月山麓 姥沢旧道〜姥沢〜石跳川


- GPS
- 06:59
- 距離
- 13.8km
- 登り
- 1,047m
- 下り
- 1,049m
コースタイム
天候 | 雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●姥沢旧道(志津温泉〜姥沢) 森林帯の藪は埋まり、スキーでの登行に支障なし。 その気になれば滑走も可能だがルートファインディングが難しく、適当に滑ると行き詰まるケースが多いので滑走するなら県道ルートや石跳川方面などの別ルートが良い。 他ルートに比べると行程が長く、トレースがあることは殆どない。 長距離ラッセルとなるので姥沢まで行くのに時間が掛かるが、ブナ森の雰囲気が良く、上部は景観が開けて眺望が良い。(天気が良ければだが・・・) スキールートとしては微妙だが、スノーハイクとしてはお勧め。 ●姥沢〜石跳川 姥沢西のブナ森は藪がほぼ埋まり、滑走斜面として良好。 どこでも滑れそうな状態だが、石跳川へ降りるルートは要注意。 石跳川へ降りるルートはどこも急峻で、積雪状態が悪いと雪崩れる。 (過去に死亡事故あり) 今回降りたルートはその中でも最も安全だと思われるが、降りる際には一応、雪崩に御注意を。 尚、石跳川のスノーブリッジは、今回歩いた範囲内で3カ所確認されており、それらを渡れば湯殿山側へ渡渉可能。 |
写真
感想
今週も悪天候の月山麓。
さすがに悪天候が6週続きとなると陰鬱な登行に飽きてきたので、今回はルートをがらりと変えて、姥沢旧道から登ってみる。
志津温泉から姥沢へ向かうルートは私が知る中では4ルートあるが、その中でも最も面倒くさいのが今回歩く姥沢旧道である。
ルート長は全ルート中最長で、ルーファイは複雑。
そんな理由から訪れる者は少なく、スキートレースがあることはほぼ皆無。
姥沢までは全域ラッセル確定となる、なかなかハードなルートである。
しかし、ルート上には豊かなブナの森が広がり、悪天候であっても温もりのある光景がそこには広がっている。
同じブナ森であれば、姥沢西の森林帯もなかなか見事だが、それ以上に姥沢旧道の森は豊かに思える。
今日もトレースは無く、姥沢までは深い雪のラッセルとなったが、森の雰囲気は良く、時には主とも見紛うような立派なブナと対面する事もあり、楽しいスノーハイクとなった。
スノーハイクとしては楽しい姥沢旧道。
しかし、滑走となると色々と問題がある。
なにせ、地形が複雑で、地形図を見るだけでは単調な地形に思えるのだが、そこには図面には現れない沢や登り坂などが多数あり、適当に滑ると必ず行き詰まる。
過去にこのルートを滑走で下った時は3回くらいシール張って登り返す羽目に陥ってしまい、五色沼まで下山するのは苦労した事がある。
よって、姥沢旧道は登りだけの利用とし、姥沢到着後は先週と同じく姥沢西のブナ森斜面を滑る。
滑っては登り返してを繰り返し、3本ほど滑ってみたが、雪質は先週同様、ふかふかのパウダー。
時には頭上を越えるほどのスプレーが上がることもあり、今週も会心の滑走であった。
姥沢西のブナ森で遊んだ後は、石跳川へと滑り降りて左岸を下る。
先週と同じく石跳川にトレースは無く、シールを着けてのラッセル下山となったが、最後の最後で青空が顔を覗かせる場面があり、暗かった河岸が明るく輝く。
荒天の予報ではあったけど朗らかな雪山景色を見ることが出来、気分は上々。
次回は石跳川のスノーブリッジを渡って湯殿山方面も良いかなぁ、などと考えながら志津温泉へと下山した。
2024年12月28日12時30分撮影
先週と同じく、姥沢西のブナ森を滑走。
今週も雪は全域パウダースノーで滑り良し。
藪は更に埋まり、先週よりも斜面がバージョンアップした、という感じだった。
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