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Yamareco

記録ID: 7532846
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
金剛山・岩湧山

葛城二十八宿経塚巡行【復刻版】小和道を下り第20番経塚石寺跡

2016年05月02日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 大阪府 奈良県
 - 拍手
GPS
06:28
距離
12.4km
登り
588m
下り
1,056m

コースタイム

日帰り
山行
4:54
休憩
1:43
合計
6:37
10:30
10:44
21
11:05
10
地蔵さん
11:15
11:22
8
11:15 P1022□昼食休憩1 11:22
11:30
0
11:30
13
12:01
8
12:01 一の鳥居への分岐
12:09
12:29
6
12:35
18
13:00
13:05
1
13:06
2
13:06 小和道35町石
13:08
13:18
14
13:08 小和道分岐■休憩 13:18
13:32
13:36
5
13:32 欽名水 13:36
13:41
13:50
10
13:41 小和道26町石■休憩 13:50
14:00
14:06
16
14:22
5
14:22 石寺官林起点石
14:27
2
14:27 高宮廃寺跡分岐
14:29
14:27
9
14:29 高宮廃寺跡
14:36
9
14:36 小和道石標
14:45
4
14:45 上の茶屋跡
14:49
14:58
4
14:49 弁財天■休憩 14:58
15:02
6
15:02 二つ池間T字路
15:08
3
15:08 下の茶屋跡
15:11
5
15:11 猪ゲート十字路
15:16
15:35
13
15:16 8町石・地蔵□昼食休憩3 15:35
15:48
19
15:48 鳳凰寺
16:07
13
16:20
ゴール地点
 やっと金剛山に戻ってきた。
 金剛山近辺の経塚でまだ訪問していないのは第20番石寺跡だ。今回は、久留野峠から入って、岩屋文殊。さらに引返して伏見峠から小和道に入って、石寺跡にお参りし、小和、近内に下った。
 負荷をかけた場合の足の攣りが持病のようになってはいるが、先週は11km/登り120mにしたからか、普通に歩けた。今日もやや自重して、12km/登り190m(久留野峠まで)とした。峠まで登るとあと100mくらいは登るが、ダラダラ登りなのでこのコースは楽だ。いざとなればロープウエイでのエスケープもできるし。
 まずは、久留野峠から伏見峠経由、岩屋文殊だが、金剛山らしい尾根、トラバース道で木々は芽吹きを迎えていて、名残のミツバツツジ、今にも咲きそうなヤマツツジ等花にも恵まれた楽しい巡行になった。
 下りは小和道で、第20番経塚石寺跡にお参りした。WEBサイトを見ると、小和道は、道らしき道の無いだの、獣道に近い状態などと散々な言われようなのだが、ちゃんと道がある、少々荒れているだけだ。樹林の静かな道を下って、静かな石寺跡経塚や墓地にもお参りした。本来ならば登らなければならないのだが、足の攣りの持病に免じて下り巡行で許していただこう。
 これで経塚巡行は2番から25番まで繋がった。
■コースタイム
9:50 金剛山ロープウエイ
10:30 久留野峠■休憩10:44
11:05 地蔵さん
11:15 P1022□昼食休憩1 11:22
11:30 伏見峠
11:43 ロープウエイ駅
12:01 一の鳥居への分岐
12:09 岩屋文殊■12:29
12:35 一の鳥居□昼食休憩2 12:44 
12:53 P1053大阪府最高点
-----------------
13:05 伏見峠
13:06 小和道35町石
13:08 小和道分岐■休憩 13:18
13:32 欽名水 13:36
13:41 小和道26町石■休憩 13:50
14:00 第20番経塚石寺跡 14:06
14:09 石寺墓地
14:22 石寺官林起点石
-----------------
14:27 高宮廃寺跡分岐
14:29 高宮廃寺跡
14:36 小和道石標
14:45 上の茶屋跡
14:49 弁財天■休憩 14:58
15:02 二つ池間T字路
15:08 下の茶屋跡
15:11 猪ゲート十字路
15:16 8町石・地蔵□昼食休憩3 15:35
15:48 鳳凰寺 
16;07 藤岡家住宅・近内道標
16:20 北宇智駅
----------------------------------------------------------------------------
■対応する元記事
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-295.html
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-296.html
https://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-297.html
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過去天気図(気象庁) 2016年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車
9:50、3時間半のアプローチ!これだけで疲れてしまう。こういうことがあるので、金剛山はなかなか来にくく、どうせなら六甲山ということになってしまう。
2016年05月02日 09:50撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 9:50
9:50、3時間半のアプローチ!これだけで疲れてしまう。こういうことがあるので、金剛山はなかなか来にくく、どうせなら六甲山ということになってしまう。
9:56、ロープウエイ駅を下から見る。乗ってやろうか、という気もチラと起こった。しかしそれでは、目的の一つの、久留野峠〜伏見峠間の尾根歩きができない。
 そもそも、江戸時代までの修験の道は、神福山経塚の後は、千早峠あるいは中葛城山の西のピークあたりから山腹を降りていって、草谷寺(元地)、久留野、近内経由で小和道を登って金剛山に至ったが、今では草谷寺(元地)に降りるルートが見当たらない。その場合は千早峠から尾根づたいに久留野峠、伏見峠を経て金剛山に至っていたらしいので、「久留野峠−伏見峠」は歩いておきたいところなのだ。
2016年05月02日 09:56撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 9:56
9:56、ロープウエイ駅を下から見る。乗ってやろうか、という気もチラと起こった。しかしそれでは、目的の一つの、久留野峠〜伏見峠間の尾根歩きができない。
 そもそも、江戸時代までの修験の道は、神福山経塚の後は、千早峠あるいは中葛城山の西のピークあたりから山腹を降りていって、草谷寺(元地)、久留野、近内経由で小和道を登って金剛山に至ったが、今では草谷寺(元地)に降りるルートが見当たらない。その場合は千早峠から尾根づたいに久留野峠、伏見峠を経て金剛山に至っていたらしいので、「久留野峠−伏見峠」は歩いておきたいところなのだ。
