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Yamareco

記録ID: 7677161
全員に公開
山滑走
十勝連峰

修行の十勝岳(p1821まで)

2024年12月30日(月) [日帰り]
 - 拍手
multimono その他1人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
07:46
距離
10.0km
登り
821m
下り
819m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:48
休憩
0:58
合計
7:46
距離 10.0km 登り 821m 下り 819m
6:46
3
スタート地点
6:49
6:50
106
8:36
9:05
163
11:48
11:49
67
12:56
13:21
68
14:29
14:31
1
14:32
ゴール地点
天候 下部は曇り、グラウンド火口より上はずっと吹雪
過去天気図(気象庁) 2024年12月の天気図
アクセス
コース状況/
危険箇所等
十勝岳避難小屋までは地雷注意。
沢のスノーブリッジはつながっていた。
沢岸の崖(溶岩流の端?)は雪をかぶっていて、特に滑走時に高低差が分からないので要注意。
グラウンド火口の縁1550m以上はクトーを要するクラスト斜面。
その他周辺情報 吹上温泉
十勝岳避難小屋 広くていい小屋
2024年12月30日 08:46撮影 by  E-M5MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
12/30 8:46
十勝岳避難小屋 広くていい小屋
時間切れand天候不順につき本日最高到達点。
火山観測小屋(?)があって風をよけれる
2024年12月30日 11:31撮影 by  E-M5MarkIII , OLYMPUS CORPORATION
12/30 11:31
時間切れand天候不順につき本日最高到達点。
火山観測小屋(?)があって風をよけれる
十勝岳避難小屋近くにて。途中パウダーで良かった。
2024年12月30日 12:44撮影 by  Pixel 6a, Google
12/30 12:44
十勝岳避難小屋近くにて。途中パウダーで良かった。
同行者がダイブした崖(5mぐらい?)。上から見ても真っ白で全く高低差が分からない。雪が深くて怪我がなかったのが幸い。
2024年12月30日 13:43撮影 by  Pixel 6a, Google
12/30 13:43
同行者がダイブした崖(5mぐらい?)。上から見ても真っ白で全く高低差が分からない。雪が深くて怪我がなかったのが幸い。
下山したころに晴れるやつ。あと半日天気がずれていればねえ。
2024年12月30日 16:25撮影 by  Pixel 6a, Google
12/30 16:25
下山したころに晴れるやつ。あと半日天気がずれていればねえ。

感想

北海道2日目、悪天予報の日。
好天予報の1/1に十勝岳を攻めたいが、その日は午前中に下山しないといけない。
何とか早出して登りきる可能性を探るべく、この日は十勝岳を偵察することに。
結果としては普通に時間がかかるのでムリ、という結論が得られた修行日でした。

十勝岳避難小屋を経由し、グラウンド火口(1821m地点)まで登った。
十勝岳避難小屋までは水平移動が長く、ラッセルのし甲斐がある。1080m付近の渡渉点はスノーブリッジがかろうじてつながっていた。水深は無さそうだったので、最悪飛び石渡渉も可能だろう。

避難小屋からは夏道より南の斜面を登る。途中までは柔らかい雪だったが、1550m付近より上、グラウンド火口の縁のあたりは風にたたかれ硬い。同行のY氏はクトーを宿に置いてきたそうなので、靴アイゼンを彼に貸して自分はクトーで踏破。

火口内にあがると平坦で雪も柔らかい。風に乗って少し硫黄の香りもした。この時点で時間的にも視界的にも登頂は厳しいと思っていたが、せっかくなので1821m標識地点を目指して移動することにした。グラウンド火口から1821mまでの登り斜面は再び吹雪の様相で雪が硬くなるが、なんとかシールで上がれる程度だった。

1821m地点にある火山観測小屋(中には入れない)の陰で準備をして滑降を始める。雪質は固く、視界も良くなく、あまり楽しくない。その後、グラウンド火口内で一時期ルートを間違える場面があった(GPS記録参照)。平坦な地形と視界の無さが原因で、横着せずにコンパスで角度を切って進めばよかったと反省。自分としては下る方向に進んでいたつもりが、いつの間にか登り傾斜になっていて、いつの間にか帰る方向と真逆に進んでいるのだから恐ろしい。シールを付けしばらく歩いて、登って来たルートに復帰することが出来た。

登りでクトーを出した難斜面は石が隠れている。この辺りでスキー板を大分傷つけることになる。下ってくるとパウダースノーで楽しい。しかし、避難小屋直前で斜度が緩んでからは足が埋まって全く動かず、ラッセルすることになる。下り、もう一度、避難小屋に寄るが、その時、前日話したカナダ人のパーティに出会う。三段山に途中まで登ってからこちらに向かってきたとのこと。すごい体力だ。

避難小屋からの下りでは石踏みを避けたいがために登りトレースを外してみたが、やはり緩斜面の深雪に埋まって止まってしまう。勢いをつけて交互にトレースを伸ばしていく。途中、自分をYが追い抜いていったと思ったら、そのまま姿が消える。5mほどの断崖を落ちたらしい。視界はあったが、一面が雪に覆われていて高度感がつかめない状況だった。深いパウダースノーのため、幸いケガは無かったが、ヒヤッとした瞬間だった。

あとは深雪の下りラッセルをこなし、朝より幾分心もとなくなったスノーブリッジで沢を渡渉して下山。

下山後、十勝岳連峰が全容を見せてくれた。この状態の時に登れたらとは思うが、自然には自然の計画があるようで。

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