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Yamareco

記録ID: 754679
全員に公開
ハイキング
東海

三周ヶ岳、夜叉ヶ池山、夜叉ヶ池

2015年10月31日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
--:--
距離
9.0km
登り
910m
下り
920m

コースタイム

日帰り
山行
5:39
休憩
0:45
合計
6:24
9:08
9:08
24
9:32
9:32
32
夜叉ヶ池
10:04
10:04
39
1252mのコブの頭
10:43
11:05
38
11:43
11:43
29
1252mのコブの頭
12:12
12:12
18
夜叉ヶ池
12:30
12:40
17
12:57
13:10
27
13:37
13:37
61
14:38
夜叉ヶ池登山口
天候 雨のち晴れ
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
奈良自宅発4:30〜R163〜木津〜R24〜巨椋付近〜R1〜外環状線〜山科〜R1〜R161〜R303〜池之又谷林道〜登山口   
コース状況/
危険箇所等
朝からの雨で水たまりこそほとんどなかったが、夜叉ヶ池への最後の登りの岩場は濡れて滑りやすくなっていた。
夜叉ヶ池から三周ヶ岳へはかなり密集した笹ヤブで時に背丈を超える高さになり、足元が見えないほどだった。しかも雨のあとで体中に笹の露を浴び続けての往復2時間半だった。
夜叉ヶ池山へも距離は短いものの岩ありヤブありで勾配もきつかった。
その他周辺情報 道の駅夜叉ヶ池の里 さかうちにて土産購入。レストランはダチョウ料理が出るらしく(既に閉店時間だったが)売店ではハンバーグ、ソーセージも売っていた。(ハンバーグ1ケ150円を3つ買った)
今日は冬型の天気で北陸が雨模様とのことだから、岐阜側の登山口より登ることにした。奥のあの山は三周ヶ岳だろうか?
2015年10月31日 08:11撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
10/31 8:11
今日は冬型の天気で北陸が雨模様とのことだから、岐阜側の登山口より登ることにした。奥のあの山は三周ヶ岳だろうか?
登山口までの林道は6kmにわたり谷沿いの狭小な道ですれ違い個所も少なかったが、駐車場は広くて停めやすかった
2015年10月31日 08:12撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 8:12
登山口までの林道は6kmにわたり谷沿いの狭小な道ですれ違い個所も少なかったが、駐車場は広くて停めやすかった
基本どんよりとした曇り空だが、時々雲の切れ間からの陽光が紅葉を照らす
2015年10月31日 08:12撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
3
10/31 8:12
基本どんよりとした曇り空だが、時々雲の切れ間からの陽光が紅葉を照らす
周辺火気使用禁止です。夜叉ヶ池付近でバーナー使ってたら怒られますから注意
2015年10月31日 08:14撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 8:14
周辺火気使用禁止です。夜叉ヶ池付近でバーナー使ってたら怒られますから注意
少しピークは過ぎた感はあるが、絨毯のような紅葉の山肌
2015年10月31日 08:14撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
10/31 8:14
少しピークは過ぎた感はあるが、絨毯のような紅葉の山肌
こんな駄菓子、昔ありましたね
2015年10月31日 08:16撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
10/31 8:16
こんな駄菓子、昔ありましたね
沢が美しい
2015年10月31日 08:19撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
10/31 8:19
沢が美しい
朝日に映える紅葉の樹々、徐々に雲が取れて明るい空になるかと思ったんですがーーー
2015年10月31日 08:35撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 8:35
朝日に映える紅葉の樹々、徐々に雲が取れて明るい空になるかと思ったんですがーーー
こんな感じのハイキング道が続きます。もう落ち葉が降り積もってます
2015年10月31日 08:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
3
10/31 8:40
こんな感じのハイキング道が続きます。もう落ち葉が降り積もってます
晴れるはずが逆に天気は崩れていくーーー
2015年10月31日 08:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 8:43
晴れるはずが逆に天気は崩れていくーーー
雨が降ってきたのでカッパを着る。
2015年10月31日 09:04撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 9:04
雨が降ってきたのでカッパを着る。
紅葉を纏う岩峰
2015年10月31日 09:06撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 9:06
紅葉を纏う岩峰
あとで写真を見たら長寿の効果ありだって、飲んで来ればよかった。滝自体の写真はあとで
2015年10月31日 09:08撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 9:08
あとで写真を見たら長寿の効果ありだって、飲んで来ればよかった。滝自体の写真はあとで
こういう風景はガスってるのもまた一興
2015年10月31日 09:15撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
4
10/31 9:15
こういう風景はガスってるのもまた一興
雨の日のこういう場所は手間がかかります。家族連れハイキングの人たちが皆難儀されてました
2015年10月31日 09:20撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 9:20
雨の日のこういう場所は手間がかかります。家族連れハイキングの人たちが皆難儀されてました
後を振り返ると登山口方向に陽が差している、岐阜の平野部は晴れてるんだろうな
2015年10月31日 09:29撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 9:29