久留野峠着(10:30)40分ちょっとでついた。
ここは結構好きな峠だ。しかし、かなりよく歩かれているようで、土の部分が多くなってきた。
ここで、15分近く休憩した。
2016年05月02日 10:32撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 10:32
久留野峠着(10:30)40分ちょっとでついた。
ここは結構好きな峠だ。しかし、かなりよく歩かれているようで、土の部分が多くなってきた。
ここで、15分近く休憩した。
11:05、地蔵さん
地蔵さん自体は新しいもののようで、ブログを探すと、祠は平成23年の時点ではなかったというのがあった。
2016年05月02日 11:06撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 11:06
11:05、地蔵さん
地蔵さん自体は新しいもののようで、ブログを探すと、祠は平成23年の時点ではなかったというのがあった。
地蔵尾根の道を塞ぐように枯木が倒れていて、その下に古い看板が埋もれていた。文はほとんど読めないが、タイトルの「山岳信仰と葛城修験道」というのははっきり読める。この尾根も修験の道だったことがうかがえる。
2016年05月02日 11:07撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 11:07
地蔵尾根の道を塞ぐように枯木が倒れていて、その下に古い看板が埋もれていた。文はほとんど読めないが、タイトルの「山岳信仰と葛城修験道」というのははっきり読める。この尾根も修験の道だったことがうかがえる。
P1022まで移動した(11:15)
名残の(コバノ)ミツバツツジが咲いていた。巨木だ。
2016年05月02日 11:16撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 11:16
P1022まで移動した(11:15)
名残の(コバノ)ミツバツツジが咲いていた。巨木だ。
湧出岳をバックに
2016年05月02日 11:21撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 11:21
湧出岳をバックに
P1022近くのベンチから、葛木岳(左)と湧出岳(右)
なだらかな双耳峰をなしていて、ピークというほどの鋭さはないが、優しくもあり雄大でもある。金剛山というのはこういう山だったのか。ここからのアングルは金剛山の姿をよく現しているということか。
2016年05月02日 11:24撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 11:24
P1022近くのベンチから、葛木岳(左)と湧出岳(右)
なだらかな双耳峰をなしていて、ピークというほどの鋭さはないが、優しくもあり雄大でもある。金剛山というのはこういう山だったのか。ここからのアングルは金剛山の姿をよく現しているということか。
11:30伏見峠着。
ここまで来るとハイカーの姿も多い。
2016年05月02日 11:30撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 11:30
11:30伏見峠着。
ここまで来るとハイカーの姿も多い。
 伏見峠からはダイトレを行かずに、ちはや園地の中、遊歩道を歩いた。水平道なので・・・・
バンガローエリアのあたり。もう少しするとエライことになるはず。
2016年05月02日 11:33撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 11:33
 伏見峠からはダイトレを行かずに、ちはや園地の中、遊歩道を歩いた。水平道なので・・・・
バンガローエリアのあたり。もう少しするとエライことになるはず。
もうお昼前なのに香楠荘は準備中だった!そこを過ぎて、多分この下は「高山植物園」なのだろう。
11:43、ロープウエイ事務所の上、行き止まりだったけど、植栽?
2016年05月02日 11:43撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 11:43
もうお昼前なのに香楠荘は準備中だった!そこを過ぎて、多分この下は「高山植物園」なのだろう。
11:43、ロープウエイ事務所の上、行き止まりだったけど、植栽?
金剛山ピークの山腹を巻く遊歩道に入る。
生駒山にあるような「管理道」かと思っていたら、普通の遊歩道だった。
2016年05月02日 11:48撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 11:48
金剛山ピークの山腹を巻く遊歩道に入る。
生駒山にあるような「管理道」かと思っていたら、普通の遊歩道だった。
12:01、一の鳥居への分岐
2016年05月02日 12:01撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 12:01
12:01、一の鳥居への分岐
ロープウエー乗り場から岩屋文殊まで26分。岩屋文殊は先客ありだったので、ちょっと時間待ち。
遠くてちょっと分からないが、多分タムシバ。もう時期は過ぎていると思うのだが、ここは1000m級なので、最盛期なのかも?
2016年05月02日 12:19撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 12:19
ロープウエー乗り場から岩屋文殊まで26分。岩屋文殊は先客ありだったので、ちょっと時間待ち。
遠くてちょっと分からないが、多分タムシバ。もう時期は過ぎていると思うのだが、ここは1000m級なので、最盛期なのかも?
岩屋文殊さんにお参り。
役行者ご修行の地
一千五十年前から奉祀
智将大楠公も信仰され智略を授る
ご利益は入学や進学
勝利への道等
凡ゆる智慧を授けられます
おん あらはしゃのう
2016年05月02日 12:16撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 12:16
岩屋文殊さんにお参り。
役行者ご修行の地
一千五十年前から奉祀
智将大楠公も信仰され智略を授る
ご利益は入学や進学
勝利への道等
凡ゆる智慧を授けられます
おん あらはしゃのう
神矢がたくさん奉納されていた。
合格祈願が多かったけど・・・・・もう合格祈願はいらないが、いくつになっても智恵は必要やな。ご真言くらいは覚えておこう。
2016年05月02日 12:23撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 12:23
神矢がたくさん奉納されていた。
合格祈願が多かったけど・・・・・もう合格祈願はいらないが、いくつになっても智恵は必要やな。ご真言くらいは覚えておこう。
さて、遊歩道をとって返す。途中で一の鳥居に登っていった。
12:35、一の鳥居着。ここで昼飯その2(パンだが)。さすがに、ここに来るとたくさんの人が行き交っている。ダイトレ分岐だからね。往事も行者さん、お参りする人々でこんな様子だったのだろうか?

