板に記されていたもの。
昨日の通り過ぎた警備隊の意味、遭難事故の概要がわかりました。
命に別状がなくて本当に良かったです。

10/2 11:03

立山駅に向かって出発です。

10/2 11:04

10/2 11:44

立山高原バスに乗車中の一コマ、弥陀ヶ原を過ぎた景色です。

10/2 11:55

称名滝です。

10/2 11:59

仙洞スギの大木

10/2 12:03

バスは美女平に向けて下って行きます。

10/2 12:15

美女平から立山駅まで立山ケーブルカーで降ります

10/2 12:59

立山駅前で営業していた「お食事＆喫茶　あおき」のカツカレーとエビフライカレー（各￥850−）をいただきました。
ここのカレーは結構おいしい！ピリッと辛さの効いた大人のカレーです。

10/2 13:17

「お食事＆喫茶　あおき」の様子です。
立山駅から正面奥の位置にあります。

10/2 13:24

…………チキショー…晴れやがった(*o*)
またリベンジに立山へやって来ます。
とりあえず無事に山行を終えてよかったですよ☆

撮影機器：

COOLPIX P5100 ニコン

Xperia Z3 SoftBank SONY

装備

個人装備

ガイド地図(1) 筆記具(1) 保険証(1) 飲料(1) ティッシュ(1) タオル(1) 携帯電話(1) 計画書 雨具(1) 防寒着(1) 水筒(1) 時計(1) 非常食(1)

共同装備

カメラ(2) 車(1)

感想

machasun

　2015年10月1日は大陸にあった台風が変化した爆弾低気圧が迫っておりまして、立山登山については時間勝負…天候によっては「条件付きの登山」を想定していました。

　しかしながら天候の悪化は予測より倍以上早く視界が悪くなり、風も強くなりだし雨も降り始めました。

　そんな中、躊躇して迷っているとき、上から降りてきた一組の老夫婦の旦那さんが「せっかくここまで来たのにもったいない若いから30分以内で行けるから行けばいいのに」と、申して降りていきましたが、天候状況を見て「本当なんだろうか？」疑問を持つばかりでした。

　しかし、連れのペースが体調不良をおこしたのか、かなり遅れているのも事実でして…そんな時、山頂方向から山岳警備隊員を先頭に集団登山客と共にで降りてきました。
　
　隊員の方の一言。
「かなりの強風です。すぐに引き返してください。」
　上から降りてきた登山客の一言
「雄山休憩所は閉まっているし、神社の神主さんもいない、風で吹き飛ばされそうでしたよ」

　この事が完全に撤退を決めたきっかけでした。

　午前11時00分、一の越山荘−雄山間推定標高2850m地点において「この地点を私たちの山頂」として撤退を決断をした結果になりました。

　撤退の判断は自主判断の自己責任でもあります。
　登山での撤退経験は初めてでしたが「撤退の大切さ」を知った立山登山でありました。
　
　「山は逃げません」またいつか立山リベンジします。

　登れなかった分時間も余ったおかげで、室堂でシフォンケーキを味わう事が出来たし、みくりが池温泉の温泉風呂、晩御飯とお酒をたっぷりと味あわせて頂いたことはとっても幸せでしたよ♪(^o^)/

　最後に老夫婦の旦那様へ、「私たちはそんなに若くはありませんよ」(笑)