記録ID: 7429232
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ハイキング
東北
【津軽の道を歩く39】奥州街道29（七戸中野→（上道）→清水川）
2024年11月02日(土) [日帰り]
faroe
体力度
3
日帰りが可能
体力度について
- GPS
- 08:27
- 距離
- 32.1km
- 登り
- 254m
- 下り
- 257m
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日帰り
- 山行
- 8:27
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:27
8:29
507分
スタート地点
16:56
ゴール地点
| 天候 | 曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2024年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
Out:青い森鉄道清水川駅 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
奥州街道の29回目 七戸から野辺地の区間は、奥州街道は二手に分かれています。 参勤交代（松前藩）や巡検使などが利用した公式な道である「下道」と、庶民や旅行者が利用した近道「上道」です。上道は下道よりも2�劼曚秒擦�なりますし、起伏も少なめです。 今回は、分岐点に当たる七戸中野三差路から「上道」で北上。 野辺地で「下道」と合流した後は、南部・津軽藩境である藩境塚から津軽藩領へ。 最終的には清水川まで進みました。 この区間は、国道4号線に沿って歩く距離が長くなりますが、国道4号線には必ずしも歩道がありません。 交通量は非常に多いため、安全のため夕方は早めに切り上げることをお勧めします。 かなり怖かったです。 なお、今回もルートに関する標識はほぼありません。 事前にルートの精査・確定が必要です。 |
| その他周辺情報 | コンビニは、スタート地点である七戸中野、天間林、野辺地の手前の石坂、野辺地を出てから2か所にあります。 天間林の坪には、青森県にしかないといわれるコンビニ、オレンジハートもあります。 そのほか、天間林や野辺地にはスーパーがあります。 トイレは、日本中央の碑歴史公園あたりです。数は少ないですが、コンビニなども活用することになるでしょう。 自販機は集落などには適宜ありますが、少し外れるとなくなります。 |
写真
少し七戸方に戻って、中野三差路。
右（東）が「下道」
直進（北）が今回辿る「上道」です。
右（東）が「下道」
直進（北）が今回辿る「上道」です。
昨日に引き続き追分石。
右ハ野辺地本道
庚申
左ハ同近道
寛政9年（1797年）
右ハ野辺地本道
庚申
左ハ同近道
寛政9年（1797年）
中野の銀杏木
1800年の『大日本国東山道陸奥州駅路図』に記載あり。
1800年の『大日本国東山道陸奥州駅路図』に記載あり。
昨日に引き続き宇保川を渡ります。
工事していますし、川幅は狭いしで白鳥さんはいませんでした。
鴨はいました。
工事していますし、川幅は狭いしで白鳥さんはいませんでした。
鴨はいました。
青森県にしかないといわっれうコンビニ「オレンジハート」中には、中日ドラゴンズの松山投手のサインがありました。
松山投手は、ここ天間林の出身です。
11/2 9:35
青森県にしかないといわっれうコンビニ「オレンジハート」
中には、中日ドラゴンズの松山投手のサインがありました。
松山投手は、ここ天間林の出身です。
中には、中日ドラゴンズの松山投手のサインがありました。
松山投手は、ここ天間林の出身です。
「オレンジハート」といったら手作りおにぎり。
青森県でおにぎりといったら「すじこ」ですよ。
青森県でおにぎりといったら「すじこ」ですよ。
だまされます。
この地域にたくさんあります。
疲れてきたときに、脱出できる？と思って絶望するのです。。
この地域にたくさんあります。
疲れてきたときに、脱出できる？と思って絶望するのです。。
七戸町のコミュニティバスはこんなバス停。
ここからは、七戸地区行きは朝に1本
天間林地区行きが昼と昼過ぎの2本
ここからは、七戸地区行きは朝に1本
天間林地区行きが昼と昼過ぎの2本
ここから側溝ですよ。という表示。積雪地帯独特のものです。