ところで、この看板!たくさんの人が見ているので建てるなとは言わないが、町石の前に建てるこの神経、いや無神経、無心形。お里が知れるわ、大阪府。
2016年05月02日 12:43撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 12:43
さて、遊歩道をとって返す。途中で一の鳥居に登っていった。
12:35、一の鳥居着。ここで昼飯その2(パンだが)。さすがに、ここに来るとたくさんの人が行き交っている。ダイトレ分岐だからね。往事も行者さん、お参りする人々でこんな様子だったのだろうか?

ところで、この看板!たくさんの人が見ているので建てるなとは言わないが、町石の前に建てるこの神経、いや無神経、無心形。お里が知れるわ、大阪府。
右端の町石、どうもこれは、関屋道四十七町石らしい。
参考:http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/sekiyamiti.html
2016年05月02日 12:44撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 12:44
右端の町石、どうもこれは、関屋道四十七町石らしい。
参考:http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/sekiyamiti.html
正常なものが3つ、欠けたものが1つあるようだが、左端のコレが小和道の四十七町石なのか?四十九町石なのか?刻印が読めないのでちょっと分からない。
参考:http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/owamiti.html
ともあれ、大阪府の無神経さだけが残った。
2016年05月02日 12:43撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 12:43
正常なものが3つ、欠けたものが1つあるようだが、左端のコレが小和道の四十七町石なのか?四十九町石なのか?刻印が読めないのでちょっと分からない。
参考:http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/owamiti.html
ともあれ、大阪府の無神経さだけが残った。
12:53、伏見峠にもどる道すがら、大阪府最高点に行ってみた。昨年も行ったのだが、写真転送トラブルで写真がなかったのだ。
気になるのは、このロープ?
2016年05月02日 12:53撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 12:53
12:53、伏見峠にもどる道すがら、大阪府最高点に行ってみた。昨年も行ったのだが、写真転送トラブルで写真がなかったのだ。
気になるのは、このロープ?
とりあえず小面積が刈り払われているだけで、夏場は見晴らしもなにもないのだ。冬〜春はちょっと良いかもしれないが、その折には来ていないので・・・・
これから伏見峠まで戻って、いよいよ小和道を降りて第20番経塚・石寺跡を目指す。
2016年05月02日 12:53撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 12:53
とりあえず小面積が刈り払われているだけで、夏場は見晴らしもなにもないのだ。冬〜春はちょっと良いかもしれないが、その折には来ていないので・・・・
これから伏見峠まで戻って、いよいよ小和道を降りて第20番経塚・石寺跡を目指す。
13:05、伏見峠まで帰ってきた。
2016年05月02日 13:05撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:05
13:05、伏見峠まで帰ってきた。
 ここには葛城経塚巡行の道標がある。途中から伏見道を分岐する小和道だが、鉄山氏は北宇智道と書いている。そもそも「宇智」とは万葉以来の由緒ある地名なので、修験にとっても「小和」よりも本質的な地名になるのだろう。降りていった先の、小和とか近内などは「宇智の大野」と詠まれた由緒正しき「野」であったところだ。
http://www.nara-np.co.jp/graph/gra051113_scene.html
 今、「宇智」という地名は公式的には消されて、駅名、小学校名、JA名などにしか残っていない。なぜ万葉以来の由緒正しき地名を消すのか?岩屋文殊さんを拝んでいないな。鉄山氏は「由緒ある地名を消すな、せめて巡行道は北宇智道と言う。」という思いなのだと理解した。「石寺跡道」などという取ってつけたような名前とは質が違うのだ。
2016年05月02日 13:05撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:05
 ここには葛城経塚巡行の道標がある。途中から伏見道を分岐する小和道だが、鉄山氏は北宇智道と書いている。そもそも「宇智」とは万葉以来の由緒ある地名なので、修験にとっても「小和」よりも本質的な地名になるのだろう。降りていった先の、小和とか近内などは「宇智の大野」と詠まれた由緒正しき「野」であったところだ。
http://www.nara-np.co.jp/graph/gra051113_scene.html
 今、「宇智」という地名は公式的には消されて、駅名、小学校名、JA名などにしか残っていない。なぜ万葉以来の由緒正しき地名を消すのか?岩屋文殊さんを拝んでいないな。鉄山氏は「由緒ある地名を消すな、せめて巡行道は北宇智道と言う。」という思いなのだと理解した。「石寺跡道」などという取ってつけたような名前とは質が違うのだ。
13:07、ほんの2分下ると町石があった。小和道二十六町石
2016年05月02日 13:07撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:07
13:07、ほんの2分下ると町石があった。小和道二十六町石
13:08、さらに1分下ると小和道の分岐。
「西佐味」方面は間違いはないのだが、せっかくなので、小和道:「西佐味、風の森」、「小和、北宇智」と書いてほしいものだ。せっかく、伏見峠の官製道標には、「風の森バス停、北宇智駅」と書いてあったんだから・・・対応バラバラ。初めて通る人などは、風の森で下ってきて、「エ、西佐味!?」となるんではないか?
2016年05月02日 13:08撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:08
13:08、さらに1分下ると小和道の分岐。
「西佐味」方面は間違いはないのだが、せっかくなので、小和道:「西佐味、風の森」、「小和、北宇智」と書いてほしいものだ。せっかく、伏見峠の官製道標には、「風の森バス停、北宇智駅」と書いてあったんだから・・・対応バラバラ。初めて通る人などは、風の森で下ってきて、「エ、西佐味!?」となるんではないか?
