文太郎146回目の訓練のはずが、


- GPS
- 02:39
- 距離
- 3.3km
- 登り
- 243m
- 下り
- 207m
コースタイム
- 山行
- 1:59
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 2:20
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
今日は先輩のお誘いで新雪の西山城址へ
登山口の熊対策のカメラは撤去されていました。
先輩はチェーンスパイクをつけわたしはチェーンスパイクなしで歩き始めます。
文太郎を先頭に歩き始めましたが、途中で何かを見つけて雪の上を転げまわる。
まるで木天蓼にしびれる猫の様。
我が家の文太郎は死臭漂うミミズでこの行動をとります。
何かペースト状のものを体に塗りつけています。
これ以降文太郎は死臭漂う犬に。
山頂でお参りを済ませ北側に下ります。
雪の下は厚く積もった落ち葉、トレンチ化防止の階段も埋まり歩き難い。
それでも文太郎がぐいぐい降りていく。
文太郎を怒鳴りながらの下降です。
先輩が私の右の足元に飛び込むようにスライディング。
「切った」
暫くして顔をあげると顔面血だらけ。
私の救急セットから10cm四方の傷テープを張ろうと患部を見ると3/4円形に眉間から生え際迄切れている。
先輩が剥がれた皮膚をもとの位置に戻したようで大変な深手です。
傷テープではどうにもならず手拭いで頭を縛る。
血は止まらない。
ポタポタではない。
一本の線になって滴る。
「かみさんに内緒だぞ。」と厳命される。
3m程後方に先輩のチェーンスパイクが地面から頭の出た鉄筋棒に引っかかっていました。
倒れた際樹脂製の杭におでこをぶつけたようです。
救助要請かと思いましたが、先輩が「歩ける。」というので下山を開始する。
血は止まらない。
「気分が悪くなったら言ってくださいよ。」
「どうせ頑張ってくださいとしか言わないんだろう。」
「わかります。?!」(笑)
どうにか北側の駐車場まで降りてくる。
傷口のパットの交換と手拭いの血を絞り再処置をする。
先輩がよろけて後ろ向きに倒れる。
体を起こすがまた倒れる。
白い雪は頭の形に凹み真っ赤。
もう一度立ち上がりまた倒れる。
とても東側の登山口の車までは歩けないと判断してかみさんに北側の登山口までジムニーで迎えに来るよう電話をする。
あの傷と出血では間に合わないと思い119に電話をする。
救急隊は携帯の位置情報からあと100m歩いてくれという。
確かに救急車はここまでは入ってこれない。
かみさんも雪道の運転は不慣れなので先輩を残し降り始める。
かみさんがスタックもせず上がってきた。
運転を変わり林道を戻る。
先輩が歩いてきた。車に乗せ先で回転して林道を降りると、救急車が待機していた。
先輩を引き渡し先輩の奥様に電話をして入院の可能性あるので用意して待ってってくれと伝える。
救急車についていき危うく救急車と一緒に赤信号を突っ切るところでした。
いったん帰宅して着替えて先輩宅で奥様を拾い病院へ。
病院で3時間ぐらい待ちやっと処置が終わり呼ばれる。
「奥さん傷口をご覧になります。」
「卒倒しないでくださいね。」
画面上に写された画像を見る。
先輩は血だまりを洗われ19針縫って破傷風の注射を打って無事帰宅。
頭蓋骨まで見えていたそうです。
もう真っ暗でした。
途中薬局で処方箋により抗生物質と消毒クリームと鎮痛剤を受け取りました。
暫くは貧血で倒れる可能性があるので目を離さないで、感染症はとても怖いので十分注してくださいと奥様に伝え長い一日が終わりました。
それにしてもよく先輩は登山口まで歩いてくれました。
ギリギリ遭難にカウントされずに済んだかな。
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