山の辺の道ハイキング最高！

2025年01月23日(木) [日帰り]

• GPS: 06:43
• 距離: 17.0km
• 登り: 217m
• 下り: 231m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:34
• 休憩: 1:06
• 合計: 6:40

距離 17.0km 登り 217m 下り 231m

9:00 JR/近鉄桜井駅
9:27 9:30 仏教伝来の地
9:33 海柘榴市観音
9:41 9:43 金谷の石仏
10:10 10:22 大神神社
10:32 10:37 狭井神社
11:01 檜原神社
12:11 天理市営駐車場・山の辺の道（柳本）
12:25 13:09 天理市トレイルセンター
14:58 石上神宮
15:40 天理駅

天候

晴天

アクセス

利用交通機関：

電車

スタート:近鉄大阪線桜井駅
ゴール:近鉄天理線天理駅

コース状況／危険箇所等

道標や公衆トイレがよく整備されていました。

その他周辺情報

天理市トレイルセンターの洋食Katsui山の辺の道で食べたランチは最高に美味しかったです。

写真

今日も幼馴染くんと楽しく歩きます
近鉄大阪線桜井駅からスタートします

1/23 9:00

今日歩くのは、「山辺の道」、奈良盆地の三輪山の麓から東北部の春日山まで通る日本史上最古の道で、今日は途中の天理駅まで歩きます

1/23 9:00

山の辺の道、山辺の道、山辺道などいくつかの表記があるみたいです

1/23 9:04

道の途中には色々な形態の道標がたくさんありました

1/23 9:05

伊勢から神戸まで結ぶ歴史街道の一部でもあります
https://www.rekishikaido.gr.jp

1/23 9:18

最初の目的地の仏教伝来の地まであと少し

1/23 9:21

初瀬川（はせがわ）（大和川の古称）から望む三輪山系

1/23 9:24

仏教伝来の地の碑

1/23 9:25

難波津から大和川を遡上してやってきた海外の使節が上陸したのがこの場所だそうです
百済からの仏教伝来の使節もこの場所に上陸したそうです

1/23 9:30

仏教伝来の地近くには桜並木がありました
春には綺麗な桜の花を見ることができるでしょう

1/23 9:32

大神（おおみわ）神社を目指します

1/23 9:36

東京の日本橋から延びる東海道自然歩道の一部でもあるようです

1/23 9:37

古い三輪大明神（大神神社）の道標がありました

1/23 9:41

金屋の石仏
2枚の泥板岩に彫られた釈迦如来と弥勒如来が収納されています
元々はこの先にある平等寺にあったものを、明治維新の頃に廃仏毀釈のため村人が現在の場所に移したとのことです

1/23 9:47

第十代崇神天皇が営んだ都といわれている伝承地です
日本書紀に記載されているそうです

1/23 9:49

昔の人は自然物、とりわけ大きなものに神性を感じたのでしょう
日本各地にある大きな岩は、古代には磐座として祭祀が執り行われたそうです

1/23 9:51

落ち葉で敷き詰めらてた古道を歩く幼馴染くん

1/23 9:53

平等寺の赤門前に到着しました
平等寺は、明治初期の廃仏毀釈でいったんなくなったのですが、昭和52年（1977年）に再建されたそうです
この赤門は、再建時の住職のお手製だそうです

1/23 9:54

平等寺の本堂です

1/23 9:58

成所作智：仏教用語で、仏が自他のすべきことを成就させる智慧で、四智または五智の一種に数えられます。
成所作智を備えた仏様は、悟りを得て安らかな境地（涅槃）にありながら、衆生を教化するために正しい智慧を持って真実の行いをなし、煩悩を滅ぼし、救いがたいものをも導く力を秘めているそうです。