分岐したところで、10分ほど休憩した。
ここから谷を降ってゆくが、例によって深掘れした道だ。人よりも雨水が通るほうが多いのだろう。
2016年05月02日 13:19撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:19
分岐したところで、10分ほど休憩した。
ここから谷を降ってゆくが、例によって深掘れした道だ。人よりも雨水が通るほうが多いのだろう。
ジグザグに降りていく。道型ははっきりしているが、テープもにぎやかだ。
13:27、足に激痛!苔むした切り株からとんがった枝(右に出ているトゲみたいな枝)がひざにあたった。穴はあいていなかったが、痛いのなんの。写真は切り株を移動させた後だ。
2016年05月02日 13:27撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:27
ジグザグに降りていく。道型ははっきりしているが、テープもにぎやかだ。
13:27、足に激痛!苔むした切り株からとんがった枝(右に出ているトゲみたいな枝)がひざにあたった。穴はあいていなかったが、痛いのなんの。写真は切り株を移動させた後だ。
13:32、欽明水
 水量が少ないとか汚れているとか書いたサイトもあったが、まずまずの水量だと思う。天候にも寄るけど・・・
スギの枯葉が水たまりに落ちていたので掃除した。さらに石ころも数個退けて手を浸けられるようにはしたが、溜まった砂までは渫えられなかった。水は冷たく、ながく手を浸けていると痛くなるほどだった。よい水場だ。
2016年05月02日 13:34撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:34
13:32、欽明水
 水量が少ないとか汚れているとか書いたサイトもあったが、まずまずの水量だと思う。天候にも寄るけど・・・
スギの枯葉が水たまりに落ちていたので掃除した。さらに石ころも数個退けて手を浸けられるようにはしたが、溜まった砂までは渫えられなかった。水は冷たく、ながく手を浸けていると痛くなるほどだった。よい水場だ。
こんな看板が貼ってあったが・・・・・
・きれいにしたい=>同感、ゴミ一つ落ちていなかった。もうゴミ袋はいらないのでは。
・太陽が入るようにしたい=>できたらよいけど、それは無理やな。
・イス、テーブルがほしい=>人工物はいらん。
・蚊が多い=>蚊取り線香とか、蚊バリアとか自分でもってきたら?
・県や市にお願いしてほしい=>自分がせえや!
最後の言葉にちょっと脱力してしもた。
2016年05月02日 13:35撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:35
こんな看板が貼ってあったが・・・・・
・きれいにしたい=>同感、ゴミ一つ落ちていなかった。もうゴミ袋はいらないのでは。
・太陽が入るようにしたい=>できたらよいけど、それは無理やな。
・イス、テーブルがほしい=>人工物はいらん。
・蚊が多い=>蚊取り線香とか、蚊バリアとか自分でもってきたら?
・県や市にお願いしてほしい=>自分がせえや!
最後の言葉にちょっと脱力してしもた。
水場の前はちょっとした広場になっていて、テント1張りは可能なので、一度泊まって、水場を掃除するくらいのことはできる。水場の仕様をどうするかだ。
2016年05月02日 13:35撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:35
水場の前はちょっとした広場になっていて、テント1張りは可能なので、一度泊まって、水場を掃除するくらいのことはできる。水場の仕様をどうするかだ。
13:37、欽明水を出発して、すぐにゆるやかな斜面になった。道型は不明瞭になって、まっすぐに踏み跡がついていた。
13:40、道標
2016年05月02日 13:40撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:40
13:37、欽明水を出発して、すぐにゆるやかな斜面になった。道型は不明瞭になって、まっすぐに踏み跡がついていた。
13:40、道標
13:41、欽明水から5分ほど下ると町石が現れた。二十六町石だ。それは溝の脇に建っていて、溝はやはり古道だったのだ。ここで10分近く休憩。
2016年05月02日 13:49撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:49
13:41、欽明水から5分ほど下ると町石が現れた。二十六町石だ。それは溝の脇に建っていて、溝はやはり古道だったのだ。ここで10分近く休憩。
13:59、この深掘れ道を10分ほど下ると看板が出た。石寺跡すぐそこ!
2016年05月02日 13:59撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 13:59
13:59、この深掘れ道を10分ほど下ると看板が出た。石寺跡すぐそこ!
