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Yamareco

記録ID: 7742391
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波

20250125-26 日光白根山(湯元温泉登山口)

2025年01月25日(土) 〜 2025年01月26日(日)
情報量の目安: A
都道府県 栃木県 群馬県
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
11:50
距離
12.1km
登り
1,445m
下り
1,465m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:18
休憩
0:27
合計
4:45
距離 5.0km 登り 916m 下り 195m
10:35
38
スタート地点
11:13
11:24
104
13:08
13:23
29
13:52
5
13:57
28
14:25
14:26
26
14:52
28
2日目
山行
5:36
休憩
1:29
合計
7:05
距離 7.1km 登り 529m 下り 1,271m
9:53
9:57
54
10:51
12:09
26
12:35
12:41
35
13:16
23
13:39
4
13:43
13:44
28
14:12
58
15:10
20
15:30
ゴール地点
天候 曇り
過去天気図(気象庁) 2025年01月の天気図
アクセス
2025年01月25日 10:10撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/25 10:10
2025年01月25日 11:14撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/25 11:14
2025年01月25日 13:59撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/25 13:59
2025年01月25日 14:22撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/25 14:22
2025年01月25日 14:49撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/25 14:49
2025年01月25日 15:21撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/25 15:21
2025年01月26日 06:50撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/26 6:50
2025年01月26日 09:50撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/26 9:50
2025年01月26日 09:54撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/26 9:54
2025年01月26日 09:59撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/26 9:59
2025年01月26日 12:45撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/26 12:45
2025年01月26日 12:45撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/26 12:45
2025年01月26日 13:19撮影 by  KYV41, KYOCERA
1/26 13:19
撮影機器:

感想

<日 程>令和7年1月25日(土)〜26日(日)
<山 名>日光白根山(湯元登山口)
<目 的>雪幕営・冬季登攀
<コースタイム>
(DAY1)
1035 湯元登山口(co1,500m) →1113堰堤・分岐(co1,660m) →1308外山鞍部(co2,160m) →1357P2325地点 →1425前白根山(co2,373m) →1452避難小屋分岐(co2,321m) →1520五色沼避難小屋(co2,240m)(テント泊)
(DAY2)
0825五色沼避難小屋 →0953奥白根山(co2,578m) →1051五色沼避難小屋(休憩、テント撤収) →1235避難小屋分岐 →1316前白根山 →1339P2325地点 →1412外山鞍部 →1510堰堤・分岐 →1530湯元登山口

<概 要>
冬季初単独テント泊と、ひとより弱い高山病対策の検証のため、福島から比較的アクセスのよい高山として、日光白根山に行ってきた。寒すぎて眠れないなど問題はあったが、きちんと山頂を踏むことができたこと、また、高山病についても頭痛、吐き気などの症状を抑えることもでき、今後につながる山行となった。

