【八王子城】少林寺山周辺整備〜駒ヶ谷戸丸太橋転落事故

2025年01月25日(土) [日帰り]

• GPS: 06:18
• 距離: 3.1km
• 登り: 136m
• 下り: 138m

コースタイム

日帰り

• 山行: 2:54
• 休憩: 2:57
• 合計: 5:51

距離 3.1km 登り 136m 下り 138m

9:41 八王子霊園南門バス停
9:57 11:28 少林寺跡
11:30 12:35 八王子霊園南門バス停
13:03 13:24 太鼓曲輪第１堀切
15:32 城山病院

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

自転車

コース状況／危険箇所等

駒ヶ谷戸の丸太橋3ヶ所は、一応復活となった。

写真

1/25 8:56

201：往路、浅川の鶴巻橋の手前から曇り空の下に大岳山(右)と御前山(奥)が見える。写真はこのくらいの曇り空が一番クリアーに写る

1/25 9:21

204：城山川沿いの道を登り、出羽橋上流の親水公園の石囲い

1/25 9:21

205：キャベツを水に晒していたのは何だろうと疑問に思っていた所、蛍の復活を目指す取り組みだと分かった

1/25 9:18

203：城山川の対岸で、ボランティア団体が緑地整備をされていた。基本、こちら側との行き来はない模様

1/25 9:40

209：大手側ベース（農家）で装備の確認。長鍬は午後から使うので置いておく。前回持ち帰って修理が終ったミニツルハシの柄は片付けた

1/25 9:51

210：遅れて来る隊員Cを待っている間、少林寺跡方面の巡視に出る。正面は栗林で、右上に梅林曲輪（少林寺の本堂跡）が見える

1/25 9:52

213：年末から高騰が続くキャベツ。数が少ないので自家用っぽい

1/25 9:55

215：正面上が梅林曲輪。左の高い木は80センチのヒノキ。高さは30m近い

1/25 10:06

218：梅林曲輪で倒れた梅の枝を片付ける

1/25 10:12

221：片付け後。地味に時間がかかる

1/25 10:19

226：梅林曲輪の奥（上）を右へ進むと尾根筋の広い平場（少林寺跡）に繋がる道がある。この辺は既にS社の土地

1/25 10:25

228：あっちもこっちもナラ枯れだらけ。道筋はほぼ綺麗だったが、いつ折れて落ちて来るか分からないデンジャーゾーン

1/25 10:31

233：上を見上げると、「死の森」っぽい感じのナラ枯れだらけ。S社は全く管理する気がないようだ

1/25 10:42

237：道筋に生えている・・のではない

1/25 10:43

238：引っこ抜くと深さ30センチくらいはあった。直撃したら即死レベルの威力がある。穴は適当に塞いだ

1/25 10:48

240：中央土手上に新しい倒木があったので片付ける

1/25 10:50

241：蔓が凄いので、先に大鋏で蔓を切り裂いてから鋸を入れる

1/25 10:57

243：土手上の倒木退治後

1/25 11:08

245：尾根道に戻って少林寺跡南谷への分岐。奥に細めの倒木が見えるので片付ける

1/25 11:11

247：これもナラ枯れの枝っぽい

1/25 11:21

250：倒木退治後。午後の帰りはここから戻って来る予定・・だったが

1/25 11:41

253：隊員Cとの合流のため、ベース農家に戻る。待ってる間、大鋏を軽くメンテする

1/25 11:47

254：農家で矢羽根用の垂木を貰ってナタを借りて鉛筆削りをする。このナタは去年自分で研ぎ直したものだが、既に錆だらけ。切れ味に問題はない

1/25 11:57

256：隊員Cが何故か大手門の辺りにいるという連絡があり、歩いて戻ってこさせる。その間に矢羽根の仮組立。杭にネジの下穴をあけて終り

1/25 12:15

257：隊員Cが何故か柵用の丸太杭（直径10センチ）を持って参上。どう見てもオーバースケールでしょ？

1/25 12:16

258：先に農家の詰め所を借りて昼食

1/25 12:47

259：少林寺跡経由で太鼓曲輪尾根を西へ進む。268m見張台東の竪堀を見下ろす・・が、写真だと微妙過ぎてインパクトなし。地形図（陰陽図）でははっきり溝が見えるのだが

