笈ヶ岳
コースタイム
- 山行
- 13:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 13:00
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
3連発。富山と石川と岐阜の県境の笈ヶ岳に来ています。白山の北になります。白山スーパー林道、今年から白山ホワイトロードだそうですが、石川県側の一里野温泉から登ります。速い人は日帰りですが、山毛欅尾(ブナオ)山コースはほとんどがテント泊です。登山道が無いので、残雪の今しか登れません。朝、早起きしたのですが、登り始めたのは5時を過ぎ、さすが登山道が無い山だけに、登り口が分からず1時間うろうろ、下山して分かったのは、うろうろした最初の場所に北陸電力の水力発電のパイプがあって横の階段を上がれば良かったのに、尾根の反対側に出てうろうろした挙句、雪の斜面を登って、何とかスタートラインに立てました。北陸電力の貯水池を過ぎれば、すぐに若い灌木が伸ばす細い枝・葉をかき分けての登りとなります。カタクリの群生がいっぱいの花を咲かせていました。ブナオ山頂は一面の雪で覆われていました。ブナオ山から先は道がなく、尾根伝いに行きます。行程を端折ると、いきなり藪で藪漕ぎ、雪が見えると山毛欅山山頂、下ってまた登って冬瓜山、ここでみんなはテントを張ります。時間があったので、シリタカ山を越えて、雪崩れの巣を突き進んで、岩底谷の頭を越えたところで力尽きました。白山が絶景でした。ブラジル女性がシリタカ山で遊んでいました。この日、山中でテント泊したのは私と二人だけです。今シーズン初のテント泊。雪山テントは初めてかも。冬用装備してたので寒く無く、夜を過ごせました。朝日を浴びて、山頂を目指します。朝なので、アイゼンを装着、こちらも今シーズン初です。テントを出ると目に飛び込んでくる美しい稜線。雪山のテント泊は最高です。暖かければ・・・。本日も快晴です。朝の雪は締まっていてアイゼンが良く効きます。横から見ると獅子頭のような笈ヶ岳の頂、最後の傾斜も心地よく登れ、快晴の山頂、最高の眺望でした。もう、白山を独り占めです。山頂から下りていると登ってくる人影はブラジル女性でした。もう一回登ろうと誘われたのですが、下山してしまい、結局、これが悪夢の始まりでした。順調に雪尾根を下山したはずが、下りで行き止まってしまいました。1時間、迷ったあげく、尾根に戻ると尾根の藪にリボンりぼんが・・・。多くの踏み跡に釣られて尾根を下りたのが大失敗。疲労もピークに達し、何とかブナオ山に辿り着き、後は、下りるだけと元気を出したのもつかの間、杉林で踏み跡を見失い崖を下りても貯水池が見当たらず、崖を登り直し、東に出ると踏み跡発見、何とか無事に下山することができました。日がとっぷりと暮れてしまい、疲れた一日となりました。笈ヶ岳は手強くも甘い山でした。
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