菌界9 木枯らしと乾燥の奥多摩。チャナメとブナシメジ

- GPS
- --:--
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 310m
- 下り
- 263m
天候 | 快晴、木枯らし。 |
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過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
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コース状況/ 危険箇所等 |
踏み跡を使い尾根を移動しつつ、谷ごとに下降し源頭の湿った斜面の倒木帯を周遊。 斜面が急なところは、何度かスリップしましたが、斜度が緩く、安全。 |
写真
装備
個人装備 |
登山装備に準じます。
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感想
気象庁の雨量統計で、10月の雨量が、かなり少なかった奥多摩の尾根。
乾燥がすすみ、かなり厳しいと覚悟して、森に入りました。
地面は、落葉だけで、歩けど、歩けど、きのこの姿が皆無。
作戦変更して、半分は現場の地形や、倒木の様子を見る目的に変更して、尾根を離れ、沢の源頭に下降しました。
さっそく倒木にチャナメツムタケが群がって生えていました。
いったん、150mほど下降。踏み跡からはかなり離れた位置で、そこから下は、谷が細くなるあたり。
そこまで降りても、きのこの姿は薄く、倒木にだけついたものばかり。
でも、尾根にもどるあたりでは、ミズナラ主体の広葉樹林の急斜面で、ここらあたりは、条件が良ければ、良いきのこが出そうな場所が見つかりました。
いまの時期は、ちょうどクリフウセンタケが終盤くらいの時期ですが、今回は、この手の地面から出るきのこは、まったく姿がありませんでした。
尾根に戻り、並行移動して、また沢へ、を繰り返す。
人が入らない一帯で、大きなブナシメジが見つかりました。
そう、気が付いたら、ナラタケもまったくありません。
今年のきのこ探索は、6月が雨。8月は乾燥で、9月上旬まで不作気味。
9月後半は一気に生長が盛りになりましたが、10月は上旬からまた乾燥しすぎになってしまいました。
毎年順調とはいかないし、年ごとに、きのこの主役も入れ替わります。
昼を過ぎるころから、ぶお―っと、ものすごい音を立てて、木枯らしが尾根にふきつけてきました。落ち葉や小さな木の枝、土埃など、なんでも飛んでくる。
ともかく、今季はきのこは山を越しました。あとは、雪国のブナ林のナメコ、エノキタケ、ムキタケなど。
今年は雨と乾燥に極端に振れるなか、そこそこに楽しめたシーズンでした。
さあ、通常の山歩きに、もどろう。
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