1/25 12:57

261：286mピーク東の倒木。2本あったのが1本折れている。時間に余裕があれば片付けるのだが、今回は実質半日ミッションなのでスルーした

1/25 13:03

264：太鼓曲輪第1堀切東の通行禁止パウチは正常。パウチのすぐ上に堀切の反対岸が見えている

1/25 13:04

267：太鼓曲輪第1堀切の西岸。西岸の方が2〜3m高い

1/25 13:05

268：堀切の底へ下る巻き道の先に新しい倒木があった

1/25 13:16

271：倒木退治中の隊員C

1/25 13:22

273：倒木退治後。軽く道のザレ場も手直しした

1/25 13:25

277：第1堀切を南に下るとすぐ、新しい倒木が下に倒れて道筋を塞いでいた

1/25 13:30

279：倒木の先の方だけ片付け後

第1堀切周辺の陰陽図。矢羽根を設置し、丸太橋4の架け替えをやりながら反時計回りに一周する予定・・だったが

1/25 13:32

280：第1堀切の南斜面の倒木帯から丸太橋に使える倒木（5m）を切り出す。これは上から2本目の倒木。太さはバッチリ

1/25 13:45

281：倒木1を切り出す隊員C

1/25 13:51

284：切り出した倒木にロープをかけて引きずり下ろす。時々勢いが付くので、丸太に跨がってコントロールする

1/25 14:05

286：丸太を駒ヶ谷戸の沢筋まで下ろした所で先に矢羽根を設置する。柱の垂木が長過ぎたかと思ったが、逆に短かめだった

1/25 14:10

287：丸太橋4の現場に到着。1本目は去年置いてあるので、2本目となる。朽ちた丸太は農家に通ってきてた人（故人）が10年くらい前に架けたもの

1/25 14:24

288：倒木帯に戻って2本目の倒木を切り出す。隊員Cがぎりぎり細い位置で・・と言ったので、少し先の方を切ったが・・

1/25 14:28

289：根元側5mの位置がガチで立ち木に当ってる

1/25 14:28

290：50センチ程根元側を切って、移動してから5mにカットした

1/25 14:52

295：2本目の太橋を谷に渡そうとした所、隊員Aが足を踏み外して1．5m下の右の谷底に背中から転落。写真は何とか自力で上がって来た直後。右の肺に異常があり、マトモに動けない。肋骨は折れていそう

1/25 15:05

296：転落場所は10センチ程の小石が転がる幅2m程の谷底。丸太の下には槍のように尖った木の根が転がっている。刺さったら死んでいたかも知れない。背骨も頭も首も全くの無傷、外傷出血無しだったのは奇跡だった

1/25 15:16

299：休んでる間に隊員Cが現場に残っていたカスガイを打ち込んで丸太橋を組み立てる。その間、容体に変化なし

1/25 15:19

301：丸太橋4の組立後。出来れば5本にしたい所だが、他にいい倒木は見当たらなかった。それ所の話ではない。何とかフレイル高齢者のペースで歩く事が出来たので、自力で下山を試みる

1/25 15:21

302：丸太橋3（2．5m）を通過。ここはまだ2本

1/25 15:27

303：丸太橋1（6m）を通過。この沢沿い（左）を登って戻る予定だった

1/30 16:08

436：40cmの新しい大倒木。この辺から写真を撮る元気も尽きたので、ここから先は30日の現場検証に来た時の写真。前方に城山病院の壁が見えている

1/30 16:09

439：駒ヶ谷戸にかかる足場橋を渡る。城山病院はすぐ先

1/30 16:10

440：大谷戸にかかる足場橋。正面玄関は反対側

1/30 16:15

442：無事城山病院に到着。外科の担当医不在という事で、待合室で救急車の到着を待つ。救急車の到着後、移送先の病院がなかなか決まらず、30分程救急車の中で待機。結局立川へ。装備関係は隊員Cに預けて片付けて貰った

1/25 21:48

304：オペは局所麻酔で胸に穴を開けて空気抜きのチューブ（直径6ミリ程）を入れる。20分程度で終了。すぐに呼吸が楽になった。その日のうちに入院書類10枚くらいに署名して提出

1/26 11:15

305：ICUのベッドは2日目の午前中まで。点滴も午前中で終るが、針は右前腕に刺さったまま。右脇腹に力が入ると痛いので、右腕を横に上げられず、普通に起き上がるのも苦労する

1/26 11:15

306：肺の空気を抜くドレーンパック。色の付いた液体の高さ分だけ負圧がかかるしくみ。うまく動作してない時に「咳をしてください」と言われるが、怖くて普通に咳が出来ない。鼻をかむのも力が入らず苦労した

