アサヨ峰


- GPS
- 06:59
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,048m
- 下り
- 1,051m
コースタイム
過去天気図(気象庁) | 2024年11月の天気図 |
---|---|
アクセス | |
予約できる山小屋 |
北沢峠 こもれび山荘
|
写真
感想
【アサヨ峰|快晴と疾風の一日】
週末、ずっと楽しみにしていたアサヨ峰へ行ってきました。前日までは天気予報とにらめっこしていましたが、当日は見事な快晴。澄んだ空にテンションが一気に上がり、朝の空気も爽やかで、まさに「山に来た!」という実感が湧きました。
今回の山行は、友人の紹介で初めてご一緒する方々とのグループ登山。聞けば皆さん、百名山やアルプス縦走を何度も経験している強者揃い。登山口に立ったときから「今日はしっかり登ることになりそうだな」と直感。予感は的中で、最初の登りからペースが速い速い。ついていくのに必死でしたが、不思議と嫌な疲れはなく、むしろ自分の限界を少し押し広げてもらっているような感覚がありました。
尾根に出ると、視界が一気に開け、遠くには南アルプスの峰々が連なっていました。甲斐駒ヶ岳の端正な姿や、仙丈ヶ岳の穏やかな稜線、さらにその奥には北岳の白い帽子もかすかに見えて、立ち止まるたびに感動の連続。足元にはまだ冬の名残が残る箇所もあり、雪解け水のせせらぎが耳に心地よく響いていました。
アサヨ峰の山頂に立ったときは、何とも言えない達成感がこみ上げてきました。標高2799メートル、見上げていた山が、いまは自分の足元にある。写真では見ていた山頂標柱も実物は趣があり、天に向かってまっすぐ伸びるその姿が印象的でした。風も少しありましたが、晴天のおかげで寒さを感じることもなく、しばらく岩に腰を下ろして、おにぎりを頬張りながら絶景を満喫。
ただ、下山は少しスリリングでした。思ったより足場が荒れているところが多く、慎重に進んでいたら予定より時間がかかってしまい、下界に近づくころには焦りが。バスの最終便が迫っていて、途中からはまるでタイムアタックのようなペースでの下山に。時計と相談しながらの歩行は緊張感がありましたが、最後はなんとかギリギリでバスに間に合い、無事に帰路に就くことができました。
あの山頂で見た景色と、あの緊張感のある下山、そして何より、自分の限界を少し超えるようなペースで歩けたこと。全部がひとつに繋がって、アサヨ峰は間違いなく、自分の山登り人生の中でも印象深い一座となりました。
次は紅葉の季節に、少し余裕を持ったプランで再訪したいと思います。山は本当に、登るたびに違う顔を見せてくれますね。
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