1/23 9:59

平等寺の猫の姿を撮影する幼馴染くん

1/23 10:00

平等寺は、聖徳太子が開基したとのことでした

1/23 10:02

関ヶ原の合戦で敗れた薩摩の領主、島津義弘主従がこの寺に逃げ込み70日間滞在し無事帰国されたとのことでした

1/23 10:05

お天気にも恵まれ、気持ちの良いハイキングになりました

1/23 10:06

大和三山が綺麗に見えました

1/23 10:07

お稲荷さんの綺麗な朱塗りの鳥居

1/23 10:08

大神神社に到着しました

1/23 10:11

大神神社の境内には立派な杉の木が何本も植えれていました

1/23 10:12

巳の神杉(みのかみすぎ)：三輪の大物主大神の化身の白蛇が棲むことから名付けられたご神木
蛇の好物の卵が参拝者によってお供えされているそうです

1/23 10:32

大神神社の御神体が祀られた三輪山に登るには、申し込みしなければなりません
ちなみに僕たちは登りませんでした

1/23 10:41

山辺の道には、額田の王をはじめとする歌碑がたくさんありました
うまさけ　みわのやま　あおによし　ならのやまの　やまのまに　いかくるまで　みちのくま　いつもるまでに　つばらにも　みつついかんを　しばしばも　みさけんやまを　こころなく　くもの　かくそうべしや
（味酒の三輪の山が、青土も美しい奈良の山の山の際に隠れるまで、幾重にも道を折り重ねるまで、しみじみと見つづけて行こうものを、幾度も望みつつ行こう山を、心もなく雲が隠すべきだろうか。）

1/23 10:50

石畳を歩く幼馴染くん

1/23 10:51

この門に入る人に安らぎを　と書かれているのですが、安らぎを得るためにはお金がいるようです

1/23 10:55

舗装されていない箇所がそこそこあるので、歩きやすい靴を履くのがおすすめです

1/23 11:00

桧原神社は天照大神を祀っていて、元伊勢として伝えられているそうです

1/23 11:05

みかん畑の向こうに龍王山が見えてきました

1/23 11:10

間違いやすそうな分岐点には、親切な案内板がありました

1/23 11:18

景行天皇陵を目指します

1/23 11:22

みかん、カボス、銀杏、吊るし柿のほか、大福餅が売られていた無人販売所です

1/23 11:25

畑の横に咲いた綺麗な花をパチリ
花の名前はわかりません

1/23 11:32

暖かい日差しを浴びて猫が気持ちよさそうに寝てました

1/23 11:34

三輪山系をバックにのどやかな田園風景です

1/23 11:37

スグソコという言葉に釣られて寄り道することにしました

1/23 11:38

神籬（ひもろぎ）遺跡：神籬とは、古代の神祭りの施設で、神霊が降臨する場所だったと考えられているそうです
『日本書紀』の崇仁天皇の条に、天照大神を「やまとの笠縫邑（かさぬいのむら）に祭る。よりて磯堅城（しかたき）の神籬を立つ」とあり、周辺に暮らしていた古代の人々は、この場所に神籬を設けて神霊をお迎えする神祭りを行っていたといわれているそうです

1/23 11:46

景行天皇陵をバックにススキが揺れていました

1/23 11:47

やまのべみっちゃん
地元の人が休憩所を設置して歓迎してくれていました

1/23 11:50

みかんの原種である大和橘の手入れをしている人にお話を聞きました
大和橘は日本固有の原種であり、最古の柑橘と言われており、他にない、奥ゆかしい香りと清冽な酸味、苦味が特長。準絶滅危惧種に認定されていますが、数年前より奈良の地にて植樹・育成が進められているそうです
いただいた実と葉は、後日お茶にしていただくよう自宅で乾燥させました