14:00、すぐそこに石寺跡の大岩があった。ここが葛城二十八宿の第20番経塚とされている
2016年05月02日 14:00撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:00
14:00、すぐそこに石寺跡の大岩があった。ここが葛城二十八宿の第20番経塚とされている
山の斜面を切り開いたような広場に大岩が建っている。周囲はフキが一面に生えていて、その緑と岩のコントラストが美しい。
2016年05月02日 14:01撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:01
山の斜面を切り開いたような広場に大岩が建っている。周囲はフキが一面に生えていて、その緑と岩のコントラストが美しい。
周囲には石垣の残骸が点在していた。
2016年05月02日 14:07撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:07
周囲には石垣の残骸が点在していた。
シャガ。昔、人が住んでいた、あるいは行き来していた証拠となる。
2016年05月02日 14:09撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:09
シャガ。昔、人が住んでいた、あるいは行き来していた証拠となる。
経塚の広場から下っていく。
14:09、黄色看板で第20番経塚を知らせているところにわき道があった。登っていくとそこは墓場だった。
2016年05月02日 14:10撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:10
経塚の広場から下っていく。
14:09、黄色看板で第20番経塚を知らせているところにわき道があった。登っていくとそこは墓場だった。
何か彫ってあるがよくわからない。
2016年05月02日 14:10撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:10
何か彫ってあるがよくわからない。
ボクは見落としたが、五輪塔でもっとも古いものは寛正三年(1462)、文明九年(1477)だそうだ。
2016年05月02日 14:10撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:10
ボクは見落としたが、五輪塔でもっとも古いものは寛正三年(1462)、文明九年(1477)だそうだ。
右の石碑には「阿闍梨秀譽」と彫ってあり、その裏面が下の写真の右だ。石寺坊・・・・等と彫ってある。
左の五輪塔は「正徳六年(1716)  阿闍梨賢譽」 と見える。
一番奥の石碑には、「傳燈大阿闍梨法印朝栄」とあり、裏面が下の写真左である。
先の経塚周辺も含めて、一帯に石寺の寺坊があった。石寺は金剛山七坊の一で、明治の廃仏毀釈までは大きな寺院だったようだ。「金剛七坊」とは、南北朝時代(1381〜84)大宿坊(金剛山頂)を本願として、行者坊(井戸のある広場)、長床坊(今の山頂売店前)、西室院、実相院(金剛桜の近く)、石寺(小和道) 朝原寺(関屋道)を脇寺六坊として、周囲約2キロ後の大和側の朝原寺、石寺、大沢寺、高天寺、河内側の修道子(集堂子堂)、坊領寺、多聞寺の山内山外寺院を合わせて金剛七坊と呼ばれていたという。
http://goseshikankou.jp/syousai/otera-zinzya/sonota/tenpourinji/tenpourinji.html
http://www.kongozan.com/kongomemo/kongozanmemo01.html

石寺が隆盛だった頃に思いを馳せる場所だった。
2016年05月02日 14:11撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:11
右の石碑には「阿闍梨秀譽」と彫ってあり、その裏面が下の写真の右だ。石寺坊・・・・等と彫ってある。
左の五輪塔は「正徳六年(1716)  阿闍梨賢譽」 と見える。
一番奥の石碑には、「傳燈大阿闍梨法印朝栄」とあり、裏面が下の写真左である。
先の経塚周辺も含めて、一帯に石寺の寺坊があった。石寺は金剛山七坊の一で、明治の廃仏毀釈までは大きな寺院だったようだ。「金剛七坊」とは、南北朝時代(1381〜84)大宿坊(金剛山頂)を本願として、行者坊(井戸のある広場)、長床坊(今の山頂売店前)、西室院、実相院(金剛桜の近く)、石寺(小和道) 朝原寺(関屋道)を脇寺六坊として、周囲約2キロ後の大和側の朝原寺、石寺、大沢寺、高天寺、河内側の修道子(集堂子堂)、坊領寺、多聞寺の山内山外寺院を合わせて金剛七坊と呼ばれていたという。
http://goseshikankou.jp/syousai/otera-zinzya/sonota/tenpourinji/tenpourinji.html
http://www.kongozan.com/kongomemo/kongozanmemo01.html

石寺が隆盛だった頃に思いを馳せる場所だった。
14:15、墓地を下っていくと、右手に急な斜面。700mより下まで来ているはずだ。
2016年05月02日 14:15撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:15
14:15、墓地を下っていくと、右手に急な斜面。700mより下まで来ているはずだ。
14:18、ガケの際の道はすぐに終わって、深掘れ道になった。
2016年05月02日 14:18撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:18
14:18、ガケの際の道はすぐに終わって、深掘れ道になった。
14:23、道のまん中に「基点 石寺官林」の石碑があった。石寺の寺林があったようだ。
2016年05月02日 14:23撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:23
14:23、道のまん中に「基点 石寺官林」の石碑があった。石寺の寺林があったようだ。
14:25、少し下ると山道が合流した。
2016年05月02日 14:25撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:25
14:25、少し下ると山道が合流した。
14:27、高宮廃寺跡へいく道と合流した。これで山道の下りは終わりのはずだ。
2016年05月02日 14:27撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:27
14:27、高宮廃寺跡へいく道と合流した。これで山道の下りは終わりのはずだ。
高宮廃寺跡に寄ってみる。分岐から歩いてすぐ(14:29)。標柱と礎石群があるだけ。小広い広場もあった。
2016年05月02日 14:32撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:32
高宮廃寺跡に寄ってみる。分岐から歩いてすぐ(14:29)。標柱と礎石群があるだけ。小広い広場もあった。
2016年05月02日 14:29撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:29
元の道にもどって降ると、14:37、小和石標と言われている道標
左 よしの 右 かうや
それは分かるのだが、ここを右に下っていけば、小和−近内−阿田−下市−上市−吉野
ここを左に登って、金剛山経由で行ったとしても、千早峠または紀見峠−橋本−高野山
というのが合理的なハズなんだが・・・・この大石が道路の右にあれば良く分かるのだが、こんな大きなものをわざわざ置き換えたのだろうか?いろいろ調べても説明してあるのがなかった。謎!
2016年05月02日 14:36撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:36
元の道にもどって降ると、14:37、小和石標と言われている道標
左 よしの 右 かうや
それは分かるのだが、ここを右に下っていけば、小和−近内−阿田−下市−上市−吉野
ここを左に登って、金剛山経由で行ったとしても、千早峠または紀見峠−橋本−高野山
というのが合理的なハズなんだが・・・・この大石が道路の右にあれば良く分かるのだが、こんな大きなものをわざわざ置き換えたのだろうか?いろいろ調べても説明してあるのがなかった。謎!