1/26 11:15

307：奥のモニターが心電計。酸素濃度が95％を切るとピーピー鳴る。センサーの付いた指を動かしただけで95％を切る。3床あったので、1分と静かだったタイミングが無く、酷い時は2床同時にピーピー鳴っていた。結局一睡も出来ず。何だか・・

1/26 11:41

310：二日目の午前中に車椅子に乗せられ、一般病棟へ引っ越し。腰のツールバッグは隊員Cに預けたが、デジカメとマップボードは持って来た

1/26 11:59

311：ギリギリ午前中に隊員Cからの支援物資が到着。紙おむつ（1日580円）が回避出来た。箸は何故かマイ箸強制。髭剃りも電動強制。右は帰り用のGパン

1/26 11:59

312：加えてカカトが踏めるスニーカー。2020年10月8日に自転車でデリカと事故った時に買ってあった。細かい注文に対応してくれた隊員Cに感謝

1/26 12:41

313：二日目の昼食。24時間ぶりの食事。メインは牛肉炒め。塩分の関係か、味噌汁が付いてないのが物足りない

314SE：バッテリーが貧弱（待ち受け4日→3日に劣化）なアイフォンSEのバッテリー残量。午前10時過ぎには残量0になっており、電源ONを拒否られる。隊員Cへのメール連絡がギリギリセーフだった。前夜、電源を切ってなければ完全にアウト。電池切れのタイミングで病院前から「自転車のフロントバッグがいるか」というメールが着信していた。なぜ外して持って来る？絶対に電車で持って帰りたくないよ

1/26 12:59

315：特に希望は出してなかったが、4〜5人部屋の運良く窓側、かつ広い方。正面は昭和記念公園のエントランス広場。人が100人くらい集まっていた

1/26 18:13

318：二日目の夕食。メインは赤魚照焼

1/27 7:59

320：三日目の朝食。味噌汁が付いてるのはいいけど、牛乳が超絶和食に合わない

1/27 8:16

323：普通の痛み止めは（右肩の神経痛には）効かないので、これを最後にやめて貰った。怪我直後から普通にしていれば痛みはほとんど無い

1/27 12:26

324：平日のせいか人が少ない

1/27 12:31

325：三日目の昼食。ドレインの動作を停止。点滴の針も抜かれる

1/27 12:52

326：5分に1回くらい多摩モノレールが通る。最近はオレンジが入ってない車両が多い

1/27 13:07

327：天井。スマホでの文字打ちが苦手な事もあり、SNSもほとんど暇潰しにもならない

1/27 18:09

332：三日目の夕食。薄いヒレカツ2枚。米飯220gは正直多い。検診では糖質制限（茶碗半分）を言われているが、黙っていた。それでも退院後、体重が1キロ減っていた

1/27 18:29

333：選択メニューに丸を付けたが、退院予定日が・・

334SE：立川の夜景。タワマンは立川駅すぐ西側に最近建ったもの。少子化ニッポンにタワマンはもう要らない。元サイズ写真がひっくり返るので、EXIFは削除した

1/28 8:20

335：四日目の朝食。味噌汁にお茶に牛乳。う〜ん

1/28 10:47

336：山用おやつを並べた所。サンガリアを飲む

1/28 12:29

339：四日目の昼食

1/28 14:23

345：四日目午後のおやつ。コーヒーは院内自販機で初のpaypay払いに成功

1/28 16:54

347：病室で主治医が来てドレインのチューブが抜かれ、傷口を4針縫われる。用済みになった点滴ハンガー

1/28 17:12

354：夕方の立川駅北口西通りの眺め

1/28 17:24

355SE：廊下の窓から富士山が見えた

1/28 18:11

356：四日目の夕食

1/29 7:57

358：五日目の朝食。向かいの寝たきり＆話好きの高齢者のいびきが酷く、一睡も出来なかった。結局4泊で10時間くらいしか寝てないが、寝不足感はない

1/29 11:54

359：急遽午前中に退院する事になり、荷作りが終ったが、窓口での手続きなどに時間がかかり、ほぼ昼になった。昼食を食べてから退院にしておけば良かった。入院時に脱いだ服がポリ袋に入れっぱなしになっていたので、大量の汗でまだ濡れていて、換えがない上着など強烈な匂いを発していて慌てて乾かした