後を振り返ると登山口方向に陽が差している、岐阜の平野部は晴れてるんだろうな
夜叉ヶ池に到着!
2015年10月31日 09:32撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 9:32
夜叉ヶ池に到着!
池端から三周ヶ岳への登り方面
2015年10月31日 09:33撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 9:33
池端から三周ヶ岳への登り方面
三周ヶ岳へと登りかけて振り返ると夜叉ヶ池とその後ろの夜叉ヶ池山が見える
2015年10月31日 09:38撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 9:38
三周ヶ岳へと登りかけて振り返ると夜叉ヶ池とその後ろの夜叉ヶ池山が見える
ササヤブの中に登山道が線になって見える
2015年10月31日 09:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 9:40
ササヤブの中に登山道が線になって見える
こんな風景も墨絵っぽくていいね
2015年10月31日 09:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
10/31 9:43
こんな風景も墨絵っぽくていいね
幽幻の世界へと登山道が引かれている
2015年10月31日 09:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
3
10/31 9:43
幽幻の世界へと登山道が引かれている
ササヤブで道が全然見えません!でもこれでもマシな方、この後背丈より高いササヤブが現れ、何度も笹ピンタを喰らった
2015年10月31日 09:50撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
10/31 9:50
ササヤブで道が全然見えません!でもこれでもマシな方、この後背丈より高いササヤブが現れ、何度も笹ピンタを喰らった
多分、1252mのコブの頭、三周ヶ岳に近づくほどガスが濃くなって何も見えなくなる
2015年10月31日 10:04撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 10:04
多分、1252mのコブの頭、三周ヶ岳に近づくほどガスが濃くなって何も見えなくなる
やっと、山頂に到着、ひたすらササヤブをかき分けた1時間10分だった、当然雨だから笹の露で全身水浸し。止まると寒い。
2015年10月31日 10:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
2
10/31 10:43
やっと、山頂に到着、ひたすらササヤブをかき分けた1時間10分だった、当然雨だから笹の露で全身水浸し。止まると寒い。
ここでカップラーメンを食べ、熱いお茶を飲んだ。お湯は朝ポットに熱湯を詰めてきた、バーナーは使ってません
2015年10月31日 10:46撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 10:46
ここでカップラーメンを食べ、熱いお茶を飲んだ。お湯は朝ポットに熱湯を詰めてきた、バーナーは使ってません
ササヤブだらけの稜線だが、たまにはこんなアクセントもある
2015年10月31日 11:16撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 11:16
ササヤブだらけの稜線だが、たまにはこんなアクセントもある
下山路にて、天気は下り坂?さっきよりガスが濃くなってる
2015年10月31日 11:51撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 11:51
下山路にて、天気は下り坂?さっきよりガスが濃くなってる
夜叉ヶ池まで戻ってきた、止まると寒いので、このまま夜叉ヶ池山へと向かう。
2015年10月31日 12:16撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 12:16
夜叉ヶ池まで戻ってきた、止まると寒いので、このまま夜叉ヶ池山へと向かう。
夜叉ヶ池が小さくなっていく
2015年10月31日 12:22撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 12:22
夜叉ヶ池が小さくなっていく
こっちの稜線も笹に覆われてる、夜叉ヶ池山って標識、山名板を探したけどなかった。小さな広場があったのできっとそこが夜叉ヶ池山だろう
2015年10月31日 12:29撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 12:29
こっちの稜線も笹に覆われてる、夜叉ヶ池山って標識、山名板を探したけどなかった。小さな広場があったのできっとそこが夜叉ヶ池山だろう
昔梅仁丹ってありましたね
2015年10月31日 12:34撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 12:34
昔梅仁丹ってありましたね
夜叉ヶ池山からの展望、岐阜側はこんな感じで遠望もきくんですが。
2015年10月31日 12:37撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
10/31 12:37
夜叉ヶ池山からの展望、岐阜側はこんな感じで遠望もきくんですが。
三周ヶ岳の稜線にはまだ雲が乗っかってる、でもさっきよりだいぶマシかな
2015年10月31日 12:42撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 12:42
三周ヶ岳の稜線にはまだ雲が乗っかってる、でもさっきよりだいぶマシかな
夜叉ヶ池山への登りも結構きつくて岩場もある
2015年10月31日 12:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 12:43
夜叉ヶ池山への登りも結構きつくて岩場もある
まるで火口湖のような夜叉ヶ池、でも数十万年前に起きた地滑りでできた窪地に水が溜まり、池になったらしい
2015年10月31日 12:53撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 12:53
まるで火口湖のような夜叉ヶ池、でも数十万年前に起きた地滑りでできた窪地に水が溜まり、池になったらしい
池の端の実
2015年10月31日 12:57撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 12:57
池の端の実
澄んだ池の水が、雨上がりでくっきりとした稜線の樹々を映している
