みちのくGOLD浪漫 〜玉山金山遺跡訪問〜

2024年12月05日(木) [日帰り]

• GPS: 01:31
• 距離: 2.5km
• 登り: 170m
• 下り: 174m

コースタイム

日帰り

• 山行: 1:31
• 休憩: 0:00
• 合計: 1:31

距離 2.5km 登り 170m 下り 174m

9:50 スタート地点
11:22 ゴール地点

天候

曇り

コース状況／危険箇所等

ピンテもあり整備されています。

その他周辺情報

玉乃湯温泉。氷上山。
東日本大震災津波伝承館

写真

12/5 9:34

今日は、登山というより歴史探訪です。
玉乃湯温泉裏で現地ガイドさんの説明を聞きます。
参加者は私を含めて6人です。

12/5 9:34

ルート説明。
話が長くなかなかスタートしない。
話し出したら止まらない熱いガイドさんです。

12/5 9:39

パンフレット。
ちなみに参加料は500円です。

12/5 9:44

パンニング（水を使って鉱物を取り出す作業）の説明。

12/5 9:54

ズリ(金を採掘した時に出てきた石の山)跡。
今は木々で覆われ分かりずらいですが、山全体がズリだらけです。これを見ただけでも当時の繁栄を想像できる。まさに浪漫。

12/5 9:53

看板の通りですが、このツアー自体が水晶や金を採れる内容です。但し一定以上の大きさのものが採れらたか回収するようです。

12/5 9:53

登り始めるとすぐに千人坑跡。
千人坑の由来は、黄金のベコ(牛)と坑夫1000人が落盤事故の下敷きになったとなって死んだという「オソトキ伝説」からだそうです。

12/5 10:01

玉乃湯温泉からは氷上山登山は有名ですが、反対側にある玉山金山跡には行く人は少ないようです。

12/5 10:03

玉山神社
天平年間(729〜749)に金山守護神として祀られたと伝えられています。

12/5 10:06

12/5 10:15

ガイドは地元の方です。
話が面白くつい聞き入ってしまいます。
なおこの一帯は一般社団法人竹駒牧野が地権者となっています。

12/5 10:20

このあたりから水晶を含んだ岩がゴロゴロと落ちている。

12/5 10:25

花崗岩掘削坑道跡1
金の鉱脈に沿って掘り進めて行った跡です。

12/5 10:28

花崗岩掘削坑道跡2

12/5 10:53

金はありませんでしたが、水晶は至る所に落ちています。

12/5 11:09

花崗岩掘削坑道跡3

12/5 11:08

中に入ってみた。
正面の石英脈の中に金が含まれているそうです。

12/5 11:08

岩肌には坑夫たちが夢を託した幾筋もの鏨跡が刻まれていました。

12/5 10:01

和右衛門坑跡
慶長16年(1611年)に開坑され、その後に瀬戸和右衛門が再び開坑し盛んに金を掘り出した。

12/5 11:14

記録では100日間で140万両相当の金が採れたと記されています。
計算したら5600億円相当になります。

12/5 10:01

ここから5600億円の金が採れた。
その金はいまはどこに？？
当時は奈良の東大寺大仏や中尊寺の金色堂などに使われたそうですが、ほとんどは商人によってスペインやポルトガルなどの外国に行ってしまいました。

12/5 11:21

霊泉玉乃湯温泉

12/5 11:27

採ってきた水晶はこのようにお土産として持って帰れます。
パンニングは時間の都合でできませんでした。

撮影機器：

SOG14 Sony

感想

tbf

日本初の金の産出は1270年程前。その初めての金が産出されたのは奈良時代の現在の岩手県や宮城県だったそうです。
マルコポーロが記述した東方見聞録には「黄金の国ジパング」と日本のことが紹介されたように、昔の日本は金が多くとれていました。今日はそれらの金が多く採れていた場所の一つである岩手県陸前高田市にある玉山金山の遺跡巡りをしてきました。
短い時間でしたが、ガイドさんの話も面白く水晶もお土産になって、たまにはこういう歴史や地質を学ぶのも面白いなと思いました。
なお、千人抗跡から玉山神社の見学は注意事項があるので、地権者へ連絡が必要です。地権者:一般社団法人竹駒牧野