越沢バットレス
shimog
kenzo
yachimayu
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
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感想
10月からクライミングの季節。
年内に越沢目標！と思っていたのに、1週間前に急遽本日の越沢行きが決まる。
初越沢バットレス。
この1週間の恐怖（＝越沢ショック）は凄まじく、仕事が全く手に着かない程。
恐怖心を払拭するため毎日ジムに行くが、疲労と筋肉痛が蓄積されるだけで不安は全く解消されず。
「生きて帰ってこいよー」「まぁ、死にはしないって」「オールフォローでしょ？大丈夫、大丈夫」という周囲の声にすら泣きたくなる程テンパっていた。
shimogさんからの事前アドバイスは1つのみ。
「フォローは何をやってでも絶対抜けなければならないから、必ず登ってきて。」
当日は快晴。汗ばむほど良い天気。
快適なアプローチと湿った沢近くの登山道を1時間弱行くと、開けた空に見上げると首が痛くなるようにそびえ立つ岩壁が現れた。
今日は、shimogさん、hrkちゃんと3人で登る。
hrkちゃんも自分も（cnagaさんも）初越沢の為、今回はフォローで。
＜登ったルート＞
●1本目：左ルート（�后�
1P．shimogリード
2P．shimogリード
（懸垂下降 1回、ロープ1本でテラスへ）
・上部のクラックっぽい部分が核心とのこと。（クラック、練習していない・・・）
やはり、その場所で迷っていたら「A0でも何でもいいから抜けなきゃ！」とshimogさんの激が飛ぶ。
よって初っ端からA0＋1テン（泣）。
支点からshimogさんが見えなかったので登り方が分からない。結局、右足をねじ込んで左足はスラブを踏ん張る感じで、（ジャミングなど出来るわけもないので）レイバックっぽく抜け出す。
テラスまでの短い距離を懸垂の為、ロープ1本で懸垂下降。
●2本目：第2スラブルート（�検棔�
1P．shimogリード
2P．shimogリード
（右の滑り台の先から懸垂下降 1回＋クライムダウン）
・トラバースに対し苦手意識がある為2P目出だしのトラバースにドキドキしたが、先ほどの左ルート（�后砲剖貔錣靴燭擦い�、おや？あまり辛いとは感じない。感覚が麻痺したのか？。小さいスタンス＆ホールドを丁寧に拾いながら突破。
●3本目：第1スラブルート（�此�
1P．shimogリード
2P．shimogリード
3P．shimogリード
（右の滑り台の先から懸垂下降 1回＋クライムダウン）
・左ルートから見た時キラキラして見えたのでてっきり濡れていると思った2P目はツルツルの為にキラキラしていただけだった。
・�叉蕕寮�礼を受ける。
2P目、ツルツルスラブを抜けた先でロープの流れが止まったので、何かあるのだろうなぁと思っていたのですが、行ってみると2m四方程の薄くかぶった壁に沢山のスリング（＝shimogさんの愛とのこと）。10cm幅程の縁を右→正面とまわり込み、乗越した上にこの壁がある。ここが核心。正面壁に2列のスリング、右（残置スリング＋スリング1本）、左（連結スリング2本＋1本）。何故2列なのか見ただけでは分からず。つまり突破の仕方が全く分からなかったので、とりあえず行ってみる。
右壁上部にマッチしてぶら下がってみる。ぶら下がるつもりはないのだけれど、足がないのでぶら下がってしまう。右→正面に行きたいのだが、手が見つからないため、残置スリングにA0。足は壁に触っているだけで左手はなく、左のスリングにも届かない。・・・ここで自分で考えられる手は終了。
きゃーきゃー言う歳でも性格でもないのだが、流石にヤバイ（滝汗）。「shimogさん、手がないですっ！足がないですーっ」と半泣き状態でアドバイスを求める。
