剣岳:剣尾根(雨のため敗退)
コースタイム
【8月14日】終日強雨のため、熊ノ岩停滞
【8月15日】熊ノ岩6:10→(長次郎雪渓)→(剣沢雪渓)→11:30室堂
天候 | 8月13日(予報:曇・霧・一時雨、 実際:曇・夕刻から雨) 8月14日(予報:曇・霧・時々雨、 実際:終日強雨) 8月15日(予報:曇・霧 、 実際:曇・霧。一時雨) 8月16日以降18日までの予報(曇・霧・一時雨) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
復路:室堂→(アルペンルート)→扇沢→(自家用車)→松本→(あずさ)→帰宅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・剣沢雪渓の上端部は崩落寸前。崩落個所に渡した赤いロープと、トラバース道へ導く赤布竿に従うこと。 ・長次郎雪渓は、八ツ峰の1・2峰間ルンゼ付近の、雪渓が狭まった付近がスノーブリッジ状。右岸の岩場を通過したほうが安全。 ・残雪が多く、熊ノ岩上は6〜7張が限度。 |
写真
感想
・剣岳へ至るルートは一般道の別山尾根や早月尾根の他に、魅力的なバリエーションルートが豊富だ。源次郎尾根・八ツ峰・北方稜線・小窓尾などからの登攀や、八ツ峰6峰フェースのロッククライミングを楽しんできたが、剣尾根が課題として残っていた。
・やっと機会が巡ってきたが、お天気が今一つはっきりせず、夜行バス予約日時ぎりぎりの天気予報で、実施決定。
・しかし、アタック予定日の14日は、13日夜からの雨がさらに強くなり、終日、篠突く雨。
・15日の予報も曇と霧と一時雨。16日〜17日の予備日も同様。待っても、岩が乾かないと判断し、15日に下山した。
・私たちが入山した日は、熊ノ岩に6張5パーティー。内、15日に4張4パーティーが下山。下山時に、真砂沢ベースの数パーティーが早朝から長次郎雪渓を上がってきたが、彼らは、濡れた岩場を見ないとあきらめもつかないのだろう。
・帰路、黒部上ノ廊下に入った四国のパーティーの一人が流され、ヘルメットだけが先に黒部湖に流れてきたとの報を耳にする。富山県警の捜索隊が入っていった。昨日のあの雨では、はんぱな水量ではなかったであろうに。引き返す勇気を!
・私にとっては、今回の機会が体力的に最後のチャンスになるかもしれないが、4年ぶりの熊ノ岩からの景観は、自分がどんな山行ジャンルが好きなのかを再認識させてくれた。
・大学山岳部が復活してきているようだ。私大山岳部の2パーティーに会う。どちらも7〜8人のまとまった人数であった。大きなザックを担いで、3K(くさい・きたない・厳しい)の世界へ飛び込む若者の姿は、素敵だ!
【当初の予定】
初日:室堂〜(剣沢雪渓)〜熊ノ岩(幕営・ベース)
アタック日:熊ノ岩〜池ノ谷ガリー〜三ノ窓〜池ノ谷〜剣尾根R10より登攀
〜長次郎ノ頭〜長次郎雪渓左俣〜熊ノ岩
下山日:熊ノ岩〜室堂
mizukiさん、おはようございますだ。
懐かしのルートを辿っていただき、感謝です。
今年はもう冬になった彼の地、来年はバリエーションから登りたいです。
パートナーになっていただけますか?
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する