1/29 12:13

362：さようなら＆ありがとう＞国立病院

1/29 12:26

364：立川駅北口まで1キロを歩く。この日、帰宅後の買い出しを含めて7キロ以上歩いた

1/29 13:32

366：これにてミッション終了！ではなかった。翌日電車・バスにて現地まで自転車の回収に向かったのであった

撮影機器：

Canon PowerShot G9 X Mark II Canon

iPhone SE (2nd generation) Apple

装備

個人装備

防刃手袋 ゴム貼り毛糸手袋 短ロープ 折り畳み雑鋸 枝切り鋏 防除ボトルホルダー 虫除けネット ハッカ油スプレー 自作フィンガー装着ライト デジカメ（G9X-markII） iphone

共同装備

大鋸（SILKY なたのこ60／33cm） 大鋏（ニシガキ工業 太枝切りばさみ 太丸 ミニ） 長鍬（浅香工業 草削り 象 151281） １ポンドハンマー かすがいセット ＋ドライバー 矢羽根部材

感想

castle_hunter

隊員Cが昼から参加となったため、近場のミッションにした。
午前中は一人でベース農家の裏山（少林寺跡）の点検、午後からは太鼓曲輪尾根を登って第1堀切から南斜面を下り、沢からの登り口に自作の矢羽根（日記参照）の設置と、少し下流の小さな谷を渡る丸太橋の架け替えを行った。

丸太橋の架け替えは、丸太の2本目、3本目を設置して固定する予定だったが、3本目の設置作業中に足を滑らせて1．5m下の谷底に背中から落下し、右の背中を強打。
落下の原因は、隊員Cが先の丸太2本を細い紐で束ねたのを安心材料にしたため、作業方法を2本目と変え、丸太の上でバランスを崩した時に逃げにくい体勢のまま片足を乗せた丸太が回って踏み外し、後ろ向きに転落した。

幸いすぐに起き上がる事が出来たが、肋骨が折れている可能性があり、右の肺から空気がポコポコと漏れる感触があり、苦しくてマトモに動けなくなった。
頭、首、背骨、腰から下など、外傷はなく全く無事だったのは奇跡に近い。
右腰のツールバッグに入れているデジカメも無事で、服装を含めて物損も無かった。
落ちた場所は10センチ程度の小石が並んだ平坦な場所で、すぐ下には木の根株があり、尖った根っこに刺さって死んでいたかも知れない。
20分ほど休んでる間に隊員Cが丸太橋の組み立て作業を行い、体は全く楽になる事もなく、それ以上悪化する様子も無かったので、運良く僅か400m下流にある城山行院でま冷や汗を流しながら何とか自力で歩いて下山出来た。

週末だった事もあり、城山行院では外科医が不在で処置出来ず、隊員Cに救急車を呼んでもらって立川まで運ばれ、入院となった。
CTスキャンの結果、「気胸」という診断結果で、肺から漏れた空気が胸に溜り、肺を圧迫する症状だ。
退院後に近所のかかり付け医でCTの画像を見せて貰った所、右肺の大きさが手の平を立てたサイズまで縮んで心臓にくっついていた。落ちて数分で完全に「片肺」になっていたようだ。
肺の空気がちょっと漏れただけで動けなくなる程の重症になるという事は、胸を銃で撃たれたり弓矢が刺さったりしたら、「心臓でなくて良かった」と喜んでもいられない状況になるという事だ。両肺をやられたら助からないだろう。

手術は空気抜き用のチューブを入れるだけで、肺の穴が自然に塞がったら終り、肋骨の骨折も基本は放置という事で、4日後には退院となった。
入院日数が短い事もあり、入院関係費用は自分の生命保険だけでは足が出そう。
保険負担の入院費用を入れると、3本丸太橋の架け替えに50万円もかかった計算になる。
注意一瞬怪我5日の骨折り損ミッションとなった。
入院物資を含めてサポートしてくれた隊員Cには改めて感謝したい。

コメント

naosanpo

Catsle Hunterさん

どの様にお声を掛ければよいか思い惑いますが、命に関わる大事に至らなくて何よりです。
知り尽くした山や道でもちょっとしたことで大きな怪我になってしまう…山や自然と触れ合っていくことの怖さ、またそれが現実に隣合わせにあることを切に感じます。
1日も早いご回復をお祈りしております。
くれぐれもご無理はなさらずお願い致します。

castle_hunter

naosanpoさん
ご心配有り難うございます。
スキルがあっても過信するとこうなるというお手本みたいな事故でした。
昨日無事に事故後の初ミッションやってますので、いつもの期限ぎりぎり内に上げる予定です