<報 告>
(DAY1:入山日)
 今回は高山病対策(※)の実践と、はじめての雪山ソロテント泊を目的に、標高の高い近場の山として、日光白根山に登ることにした。
福島からクルマで所要3時間ほど、懸念していたいろは坂も含めきちんと除雪されており、2WDのプリウス(冬タイヤ)で全く問題なし。10時頃、現地へ到着。スキー客らしいクルマが多かったが、広い駐車場も複数あり、問題なく駐車できる。
 登山口はスキー場のなかにあり、立入禁止の表示があるので少し躊躇するが、ロッジの脇から入ると登山道の表示があり安心する。はじめはゲレンデの一番、左端をいき、第一リフトの終点からは右にトラバースして、第二リフトの左側、ゲレンデの右端をいくのがルート。できるだけ圧雪のキワを行く。
 第二リフトの終点からようやく登山道らしくなる。ここから外山の鞍部まで、かなりの急登を、木々の間を縫って、つづら折りに登る。雪面は、浅い圧雪の上に10cmぐらい粉雪が積もったような感じ。スキー場での踏み抜き対策でワカンを装着していたが、表面の粉雪が崩れて滑るのと、爪も圧雪まで届かないので、途中で外す。
 外山鞍部を超えると勾配が緩やかになる。トレースに従いP2325地点に到達。湯元温泉方面への標識の方向が、歩いてきた方角と合わないのでGPSで確認すると、途中から夏道ルートから外れていたようだ。
 前白根から望む奥白根山の山容に感動しつつ、避難小屋へ向かう。避難小屋分岐には標識があり、その標識の向きに従って、急な斜面をどんどん下降していったのが失敗だった。徐々にラッセルが深くなり、小屋も見えてこないのでGPSで確認すると、小屋に向かって右手方向の沢地形を下降してしまっていた。標高的にはほぼ小屋と同じぐらいまで来ていたので、これ以上、標高を下げないように灌木の間を縫ってトラバースしたが、地形的に雪が吹き溜まるのか、ところどころ腰ぐらいある積雪に苦労させられた。
 それでも見込みよりは、かなり早く避難小屋に到着。今回はテント泊だが、万が一のことを考え、はじめに避難小屋の出入口を除雪しておく。
 続いてテントの設営。シングルウォールの自立式ツエルトを小屋のすぐ脇に設置。ペグは現地調達のつもりが見つからなかったので、念のため持参した10Lのゴミ袋(黒)に雪を入れて埋め、支点とした。積雪が少ない箇所には、ワカンの爪を雪面に刺し雪を被せて踏み固めて支点とした。
 テント内では、エマージェンシーシートの上にエアマットを敷いて座ったが、想像以上に冷える。食事と水作りを終えるとシュラフ(モンベル#1+シュラフカバー)に潜り込んだが、足先が冷えて仕方がない。レインウェア(パンツ)をはき、レインウェアのフードも被ると多少はマシになったが、眠って体力を回復するというより、極寒の夜をなんとかやり過ごそうとしているのに近い状態だった。
 寒さのせいか、ダイヤモックスの副作用か、夜間、なんどか小用に立つ。ウトウトはしたが眠った実感はない。胸やけ、軽い頭痛あり。シュラフカバー、シュラフの開口部が湿っていた。天井に結露した氷のちりが落ちて、体温で溶けるのだろう。
※ 高山病対策
(適切な水分補給)
・あらかじめ必要な水分補給量を算出しておき、計画的に補給する。
行動中は1時間あたり5ml×体重の水分(OS1)を補給し、行動時間以外は1時間あたり1ml×体重の水分を三食などに伴い補給した。
・脱水状態を確認する(「出」の色)。また、ダイアモックスの副作用の確認のため、回数も記録した。
(薬などの活用)
・ダイアモックスの服用(予防 朝夕:1/2錠、治療 朝夕1錠)
・イチョウ葉エキスの服用(1日1回3錠900mg)
・鎮痛薬(バファリン)の使用

(DAY2:アタック、下山日)
 外がすっかり明るくなり、起床。とりあえずダイヤモックス1錠とイチョウ葉エキスを服用。温かいチャイを飲み、ガスの火に手をかざしていると徐々に気分が回復してきた。朝食としては少し油っぽいハヤシライスを完食。
 やや吹雪いておりテントのなかでダラダラしていると、やってきた別パーティーからラッセルのお誘いをいただき、急いで装備を整える。即席のパートナーは若い男性の2人組。下部の積雪が深いところではパワフルなラッセルに助けられつつ、上部の急斜面ではピッケル、アイゼンを使った登攀をトップで楽しませてもらった。特に難所というところはなかったが、山頂付近まで特に目印になるものがないので、GPSがあると楽だろう。
 小屋に戻ると、2人組にコーヒーを奢ってもらう。酒を切らしたので計画変更するとのことで、一足先に下山していった。
 復路は往路のピストンで特筆すべきことはないが、外山鞍部から堰提・分岐までの下降は急斜面で崩れやすい雪質なので、アイゼンを履いたほうが楽かもしれない。
 全体を通しての振り返りとして、少なくとも今回のコンディションであれば、ビーコン、ゾンデ、ワカンも不要だった。

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