新しき村

2024年10月14日(月) [日帰り]

• GPS: 01:34
• 距離: 5.4km
• 登り: 29m
• 下り: 9m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:02
• 休憩: 0:35
• 合計: 2:37

距離 5.4km 登り 29m 下り 9m

10:32 武州長瀬駅
11:34 12:09 新しき村美術館
13:09 武州長瀬駅

奥様と一緒に埼玉県毛呂山町にある「新しき村」を散策しました。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

東武越生線 武州長瀬駅近くの有料駐車場を利用。

コース状況／危険箇所等

全行程公道につき交通ルールを遵守されたい。なお、「新しき村」構内は禁煙、自動販売機は無い。

新しき村HP
http://www.atarashiki-mura.or.jp/m/

その他周辺情報

《ランチ》お食事処 清瀧
http://musashino-gas.cocolog-nifty.com/blog/2017/08/post-466d.html

《入浴》ニューサンピア越生 梅の湯
https://www.sunpiasaitama.com/ogoseonsen/

写真

10/14 10:43

武州長瀬駅からスタート、本日は平等や公平を何より重んじている奥様が同行します。

10/14 10:56

八高線を渡って埼玉県道30号飯能寄居線を南へ。

10/14 11:06

新しき村美術館の看板を左折

10/14 11:12

八高線の葛木踏切を渡ると「新しき村」です。

10/14 11:12

新しき村美術館の石柱

10/14 11:13

「この道より我を生かす道なし この道を歩く」武者小路実篤が残した有名な格言。私はGoing my way！と理解しています。

10/14 11:14

「親愛に満つる時花咲く 天を賛美す 喜びの使来たらずと言う事なし 」。。。愛で満ち足りていれば花は咲くし神に感謝する天使が来ない訳が無い！と解釈。

10/14 11:17

村外会員用の宿泊施設

10/14 11:21

7000形都電、この電車は昭和29
(1954)年に製造され都電で活躍、廃車後の昭和46(1971)年に村外会員から寄贈されたとのこと。当初は「仲よし幼稚園」園舎として、新しい園舎建築後は図書館などとして活用されたそうですが、昭和55(1980)年に幼稚園が開園して以降、保存され続けている様子。

10/14 11:22

型番7022、現在修復作業中のようで下地に白い塗装がなされていました。

10/14 11:24

彫刻家 滝錬太郎氏の裸婦像。

10/14 11:24

共同生活者が減るなどで養鶏場の運営が困難となったことから、ソーラーパネルを設置して売電しているとのこと。

10/14 11:25

薄くてよく読めないが、里村構内徐行と書いてある。

10/14 11:26

「新しき村」の旗

10/14 11:27

村のほぼ中心にある共同井戸。

10/14 11:27

新しき村の精神
「全世界の人間が天命を全うし各個人の内にすむ自我を完全に生長させることを理想とする。
その為に自己を生かす為に他人の自我を害してはいけない。天命と正しき要求を害してはいけない。
全世界の人間が我等と同一の精神をもち同一の生活方法をとることで全世界の人間が同じく義務を果せ自由を楽しみ正しく生きられ天命(個性を含む)を全うする道を歩くように心がける。
かくの如き生活をしようとするもの、かくのねき生活の可能と信じ全世界の人が実行することを祈るもの又は切に望むもの。それは新しき村の会員である我等の兄弟姉妹である。
されば我等は国と国との争い、階級と階級との争いもせずに正しき生活にすべての 人が入ることによって入ろうとすることによって、それらの人が本当に協力することによって、我等の欲する世界が来ることを信じその為に骨折るものである。
1983年1月1日 實〇欣書

10/14 11:28

生活館、拝観無料。

10/14 11:29

生活館では、「新しき村」の歴史資料や村内外会員の美術作品などが展示されていました。写真は拝観中の奥様。なお、毛呂山町で小中学校時代を過ごされた女優大竹しのぶさんの幼少期の写真がありました。

10/14 11:37

開村当初の建物なんだそうです。

10/14 11:37

古きよき時代の里山風景。遠く県道のバイクの音、鳥のさえずり以外に何も聞こえない静かな村です。

10/14 11:37

武者小路実篤といえば柿！柿の静物画が有名です！この木に実っただろう柿が美術館にて1個50円で売ってましたw

10/14 11:38

消火栓と白雲荘(ゲストハウス)。

10/14 12:08

公会堂の壁面に「新しき村」の旗が描かれていました。

10/14 11:39

公会堂にあった「新しき村」案内図。

10/14 11:41

お目当ての新しき村美術館を拝観（200円）。仙人のような方からの説明も興味深く、約30分掛けてゆっくりと鑑賞しました。

10/14 12:09

大愛堂(納骨堂)には、武者小路実篤と妻 安子、会員数名が納骨されているとのこと。

10/14 12:14

約10年前に閉鎖された鶏舎。

10/14 12:13

鶏舎内では稲が干されていました。

10/14 12:18

武者小路実篤の理想のユートピアを後に、ポケ活に励む奥様。本日も同行してくれて感謝です。

10/14 13:09

ランチは食事処清瀧。ツッコミ処満載の楽しいランチでしたw 不寛容な方には合わないお店だと思いますよw

10/14 13:12

武州長瀬駅に戻って散策終了。

10/14 13:37

ニューサンピア越生 梅の湯にて入浴しました。お疲れさまでした〜。

撮影機器：

Canon IXY 650 Canon

感想

kazu5000R🚞

「新しき村」は、白樺派の文豪である武者小路実篤の提唱した理想に共感した人々が、農業などの労働を分担しながら共同生活を送っている理想郷です。
以下に武者小路実篤が提唱した「新しき村」の理想(HPより)です。
・全世界の人間が天命を全うし、各個人の中にある自我を生長させることを理想とする。
・自己を生かすため、他人の自我を害してはならない。
・全世界の人々が我らと同じ精神、同一の生活方法をとることによってその義務を果たし、自由を楽しみ、正しく生き、天命を全うすることができる道を歩くように心がける。
・かくのごとき生活を目指すもの、かくのごとき生活の可能性を信じ、また望むもの、それは我らの兄弟姉妹である。

「新しき村」が大正7(1918)年に開村されてから今年で106年。近頃何かと話題のサスティナビリティやシェアエコノミー、ワークライフバランスなどといった概念を「新しき村」では1世紀以上も前から取り入れて実践し続けていることなどは驚嘆に値します！

本日は、平等や公平を何よりも重んじている奥様と一緒に「新しき村」を散策しました。奥様が武者小路実篤の提唱した理想に触れることで共鳴して「私もここで暮らす！」などと言い出さないか些か心配でしたが杞憂でございましたw

本日も同行してくれた奥様に感謝です。