2015年10月31日 13:01撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 13:01
澄んだ池の水が、雨上がりでくっきりとした稜線の樹々を映している
さあ下山、登山口の岐阜方向の紅葉を望む
2015年10月31日 13:17撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 13:17
さあ下山、登山口の岐阜方向の紅葉を望む
すっかりガスが取れ鮮やかな岩峰の紅葉
2015年10月31日 13:28撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 13:28
すっかりガスが取れ鮮やかな岩峰の紅葉
何度も後ろを振り向いてしまう
2015年10月31日 13:33撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 13:33
何度も後ろを振り向いてしまう
これがさっき、説明板のあった幽幻の滝です、このくらいの水量も奥ゆかしくていいな
2015年10月31日 13:37撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 13:37
これがさっき、説明板のあった幽幻の滝です、このくらいの水量も奥ゆかしくていいな
今日見れた唯一の花
2015年10月31日 13:40撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 13:40
今日見れた唯一の花
天気がどんどん回復して明るくなるので、つい景色を振り返って見とれてしまう
2015年10月31日 13:42撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 13:42
天気がどんどん回復して明るくなるので、つい景色を振り返って見とれてしまう
葉はちょっとしおれてきてるけど、色は鮮やかです
2015年10月31日 13:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 13:43
葉はちょっとしおれてきてるけど、色は鮮やかです
瑞々しい雰囲気の下山路を歩きます
2015年10月31日 13:43撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 13:43
瑞々しい雰囲気の下山路を歩きます
赤や黄色の中に、まだ若い葉も見えますね
2015年10月31日 13:46撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 13:46
赤や黄色の中に、まだ若い葉も見えますね
今頃になって晴れてきた!天気予報は朝はそこそこだが午後夕刻近くから下り坂って言ってた。逆じゃないか!今稜線にいればアルプス方面も展望できたんだろうか?
2015年10月31日 13:46撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 13:46
今頃になって晴れてきた!天気予報は朝はそこそこだが午後夕刻近くから下り坂って言ってた。逆じゃないか!今稜線にいればアルプス方面も展望できたんだろうか?
でもこんな素晴らしい森の風景が見れてよかった!振り返った景色があまりに美しいので後ろ向きに歩いてる感じ
2015年10月31日 13:46撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 13:46
でもこんな素晴らしい森の風景が見れてよかった!振り返った景色があまりに美しいので後ろ向きに歩いてる感じ
最高!
2015年10月31日 13:47撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 13:47
最高!
進行方向もきれいです
2015年10月31日 13:49撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 13:49
進行方向もきれいです
雪国らしい根曲がりの木、Jの木と名付けよう
2015年10月31日 13:51撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
10/31 13:51
雪国らしい根曲がりの木、Jの木と名付けよう
道端の苔も水を含んできれいでした(写真ではわかりにくいけど)
2015年10月31日 13:51撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 13:51
道端の苔も水を含んできれいでした(写真ではわかりにくいけど)
歩いては止まり、下山の方が時間かかってます
2015年10月31日 13:52撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 13:52
歩いては止まり、下山の方が時間かかってます
稜線もなかなかいい形してます
2015年10月31日 14:04撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 14:04
稜線もなかなかいい形してます
岩山感が出てます
2015年10月31日 14:04撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 14:04
岩山感が出てます
トチノキの葉
2015年10月31日 14:10撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 14:10
トチノキの葉
登山口付近まで戻ってきました
2015年10月31日 14:30撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
1
10/31 14:30
登山口付近まで戻ってきました
下流も黄色や茶色で埋め尽くされてます
2015年10月31日 14:31撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
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10/31 14:31
下流も黄色や茶色で埋め尽くされてます
駐車場に戻ってきました
2015年10月31日 14:38撮影 by  Canon PowerShot SX160 IS, Canon
10/31 14:38
駐車場に戻ってきました
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 日よけ帽子 ザック 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ガイド地図(ブック) 携帯 時計 タオル ツェルト ストック カメラ