津軽地方よりは少ないとはいえ、このあたり上北地方北部は結構雪が積もります。
11/2 10:02
ここから側溝ですよ。という表示。
積雪地帯独特のものです。
津軽地方よりは少ないとはいえ、このあたり上北地方北部は結構雪が積もります。
積雪地帯独特のものです。
津軽地方よりは少ないとはいえ、このあたり上北地方北部は結構雪が積もります。
柳平一里塚跡
北東160メートルほど。
水田造成で昭和54年頃消滅。
近道側にも一里塚があったのですね。
北東160メートルほど。
水田造成で昭和54年頃消滅。
近道側にも一里塚があったのですね。
うっすらと「天間林」の跡が見えます。
現在の七戸町は、七戸町と天間林村が合併してできました。
現在の七戸町は、七戸町と天間林村が合併してできました。
ここで道路を横断するのに苦労しました。なんでだろうと思ったら、西の方に行くとみちのく有料道路なんですね。
そりゃぁ交通量が多いわけです。
11/2 10:17
ここで道路を横断するのに苦労しました。
なんでだろうと思ったら、西の方に行くとみちのく有料道路なんですね。
そりゃぁ交通量が多いわけです。
なんでだろうと思ったら、西の方に行くとみちのく有料道路なんですね。
そりゃぁ交通量が多いわけです。
右千曳道
千曳神社
左野辺地道
弘化2年（1845）
奥州街道近道は正保4（1647）年の『南部領内総絵図』に記載ありと。
千曳神社
左野辺地道
弘化2年（1845）
奥州街道近道は正保4（1647）年の『南部領内総絵図』に記載ありと。
右手には千曳神社の鳥居があります。千曳神社は500mほど先です。
千曳神社は、坂上田村麻呂の時代に建立されたとされる歴史のある神社で、巡検使は必ず訪れ、明治天皇も明治9年の東北巡幸の際に立ち寄っています。
11/2 10:37
右手には千曳神社の鳥居があります。
千曳神社は500mほど先です。
千曳神社は、坂上田村麻呂の時代に建立されたとされる歴史のある神社で、巡検使は必ず訪れ、明治天皇も明治9年の東北巡幸の際に立ち寄っています。
千曳神社は500mほど先です。
千曳神社は、坂上田村麻呂の時代に建立されたとされる歴史のある神社で、巡検使は必ず訪れ、明治天皇も明治9年の東北巡幸の際に立ち寄っています。
自動車学校の横に出ます。
奥州街道は直進ですが、200mほど先で藪に入ります。
奥州街道は直進ですが、200mほど先で藪に入ります。
日本中央の碑
この場合の「日本」とは「東北地方」すなわち「蝦夷地」のことではないかとされています。
この場合の「日本」とは「東北地方」すなわち「蝦夷地」のことではないかとされています。
交通量の多い国道4号線からやっと脱出。
先ほどの藪の先、国道4号線の反対側です。
再び北上。
先ほどの藪の先、国道4号線の反対側です。
再び北上。
ここは直進。
この先に、南部縦貫鉄道（レールバス）の路線があったみたいです。
この先に、南部縦貫鉄道（レールバス）の路線があったみたいです。
親巡蹟
明治天皇が明治9年の東北巡行の際に景色の良さを絶賛したことの記念だそうです。
明治天皇が明治9年の東北巡行の際に景色の良さを絶賛したことの記念だそうです。
抜けた反対側。
国道の先に90mほどの旧道が残っていますが、すぐに下北道で行き止まりです。
国道の先に90mほどの旧道が残っていますが、すぐに下北道で行き止まりです。
その直前に、さきほどの旧道の反対側が存在します。
地図ではすこし道がありそうですが、すでに藪になっています。
地図ではすこし道がありそうですが、すでに藪になっています。
この辺も歩道がないのですが、松ノ木平三差路で国道4号といったんお別れ。
国道279号に入り、野辺地宿へ向かいます。
国道279号に入り、野辺地宿へ向かいます。
野辺地宿下町
この交差点で、きのう歩いてきた公道「下道」と合流します。
「下道」は右手（南東方向）から合流します。
この交差点で、きのう歩いてきた公道「下道」と合流します。
「下道」は右手（南東方向）から合流します。
本町この辺りが野辺地宿の中心。
野辺地宿は、尾去沢銅山の鉱石や、南部藩の大豆などの積出港であり、北前船も寄港するなど大いに栄えました。
11/2 12:56
本町
この辺りが野辺地宿の中心。
野辺地宿は、尾去沢銅山の鉱石や、南部藩の大豆などの積出港であり、北前船も寄港するなど大いに栄えました。
この辺りが野辺地宿の中心。
野辺地宿は、尾去沢銅山の鉱石や、南部藩の大豆などの積出港であり、北前船も寄港するなど大いに栄えました。