1/23 11:52

古代の政治の中心地であったことから、たくさんの古墳がありました

1/23 11:55

幼馴染くんは、四足歩行の猛者です

1/23 11:59

奈良盆地の四周を囲む山地は昔から青垣山と称されていて、高円山・八伏峠・城山・竜王山・巻向山・三輪山・初瀬山・天神山などが連なっているそうです

1/23 12:00

畑の向こうには奈良盆地が広がっています
その向こうにあるのは葛城山や金剛山かな

1/23 12:12

ある意味、今日のメインイベントのお昼ご飯を食べる場所に到着しました
天理市トレイルセンター内の洋食Katsui山の辺の道でお昼ご飯を食べました

1/23 12:25

僕が食べたのは、豚バラ肉の網焼き定食で、甘辛く味つけられた豚肉を温泉卵に絡めて食べました
味、ボリュームとも最高のお昼ご飯となりました
もちろん、ご飯をおかわりしました

1/23 12:24

定食にプラスしたのは、エビフライとブロッコリーフライ
添えられたタルタルソースで美味しさ倍増
食事の後に、オーナーシェフの勝井さんと楽しく話をさせていただきました

1/23 13:07

弘法大師が創建した長岳寺の境内で見つけた観音様の案内
境内には、八十八ヶ所霊場をめぐるコースが設けられているそうで、その一つが喋りかけると話が上手になる観音様だそうです

1/23 13:20

そこここで、日本最古が見受けられます

1/23 13:24

大和神社御旅所にある歯定神社
歯に悩みを抱えているお年頃の僕たちは、いつも以上に手を合わせていました

1/23 13:27

念佛寺の前に立っていた大きなお坊さん
2メートルくらいの高さでした

1/23 13:34

道沿いの時間が止まったような感じの家屋

1/23 13:40

舟渡地蔵（ふなとじぞう）は腰痛にご利益があるとのことで、幼馴染くんが時間をかけて拝んでいました
あるとき村の事情で、村内にあった地蔵を別の場所に動かすことになったんですね。何人かで運んでいたのですが、山の辺の道のある場所で、お地蔵さんが急に重くなって動かせなくなってしまった。さらに運んでいた人たちの腰痛が悪化して、これは地蔵を動かしたらあかんとちゃうかと。そこで、その場で地蔵を祀ったら痛みがすっかり和らいでいった—そんな逸話があるそうです

1/23 13:56

一面の菜の花畑から望む奈良盆地

1/23 14:06

夜都伎（やとぎ）神社の鳥居前に建てられた歌碑
乙木とは、地域の名前です

1/23 14:08

夜都伎（やとぎ）神社：夜都岐は夜都伎とも書かれる。神社の標柱や鳥居の扁額などほとんど夜都岐だが、説明板は夜都伎を使っている。一方、夜都伎は於都伎の誤写とする説があり、乙木（おとぎ）の地名の起源ともいわれる。地元では「やとぎ」と呼ぶ。
乙木は13世紀前半に絵図などから地名は存在していたが、夜都伎が乙木に訛ったものか、夜都伎は於都伎（乙木）の誤写なのか、未詳とのことです

1/23 14:16

途中で桜が咲いているのに出会いました

1/23 14:17

1月23日に咲いているということは、寒桜の一種でしょうか

1/23 14:28

石畳の道を歩くと、昔の人もこの道を歩いたのだろうなあと感じたりもしました

1/23 14:32

気持ちよさそうに歩く幼馴染くん

1/23 14:40

かつては、西の日光と呼ばれた内山永久寺も明治初期の廃仏毀釈で跡形もなくなったそうです

1/23 14:53

石上神宮では、色とりどりの鶏が、人なつっこく迎えてくれました
鶏は古く『古事記』『日本書紀』にも登場し、暁に時を告げる鳥として神聖視され、神様のお使いとされてい他そうです

1/23 14:58

石上神宮の楼門は鎌倉時代の末期に建てられたそうです

1/23 15:17

天理教の神殿の大きさにびっくりしました

1/23 15:39

ゴールの天理駅に到着しました
今日も一日、楽しく健康に歩けたことに、そして一緒に歩いてくれた幼馴染くんに感謝です

撮影機器：

iPhone 15 Apple

感想

Kinta5050

小春日和の1日を楽しく歩くことができました
道沿いのあれこれを眺めたりして、古代に思いを馳せるのも楽しいハイキングでした