感想

前回6月、夜叉ヶ池どまりだったので三周ヶ岳を目指すことにした
登山口までの車中、琵琶湖畔には厚い雲が垂れ込め雨も降りだした
北陸は冬型で時雨れると聞いていたが
紀伊半島も曇ると出ていたので予定通り三周ヶ岳を目指した
ただし前回と同じ福井側からだと降られるだろうから
岐阜側の池ノ又谷林道登山口から登ることにした
これなら稜線までは大丈夫だろう、と思ったのだが
ちょっと失敗だったかなーーー

朝8時過ぎ、登山口を出発
既に何台か車が止まっており、ハイカーの姿も見える。
相変わらず曇ってるが雨は降ってないし、時おり陽光も差す
これから天候回復することを期待して歩き出す

ところが、まもなく雨は降りだす
強雨ではないが、カッパとザックカバーは十分必要な雨量だ
稜線はヤブなので露に濡れることを考えると
カッパは必要と思ってたが夜叉ヶ池までは着たくなかったなあ

福井側からの登山路と違い、岐阜側は比較的岩が露出していて
ロープや鎖がかけてある箇所が何か所かある
六甲のロックガーデン程度だが、雨に濡れてるので気を遣う

夜叉ヶ池上の稜線にたどり着くがそのまま三周ヶ岳を目指す
最初は岩っぽい稜線だがすぐササヤブは現れる。
ガスがかかって墨絵のような稜線、そこに黄緑色のヤブが続いてる
ヤブはどんどん深くなる、踏み跡がよく見えないぐらい
雨のあとだから笹の葉に付いた露のシャワーを全身に浴びる
時に笹の茎が弾けて顔をピンタのようにたたく
目にはごみのようなものが入ってゴロゴロする
そんなに勾配のない稜線を何度も上り下り
まだ着かないの、といい加減嫌になったころ、山頂に着いた

とにかく、おなかがすいたので
朝ポットに詰めてきた熱湯でカップラーメンを食べて
熱いお茶を飲んだ
1時間、笹の露の水しぶきを浴び続けて
体は冷え切っていたのでほっとした、美味しかった
この周辺は火気が禁止されているが
季節柄温かいものがほしかったので持ってきたが、よかった

しかし、ガスで何も見えないピーク
三周ヶ岳の名前は、あたりを三周したいほど展望の良い山、らしい
それゆえ三角点は一等だ
せっかくヤブをかき分けて展望ピークに来たのに残念だが
じっとしているとふるえて来るので20分くらいで下山した

下山路途中でもほとんど展望がないまま夜叉ヶ池まで戻ってきた
止まると寒いので、このまま夜叉ヶ池山へ登り返す
あとで池の管理人に聞いたところ、この山は夜叉丸とも言うようだ

ガイド本には池の展望が良いから登ってみるといい、とあるが
結構勾配もきつくてヤセた岩場もある
上部は笹ヤブに覆われていて距離は短いけど
ハイキングのついでにという山ではなさそうだ
なお、この山の先に三国岳という山があるそうだが
池の管理人曰く、三角点はあるがヤブで踏み跡も消えかかり
山名板も無いようなことを聞いた

山を下り、池を見に行く途中濡れた木道で滑って転んだ
あまり見事に転んだので他の登山者に心配をかけたが
ザックが背中を守ってくれて、何事もなく済んだ
池の澄んだ水には稜線と樹々が映ってきれいだった
雨上がりの樹々は何とも言えない瑞々しい美しさだった
天気が回復してきて、三周ヶ岳も見えていた
今なら展望もあったのかなあ

夜叉ヶ池からの下山中もハイキングの家族連れがたくさん登ってきた
子供たちはふうふう言ってる親御さんを待てずに
まるで走るように登り、また下って行った
更に下ると空を覆っていた厚い雲やガスがみるみる晴れて
青空までのぞいた。
再度思う、今稜線なら、今三周ヶ岳ならばーーー
いや、今この森でまぶしい陽の光が
雨に濡れた瑞々しい樹々を照らした瞬間に立ち会えただけで
幸運だったと思わねば
この幸運をかみしめるように
何度も後ろを振り返って、ゆっくりと山を下って行った









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