花咲山、岩殿山、四方津御前山のツメレンゲ〈ほぼ見頃でした〉

2024年11月06日(水) [日帰り]

天候

薄曇りのち晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 タクシー

〇花咲山
JR大月駅から登山口(中真木)までタクシー〈料金2500円〉
〇岩殿山
花咲山から下山後、そのまま岩殿山・稚児落としまで往復、下山後はJR大月駅まで徒歩で移動
〇四方津御前山
JR四方津駅から徒歩で往復(時間の都合から山頂は割愛)

コース状況／危険箇所等

〇ツメレンゲが希少種であること、岩崖の縁に咲いているため転落の危険があることなどの理由から、申し訳ございませんが、GPSログは載せていません。

写真

花咲山に向けて山道をたどりますが、色づいた葉が重なり合っていました。

山もそろそろ紅葉のシーズンを迎えようとしていました。

この「馬の背」が女幕岩です。

岩崖の縁に赤系統の小さなツメレンゲは咲いていましたが、昨年に比べると株数は少なかったです。

あまり近づくと転落の危険もあり、何とか望遠で撮影しました。

まもなく「胎内仏道・難路」の表示が現れます。

胎内仏道の核心部ですが、ロープも張ってあり、慎重に進めば特に問題ないと思います。

717m点には、「大岩山」の山名標が立ち木に掛けてありました。

色のコントラストを引き立てていました。

石祠のある花咲山の頂上

花咲峠には馬頭観音が置かれていました。

610.1m点(4等三角点)は「サス平」と呼ばれています。

次に岩殿山・稚児落としを目指しました。

《稚児落としのツメレンゲ》
ここも赤系統のツメレンゲです。

《稚児落としのツメレンゲ》
明るい岩崖を好むようです。

《稚児落としのツメレンゲ》
たくさんの小花が集まっています。

《稚児落としのツメレンゲ》
花びらが爪のように尖っていることから、「ツメレンゲ」という名前が付けられたそうです。

《稚児落としのツメレンゲ》
尖っていることがよく分かります。

《稚児落としのツメレンゲ》
密集しています。

《稚児落としのツメレンゲ》
鮮やかな美しさです。

《稚児落としのツメレンゲ》
拡大してみますと、赤を主体とした柔らかな色調です。

《稚児落としのツメレンゲ》
穏やかな温かみを感じさせます。

《稚児落としのツメレンゲ》
先端の小花です。

《稚児落としのツメレンゲ》
胸を張って、秋の柔らかな光を受けていました。

《稚児落としのツメレンゲ》
フィギュアスケートの技〈イナバウアー〉を演じているように見えます。

《稚児落としのツメレンゲ》
この株はまだ色が薄いです。

JR大月駅への途中に浅利与一地蔵を訪れました。高さ180cmの大きな像です。

浅利与一は、那須与一、佐奈田与一とともに弓の名手で、「三与一」と呼ばれていると解説されていました。

JR四方津駅から斜行エレベーターで、高台の街〈住宅街コモアしおつ〉に移動です。

四方津御前山への登り口です。

かなり急でロープも設置されています。

《四方津御前山のツメレンゲ》
ここは白系統のツメレンゲです。

《四方津御前山のツメレンゲ》
ニョキニョキと元気いっぱいです。

《四方津御前山のツメレンゲ》
葯は赤く、花弁に映えます。

《四方津御前山のツメレンゲ》

《四方津御前山のツメレンゲ》
ニョキニョキと競い合っていました。

《四方津御前山のツメレンゲ》
かなりの密度で群生していました。

《四方津御前山のツメレンゲ》

感想

OLTA

ツメレンゲは、1年の最後を彩る〈締めくくりの花〉と思います。
そこでJR中央本線の沿線に並ぶ、花咲山、岩殿山、四方津御前山の三山を訪れました。ツメレンゲは見頃を迎えているようでした。
岩崖にひっそりとたたずむツメレンゲは、風や雨にさらされながらも鮮やかな美しさを発揮させており、生命力の強さを感じました。