突破方法⇒右手で残置スリングをつかみ、空中にある左の連結スリングに左足をかける。そのまま左に体重移動し、左のスリングを左手で掴み、連結スリングの上のスリングに右足を入れ、両足＋左手全てをスリングに依存しクロスさせた右手で左上部を取って、何とか突破。
この為にスリングセットしておいてくれたshimogさんの優しさに涙。
これ、リードで登るところ見たかった。
そして、これらのスリング回収大変だったと思う。hrkちゃん、ありがとう！
・手も足も出ず、A0祭りでどうにか核心突破したくせに、越えたら何故だか楽しくなってしまった。クライマーズハイってこういう状態なのね。
・懸垂で3パーティー程待つ。
●4本目：天狗の肩まで＋右ルート（一般ルート）
1P（�掘法�yachimayuリード
2P（�検法�yachimayuリード
3P（�検棔鳳Δ粒蠅蠡罅�hrkリード
（右の滑り台の先から懸垂下降 1回＋クライムダウン）
・第2スラブ終了時点でshimogさんに、最後は自分とhrkちゃんもリードするよう言われたので、その時はかなりかなり焦ったはずなのに、さきほどの�叉蕕�怖すぎた為か、とくに問題なく突破。難しいルートを引き受けてくれたhrkちゃん、ありがとう。
・1P目はピンは1本のみ。このようなルートも別の意味で怖い。
＜技術的なこと＞
・リードした際PASをメインロープ1本の上を通してかけ、そのままロープを引き上げてしまったので、ロープが絡まってしまった。3人なのでどうにかなったが、2人だとリードに迷惑かけることになっただろう。ロープワーク要練習である。
・shimogさんの方法。3人で登る際、リードが引き揚げたロープの残量に差がある場合、最後に余ったほうのみを引き上げることはしない。短かったフォローの方が先に登り、登りと同時に両方のロープを一緒に引き上げていき、長かった方はロープアップに合わせて登る。
・shimogさんより。
「フリーとアルパインは違う（アルパインは何としても突破しなければならない）」
「時間を意識して登ること」
＜感想など＞
・ジムだと、「次はガバだし」とか「あそこまで行けば安定するし」といった感じで突破していた部分があったが、実際の岩場では行った先にホールドがあるかどうか、そのホールドがどんな形状なのか分からない。体勢を安定させ、手を延ばし、探らなければならず、また探った先にホールドがなかった場合、一旦安定した場所に戻ることもある。先が見えて分かっているかいないかの違いを痛感。今後はジムでも足を決め、体勢を安定させることを意識して登るようにしようと思う。
・�掘銑叉蕕鮨┐蕕擦督困い燭�、その違いがあまりにも明確だった。�叉蕕亮蠅眤�も出ない感はおいておくとして、�検↓控蕕紡个垢覺恭个�少し変わったように思う。
・今のレベルでここに来ていいものか考え、悩み、胃が痛くなる程でしたが、結果として連れてきて頂いて、本当に良かったです。
自分の今まで出来ていたグレードの遥か上を経験することにより、自分の現在の上限が引き上げられた感じがしました。
あんなに迷い、怖くて仕方なかったくせに終わってみたら、とてもとても楽しかったです。shimogさん、hrkちゃん、本当にありがとうございました！
＜おまけ＞
鳩ノ巣駅近くの食堂が◎。地元の方が釣った鮎の塩焼きや今日採ったワサビ（生！）を頂いた。大根の葉や瓜のお漬物を生わさび醤油で頂く。美味しすぎ。
恐怖で色々なものが出切った体にアルコールがしみわたったのでした。
コメント
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schlaf さん
恐怖が伝わりまする…。
おそろしやこいざわ。
お疲れ様でした！頑張ったね！（＾◇＾）
ありがとう！
私が全然だから、怖さ5割増なレポになってしまった（^^ ;;; お恥ずかしい。。。
いつか自分たちで行きたいね。
その時は、よろしくね！
もちろんだぜい！頑張ろう（＾◇＾）
パンツーでイレブンクライマーにならんとかな(^_^;)
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