府中・国分寺文化財ウィーク
hirokok510
体力度について
- GPS
- 04:47
- 距離
- 42.2km
- 登り
- 55m
- 下り
- 43m
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| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
自転車
|
写真
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上染屋集落はもともと多摩川の近くにあったが、度重なる洪水で移動し、最後は今の地に移転したらしいー近くにある調布は布づくり、染屋はそれを染める人々が暮らしたのか？？
天台宗。正しくは、悲願山善明寺。建長5年(1253)国分寺黒鉄谷戸（くろがねやと）の刀鍛冶、藤原助近作の「大鉄仏阿弥陀如来坐像」及びその胎内仏とされる「小鉄仏阿弥陀如来立像」が寺宝として安置されています。共に国指定の重要文化財です。墓地には依田伊織や勤王の志士西園寺実満が眠っています（府中観光協会HPより）
「鉄造阿弥陀如来坐像」（国指定重要文化財）の写真、撮影禁止なので別のところからコピー：座高178�僉�現存鉄仏虫、最大という。丁寧なつくりで鋳造技術もしっかりした作品らしい。
そばで立ち合いのお坊さんと重要文化財の蘇存などについて話をしているうちに、解説者付の文化財見学のツアーグループが大勢やってきたので、寺を後にする
漆紙文書とは、漆職人が空気やほこりを遮断するために漆の上に落とし紙としてしていた紙に漆が浸透して後代まで残ったもので再利用以前の文字が残っているもの。
当時の国府周辺のジオラマー国府の立地は多摩川の段丘の上の平坦面で、富士山と多摩川を望め絶好のロケーションだったろうー左の南北道は東山道武蔵路
感想
都内某所で東大寺法華堂の乾漆像について学ぶ。昼食後京王線桜上水駅の駐輪場に置いておいたMTBで上染屋不動堂など府中と国分寺の東京都文化財ウィークで公開中の仏像その他の文化財と武蔵国分寺・国府関係の遺跡、出土品の見学に出かけた。午後からMTBで桜上水駅から出発し、最初に甲州街道を13�卅�って府中市の上染屋不動堂に出る。関係者がテントを張って受付を行っていた。鎌倉時代、善光寺の阿弥陀三尊像が広く信仰されていた時代に多くのコピーが出回ったらしい。本像もその一つのようだが、優作らしく保存状態もよく、かつては国宝、現在は重要文化財となっている。善明寺に移動して
鉄造阿弥陀如来坐像（大鉄仏）を見る。
「像高170�� 重さ380kg。建長5年（1253）の鎌倉時代の年号が記されている。もと国分寺付近にあったとされ、江戸時代には大国魂神社で祀られ、明治の神仏分離で善明寺に移された。」ーー鉄造の阿弥陀如来坐像としては国内最大クラスの作品らしい。撮影ができないのは残念だが、貴重な鉄造仏だ。
善明寺から南下して府中市郷土の森博物館に移動、ここではまず武蔵国分寺に関係する府中市武蔵台遺跡出土の漆紙文書で「「天平勝宝9年（757年）の暦」を見る。一緒に出土した土器や和同開珎などもある。
府中市では武蔵国府の調査研究・発掘に力を入れてきた。府中に国府があったのは確実視されてきたが、実際の位置を確認することができなかったが、長年の調査でどうやら大國魂神社周辺に国府の中心があったことが明らかになりつつある。
国府と国分寺に関する他の展示や他の考古資料も少し見学してから、国分寺市にある武蔵国分寺跡関係の遺跡や展示見学に向かう。府中刑務所の塀に沿って走り、やがて国分寺市に入って、国分寺跡に出る。ここは長年の調査の結果、遺跡公園として整備されつつある。金堂跡や講堂跡の礎石などがあり、その周囲で宴を行う不思議な和服のグループがーー。展示終了時間が迫ってきたので急いで国分寺跡展示館に向かう。少し道に迷い、展示館に到着する。入口手前のお店でチケットを100円で入手、中に入る。国分寺の七重ノ塔の模型が置いてある。市内の田中棟梁が復元模型設計図をもとに製作され、旧庁舎前にあったものを移設したものらしい。展示資料室に入ると国分寺関係の出土品が並んでいる。東山道武蔵路の発掘で出土した重要文化財・銅造観世音菩薩立像などを見たかったが、実は11月1日で文化財ウィークの展示は終わっており、実物はなかった。後で近くの中学校付近にある文化財展示室でレプリカを見ることはできたが少し残念。瓦や鏡、土器など様々な出土品が展示されており、国分尼寺の幡の遺構など、注目される展示もある。今回は時間がなく、急いでみて回ったが、別の機会にじっくり見るべきものだと感じた。一通り見てから別の国分寺市文化財展示室に移動し、先の銅像観世音菩薩立像などのレプリカやこの付近の遺跡出土品などを見る。この市立第四中学校の敷地は国分宗次と尼寺の中間に位置し、掘立柱建物遺構や井戸など様々な遺構・遺物が出土しているようだ。また住田コレクションの瓦なども見た。
最後に東山道武蔵路の遺構保存地区を探しに行く。暗くなり、発見は容易でなかったがなんとか場所を見つけて、撮影し、帰宅した。
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