記録ID: 7327637
全員に公開
沢登り
九州・沖縄
境谷〜市房山
2024年09月21日(土) 〜
2024年09月22日(日)
熊本県
宮崎県
- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,632m
- 下り
- 1,681m
コースタイム
九州最奥の椎葉村方面には泊りで行ける楽しそうな沢がいくつもあるが、何せ遠いものでなかなか腰が重かった。そこへ探検部のOBが九大演習林に住んでおり我々を歓迎してくれるとの情報があり、では3連休を利用して遊びにいきましょうとのことで椎葉村と西米良村の境界である境谷に行くことになった。
9月21日:ヤリス(9:50)Co949二股(15:00)Co1300(16:30)=C1
5時に九州道山川PAに集合。人吉のコンビニに寄って9時半駐車場着。駐車場から入渓地点のF1が見える。準備して出発。一ツ瀬川は渇水気味で渡渉は無問題。F1は左岸を登る。沢はいきなり函地形で滝をいくつか超えていくと20m滝。直登できる、と井上。水量多くて怖いので巻きを所望。右岸のぐずぐずルンゼにトラロープが下がっている箇所から詰めるが結構悪かった。巻き終わるとすぐに幅広い15m滝。神谷が水流右にとりつくが思ったよりスタンスが悪く途中で井上に救援を求める。ロープを出して井上が神谷を追い越すようにして登る。後続はアブミを利用して登る。左岸から簡単に巻けたのにだいぶ時間をかけてしまった。この時点で11時くらい。本日中の桃源郷到着が怪しくなる。少し行くと50m大滝。登れないことはない、と井上。右岸の尾根っぽいところから巻くと壁に阻まれ行き詰まるかに見えたが、意外と続いておりきれいに落ち口の上に復帰できた。さらにもくもく進んで40m大滝。左岸から大きく巻くことにするが、この巻きも悪い。途中一回井上にロープ出してもらった。長くてしんどい。ビールの銘柄を大声で連呼しておのれを奮い立たせる。沢に復帰後もうひとつ大きめの滝をまいたところでCo949二股。この時15時前。桃源郷泊は諦めてテンバ適地を探しながら登ることとする。二股を右に進むと花崗岩の長大スラブ滝。直登している記録があるが、フリクションはそれほど良くない。神谷と古賀は簡単な右岸巻きへ、井上はスラブを直登。横から見ていて不安になる角度を井上は登っていく。20mほど登ったとこで井上からロープ要求。ハンマー投げでロープを渡し右岸へ救出。スラブを超えた先、Co1300くらいの左岸平地に泊まることとする。大胆に着火剤を使って点火。そしてザックから飛び出すclassic、SS、砂肝にんにくの芽炒め、山岡家。眠りにつくまでは楽しき夜。
9月22日:C1(5:30)二つ岩(8:30)市房山(11:00)ヤリス(14:30)
雨がひどくて寝てられないので4時ごろ起きだす。神谷のマットの下には小川が流れていた。さっさと帰りたかったが明るくならず5時半ごろ出発。昨日と打って変わっての水量。桃源郷を目指すつもりがCo1450くらいの二股を左に行ってしまう。桃源郷はちゃんと下から見たいので戻って右股へ。このころくらいから古賀の左顎が不安になるくらいパンパンに腫れ上がりはじめる。昨日の巻きの途中で毒虫に刺されたか。桃源郷はたいしたことない。わざわざ戻る必要なかった。草藪を詰めあがり稜線へ。台風の影響かなかなかの横風。雨粒が痛い。ここから東の尾根を下り入渓地点へ戻るルートも考えるが、増水で渡渉できないかもしれないので、アップダウンの多い崩壊稜線をたどって市房山を目指す。雷ビカビカ。めちゃ近くに落ちまくって恐怖。こんな中開けた稜線を歩きたくないが、帰るためには行くしかない。さっさと抜けたいが古賀のペースが上がらない。そして顔はさらに腫れ上がっていく。ひさびさにゴクいと感じた。11時に市房ピーク着。13時ごろ地形図に無い7合目避難小屋で休憩。井上から、一人ダッシュで降りて車を回収しに行きたいと提案あり。もろ手を挙げてこの提案を歓迎。結構寒かった気がするが井上は半袖で飛び出していった。その後1時間ほど下って登山道入り口に到着。神谷がズボンを脱ぐと無数のヒル。内もものデリケートなとこも行かれていた。ヒルを処刑しているとヤリスに乗った井上が帰還。めちゃくちゃ早い。
西米良村のでかくてきれいな温泉で居眠りを決め、遅刻して演習林で待つOBのもとへ。探検ソングで大盛り上がりの夜を過ごし翌朝帰宅。