頭を悩ましながら下っていくと、14:43、急に開けてきた。里が近い。
2016年05月02日 14:43撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:43
頭を悩ましながら下っていくと、14:43、急に開けてきた。里が近い。
正面の看板によると、イノシシの柵罠があるらしい。柵で囲った大型のものだ。子供のころの探検でこれより大きな柵罠を見たことがある。まるで動物園のようだった。
2016年05月02日 14:43撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:43
正面の看板によると、イノシシの柵罠があるらしい。柵で囲った大型のものだ。子供のころの探検でこれより大きな柵罠を見たことがある。まるで動物園のようだった。
14:45、上の茶屋付近
 さて、ここで道が分からなくなった。地図ではまっすぐに道がついているのだが・・・・クスベの跡があって、その先に道はありそうにない。後で分かったことだが、ここをまっすぐ行って、植林の中に入っていくのが正解だったのだ。どうしても左に回ってしまう。
2016年05月02日 14:45撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:45
14:45、上の茶屋付近
 さて、ここで道が分からなくなった。地図ではまっすぐに道がついているのだが・・・・クスベの跡があって、その先に道はありそうにない。後で分かったことだが、ここをまっすぐ行って、植林の中に入っていくのが正解だったのだ。どうしても左に回ってしまう。
左に行くと・・・
2016年05月02日 14:45撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:45
左に行くと・・・
14:49、犬がワンワンとうるさいので探索も十分できないまま、大弁財天まで来てしまった。ここで10分ほど思案休憩。
2016年05月02日 14:58撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:58
14:49、犬がワンワンとうるさいので探索も十分できないまま、大弁財天まで来てしまった。ここで10分ほど思案休憩。
大弁財天の前から南に入る農道があったので、これでルート修復ができないか入ってみる。
2016年05月02日 14:58撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:58
大弁財天の前から南に入る農道があったので、これでルート修復ができないか入ってみる。
振り返ると大杉がそびえている。弁天杉というらしい。
2016年05月02日 14:59撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 14:59
振り返ると大杉がそびえている。弁天杉というらしい。
民家の庭先を通りすぎて、あれあれ、畑の土手になってしまった。
2016年05月02日 15:00撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:00
民家の庭先を通りすぎて、あれあれ、畑の土手になってしまった。
無理やり突っ切っていくと、廃田の際を通り池に出た。
2016年05月02日 15:00撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:00
無理やり突っ切っていくと、廃田の際を通り池に出た。
2016年05月02日 15:01撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:01
15:01、池を通り過ぎたところで、東に降りる道と出合った。西にも植林の中に道が続いて登っていった。
ははん、この東西の道が正規の「小和道」やな。
このポイントは、逆さま「T」の字で、北があぜ道、南が田んぼ、東西に小和道が交差している。
2016年05月02日 15:04撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:04
15:01、池を通り過ぎたところで、東に降りる道と出合った。西にも植林の中に道が続いて登っていった。
ははん、この東西の道が正規の「小和道」やな。
このポイントは、逆さま「T」の字で、北があぜ道、南が田んぼ、東西に小和道が交差している。
南は田んぼのあとだったが、その左手は池だった。やはり、地図にある2つの池の間を通るのが小和道だった。
2016年05月02日 15:03撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:03
南は田んぼのあとだったが、その左手は池だった。やはり、地図にある2つの池の間を通るのが小和道だった。
田んぼの端まで行ってみると、その先は・・・・これが「宇智の大野・・・・」の景色。これと良く似た景色がこのサイトに載っていた。
http://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/parts/05.htm
昨年9月に小和道の探索をした時に、獣道を伝って下の田んぼの岸まできて、オーバーハングになったケモノフェンスに阻まれ撤退したのだった。
http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-252.html
2016年05月02日 15:07撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:07
田んぼの端まで行ってみると、その先は・・・・これが「宇智の大野・・・・」の景色。これと良く似た景色がこのサイトに載っていた。
http://www1.kcn.ne.jp/~uehiro08/contents/parts/05.htm
昨年9月に小和道の探索をした時に、獣道を伝って下の田んぼの岸まできて、オーバーハングになったケモノフェンスに阻まれ撤退したのだった。
http://stellabyhydra.blog.fc2.com/blog-entry-252.html
赤線(赤点付き)が前回の探査ルート、あとちょっとやったんや!
赤線(赤点付き)が前回の探査ルート、あとちょっとやったんや!
15:08、もとに戻りT字路を東に下ると民家の傍に出た。下の茶屋の場所だ。正規の小和道に戻ったことになる。メデタシ。
2016年05月02日 15:08撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:08
15:08、もとに戻りT字路を東に下ると民家の傍に出た。下の茶屋の場所だ。正規の小和道に戻ったことになる。メデタシ。
「北宇智道」とある鉄山道標
正規の小和道・巡行道に入った証拠で、北宇智道というのはよいのだが、・道標に再々出てくる「水野」というのがよくわからなかった。
調べてみると・・・・・
 水野村は近世初期には佐味郷に属し、元禄、天保では「神通寺村之枝郷」であった。明治13年南佐味村と合併して西佐味村と改称した。「サビ」は神々しい状を意味する古語であり、また「佐比」が本来、鋤などの刃物を意味するものと考えられることから、佐比を作り、佐比持神・鋤持神を祭ったところという説もある。
以上、http://www.asukanet.gr.jp/katuragi/gose.html を要約。

 西佐味が水野だったのだ。
 また水野に関しては、金剛おろしや山の神信仰のレポートがあった。まさに道探しでうろうろしたこの場所の話だった。水野という地名も行政地名から消えてしまったが、由緒正しい山村だったのだ。あの高宮廃寺も水野にあり、水野廃寺と呼ばれることもあったという。
http://blog.goo.ne.jp/mnjr05gob/e/c5ee1beb0398ac551e033e08fc75c147
2016年05月02日 15:08撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:08
「北宇智道」とある鉄山道標