荷車などを通しやすくするため、本町には御影石が敷き詰められていたそうです。
現在、その御影石は愛宕神社にあります。
現在、その御影石は愛宕神社にあります。
JR大湊線八幡町踏切 1K642M
大湊線を渡るのは最初で最後。
大湊線を渡るのは最初で最後。
野辺地港には遠見番所があり、外国船や抜けになどの監視にあたっていました。
ほたて定食
貝焼と刺身です。
帆立が甘くて幸せです。
大根おろしで食べるキクも斬新。
貝焼と刺身です。
帆立が甘くて幸せです。
大根おろしで食べるキクも斬新。
野辺地戦争戦死者墓所戊辰戦争の際の局地戦として、新政府側についた弘前藩と、奥羽越列藩同盟側の盛岡藩、八戸藩との間で戦闘がありました。
弘前藩が40余人の死傷者を出して敗走。
1
11/2 14:26
野辺地戦争戦死者墓所
戊辰戦争の際の局地戦として、新政府側についた弘前藩と、奥羽越列藩同盟側の盛岡藩、八戸藩との間で戦闘がありました。
弘前藩が40余人の死傷者を出して敗走。
戊辰戦争の際の局地戦として、新政府側についた弘前藩と、奥羽越列藩同盟側の盛岡藩、八戸藩との間で戦闘がありました。
弘前藩が40余人の死傷者を出して敗走。
明治2年に弘前藩が戦死者27名の名を刻んだ墓石をこの地に建てました。
海の横を進みます。
奥州街道は、野辺地で初めて海を見ることになり、この先は三厩にかけて海沿いを進むことが多くなります。
奥州街道は、野辺地で初めて海を見ることになり、この先は三厩にかけて海沿いを進むことが多くなります。
盛岡藩の馬門番所がありました。
津軽からの人や物の取り締まりを行っていました。
津軽からの人や物の取り締まりを行っていました。
道路に出たら、本来は直進で、浜に降りていくのですが、行きづらい道ですのでこだわらなければこのまま道を歩いたほうが安心です。
藩境塚津軽家と南部家の境を表すために2つずつ設置されました。
ここから津軽家領内、黒石藩津軽家領です。
（現平内町は、黒石藩が分家立藩した時に黒石藩領となりました）
11/2 15:17
藩境塚
津軽家と南部家の境を表すために2つずつ設置されました。
ここから津軽家領内、黒石藩津軽家領です。
（現平内町は、黒石藩が分家立藩した時に黒石藩領となりました）
津軽家と南部家の境を表すために2つずつ設置されました。
ここから津軽家領内、黒石藩津軽家領です。
（現平内町は、黒石藩が分家立藩した時に黒石藩領となりました）
国道に戻り、ここから平内町です。
平内町は「東津軽郡」
ついに津軽に戻ってきました！
平内町は「東津軽郡」
ついに津軽に戻ってきました！
平内町に入ったところが、国道4号線の700�卉賄世砲覆蠅泙后�
ほぼ同程度の距離を歩いてきているわけですよね。
ほぼ同程度の距離を歩いてきているわけですよね。
この奥州街道の標識がポツリと一本棒でした。
一応左の坂道へ行きます。
一応左の坂道へ行きます。
ぐるっと一周し、戻ってきて、歴史の道調査書の指示する道を行きます。歴史の道調査報告書は、先ほどの狩場沢番所方面には上がらず、現国道4号線に沿う形で北上でした。
11/2 15:43
ぐるっと一周し、戻ってきて、歴史の道調査書の指示する道を行きます。
歴史の道調査報告書は、先ほどの狩場沢番所方面には上がらず、現国道4号線に沿う形で北上でした。
歴史の道調査報告書は、先ほどの狩場沢番所方面には上がらず、現国道4号線に沿う形で北上でした。
狩場沢駅。国道4号線に歩道のない区間が長いため、日が暮れると危険ですから、16時を過ぎたらその次の駅で終了しようと考えていました。
ここは15:59（笑）
次の駅（清水川）まで行きます。約5km。
11/2 15:59
狩場沢駅。
国道4号線に歩道のない区間が長いため、日が暮れると危険ですから、16時を過ぎたらその次の駅で終了しようと考えていました。
ここは15:59（笑）
次の駅（清水川）まで行きます。約5km。
国道4号線に歩道のない区間が長いため、日が暮れると危険ですから、16時を過ぎたらその次の駅で終了しようと考えていました。
ここは15:59（笑）
次の駅（清水川）まで行きます。約5km。
感想
本道ではない近道にも一里塚があったのにびっくり。もっとも一つしか確認できませんでしたが。
野辺地では往年の繫栄の具合を少しだけ追体験。
馬門の先の藩境塚を越えたら津軽です。
歩道のない国道は交通量が非常に多く、怖かったです。
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