西大台ヶ原 千石クラ 〜サマーコレクション


- GPS
- 02:08
- 距離
- 2.9km
- 登り
- 609m
- 下り
- 579m
コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
階段終了後緩やかな下りに立看板を水平トラバース
2本の赤テープを目印に、ルンゼを下る。
3本の楠を右へトラバース。
この辺りは踏み跡不明瞭な所が多々あり、石のグラつき、地滑り、とげとげした植物には気をつけないととげが刺さり、服は破れる。
GPSのログはうまくとれていない
天候 | 空高い秋晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
立ち入り禁止の看板を入る 以降、踏み跡たどる 方向があっていればテープあり |
写真
装備
個人装備 |
長袖インナー
ソフトシェル
ズボン
予備手袋
防寒着
雨具
毛帽子
着替え
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
トポ
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ロープ
クライミングシューズ
ハーネス
ヘルメット
チョーク
確保機
ロックカラビナ
カラビナ
クイックドロー
スリング
ロープスリング
セルフビレイランヤード
ギアスリング
プーリー
タイブロック
|
---|---|
備考 | ヌンチャク 16本 フリービナ 10コ スリング 60cm 8本 スリング 120cm 4本 |
感想
このサマコレの存在を知ってから約12年、いつかは、いつかはきっと、と思って幾年たった事か・・・・。
私にとってはすべてが試されるルートであると認識している。
登山道から千石クラまでのアプローチ。
はじめての独り立ちでテープと地図を頼りに取付を目指す。
行く手は、堆積した落葉と、グラグラする岩達がガラガラと笑い、ざわざわと騒ぐ木々、そして、ザァーザァーと流れる沢の水達。
登山道のように柵で行く先を示してはいない。
最後時間との戦いを避けるため、アプローチは間違えてはいけない。
幸い、おおきな岩があるので、なるべく岩へ岩へと舵をとっていけばよかった。
ただし、寄り過ぎると、大変な藪こぎになったりするので、そんな時は早めに引き返した方が良い。
アプローチが正しければポイントポイントでテープが張ってあるので心強い。
最後のとても気の抜けないガレた岩の基部を下ると、取付にでる。
初めに確認できるボルトは”サンダーボルト”のモノだ。
大きな岩の上からのスタートだ。
でも、今回は”サマーコレクション”だ。
サンダーボルト取付の大きな岩を回り込んだルンゼ状になっている所が、1ピッチ目の取付だ。
ここから岩全体を眺めると、やる気が身体の底から湧いてくる。
ここは沢の近くまで下降しているので、沢の音が大きく、登攀中のコミニュケーションには注意が必要だ。
実際、最終ピッチはまるで声が聞こえず、ロープの動きで相手の動作を察していた(ここは沢の音とはまた別だが・・・)
おにぎりをほうバリ、水をのみ、ハーネスをつけ、はじめはロープを担ぎ、
”怪我なく、無事下山で”の言葉を交わし、いざ、クライムオン。
1Pは出だしはスラブっぽいがルンゼに岩があるので、安心感はある。
ただし、浮石が多いので注意が必要だ。
2P目取付、ここからが本番。
ここからは岩全体がさらにスッキリして見え、ワクワク感がたまらない。
トポによると5.10−・・・・。
ロープを結び、ここからが本番のクライムオン!!
出だしの岩が滑る感じがし、ホールドも細かい。スタンスも同じ。
”?????これが5.10−・・・・”
登り始めて軽く右トラバースまでは汗汗がいっぱいだ。
クラックあり、アンダーあり、身体を伸ばす、バランスが悪かったり、落ち着いて探せばホールドがある。
出だしからのグレードと体感から汗が止まらない。
”敗退も常に考えておかねば・・・・”
で、なんとかオンサイト。
3Pは出だしがフェイスでバランシーでいやらしい。でも、足を探してゆっくり越えていく。フェイス部を越えると壁が寝ていく・・・すると、ランナウトが長い。オンサイト。
4P核心部。凝縮したピッチ。ハング越えが難しいオンサイト。
5Pここは壁がねてくる。中央バンド内に終了点あり。
そこからトラバースしていく。フォロー
6P ここのハンドトラバースは良いですね。この高さでこれをさせるとは。
フォロー
7Pここからはリッジ上を行くので見晴らし満点 オンサイト
8Pリッジ状をゆく オンサイト
9P ボルトに導かれて右側へ回り込む・・・下を見ると・・・。
上がって立ち木で終了と思いきや・・・・ここもボルトに沿って。
不思議とボルトに導かれて登っている感じが強く、印象的だった。
最後の最後のハングも一見怖いのだけれど、ボルトに導かれるようにいくと・・・・・・(感じてくださいネ!)
”サマーコレクション”・・・私にとっては”勇者の壁”
連れていってもらうのでなく、自ら、装備、計画書、日程・・・と、
”行こう”と、言えるまでに身につけなければならない事は沢山あった。
色々な技術の習得、登り、アプローチでの勘、地図読み、クライミングにおける・・・山におけるすべてが凝縮している(個人的感想)
今回、新米リーダー風な私を温かく助けてくれたパートナーに感謝!!
沢山の助言をしてくれた師匠に感謝!!
山に一緒に行ってくれる仲間に感謝!!
たいへんな苦労をされてこのような素晴らしい”サマコレ”をひらいた開拓者のお二人に大きく感謝!!!
穏やかに、緩やかに迎えてくれた西大台ヶ原・サマーコレクション”ありがとう!
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