正規の小和道・巡行道に入った証拠で、北宇智道というのはよいのだが、・道標に再々出てくる「水野」というのがよくわからなかった。
調べてみると・・・・・
 水野村は近世初期には佐味郷に属し、元禄、天保では「神通寺村之枝郷」であった。明治13年南佐味村と合併して西佐味村と改称した。「サビ」は神々しい状を意味する古語であり、また「佐比」が本来、鋤などの刃物を意味するものと考えられることから、佐比を作り、佐比持神・鋤持神を祭ったところという説もある。
以上、http://www.asukanet.gr.jp/katuragi/gose.html を要約。

 西佐味が水野だったのだ。
 また水野に関しては、金剛おろしや山の神信仰のレポートがあった。まさに道探しでうろうろしたこの場所の話だった。水野という地名も行政地名から消えてしまったが、由緒正しい山村だったのだ。あの高宮廃寺も水野にあり、水野廃寺と呼ばれることもあったという。
http://blog.goo.ne.jp/mnjr05gob/e/c5ee1beb0398ac551e033e08fc75c147
今回は大弁財天から南へ農道−あぜ道を通ったが、迂回するならもう一本下(東)の、オレンジで描いた道を通るほうが良いだろう。その迂回路はこの道だ。この道は近畿自然歩道にもなっている。
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=1j1ugujZiNj6JbqDCuhWIPog3UE4&femb=1&ll=34.398626536492614%2C135.69694760347508&z=17
2016年05月02日 15:09撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:09
今回は大弁財天から南へ農道−あぜ道を通ったが、迂回するならもう一本下(東)の、オレンジで描いた道を通るほうが良いだろう。その迂回路はこの道だ。この道は近畿自然歩道にもなっている。
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=1j1ugujZiNj6JbqDCuhWIPog3UE4&femb=1&ll=34.398626536492614%2C135.69694760347508&z=17
中央のオレンジ線が小和道
右上のオレンジ線が迂回路
左側オレンジ線が天ヶ滝新道
中央の赤線が前回の探索道
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=1j1ugujZiNj6JbqDCuhWIPog3UE4&femb=1&ll=34.398626536492614%2C135.69694760347508&z=17
中央のオレンジ線が小和道
右上のオレンジ線が迂回路
左側オレンジ線が天ヶ滝新道
中央の赤線が前回の探索道
https://www.google.com/maps/d/u/0/viewer?mid=1j1ugujZiNj6JbqDCuhWIPog3UE4&femb=1&ll=34.398626536492614%2C135.69694760347508&z=17
■昨年撤退したブッシュはどうなった?
ともあれ、小和道にもどる。このイノシシフェンスを通過する(15:09)。
2016年05月02日 15:08撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:08
■昨年撤退したブッシュはどうなった?
ともあれ、小和道にもどる。このイノシシフェンスを通過する(15:09)。
15:10、さらにもう一つのイノシシフェンスを通る。
2016年05月02日 15:10撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:10
15:10、さらにもう一つのイノシシフェンスを通る。
通った後はちゃんと閉めておこう。その脇にはブッシュに埋もれた近畿自然歩道の道標があった。
2016年05月02日 15:12撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:12
通った後はちゃんと閉めておこう。その脇にはブッシュに埋もれた近畿自然歩道の道標があった。
ここは四つ辻になっていて、作業車が通るくらいの道ができていた。(1枚め写真)、(2枚め写真)。
農作業の専用道路で通行禁止だ。
昨年9月に探索したときに、柿畑が通過できそうと思ったのは、この柿畑だったか。
2016年05月02日 15:11撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:11
ここは四つ辻になっていて、作業車が通るくらいの道ができていた。(1枚め写真)、(2枚め写真)。
農作業の専用道路で通行禁止だ。
昨年9月に探索したときに、柿畑が通過できそうと思ったのは、この柿畑だったか。
(2枚め写真)
2016年05月02日 15:11撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:11
(2枚め写真)
 おお!きれいに刈り払われている。昨年9月には蔓性の植物が繁茂していて、何度もアタックしたあげく、ここで撤退したのだ。
 行政的に言えば、この辺りに、御所市−五條市の市境が走っている。今までが御所市西佐味、ここからが五條市小和町というところだ。ちょうど市境ゆえに、「ここの草刈りはどないすんねん」と遠慮しあったか?県のほうも、天ヶ滝新道を作ったくらいだから、イマイチ小和道の整備には力が入らないのか?そんなことで由緒正しき小和道を壊してもらっては困るけど。
2016年05月02日 15:12撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:12
 おお!きれいに刈り払われている。昨年9月には蔓性の植物が繁茂していて、何度もアタックしたあげく、ここで撤退したのだ。
 行政的に言えば、この辺りに、御所市−五條市の市境が走っている。今までが御所市西佐味、ここからが五條市小和町というところだ。ちょうど市境ゆえに、「ここの草刈りはどないすんねん」と遠慮しあったか?県のほうも、天ヶ滝新道を作ったくらいだから、イマイチ小和道の整備には力が入らないのか?そんなことで由緒正しき小和道を壊してもらっては困るけど。
 ブッシュを刈り払った市境エリアから、竹薮の中に入るが道はしっかりしている。しかし、伐採されたタケがわざとらしく近畿自然歩道にほったらかしになっているのであまりめでたくもない。
ここの道は、豚舎の香しさを除けばすばらしい道だ。右手のヒノキ林も間伐があった感じがする(15:15)。
2016年05月02日 15:15撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:15
 ブッシュを刈り払った市境エリアから、竹薮の中に入るが道はしっかりしている。しかし、伐採されたタケがわざとらしく近畿自然歩道にほったらかしになっているのであまりめでたくもない。
ここの道は、豚舎の香しさを除けばすばらしい道だ。右手のヒノキ林も間伐があった感じがする(15:15)。
すばらしい野。小和道での一番のお気に入りの場所。風むきによっては豚舎の香りはするのだが・・・
2016年05月02日 15:16撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:16
すばらしい野。小和道での一番のお気に入りの場所。風むきによっては豚舎の香りはするのだが・・・
お地蔵様
2016年05月02日 15:16撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:16
お地蔵様
小和道八丁石(15:17)
2016年05月02日 15:17撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:17
小和道八丁石(15:17)