(古賀 記)
9月21日:ヤリス(9:50)Co949二股(15:00)Co1300(16:30)=C1
5時に九州道山川PAに集合。人吉のコンビニに寄って9時半駐車場着。駐車場から入渓地点のF1が見える。準備して出発。一ツ瀬川は渇水気味で渡渉は無問題。F1は左岸を登る。沢はいきなり函地形で滝をいくつか超えていくと20m滝。直登できる、と井上。水量多くて怖いので巻きを所望。右岸のぐずぐずルンゼにトラロープが下がっている箇所から詰めるが結構悪かった。巻き終わるとすぐに幅広い15m滝。神谷が水流右にとりつくが思ったよりスタンスが悪く途中で井上に救援を求める。ロープを出して井上が神谷を追い越すようにして登る。後続はアブミを利用して登る。左岸から簡単に巻けたのにだいぶ時間をかけてしまった。この時点で11時くらい。本日中の桃源郷到着が怪しくなる。少し行くと50m大滝。登れないことはない、と井上。右岸の尾根っぽいところから巻くと壁に阻まれ行き詰まるかに見えたが、意外と続いておりきれいに落ち口の上に復帰できた。さらにもくもく進んで40m大滝。左岸から大きく巻くことにするが、この巻きも悪い。途中一回井上にロープ出してもらった。長くてしんどい。ビールの銘柄を大声で連呼しておのれを奮い立たせる。沢に復帰後もうひとつ大きめの滝をまいたところでCo949二股。この時15時前。桃源郷泊は諦めてテンバ適地を探しながら登ることとする。二股を右に進むと花崗岩の長大スラブ滝。直登している記録があるが、フリクションはそれほど良くない。神谷と古賀は簡単な右岸巻きへ、井上はスラブを直登。横から見ていて不安になる角度を井上は登っていく。20mほど登ったとこで井上からロープ要求。ハンマー投げでロープを渡し右岸へ救出。スラブを超えた先、Co1300くらいの左岸平地に泊まることとする。大胆に着火剤を使って点火。そしてザックから飛び出すclassic、SS、砂肝にんにくの芽炒め、山岡家。眠りにつくまでは楽しき夜。
9月22日:C1(5:30)二つ岩(8:30)市房山(11:00)ヤリス(14:30)
雨がひどくて寝てられないので4時ごろ起きだす。神谷のマットの下には小川が流れていた。さっさと帰りたかったが明るくならず5時半ごろ出発。昨日と打って変わっての水量。桃源郷を目指すつもりがCo1450くらいの二股を左に行ってしまう。桃源郷はちゃんと下から見たいので戻って右股へ。このころくらいから古賀の左顎が不安になるくらいパンパンに腫れ上がりはじめる。昨日の巻きの途中で毒虫に刺されたか。桃源郷はたいしたことない。わざわざ戻る必要なかった。草藪を詰めあがり稜線へ。台風の影響かなかなかの横風。雨粒が痛い。ここから東の尾根を下り入渓地点へ戻るルートも考えるが、増水で渡渉できないかもしれないので、アップダウンの多い崩壊稜線をたどって市房山を目指す。雷ビカビカ。めちゃ近くに落ちまくって恐怖。こんな中開けた稜線を歩きたくないが、帰るためには行くしかない。さっさと抜けたいが古賀のペースが上がらない。そして顔はさらに腫れ上がっていく。ひさびさにゴクいと感じた。11時に市房ピーク着。13時ごろ地形図に無い7合目避難小屋で休憩。井上から、一人ダッシュで降りて車を回収しに行きたいと提案あり。もろ手を挙げてこの提案を歓迎。結構寒かった気がするが井上は半袖で飛び出していった。その後1時間ほど下って登山道入り口に到着。神谷がズボンを脱ぐと無数のヒル。内もものデリケートなとこも行かれていた。ヒルを処刑しているとヤリスに乗った井上が帰還。めちゃくちゃ早い。
西米良村のでかくてきれいな温泉で居眠りを決め、遅刻して演習林で待つOBのもとへ。探検ソングで大盛り上がりの夜を過ごし翌朝帰宅。
(古賀 記)
天候 | 1日目:曇り、夜は雷雨 2日目:雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | かりこぼうずの湯(西米良村) |
写真
感想
市房山は魔の山だった。椎葉の夜に乾杯。
九州支部も元気に活動中です。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:230人
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する