15:17、小和道の実態も良く分かったし、昨年撤退したポイントも通過できたし、懐かしい場所にも来たのでホッとして、ここで昼飯(3回め)にした。残りの弁当をゆっくり食べた。写真は小和道の真上で陽が強すぎるので日陰に行って20分の休憩。
2016年05月02日 15:18撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:18
15:17、小和道の実態も良く分かったし、昨年撤退したポイントも通過できたし、懐かしい場所にも来たのでホッとして、ここで昼飯(3回め)にした。残りの弁当をゆっくり食べた。写真は小和道の真上で陽が強すぎるので日陰に行って20分の休憩。
15:37、小和道六町石。
2016年05月02日 15:37撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:37
15:37、小和道六町石。
15:38、六町石から南に続く農道が旧小和道とされているが、通れるのかどうか?ブッシュは通れるけど。私有地フェンスなら通れないということだ。
2016年05月02日 15:38撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:38
15:38、六町石から南に続く農道が旧小和道とされているが、通れるのかどうか?ブッシュは通れるけど。私有地フェンスなら通れないということだ。
小和を下る。すばらしい展望が広がる。
2016年05月02日 15:41撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:41
小和を下る。すばらしい展望が広がる。
是より四十八町(寛政八年銘)
小和道町石が鳳凰寺基準なら、四町石がこのあたりにあるはずなんだけど、よくわからない。下記サイト1)には道端に転がった写真が載っている。なお、二町石も山麓線交差点から少し入った人家の石垣にはめ込まれている様子が写真にあるが、これもボクは見つけられていない。
1) http://www.enyatotto.com/mountain/kongouzan/owa/owa.htm
2) http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/owamiti.html
2016年05月02日 15:42撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:42
是より四十八町(寛政八年銘)
小和道町石が鳳凰寺基準なら、四町石がこのあたりにあるはずなんだけど、よくわからない。下記サイト1)には道端に転がった写真が載っている。なお、二町石も山麓線交差点から少し入った人家の石垣にはめ込まれている様子が写真にあるが、これもボクは見つけられていない。
1) http://www.enyatotto.com/mountain/kongouzan/owa/owa.htm
2) http://www.kongozan.com/kongo/tyouisi/owamiti.html
旧小和道
2016年05月02日 15:42撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:42
旧小和道
15:48、鳳凰寺にお参り
2016年05月02日 15:48撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:48
15:48、鳳凰寺にお参り
15:49、鳳凰寺
2016年05月02日 15:49撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:49
15:49、鳳凰寺
高野山真言宗。ここは葛城二十八宿経塚巡行の行所にもなっている。
2016年05月02日 15:49撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:49
高野山真言宗。ここは葛城二十八宿経塚巡行の行所にもなっている。
墓地の向こうに高台になにか祠がある。あとで調べたら弁財天らしい。
2016年05月02日 15:49撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:49
墓地の向こうに高台になにか祠がある。あとで調べたら弁財天らしい。
元の小和道に戻ったところにあるお地蔵さん。もうお顔もツルツルで表情は全く分からないが、いつも丁寧に花がお供えしてある。
2016年05月02日 15:50撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:50
元の小和道に戻ったところにあるお地蔵さん。もうお顔もツルツルで表情は全く分からないが、いつも丁寧に花がお供えしてある。
もう田植えの準備
2016年05月02日 15:52撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:52
もう田植えの準備
15:57、ここのお地蔵さんは3回めだが、お顔をじっくり見たのは初めてだ。胴体はツルツル、お顔はそれに比べて新しいようだが、いい塩梅に熟れてきている。
2016年05月02日 15:57撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 15:57
15:57、ここのお地蔵さんは3回めだが、お顔をじっくり見たのは初めてだ。胴体はツルツル、お顔はそれに比べて新しいようだが、いい塩梅に熟れてきている。
16:04、御霊神社参道前にある道標。
次回は左、クルノ地福寺経由草谷寺を目指そう。
2016年05月02日 16:04撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 16:04
16:04、御霊神社参道前にある道標。
次回は左、クルノ地福寺経由草谷寺を目指そう。
ここには金剛山参詣道の案内がある。きちんとした解説だと思う。
2016年05月02日 16:03撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 16:03
ここには金剛山参詣道の案内がある。きちんとした解説だと思う。
16:07、藤岡家住宅前の近内道標
右 かうや
左 かんがう山

それはそうと、道標根元にある背の低い石柱は何や?曲とか雷とか彫ってあるようだが、何を意味しているのか?方向指示なのか?新しい疑問が次々と出てくる。
2016年05月02日 16:07撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 16:07
16:07、藤岡家住宅前の近内道標
右 かうや
左 かんがう山

それはそうと、道標根元にある背の低い石柱は何や?曲とか雷とか彫ってあるようだが、何を意味しているのか?方向指示なのか?新しい疑問が次々と出てくる。
16:20 北宇智駅着
王寺行きが16:35だったので休憩を入れてちょうどだった。
 近内も含めて小和は歩くたびに新しい疑問、おもしろい発見もある。次回は久留野に行ってみたいのだが、それにかこつけて、小和道の歩き直しとか、小和の再探検とかやるんだろうなあと改めて思う。
2016年05月02日 16:25撮影 by  CX2 , RICOH
5/2 16:25
16:20 北宇智駅着
王寺行きが16:35だったので休憩を入れてちょうどだった。
 近内も含めて小和は歩くたびに新しい疑問、おもしろい発見もある。次回は久留野に行ってみたいのだが、それにかこつけて、小和道の歩き直しとか、小和の再探検とかやるんだろうなあと改めて思う。
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沢登り 金剛山・岩湧山 [日帰り]
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体力レベル
2/5
雪山ハイキング 金剛山・岩湧山 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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